2008年7月5-6日、カサメリ

7/5-6、カサメリ

久々のお泊まりクライミング。小川山かカサメリか迷ったが、雷雨の確率が高いのでカサメリにした。結局金曜日の予報のまま、土曜は曇り時々晴れで日曜日は午後から雷雨。天候が不安定という時は、湿った空気が入り込んでいるんだから、あまりコンディションはよくないのだろう。土曜日昼過ぎごろだけは少しましだったかもしれない。まぁ夏ですから、こんなものなのでしょう。登れるだけ感謝しないといけないですね。そして、カサメリと言えば、ナイト・ディジィ・ダンス。久々に期待と不安を持って触ってみました。

◇ 7/5

(1) トータルリコール(10b)、アップ
既に上部は陽が当たっていた。温かくてモアッとする感触。夏のカサメリだー!

(2) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、ヌンチャク掛け
トレビの泉登ってヌンチャクがけしようと思っていたのだが、H森氏達が11aでアップしていたので、下からヌンチャクがけする。いやいや、RPしようと試みているルート。マスターで、びびっていてはだめだ。ただ、夏の午前中のNDDのコンディションは悪い。4-5p間のスローパーホールドはこんなに悪かったっけ。ホールド欠けたんじゃないかと思ってしまった。6p目から最後の核心。今年も水がしっかり垂れている。

(3) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、××
下から繋げて4-5p間左トラバースへ入るが、止らない。あれっ。フットホールドが違っていたようだ。4p目から再スタート。今度はスローパーマッチ止まって、トラバース成功。朝よりフリクションがいい。5p目クリップして、アンダーガバでムーブを思い出す。そのまま、今度は右トラバースして、何とか6p目クリップ。痛い。テンション。右手人指し指のガバダコがまた割れてしまった。そして、6p目-終了点のムーブができなくなってしまっている。やっぱり狭いなぁ。朝より状態がよくなっているとは言え、左手おにぎりホールドがなんとも持ちづらい。別のムーブを試みる。狭いと思っている右足三角形ホールド。少し右下に降ろすと、とても楽になるのだが、ギリギリで例の右手アンダー気味サイドカチへ届かないのだ。そこで、右手2cm径小さな穴ホールド中継して、左足を小さなフットホールドへ上げてから、右手例のアンダー気味サイドへデッドしてみる。止った。だがそこからが苦しくなる。左足からだ真下の小さなフットホールドに乗せて、右足を三角ホールドに乗せれば固めていたムーブに戻ることができる。うーん。どちらがよいのだろうか。いずれにしろ、6p目テンションから終了点まで楽にこなせるようにならないとRPは遠いだろう。

(4) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、回収
既に指皮がない。ムーブを探っているようでは、日に2便が限界だ。がんばって、ヌンチャク回収する。6p目-終了点。何も持てず、ムーブ探りが何やってるのかわからなくなってしまった。なんとか回収。

M代っちのプラチナムは、1便目が惜しかった。もう行けるだろうと見ていたら、核心抜けてからの手順で迷っていたようだ。そのまま残置して次の日にかけることにしたようだ。増富の湯へ行った。随分立派な日帰りの湯ができていた。植樹祭駐車場にテントを張って泊まったのだが、夜遅くまで騒いでいるクライマー。夜遅く到着するクライマーの車で夜中に何度も目が覚めてしまった。夜遅い到着はしかたないかもしれないが、エンジンぐらいは直ぐに切ってほしいなぁ。

◇ 7/6

(5) トータルリコール(10b)、アップ
二日続けて登ると手順覚えているので、楽に登れる

(6) 怒涛のレイバック(11b)、×××
前から気になっていたルート、トライしてみた。ところが、このルート難しいぞ。ど花崗岩ルート。花崗岩の恐怖がいや特徴が凝縮されたようなルートだ。しかも長い。シビレ過ぎ。足スメアでアンダーレイバックから、ずっとレイバック。そして、右トラバース。「キャー」と声を出して、落ちた。そして、後半はスラビーフェース。ビレイヤーが見えないところできわどい立ちこみが2、3回。なかなか終了点までだどり着かない。終了点が古いので、テープ一本補強した。

