気付かないうちにブログ六周年が過ぎていました。一年は速いです。やっと長くて暗かった二子シーズンが終わったと思ったら、また二子シーズンがまもなく始まってしまいます。今年の春~秋シーズンは短かった。一度だけ甲府幕岩へ行っただけ、あとは全て花崗岩でした。そのせいか、花崗岩でいろいろな思い出ができました。例年なら暑さやコンディションの悪さから、安易な?ルートへ逃げてばかりいましたが、今年は1本づつ逃げずに登れるまで頑張る。そんな意気込みで心のテンションをきらずにトライを続けられました。そんな風に一生懸命登っていたのでブログ六周年も気付かずに過ぎてしまったのかもしれません。さて、このブログも七年目に入ります。クライミングに本格復帰してから6年経ったわけです。この6年というスパンで振り返って、今後の目標と方向を少し整理してみました。最初のころは、11c登れたら11d、その次は12a、その次は12bと登れるルートのレンジを広げてきました。しっかりトレーニングしていれば、まだまだ、登れるルートを増やしていけると思っていました。ところが、最近は、少し違う感覚を感じるようになりました。フィジカルな天井が近づいてきたのか、やはり、自分の力と技術の向上する伸び方があきらかに鈍ってきています。以前は取りこぼしルートは少なかったのですが、多くのトライを積み重ねても、なかなか登れない。そんなルートが増えてきました。12bから上はグレーゾーンです。特に12cからは、向き不向き、得意不得意で永久に登れそうもないルートとかも増えてくるのでしょう。だから、登れそうなルート、どうしても登りたいルートを選んで、それに時間をかける。そんな戦略になっていくのかもしれません。グレードは気にしないという方もいますが、私は、グレーディングは目標を定めるための尺としての意味があって、とても重要だと思っています。一方、相変わらずジムボルダーで力の強化を中心にトレーニングしているのですが、伸び方は鈍くなってきてはいるものの、まだまだ少しづつ強くなっていると本人は思っているのですが、登れるグレードが、このブログを書き始めたころから全然変わっていません。変わっていないどころか登れるグレードが落ちてきています(笑)。話を戻して、これからの目標ですが、同じ系統で関連を持ちながら相関する何となくの順序のイメージを持っています。そのルートを登るための挑戦権みたいなイメージです。例えば、おいしいよ登れずにカリスマは登れないでしょうみたいイメージです。また、ルートとの出会いはタイミングがとても大切だと思っています。早過ぎる出会いは苦しさばかりを生みますが、そのルートを十分に登れるレベルになってしまってから、いいルートと出会っても、それはそれでよいのですが、そんな遅すぎる出会いは、感動が少なくなってしまいます。ぎりぎりの力で何とか登れる。そんなタイミングでよいルートと出会えると、うれしさも大きいです。しかし、全てのルートをよい出会いで登るには時間がなさ過ぎますし、疲れてしまうでしょう。だから、これはと思ったルートを優先していきながらも、他のすばらしいルートも登っていく。そんな戦略というかマネージメントが必要なのかなぁと感じています。
[1] (トップガン)->デリウス->エンドルフィン->セリーヌ
[2] おいしいよ->穴のムジナ->カリスマ->振り返るな->任侠道->ババージュ
[3] 秋葉大権現->ルンルンしんすけ->(NDD)->なんだろう?
[4] なんだろう?->シルクロード->エクセレントパワー
( )は完登済み。
新たな目標も探しながらも、とりあえずはこれらの大物を中心に、多少順番が前後するでしょうけど、時間を掛けていこうと思っています。今年もおいしいよを登れなかったら、来シーズンのカリスマ挑戦はまたまたスリップです。他にも目標ルートはたくさんあるのですが、目標に向かってがんばるのみです。まだまだ、がんばります。
きん