2016年8月6日、丹波川・一之瀬川本流

 今年も夏休みに北アルプスの大きな沢へ入る計画を立てています。沢登りする人なら誰もがあこがれる、黒部川「上の廊下」です。私自身は25年前に遡行に成功しています。私がまだ元気なうちに連れて行ってあげられるならと計画を立てています。水が多いと敗退してしまうのでしょうけど、今年は雪が少なかったせいで、このまま台風がこなければ、水が少なくてチャンスではないか? そんな目論見で入渓する予定です。そして、その泳ぐ沢の練習として、一之瀬川本流へ行ってきました。おいらん淵までは、昨年も遡行していて、合計6回も行っています。そのたびに、次は一之瀬川本流だ~といいながら、未だ行っていません。去年は、おいらん淵から一之瀬川本流へ繋ぐぞ~と入ってみたのですが、大増水で、おいらん淵だけで精一杯だったのです。今年は、最初から一之瀬川本流へ入りました。

〇 序盤戦
・まだまだ、序盤戦のところ。多分、第一の淵とか書かれているところあたりだと思います。
b0037220_23255213.jpg

〇 メンバー、装備及びコースタイム
・メンバー : フージン、まーさま、きん(合計3名)
・装備 : 8mm×40mロープ、カム(メトリウス)5本、ナッツ、テープ、カラビナ、ハーケン、ライフジャケット、シュノーケル、ゴーグル、フィン。
・コース時間
9:00、大常木トンネル先から出発
15:00、大常木沢出合
16:00、大常木トンネル先着

(1) アプローチ
・大常木トンネルが完成して、所謂観光名所のおいらん淵跡のあたりへの道路は廃道化されてしまいました。まだ、廃道化工事をしているので、大常木トンネル先から一之瀬川出合への道は行き辛いです。
・一之瀬林道を少し上がって、降りられそうなところから入渓しました。
・グズグズで、よくありませんでした。

〇 ここから入渓
・大常木トンネル先から歩きだして、一之瀬林道を上がり5分ぐらいのところでしょうか。踏み跡がありました。のぞき込んで、何とか降りられそうな感じです。

b0037220_23460885.jpg

b0037220_23470354.jpg

(2) 入渓~第1ゴルジュ
・最初は凄く快適で、進む進む。知らないうちに第1ゴルジュを過ぎたのかしら?ってのは甘かった(笑)。しっかりあった。

〇 光が差し込む明るいスタート
b0037220_23485612.jpg
b0037220_11283033.jpg

・すぐにゴルジュが始まります。
・あれ? 全然大丈夫。
b0037220_23500368.jpg
〇 第1の淵?
・カチホールドが腱鞘炎に悪いが、全然大丈夫。
b0037220_23504253.jpg

〇 第一ゴルジュ?
・うっ、これは手強い!荷物しょったまま、行ったら、へつりで落ちてしまった。ザックおいて、再度ゴー。左壁をへつって、てつって、かなり極どい。1mの滝の手前で、怒涛の流れの中の水中ホールドへ半分捨て身で足出したらセーフで、ステミング成功。さらに、右足でその水中ホールドに立ち上がってから、踏み替えて、右足を怒涛の流れの中へ。右足ハイステップで水中ホールドにのせてから、左手プッシュでマントルっぽく立ち込み。あー、これ難しい。最後の激流の中の1mは、あとの二人が心配だなぁ。
・腱鞘炎痛いけど、ロープを思いっきり引いた。あー、なんとか二人とも突破してくれた。
・これって第一ゴルジュだったのかしら?
b0037220_11294577.jpg
b0037220_23511540.jpg
b0037220_11301594.jpg
(3) 第2ゴルジュ~大常木沢出合

・第2ゴルジュは、突破できている記録がない。唯一突破してるのが、YouTubeで見た、シュノーケル、フィン、水中眼鏡でクロール。
・あわててポチしました。間に合いました。
・しかし、物はまにあったのですが、スキルがありませんでした。シュノーケルは簡単ではありません。フィンつけてのスイミングなんてやったことがないですからねぇ。無理でした。巻きました。
・ここの巻きが難しくなかったのが救いでした。ここ以外の巻きはめちゃくちゃ、いやらしそう。今日はやらずに済んでよかった。