(7) 怒涛のレイバック(11b)、××
RPするぐらいの気持ちがあったのだが、出だしから、手順足順ぜんぜん固まっていなかった。中断まで、手順足順固める。やっぱりシビレルなぁ。とどめは右トラバース。ちょっとシビレ過ぎじゃないかい。「ギャー」またまた恐怖のあまり、声出してフォールしてしまった。これで11bなの?まだまだ自分の甘さを実感してしまう。その後、雷雨がやってきて回収。だけど、このルートはぜひ登っておきたい、いいルート。またのチャンスにトライしたい。

NDD、やっぱり難しい。6p目から終了点間をテンションかけてから間違えなくこなせるようになるのが次のステップだろう。怒涛のレイバック。花崗岩を凝縮したようなルート。難しいこのルート。だけど、逃げずに登っておきたいルートだと感じた。M代っちが。雨降ってきたら回収してくれた。ありがとう。そして、M代っちの日曜のプラチナムはおしかった。あと左手マッチしてから終了点テラスのリップへ手を出すだけだった。次回こそはいけるでしょう。

〇 今日のナイト・ディジィ・ダンス(5日)
・久々のNDD。やっぱり難いぜ、このルート。
・そして、最後の核心アンダー気味サイドカチからは、しっかり水が垂れてきてます。
・最後の核心。今日思いついたムーブが楽だったらいいのだが。指がよれていて、本当のところ、よくわからないのだが、狭ッ苦しい前のムーブはできる確率がとても低いから、期待したい。次回に期待。
2008年7月5-6日、カサメリ_b0037220_23223656.jpg


〇 神の手(13c)
・トライしているのは、H森氏。
・かっこいいですね。N田さんもトライしていた。
・トップガンにも国分寺BP?の若者達が二人。
2008年7月5-6日、カサメリ_b0037220_2323342.jpg


〇 怒涛のレイバック(11b)
・三ツ星ぐらいのいいルートだと思う。
・私はとても難しく感じました。11cとか11dとか、つけてもいいんじゃないだろうか。それとも、花崗岩に慣れている人なら簡単に感じるのだろうか。
・うん?ただ、ヌメヌメだっただけ?
2008年7月5-6日、カサメリ_b0037220_23233140.jpg


きん
Commented by こーたろー at 2008-07-07 06:43 x
きんのアニキ お泊まりクライミングだったのかい?それにしてもNDDは厳しいんだな。ガンバだぜ。
Commented by Climber-Kin at 2008-07-07 09:05
兄弟、久々に泊まりのクライミングを楽しんだぜ。NDDは難しい上に自分の指の太さとホールドの大きさが全くあってないぜ。どれも登れていないんだが、秋葉は12bかなぁ。ルンルンしんすけはかなりむずかしめ12bなんだろう。だけど、NDDは絶対12bじゃないって感じだぜ。同じグレードでも、早過ぎる課題がたくさんあるってことだな。まぁ、NDDはライフワークだぜ。はっはっはっ。
Commented by まさよ at 2008-07-09 06:17 x
お疲れ様でした。よく歩きました、食べました。泊まりクライミングで体重増えなかったのは初めてかも。よしよし。
怒涛のレイバックは、ムズイですね、玄人系ルート。私にとっては、ポケットマントル同様、生涯登れないルートだな~。今週末は、NDD?怒涛のレイバック?ボルドー??頑張ってくださーい。
Commented by Climber-Kin at 2008-07-09 08:54
まさよさん、お疲れ様でした。プラチナムからNDDまで片道約30分弱ですかね。それを3往復。よく歩きました。日が長いから、なんとかなるもんですね。オランジュ岩からコートダジュールにかけて、手強そうな11台がたくさんあります。まだまだ、カサメリは楽しめそうです。
by climber-kin | 2008-07-06 23:23 | カサメリ沢・不動沢 | Comments(4)

 弱いわりには頑張っている、還暦を迎えた初老クライマー。体力と気力の衰えを感じながらも、13を10本!を登りたいなぁ。12以上100本も達成したいな。を目標にがんばっている日々を綴るクライミング日記。でも、最近はハイキングと沢登りばかりです。


by ヘビークライマーきん