2008年 04月 19日
2008年4月19日、有笠山
「うー、かなり悔しい!」
木曜から金曜にかけて大雨。日曜日にするという手もあったが、ネゴも面倒なので、登れる可能性の高そうな有笠山へ向かう。フェアリーとアドベンチャーの分岐点にザックをおいて、フェアリーを見に行ってみる。結構乾いている。アドベンチャーがダメでもフェアリーで登れそうだ。そしてアドベンチャーは?用心棒は、うれしいことに滝のラインが微妙にずれていて、トライできる状態だった。天気の方はなんとお昼過ぎあたりまで晴れ。アドベンチャーはもう陽があたらないのだけれど。そして、2時ぐらいにポツポツきたのだが、それはすぐに上がり、また6時ぐらいに降ってきた。登りには全く影響がなかった。有笠まで来てよかった。きっと他の岩場でも登れたんだろう。
(1) おいらの人生(10a)、再登
久々に傾斜のないルート。エッジで靴が負けそう。ドラゴンレースがかなりよれてきていることを知ってしまった。
(2) 用心棒(12b)、ヌンチャク掛け
3-4p間のキョンで右手がスッポ抜けて、いきなりフォール。うーん、やはり1便目まだまだ体が動かないし、やっぱりこの穴ホールドいつも湿っぽい。マッチしてキョンではなく、左手少し左のサイドにしてキョンするムーブへ変更する。それと、いま一つはっきりしていなかった5p目からの右トラバースのムーブを固める。
(3) 用心棒(12b)、1テン
少し風が強かった。指が冷たい。5p目クリップガバを取る手前、右手右足の二軸で左手伸ばそうとした瞬間に指がスルリと岩の表面を滑って、バランスくずしてフォール。4p目からトップアウトし、とりあえず1テンとする。
(4) 用心棒(12b)、6p目手前でフォール
3p目のクリップホールドを取りに行く左手カチが濡れているので、2p目クリップして、ステミング状態で歯ブラシでブラッシングしてから核心地帯へ入る。5p目クリップガバ、今度はギリギリ取れた。だが、指がよれてしまった。右トラバースから、右手カチへ。取れたと思ったが、指からホールドが抜けていった。このホールドは、右よりが持ちやすいようだ。左側を取ってしまった。まぁ、この右カチ取れていても、その上で落されていただろう。
(5) 用心棒(12b)、8p目直前でフォール
今度は核心をかなり、いい感じでこなす。5p目ガバでは修正したフットホールドで数回づつシェーク。右トラバースから先便で落とされた右カチは、しっかり右側取る。左足乗り込んで、左手ガバで順調に6p目クリップ。遠い右カチ、足踏み替えて左手スローパーへ。右足を先ほどの右カチにのせて、右手スローパーを取る。これは上側を持つと、左手を少しシェークできる。左手ガバへ。右足を高く上げて、右手ガバを取り、左足へ踏み替えて7p目クリップ。腕が張ってきてはいるが、もらいと思った。左手休ませて、カンテにある左手サイドつかんで、右足上げて、掻き込み気味に右手を右の方にあるガバ。そして左足を上げようとした瞬間に左手がスッポぬけてしまった。フォール。あと一手で8p目クリップのガバだったのに。チキチー。親指しっかりあてるんだった。悔しくて叫んでしまった。
(6) 用心棒(12b)、7p目手前でフォール、1テン
熱くなった。だけど時間がない。1時間後に、5便目を出すことにする。だけど体は正直。3-4p間から、もうよれよれ状態。なんとか5p目クリップへ。5p目ガバでシェークして回復を試みたが、その気配なし。もともと、ここでは、それほど回復できない。このよれぐらいでは絶対にRPできないと感じる。それでも、右トラバースして、ホールドを取り損ないそうになりながらも、6p目クリップの左手ガバまで到達する。さらに、遠い右手。これも、取り損ないそうになるが止まった。さらに左手スローパ、止まった。さらに右手スローパー止った。さらに左手ガバ掴んだ。だけど、これが限界。フォール。根性で1テンでトップアウトする。ヌンチャク回収。
RPできるチャンスがあったと思う。4トライ目が悔しすぎる。なんてこったい。いやいや、自分の実力のなさを真摯に受け止め反省し、今日もクライミングができたことに感謝をせねば。今日もクライミングをできてありがとうという感謝の気持ちを持たなければ。感謝の心。そして、M代っちの感謝の心は、ナイストライで1テンに持ち込んだ。次回お互いがんばろう。で、次回の有笠っていつだ。
きん
あのトライで集中力切れたかと思ったら、もう1便出すというから、それにはほんと脱帽。私も4便もやって、なかなか充実した1日でした。また、行きましょー。