〇 第2ゴルジュ、いろいろやってみたんですけどねぇ
・普通に泳ぎ、左から右側へキックターン、戻される。
・両手にアイスハンマーでドラツー(ドライツーリング)で、右壁にとりつくが、ツリツリで、ピックがひっかかかるところなし。
・アイスハンマーにロープ付けて、投げました。引っかかりそうなところまでは、あと3m届かない。軽いフローティングロープなら、飛距離でるかも。
・最後はフィンにパドルグローブ、ゴーグルにシュノーケルつけて、沢の中、上がって行ったら、フィンが水の抵抗受けて大変でした。シュノーケルって簡単じゃなぁ~い。いきなりは無理でした。ライフジャケットの浮力でかえって、水流に流されてしまう感じです。ライフジャケットない方がよいとは思うのですが、トライして力尽きた時が怖くて、脱げませんでした。
b0037220_11314203.jpg
b0037220_11320242.jpg
b0037220_14435801.jpg
b0037220_11321889.jpg
・それで突破できるわけないよ~。特攻隊か?
b0037220_11331841.jpg
・あっ沈んじゃった。
b0037220_11324885.jpg
b0037220_11341446.jpg


〇 上から見た第2ゴルジュ
・普通の平泳ぎとかで突破できる勢いではありません。
・ダブルアックスでも挑戦しましたが、見事に磨かれていて、ピックがひっかかかるホールドがありません。
b0037220_23532257.jpg
〇 第2ゴルジュの後
・それほど難しくない、楽しいぐらいの難所が続きます。
b0037220_23540340.jpg

b0037220_23552018.jpg

b0037220_23554221.jpg

b0037220_23561037.jpg

b0037220_23572613.jpg
b0037220_23575059.jpg
〇 大常木沢出合
・私は気が付かず通過してしまいました。このあたり、ウォーターテニーがヌルヌルすべすべで、全く余裕がありませんでした(笑)。
・もう少し、進んでから、林道への踏み跡を上がりました。踏み跡は明瞭で、テープがついてます。快適に林道まで上がれます。15分です。
b0037220_23582299.jpg
〇 今回も楽しかった
・第2ゴルジュは、水際で突破できなかったけど、他は敗退しないで突破できた。よかった。よかった。
b0037220_23595831.jpg
・林道へ上がる取つきです。

b0037220_11365378.jpg
・随分釣り師が入るのでほう。よく踏まれていて登りやすい道です。
b0037220_11370660.jpg

 一之瀬川本流行ってきました。ずっと行ってみたいと思いながらも、巻きが怖い。巻きで死亡事故とかの情報が多くて、いったいどんなところだろうと、想像ばかりふくらんでいました。ついに、その全貌が?じゃなくて、この谷は深いです。敗退しても容易に林道まで上がれません。敗退はあまりやりたくないです。入渓したところまで戻るか。丹波川との出合まで戻って、廃道へよじ登るか?それで、巻きは、回りはボロボロな岩かグズグズな泥壁で、全てが困難そうです。一番困難な第2ゴルジュの巻きだけが、比較的容易のようでした。この日は、下界は?35度とか38度とかの猛暑日だったこともありますが、長い間水浸かっていると寒くはなりましたが、我慢できないほどでは、なかったです。
 第2ゴルジュは、あきらめがつくぐらい難しかったです。これは普通には突破できません。フィンスイミングの達人のみしか、抜けられないのではないでしょうか。
 おいらん淵も、おいらん淵まで遡行できれば、大常木トンネル先までは廃道をつかって行けることがわかりました(立ち入り禁止臭いですけど)。道路壊した瓦礫の山は、廃道の立ち入り禁止ゲートの近くだけでした。また行ってみるかな。

きん

by Climber-Kin | 2016-08-06 23:26 | 沢登り | Comments(0)
<< 沢の酒・2016年夏 2016年7月30日、笛吹川水... >>