2017年7月22日、尾白川林道終点~尾白川・鞍掛沢・乗越沢~日向山

「やはり10時間行動は辛い!」

 今週も泊まりで沢登りがよかったのですが、パートナーさまの都合で土曜日日帰りになりました。そして、またまた、案がでませんでした。どこで調べてきたか、尾白川(オジラカワ)・鞍掛沢という記録がフォワードされてきました。かつて秋冬冬と3回通った黄連谷、その下流部か。行程の標高差は1,000mあるようです。難しいところは、あまりないようで、ナメ底を楽しめるようです。本谷も少しだけ遡行するみたいで、気分が盛り上がりました。結果論で言えば、この週は土曜日日帰りが正解でした。甲信方面は大気不安定で夕方から凄い雷でした。他パーティの記録を参考に行動時間を見積もってみると、10時間ぐらいになりそうでした。午後からの雷が気になります。3時起きの3時半出発で、6時半スタートぐらいでしょう。そして、予定に近く、6:40分に日向山登山口を出発することができたのでした。
 通行止めとなっている尾白川林道は錦滝へのハイキング道となっています。その先も問題なく通過できました。林道終点まで1時間ちょっとぐらいでした。本谷への下降にはロープが残置されていて、壺足状になっているので危険ではありませんでした。そして本谷に入ると、すぐに大きな釜をもった4mのナメ滝が現れました。その次に出てきた女夫の滝は左側が登れそうですが、ヌルヌルっぽいです。右側を巻いたのですが、これは失敗でした。滝口で左側へトラバースとなってしまって、ロープを出す羽目になりました。後で調べてみると、ここは左側に渓谷道の跡があるらしく、そちらの方が正解のようでした。凄い迫力でいく手を阻む尾白川本谷の梯子滝を見て、鞍掛沢へ入りました。ここからナメ底がそこそこ続きます。ヌルヌル気味でゴム底のウォーターテニーだと、いきなり足を取られたりします。ヌルヌルの黄色い滝は登りたくありませんでした。巻きが大変そうな滝意外は無理して登る気がしませんでした。一カ所ヌメヌメクラックが走る滝だけは登りました。
 乗越沢出合いは通り過ぎてしまいました。まさか、滝となって落ちてくるところが出合いとは思っていませんでした。150mほど行き過ぎて気が付きました。乗越沢へ入ってから傾斜が強くなります。岩はますますヌルヌルになってきます。登れる滝は慎重に登り、巻きも慎重にルートを選んで高度を稼ぎます。このころから、雨がザーと降り出しました。焦りながら稜線を目指しました。稜線にでるころには、雨はやんでくれました。
 鞍掛山鞍部から日向山までも登山道は明瞭で歩きやすかったです。駒岩から日向山の間で見えた甲斐駒ヶ岳は、黄連谷右俣左俣ともびっしり残雪が残っていました。今シーズンは厳しいかもしれません。雷が鳴りだして、日向山から慌てて降りました。間一髪で雷雨の激しい雨からは助かりました。

 いろんな方の記録には、難しいところはないと感想がありますが、そこは、やはり沢登りで、尾白川本流を少し味わい、鞍掛沢に入いるとナメ滝を楽しむ。それなりの難しさを感じ、程よい?高度差で、体力的な充実感を感じた。そんな沢登りでした。乗越沢は滝となって出合うので通り過ぎてしまわないよう注意が必要です。乗越沢に入るとどこを登るのか迷いますが、よく見れば踏み跡は明瞭なので、それを間違えなければ大丈夫でした。日向山に到着した時は、今日は荷物が軽いし、楽だったと感じたのですが、そこからの下りで一挙に疲れがきました。やはり、一日の行動時間が8時間を超えてしまうと体に残るダメージがいきなり大きくなることを再認識したのでした。
そして、今年は雪多いからパスだけど、来シーズンは尾白川本谷行ってみますかね〜。

〇 装備とコースタイム
・メンバー、パートナーさま、きん、計2名。
・共同装備、8mm×20mロープ(使わなかった)、テープ、お助けロープ12m(よく使った)、カラビナ、カム小さ目4個、ハーケン5枚、ツェルト。
・コース時間
6:40、矢立石、日向山登山口スタート
8:30、尾白川林道終点
9:30、鞍掛沢出合
11:30、乗越沢出合
13:30、鞍掛山鞍部
15:30、日向山
16:40、矢立石駐車場着

〇 尾白川本流を少しだけ遡行
・甲斐駒は大きな山だけに、本谷の水量は多いです。
・花崗岩の沢は明るいですね。
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〇 現ハイキング道、元林道に残るトンネル
・橋が落ちても、なんとかなりますが、さすがに、トンネルがつぶれたらアプローチできないですね。
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〇 尾白川本流へ下降
・ドキドキしながら降りて行きます。
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〇 尾白川本流の最初に出てくる4mナメ滝
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〇 女夫の滝(2段)
・右側から巻いたが旧道の踏み跡が残る左側からが正解らしい。
・右側から巻いたら、ヌルヌルの落ち口をトラバースする羽目になりました。恐かったです。
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○ 鞍掛沢へ
・水量はかなり減ります。気持ちのよいナメ底が続きます。
・少し崩壊しているようです。ガレがなければ、めちゃくちゃ美しいと思うのですが、ガレは目にいれず、ひたすらナメを歩きます。
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〇 結局巻いた
・この黄色い滝は、ゴム底はダメです。滑り落ちてドボンだとよいのですが、下部が曲がっているので、もしも滑って落ちたら、ちとリスク高い。
・左側を簡単に巻けました。
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〇 ヌメヌメクラック滝
・ここは、登らないと。巻きが大変そうでした。ヌメヌメだけど登るか~。
・滑って落ちると、水が流れているクラックに頭をチョックしてしまうかも?足がチョックして折れちゃうかも?余計な想像が頭の中をめぐります。
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〇 オーバーハング滝
・水がなければ、面白そうなボルダーなんですけどね。手前右側から二つとも巻きました。
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〇 乗越沢上部
・乗越沢に入ると、傾斜がきつくなります。
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・登れない滝と登れる滝を慎重に判別しながら高度を上げます。
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・しかし、巻きにはあざみが激しく生えています。痛いです!
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・巻きから登り?どうしよう?近づいてみると傾斜は強くありませんでした。ヌルヌルなので慎重に登りました。
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〇 詰め
・踏み跡は明瞭です。あいかわらず、あざみの棘が痛いです。
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・鞍掛山と駒岩の間の鞍部にでます。甲府市街が見えました。
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〇 日向山
・最後の砂道が辛い。蟻地獄みたいです。
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きん

by Climber-Kin | 2017-07-22 23:24 | 沢登り | Comments(0)
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