「右肩痛の原因と対策(3)」

 3年ほど前ですが、右肩を酷く痛めました。肩に違和感があるところで、ジムでアンダーホールドで力を入れたところ、グキッとなって、激痛で肩を上げられなくなってしまいました。その当時、いくつかの整形外科を回り、その半年後ついに原因にたどり着きました。「右肩痛の原因(2)」です。今でも少し負荷が高いムーブをすると、すぐに肩周りの筋肉が固くなる癖があります。しかし、まぁ何とか登っています。それで、もう少し、調べたり考えたり。そして、対策を整理してみました。
 「右肩痛の原因(2)」に記載したように、先生から「 肩峰と肩頭の間の健に炎症が起きていた。」と診断されたのです。そして、調べてわかったのですが、この肩峰骨は肩甲骨の一部だったのです。このことから、さらに整理は進み、肩痛が発生するシナリオは次の通りではないかと考えつきました。

(1) 肩甲骨周りの筋肉が疲労蓄積して固くなっていく。
(2) 肩甲骨が稼働しなくなっていく。
「強いクライマーになるには(11)?」に記載したように、腕、肩の可動域は、腕と肩甲骨の間と肩甲骨と背中の間で半分づつ動かしています。
(3) 肩甲骨が動かないので、腕を上げても、肩甲骨は上がらず、肩峰骨も上がらず、肩の中が狭くなっている。
(4) その狭くなっている肩の中で、二頭筋へつながる筋肉を伸縮させている。
(5) 筋肉と肩峰骨が干渉して炎症を起こす。
・そうなんです。肩甲骨が動けば、この肩痛(上腕二頭筋の方へつながっている肩筋の炎症)は発生しないのです。
(6) 炎症で痛みを感じると、益々筋肉が固くなっていく。(1)へ。

〇 肩甲骨(1)
・肩峰骨が肩甲骨から出ていていることがわかります。
http://seitai-nagomi.com/?page_id=4423より
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〇 肩甲骨の肩峰(2)
http://www.weblio.jp/content/%E8%82%A9%E7%94%B2%E9%AA%A8より
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 炎症は結果であって、原因ではないです。発生する要因を取り除くことが肩痛対策になります。結果である炎症を取り除いても、発生要因を取り除かないと、また再発してしまいます。そして、前回の肩痛の時は、次のステップで快方へ向かいました。

(1) 炎症のおさえ
・賛否両論ありますが、私はブロック注射で炎症を抑えてもらいました。
・先に肩甲骨を動かす地道なリハビリだけでも、時間はかかりますが、自然治癒できると思います。
(2) 肩甲骨を動かすリハビリ
・炎症がおさまったら、次は再発防止です。
・発生の要因とプロセスがわかれば、対策はシンプルです。
・常日頃、肩甲骨体操(無負荷で、肩甲骨を動かすことを意識しながら、肩を上下、前後に動かす体操)です。
・一番効果的に感じているのが、プルダウンです。負荷軽めで、肩甲骨が引っ張られて上がり、プルダウンで肩甲骨を下げるところを意識して行うと、肩甲骨がとっても動いていることを感じられます。また、肩甲骨周りの筋肉がほぐれます。負荷軽めで胸を張って正しい姿勢で行うところがポイントです。

〇 肩甲骨可動域に一番効果的に感じるプルダウン
・負荷軽めで行うことで、肩甲骨が動くことを意識できます。負荷を高くしても、正しいホームで行えれば大丈夫ですが、ホームが乱れると、背中が丸まり、大胸筋とか使ってしまいます。
・広背筋に負荷をかけた場合は、ベンチプレス系の拮抗筋側も刺激しておいた方が体のバランスのためによいと思われます。
・体幹強化でバックエキステンションが効果的のようですが、同じく拮抗筋の腹直筋も刺激しておいた方が… おっと話がそれてきました。
http://kintorecamp.com/lat-pull-downより
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 常日頃から、肩甲骨をほぐし、動かすことを行っていれば、肩痛は発生しないではないでしょうか。肩甲骨は思っていた以上に重要で、肩甲骨が動かなくなっていたことが肩痛の要因だったようです。私は医者でもなく、整体師でもなく、理学療法士でもないのですが、治療とリハビリの際に、みなさんから頂いた意見とアドバイス、その他の情報と自分の試行錯誤の結果から整理してみました。ご参考までです。

きん

by Climber-Kin | 2017-02-08 08:57 | ボディケア | Comments(0)
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