2015年 03月 15日
クライミングのおもしろさ
向き不向きで言えば、私はルートクライミングには向いていません。体重が重く速筋系ですから、接触系競技スポーツとか。理論派なので理論的に体系づけられたスキーとかの方がむいているかもしれません。
しかし、私はクライミングが好きです。クライミングが生活の中心とまでは言わなくても、頭の中は、取り組んでいる課題や強くなりたい気持ちでいっぱいです。それが、私の人生を充実させてくれています。
難しいルートと対峙し、進展しなくなると辛くなります。でも、そもそも、そのルートを登るために、これまでどれだけの苦労をしてきたか? どのルートもそんなに早く登れたのか? と我に返ります。苦しくなると、いつも逃げたくなって来ます。だけど、そんな苦労も含めて楽しんできたことを思い出しながら、とても登れるとは思えなかったルートを雨の日も雪の日も風の日も通い、たまには挫折し、また戻ってきて、そして最後には完登する。そんなことを味わうために今日も岩場へ通っているでしょうね。今年登れなかったら来年でもいい。登れる力が付いたら、いつでも登れるはずさ。そんな目標を設定して、それをこなしていく。そこが、クライミングのおもしろさなのではないでしょうか。
きん
2シーズン前、真珠入りをRPしたHさんが、僕の目の前で「ずいぶんかかったんだよねー」としみじみつぶやいた瞬間に居合わせました。
後で聞いたら6年だと。
それからは、最後まであきらめなかったHさんを尊敬しています。
こういうことですよね。