2009年 08月 15日
2009年8月14日、夏休み最終日、小川山、メルトダウンダイレクトRP
今日は天気が安定して、晴れの予報。しかも空気は乾燥気味とのこと。植樹祭公園を出発する時は瑞牆山のガスも晴れてきていた。最終日の今日も小川山へ向う。ところが、信州峠を越えると路面が濡れている。川端下あたりから見る小川山屋根岩はすっぽりガスの中だった。廻り目平は霧雨で、まだ誰もが様子見といったところだった。我々は迷いもなく、パッキングを済ませ、さっさと屋根岩へ向けて出発した。歩いていくと、多くのクライマーがあれ?もう行くの?って感じで我々の歩きを興味深く見ていた。今日は晴れですよ。すぐに晴れますよ。
(1) JMCCルート(9)、再登
長い。33m。その割にはボルトが少ない。まぁ落ちないんですけど。ボルトが足下3mぐらいになると、あまり気分はよくない。
(2) メルトダウンダイレクト(11b)、×
まだ、ボルトが整理されていなかったころにトライして、ボロボロになってトップアウトしたルート。RCCのS木さんから、ボルト打ち直したよと何年か前に小川山で聞いていた。新しい100岩には25mと書いてあるが、45mあります。ご注意を。しかも、整備後のボルトは11本。かなりランナウトします。箸も氏がヌンチャク掛けてくれた後、かなり緊張しながらトライ。なんとか、核心まで落ちずにいけたが、手順を間違えたか、右足のフットホールドが見当たらずにテンションと言うか。足指痛みに耐えきれない。核心で2度ほど落ちたが、何とかトップアウト。回収かなと思ったが、箸も氏がもう一度トライするとのこと。もう一便やりますかねぇ。えー。本当にやるのー。来年でもいいんだけど思いながら中段にできていた新しい支点でロープを通しなおして降りてきた。
(3) メルトダウンダイレクト(11b)、RP
まだ、日があたっている。箸も氏の2便目のビレイを終え。次は自分の番だ。すでに、気持ちが負けている。登る前から足指が痛い。何度も足指を休めながら、少しづつ登っていった。これだけ長いとホールドを覚えることはできない。毎回オンサイトトライみたいなものだ。1便目とは、かなり違う登り方になってしまう。手順とかは違ってしまうが、使えるホールドは結局同じホールドに落ち着く。そして、最後の核心へ。核心ムーブだけは、覚えていた。先ほど左足を乗せたホールドは右足だ。この一歩が正しいと、あとは、つかえるホールドは限られているので、自然と正しい手順になった。両足スメアで、右手穴ホールドに指一本で押さえつけて、最後テラス状リップへ。届いた。あとは、落ち着いて超ランナウトセクションをこなして、終了点に到着。やったー!登れたー!と叫んでしまった。
(4) 働けロッククライマー(12b)、敗退
まだ、時間があったので、例の出だし核心だけをやってみる。うーん。やっぱりできない。ヌンチャクの持ち主達が現れたので、落ち着いてトライできなくなってしまった。
(5) 働けロッククライマー(12b)、敗退
もう一度やってみる。カチ持ちできないと、この出だしはできないですかねぇ。出だしできれば何とかなりそうなんですがね。次回フレッシュな時にまた挑戦しよう。ムーブができないのは悔しい。
今年の夏休みもとうとう終わってしまいました。長丁場だったので、登りを少し抑えすぎてしまったかもしれません。もっと沢山登れたような気がしますが、まぁのんびり登れたのもよかったかなぁとも思います。スカイパイロット(12a)とメルトダウンダイレクト(11b)は、夏休みの思い出になりました。そして、ついに触ったカサメリのギャラクシアン(12a)、2便目は悔しかった。いろいろなルートにもたくさん初トライできました。そして長いルートを沢山登りました。楽しい夏休みになりました。花崗岩の季節はまだまだ続きます。しばらくは花崗岩で楽しむ予定です。
〇 メルトダウンダイレクト(11b)を登る私
・クラシックなこの手のルートは手強いです。この手のルートに慣れてきたのかもしれません。少し自信をつけられました。これまで避けていた、このタイプのルートを登れるようになれば、小川山の楽しみも広がります。小川山もがんばって見ますかねぇ。
・今年の夏休みの思い出になりました。
きん
ナグピーのビレイをしたきんさんのように、私も15年後にでもトライできるといいな。週末、ガンバです!