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NDDのRP写真

記録:「ナイト・ディジィ・ダンス」のRP

RPした時。その時の実際の写真があるというのは、とても貴重です。箸も氏、ありがとう。

(1) 最初の核心
・スローパーマッチ成功してから左手ガストンへ。
・何度やっても、脇から足元まで、スースーする感じだった。
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(2) アンダーガバへ
・私はいきなり、アンダーガバを取りに行ってしまう。
・右手、左手と刻む手順もあるようだ。
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(3) 右トラバース
・実はここも力がいる。ここを省力化するのは必須ポイント。
・リーチない人は、穴ホールドを左手で取って、右の方のアンダーを取って、左手を三角形ホールドへデッドのようだ。
・私のようにリーチある人は、左手を高いガストンで三角形ホールドへ行く。実はここはポイント。ここで、どれだけ力をセーブできるかが後々効いてくる。
・私のポイントは、左手ガストンして、左足を大きく、左へ流して重心をしっかり右足(穴ホールド)へ乗せてから、右手を三角形ホールドへ出す。これで、かなり楽になりました。
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(4)左手中継の台形ホールド
・普通のクライマーは右手穴ホールドから左手台形ホールドへ出して、右手マッチして左手おにぎりホールドへの手順が普通だと思います。私はこれはNGでした。このムーブはテンションかけてからやればできるのですが、この一手で全ての力を使いきってしまうムーブでした。このムーブを捨てて、自分にあったムーブへ替えたのも、RPへの繋がる一つでした。
・左手台形ホールド取ってから、右手穴ホールドのまま、先に右足上げて、左手おにぎりホールド取ることにしました。
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(5) 左手おにぎりホールド取ってから
・ここもポイント。右手中継ホールドへ出せるか出せないかはバランスが入ってるか入っていないか。
・私の感覚では、腰を少し右へ捻って、右足にしっかり乗ってから右手を出す感じでした。
・NDDの難しさは、力もいるのですが、全てのムーブがとてもデリケートで、力づくだけでは登れない花崗岩特有の難しさなのかもしれません。
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(6) 右手アンダーフレーク止まった!
・たぶん多くの人は三角形ホールドに右足、左手おにぎりホールドでアンダーフレークへ行きます。私にはこのムーブは確率が悪すぎました。
・右足一つ下げて、右手を2回中継して、デッドでアンダーフレークへ変更して、止る確率が格段とよくなりました。これで、RPが少し見えてきました。
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(7) 左手穴ホールドへ
・最後の最後まで触ったことがなかった、左手穴ホールド。
・RPした日に初めて触りました。
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(8) あと一手でリップ
・アンダーフレークから一手右手をガバへ送ってから、左手リップへ。
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(9) テラス上のガバへ
・このガバが取れれば、一安心。
・テラスで終了というのはうれしいですねぇ。
・終了点に立ったら、吠えましょう。山深いカサメリはどれだけ吠えても大丈夫です。
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きん
by climber-kin | 2008-10-12 23:50 | カサメリ沢・不動沢 | Comments(2)

2008年10月11日、カサメリ沢、NDDをRP

10/11、カサメリ沢

「ナイト・ディジィ・ダンス(12b)をついに登れました!」

土曜日は前線が通過するため、午前中弱雨か曇りの予報。いずれにしろ、前日降っているから、土曜日はヌンチャク掛けと最後の最後の手順のムーブ改良。土曜日はセーブして、日曜日が勝負かなと思っていた。ただ、日曜日は冬型になり、また、岩が冷たくてダメかもしれないとも心配していた。今シーズン最後のチャンスになるかもしれないと思いながらも、そんな不安を持ちながら、カサメリ沢へ向かったのだった。コロッセオで、今シーズン一番早くから通い続けた箸も氏と合流する。今日のコロッセオは3人でとても静かだっだ。ところが、予想外に、昼から急速に天気が回復し青空が出てきて、湿度も下がってきてくれた。しかも、岩は冷たくない。神様は私に最後のチャンスを与えてくれたようだった。

(1) トータルリコール(10b)、再登アップ
黒い雲が流れてきては、かすめていった。降ってもおかしくないなぁ。空は雲に覆れている。だけど、今日は岩が冷たくない。

(2) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、ヌン掛け、ムーブ修正
先週、先々週とアンダーフレーク2回止った。しかし、その後の左手終了点テラスリップ右端ガバへの強引な一手で2度とも落されている。最後の詰めのムーブをもう一度確認する。アンダーフレーク刺してから、ステップして、左足掻き込んで、上部例の穴ホールドへ。あっ届くぞー。そこから、右足上げて、右手を一度、アンダーフレーク送るムーブに変えることにする。いろいろなバリエーションを確かめるが、これが一番いいと納得する。最後の鍵を見つけたのかもしれない。

(3) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、×
11時半に、本気1本目をだす。ちょっと、動きが固かった。それと、午前中雨は降らなかったのだが、やはり湿度が高い。6p目クリップしてから、最後の核心セクション。アンダーフレークに指がかかったが、止らなかった。フォール。

