2007年10月20日、カサメリ沢

10/20、カサメリ沢

今年は随分カサメリへ通った。多分我々が一番通ったのではないだろうか。私の今シーズンのカサメリはポパイから始まり、NDDに手を出し、途中金のわらじと小川山に浮気しながら、また、NDDトライに戻るというシーズンだった。NDDは前回ようやく1テンになった。まだまだ、登れる気はしないのだが、どの程度の1テンなのか、まだまだかかる1テンなのか、RPが近づいている1テンなのか?シーズンは終わりに近い。それを確かめるためにも、もう一度だけカサメリを訪れたのだった。金曜夜にM代っちと植樹祭記念公園駐車場へ向かう。小川山で登っていたエクセレントなたいちくんと夜のうちに合流する予定だったが、夕方から夜半まで強い雨が降っていたので、たいちくんは野辺山駅で泊まり、土曜朝にやってきた。今日はたいち号で林道中まで入ることができて、とても楽だった。

(1) トレビの泉経由NDDヌンチャクがけ
まだまだ岩が冷たいので、上の10aをヌンチャク回収しながらトップロープで登り、NDDにヌンチャクがけする。

(2) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、×
まだ、岩が冷たいが、午前中に一便出す。やはり、指の感覚がおかしい。最初の核心トラバース、左手ガストンは止まったのだが、その後の足さばきで失敗して落ちてしまった。上部はやらずに降りた。

(3) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、×
やはり、核心トラバースがいまひとつだが、今度はなんとか成功。だが、左手ガストンしっかり持てず、もたついたので。めちゃくちゃ力をつかってしまう。5p目クリップ、ガバアンダーのレストもしっくりこない。そのまま、6p目へ突入するが、ヌンチャクを目の前にして、指がよれよれで危ないので自らフォール。

(4) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、×、回収
今度は、核心トラバースがうまくいく。不思議なもので、そうなると5p目クリップ後のガバアンダーレストもうまくいく。ただ、このレストは大レストにはならない。呼吸を整え、両腕をシェークするぐらいだ。順調に6p目もクリップ。自分でも一瞬もしやという期待が頭をよぎる。左手三角ホールド、左足上げて、右足ヒールフックでマッチ。前回気がついた注意点、左足インサイドで乗って、腰が離れないようにとやったつもりが、今日は何故かフットホールドに乗れていないのか、右手三角ホールドにマッチして左手をおにぎり形ホールドへだそうとしたのだが、あっという間に力を吸い取られてしまった。フォール。前回の1テンより2手進んだ。実質核心終了のアンダー気味サイドカチまで、あと2手。そして、カサメリの今シーズンが終わった。8日間23便、登れず。ああー、この便の前半中盤の後、前回1テンだった時の後半の動きが同時にできていたら。

NDDは、うわさ通りに難しかった。とにかくトラバース開始してから終了点まで全てが核心だ。例えるなら、BPムズメ2級(T-WALL東村山なら3級ぐらい)をクリップしながら、3本連続こなすぐらいのストレニさだ。特に最後の核心は調子が悪いと、よれていないくてもこなせない。ようやくトラバースはほぼ成功できるようになったのだが、前半中盤をこなした状態で最後の核心をこなすには、まだまだトライ日数が必要そうだ。トライしてトライして、どのムーブも洗練させないとRPできる確率はとても低いのだろう。調子がよくてひょっとしたら登れてしまうかもという感じを確信のもとにRPできるようにするには、多分、今の私のボルダー力を最低でも0.5級ぐらい、できれば1つポテンシャルを底上げする必要があると感じた。いい目標ルート。来シーズンもトライして、今度は登りたい。M代っちは、隠れた好ルート、十手もち(11d)を果敢にトライ。一手づつムーブはほぼできていた。たいちくんは、疲れていながらも十手もちを2撃。来週はいずこへ。決まってるって?

