2006年 07月 22日
2006年7月22日、甲府幕岩
「久々の幕岩は修行だった!」
実に一年ぶりに甲府幕岩へ行く。メンバはコータローさん、M代っちさん。現地でY中さん、Tsukaさん、O本さん、Sみさん奥さんと大勢。霧雨降る東京、西国分寺駅でM代っちさんをピックアップする際に、同じく小川山へ向かうFJさんたちと遭遇する。笹子トンネルを越えると雨はやみ、観音峠を越えると、なんと青空が広がっていたのだった。しかしながら、岩場は霧がかかるとても幻想的な雰囲気。当然、状態は悪く、厳しい修行の一日となった。また、結構なクライマーの数で、おまけに登れる状態のルートが数少なく、あいているルートをトライしていくといった一日だった。甲府幕岩は混むんですねぇ。
(1) HIVE(10a)、RP、再登
下部がビショヌレだったが、上部は湿っぽい程度。何とか登れた。上部のクラックには花アブがうじゃうじゃ。蹴散らしながら登った。やはり垂壁フェース、難しく感じる。
(2) 深海の幻想(11a)、MSオンサイトトライ、×
クラック部分が、狭くて手順が難しい。一部もろいが、けっこう面白い課題に感じた。なぜか、この手のルートの方が楽しく感じてしまう。
(3) ドラエモン(10c)、MSオンサイトトライ、×
10cにしては難しい。中段のガバホールドに気づかず、登れなかった。
(4) ドラえもん(10c)、RP
結構おもしろかったので、RPしておく。
(5) トカゲ北上中(11b/c)、人工登攀
見た目、しめっているが、フリクションは結構きくように思えて、取り付いてみた。しかし、ツルツルでお話にならなかった。このルート、乾いていても登れる気がしなかった。
(6) スパイラルルーフ(11b)、×
ジューンブライドとこのルートをトライするつもりだったが、ジューンブライドは大盛況。こちらのルートはトップロープがかけられてしまい。トライできたのは4時半過ぎになってしまった。下部はビショ濡れ、慎重に登る。上部核心までは何でもない。ホールドのないツルツル岩部分から、デッドっぽく、左手を出してトラバース。そして、アンダー持ち替えで右手を出して、核心の穴ホールド。テンションしてしまった。そこまでは、何とかなりそうだ。だが、その後、解説にある意外な穴ホールド(水がたまっていて指を突っ込むたびに濡れて不快だった)をとってから、はまってしまった。次の左手カチとって、マッチして左足に乗り込み、カンテホールドという手順を見ていたので、この手順で抜けようとするのだが、どうしても、私の身長だと狭い。散々ためすが、どうしてもできない。ヘロヘロになってしまった。結局、いんちきして終了点へ。そして、降りる際に確認してみたが、左手カチからステミングで右上方サイドカチホールドでさらに足を上げて、上部ガバへ抜けられることがわかった。できないムーブを何十回もトライしてしまった。はまってしまった。しかも時間切れ。2便目だせず。
みなさん、岩の悪い状態の中、それぞれ自分の課題をみつけてトライしていた。当然だれも、成果らしきものはなし。何だか、こんなクライミング最近続いているなぁ。甲府市内でちょっとあやしい、少し高い系中華料理屋さんで夕食をとる。バーミヤンが近くにあった。次回からバーミヤンかなぁ。強烈な眠気をがまんして中央道を帰ったのだった。二つのルートではまり、今日も筋肉トレーニングとメンタルトレーニングに終始する一日だった。みなさんお疲れ様でした。
○ HIVE(10a)を登るM代っちさん
・霧のかかる中を登る。
○ 深海の幻想(11a)
・このあたり風が通らないようだ。比較的岩の状態はよかったが、クラックがヌメヌメ。終了点近辺のカンテは上当然びしょびしょ。
○ トカゲ北上中(11b/c)
・見た目は結構乾いているとおもったんですけどね。すべすべでした。
・このルート、乾いていても登れる気がしない。
○ 今週のスコッチ
・Bunnahabhain, Single Islay Malt Scotch Whisky。
・ブナハーベン、12年。
・今回の甲府幕岩のように、辛めのテースト。
きん
しかもずっと乾かない。不思議な1日でした。
お疲れ様でした。こんな日もありますよ。じゃなくて、最近こんなんばっかりですね。そして、濡れた岩を登ると、めちゃくちゃ力が使うので、きまって、翌日は、体中が痛いです。恒例になりました。そして、下手になっていく。
お顔覚えてなくてすいませんでした。
・・・今から当方のブログでも書きますが、どうも頭の中の記憶容量が3キロバイトほどしかないことが判明しました。
濡れ濡れの甲府厳しかったですね。
またどこかでお会いしましょう♪