2015年 07月 12日
2015年7月11日、滝川本流
当初、0415車出発、出会いの丘0700着で、0715の駐車場出発、15:00に釣小屋跡着、18:00に出会いの丘戻りの予定で考えていたのだが、やはり、もう少し早くしようと45分繰り上げ、0330東村山出発、出会いの丘0630出発へ変更したのだった。しかし…
〇 今回の一番の迫力シーン
・今日のハイライトは、金山沢出合いの先にあった大滝だった。
・通常は巻くようだ。泳いで右岸側からも登れるようだが、今回は増水していてとりつける雰囲気がしなかった。左岸からの突破を試みたのだった。
・写真は、トスコさま撮影。
(1) 入渓
・どこから豆焼沢へ下降するか迷う。電波塔っぽい施設の少し先から降りてみた。ガレガレ。
・最後の沢へ降りるところが、さらにガレガレで急だったので、大事をとって懸垂で下降した。
・豆焼沢下降ポイントから滝川本流の豆焼沢出合いはすぐでした。
〇 豆焼沢への下降
・ぐさぐさで、ロープをだすのが無難そうと合意し、さっそくロープをだすことに。
・降りる時に畳半畳ぐらいの板状の岩を落としてしまった。
・この下りで、既に足に疲労を感じてしまいました。今日一日大丈夫か?いやーな予感が。
・水量は多いような気がするが、初めて入る沢なのでわからない。
・途中、降りてくる釣り師とすれ違った。釣り師さんがあきらめて降りてくるとは、もしかして、やはり増水気味なのか?
〇 水量は?
・ここは、なんとか足がついたまま、突破できたが、この幅でこの深さと思うと、ちょっと、先が思いやられるなぁと感じたのでした。
〇 巨大倒木がじゃまをする小滝
・この倒木は何年前からあるんだろう?
・このあたりで、コースタイム遅れ気味なことを感じていました。
・殆ど巻かずにロープだしては突破していたら、時間がかかってしまいました。
〇 トポ、ウォーターウォーキングの⑥にあるルンゼ
・トラロープは切れる寸前。ゴボウで登る気がしなかった。
・トラロープにランナーをかけて登った。
・これ以上遅くなると、ビバーグの可能性もでてきてしまった。
〇 トポ、ウォーターウォーキングの⑦の大滝
・どうしよう?巻く?どこを巻くんだ?
・とりあえず、行ってみよう。
・上がれそうなところまで行き着くことも大変でしたが、そこから上がるところも、かなりヤバかったのですが、なんとか突破できました。
・滝を超えたところに、確かに右側からACコードのようなFixロープが下りてきていました。
・(追記)他の人の記録検索してみたら、左側へ泳いでとりついて超えられるようです。だけど、この日は白泡が凄くて、左側へ泳いでいける気がしなかったですねぇ。
・時間がなく、箱淵は巻こうとみなで一旦決めて巻き始めたのですが、降り口に支点らしきものが見当たりません。悪いスラブ状を一段上がると、なんとかなるのかもしれませんが、この高度で落ちると大事故になるので、一旦戻りました。
・水際からの突破を探してみました。トポには、残置ハーケンがない場合は、3級+とあります。
・残置ハーケン?ありません。ここは、ザックプッシュでトスコさまのマントルを助けて、一人が抜けられました。
・残りのメンバーは上からFixロープでゴボウであがりました。足ツルツルでごぼうもきつい。ザックはずして登りました。
・どんどん時間が過ぎていく中、焦りながら仕事道へ入るポイントを探しながら歩くのですが、箱淵からも結構、先でした。途中、巨岩帯があって乗り越えるのが大変だったり。
〇 最後のナメ滝
・これで、もう終わりですぐに釣り小屋が出てくるかと思ったら、ここからも結構歩きました。
・ようやく、仕事道への取り付きを見つけました。テーピングが3つつけてありました。そこから、マーキングテープを探しながら、仕事道に到着。
・仕事道スタートが18:00。疲れ切った足での仕事道は辛かったです。落ちたら、間違えなく、ビバーグになるなと慎重にトラバースしていきました。
・殆ど真っ暗になったしまったころでしたが、登山道に到着しました。あー、よかった。ぎりぎりセーフ!
・出会いの丘到着が20:00でした。
いや~、めちゃくちゃ楽しかったのですが、めちゃくちゃ疲れました。13時間行動になってしまいました。時間がかかってしまった理由は沢山あるのですが、帰ってきて他の方々の記録の写真と比較すると、やはり今回は水量が多かったようです。それと、メインなポイントは殆ど巻かず?、いや巻けずか?水際沿いに突破して、都度ロープを出していたことが一番の要因のような気がします。丹波川本流おいらん淵を長さ3倍ぐらいにしたような感じの難しさでした。
トポにあるコースタイムは、その沢を知り尽くした人のタイムなのでしょう。自分達の技量の問題でもあるのでしょうけど、状況次第では、トポにあるコースタイムに+3時間ぐらいは見ておいた方がよいように思いました。
前回の鶏冠谷右俣より、積極的に突破を試みることができました。泳ぎ系は、おちてもドボン的なところがあるので、結構果敢にチャレンジできます。やはり、課題は体力です。下山の途中から腿が筋肉痛でした。当日から体がバキバキです。次回、古礼沢とか入る時は、迷わず仕事道から入ります。本流下部を突破してたら、山頂までたどり着くまでの体力がもちません。
きん
今回の冒険シリーズは写真から激しさが伝わってくるな。気持ち良さそうな、大変なだけなような。
ガンバだぜ!
また次回も頑張ってください。記事も楽しみにしています。