〇 NDD今日の進歩
確実に、トラバースやレストは改良されている。だが、RPを確実にするには、まだまだ。来シーズンは、確信を持ってRPできるぐらいに強くなって、カサメリに帰ってきたい。

〇 十手もち(11d)をトライするM代っち
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〇 NDDをトライする私
・トラバースが成功して、アンダーガバへ。
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〇 十手もちを2撃するたいちくん
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○ NDDの反省、そして次回は(10/22追記)
翌日は、まさに運動会日和の最高の天気だった。私は、校庭の中で、暇があると、頭の中でだが、NDDをトライしていた。力がないから登れない。強くないから登れなかったと言うのは簡単だ。だが、それが本当の理由なのだろうか。ようやく核心トラバースのポイントはつかめたのだが、最後の核心のポイントが未だつかめていたない。このムーブ、できる時は簡単にできてしまうし、できない時は不可能に感じるぐらいホールドを悪く感じてしまう。それは体調や指のよれ具合と言ってしまうには、短絡すぎる。前回、腰が落ちてしまうのを防ぐために、インサイドエッジで小さなフットホールドに乗ることがポイントだと思った。ただ、それは形だけのことだ。インサイドエッジで乗ることはうわべだけの改良であって、重要なポイントはそこに、しっかり体重をあずけることなのだ。足に体重がのっていない状態でむりやりヒールフックして、右手をマッチした。左足に乗っていない状態で右足フットホールドを変えようとした。指の力で全てを解決しようとした。最後の1便はそれなりに余裕があったのに、あっと言う間に指のパワーが吸い取られた。今にして思えば、あたりまえの結果だ。いつも足に乗れ、足で上がれとM代っちにアドバイスしているのに、自分ができていなかった。どんなに余裕で6p目まで来ても、足にのらずに指力にたよった動きでは、絶対に最後の核心をこなすことはできないだ。それは、これまでのムーブ探り便で証明済みだ。テンションかけた状態からでも成功率が低い。その理由は足で立つ意識の低さが原因だったのだ。NDDを登るには、強さではなく、とても基本的なこと、足に乗る。それが必要なのだ。もっと早く気づくべきだった。

きん
by climber-kin | 2007-10-20 23:25 | カサメリ沢・不動沢 | Comments(8)
Commented by こーたろー at 2007-10-21 07:59 x
きんのアニキ NDD、、、修行だな。オイラも毎週修行してるぜ。来週は有笠かい?ガンバだぜ。
Commented by climber-kin at 2007-10-21 08:15
こーたろーの兄弟、NDDは、しびれるムーブが続くぜ。指は痛てぇし、背中はゴリゴリ、バキバキ、これまでのどのルートより桁違いにムーブが難しいぜ。苦行だ。NDDで、12の悟りを開きたいぜ。
Commented by まさよ at 2007-10-21 09:26 x
登ってシーズン終わりっていうシナリオもいいけど、力を尽くしたけど、まだ登れなったっていうのも、いいかも。具体的な(ちょっとだけ)遠くの目標があるってのは、大切ですね。私も今日十手持ちを触って、モチupできました。また来シーズンもカサメリ行きたいです!
Commented by climber-kin at 2007-10-21 17:40
まさよさん、お疲れ様でした。NDDは、結構近い目標のつもりなんですけど。十手モチはミジカシイ系ですが、おもしろいようですね。カサメリは山深くて、静かでいいですね。来シーズンもたくさんいきましょう。
Commented by まさよ at 2007-10-22 12:52 x
おっ、追加記事が。
昨日はほんといいお天気で気持ち良かったですね。
NDD最終便は、確かにまだ力が余っていたように見えたから、あれれ、なんでーと思いました。乗りたい足の位置と、マッチして保持したホールドの持つ(持てる)方向の関係がなんだか悪そうで、ムズそうでした。なーんて、人の動きはなんかおかしいぞって思っても、自分の動きは全然わかってないんだよなあ。。
Commented by Climber-Kin at 2007-10-22 13:22
まさよさん、どうもです。その通りですね。前回の1テンのときの動きのように、右足ヒールで重心を左足にしっかり乗せていれば、右手シェークできましたからねぇ。このあたりのポイントが、わかってコントロールできていなかったです。同じ手順でも、そのバランスによって質が全然違うということですね。いい勉強になりました。
Commented by ゴン助 at 2007-10-22 18:38 x
NDDは来年是非トライしてみたいですね。かなり難しそうですね。その前に宿題が残ってますけど。またよろしくお願いします。来年は山登りしないでフリーに専念しようかと思ってます。
Commented by climber-kin at 2007-10-22 22:17
ゴン助さん、山はいいですよー。たまには行かないと。私は、来年こそはクライミングNGな夏まっさかりの時に沢登り行こうかと思ってます。NDDは前半穴スローパーのムズイボルダームーブ。そして動きが大きなムーブ。後半は基本的な足への乗り込みを試される。ランアウトのスパイスも効いてて、短いけど凝縮された内容のカサメリを代表する三ツ星ルートですね。私も絶対に登りたいです。がんばりましょう。
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