(4) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、RP
青空が見え出した。向かいの尾根は紅葉しかけた木々に太陽があたりまぶしい。明日は岩が冷たいだろうなぁ。今日これで3便だしてしまうし、これで登れなかったら、今シーズン終わりかなぁと思う。登る前に3人でちょっとおしゃべり。緊張が少し解けたかもしれない。もう飽きるほどやってきた登る前のムーブの反芻。シューズの紐を締めて、取付きへ。1p目クリップして、靴の裏の泥を落とすいつもの作業。とても静かだ。何箇所かのポイントだけ、もう一度反芻する。最初の左トラバース。固い動きのまま、通過する。少し力をつかってしまった。5p目クリップして、アンダーガバでのレスト。あいかわらず、平行線のままだが、息は整えることができる。中段右トラバースも相変わらず力がいる。6p目クリップして、いざ、後半の核心へ。気をつけることは腰を入れることだけ。左手おにぎりホールドへ止った。腰をひねりながら、しっかり右足に乗った状態で、右手ダンゴ2個ホールドを中継。さらに右足乗り込んで、右手スプーン穴中継。左足を所定のチビエッジまで上げて、目標のアンダーフレーク見定めて、デッド。今度は止った!第一関節を曲げこんで指をねじ込む。左足チビエッジで、右足を三角形マッチホールドへ慎重にのせる。ここも何度か足を空振りしたところだ。次に、左足を掻きこんで、今日変更した左手穴ホールドを取る。よし届いた。右足を上げて、右手アンダーフレークを一手送る。よし! 右足をダンゴ2個ホールドへ戻して、左足をおにぎりホールドにかけて、左手を終了点テラスリップへ。うー、指先がしびれる。だが、これで元々の手順に戻る。慎重に足を踏み換え。右手をテラス上にあるガバへ。左足を最後のフットホールドへのせて、「ダーーーー!」渾身の力をこめて終了点のガバフレークへ。そして、終了点テラスに立った。「うぉーーーーー」。カサメリ沢中に響きわたるぐらい大きな雄叫びを上げた。

NDDは昨年6月に初見トライした際にトップアウトできてしまったのがよかったのか悪かったのか。通えば登れるのではないかと錯覚してしまいました。それは早すぎた出会いでした。結局、昨シーズンは下部のスローパートラバースは固めることができて、1テンを1回だけできたことにはできたのですが、とても下から繋げられるムーブまで詰めることはできずにシーズンを終えました。そして今シーズンも全く可能性を感じることなく始まったのですが、お盆前に最後のアンダーフレーク取りで、一つのきっかけを見つけることができました。お盆明けから、そのムーブ修正がきっかけになり、一つづつ鍵が解けていきました。そして、先々週はついにアンダーフレークを止めることができたのでした。だけど、すんなりとは登らせてくれませんでした。最後の最後のセクションにもう一つ鍵が必要でした。NDD、それは一つづつ、ムーブの鍵を解いていくようなルートでした。そして、この日、ついに最後の鍵を見つけて、RPすることができました。長かった。NDDは、場所、ベーストシーズンの短さ。しびれるようなムーブの難しさ。誰にとっても簡単には登らせてくれないルートだと思います。だけど、私はこのルートに出会って、本当によかった。そして、がんばれば登れる。それを実践できて、とても充実しました。また、こんな熱いルートに出会いたいです。

〇 NDDをRPする私
・アンダーフレークが止るところ。
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〇 神の手をトライする箸も氏
・この日の最後のトライは本当に止ったとおもったのだが。
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きん
by climber-kin | 2008-10-12 23:44 | カサメリ沢・不動沢 | Comments(38)

2008年10月4日、カサメリ沢

10/4、カサメリ沢

数日雨が降っておらず、気温は先週ほどまでは下がらない予報だ。最高のコンディションを期待して、カサメリ沢へ向かう。ところが、海側から南の風が吹き込んでいるようだ。湿度が高い。小仏トンネルを超えると霧が出ていた。瑞牆山が見えるあたりまで来ると青空が出てきたのだが、岩峰がかすんで見えた。しかも、今日は岩が冷たかった。先週よりも気温は高いのだが、陽があたらないコロッセオは徐々に岩が冷えてきているのだろうか。先週以上に冷たく感じた。で、カサメリのベストシーズンは、いつくるのだろう。えっ、先週の土曜日1日だけ?

(1) トータルリコール(10b)、再登アップ
それほど、冷たくは感じなかったのだが。

(2) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、ヌン掛け
4p目クリップしてテンション。スローパー左トラバース。うーん、湿っぽいがなんとかこなせる。5p目、6p目でテンションしながら、ヌンチャクを掛ける。それぞれのムーブは全部一発で決まる。ちょっと、指が冷たいのが気になる。

(3) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、1テン
11時ちょっと前に本気トライ便を出す。岩が冷たいのに湿っぽい。そんなの今までないぞ。普通は岩が冷たいのならカラカラだろー。いかんせん、岩が冷たいと力が入る。それでも、何とか6p目をクリップして、最後の核心セクションへ。左手おにぎりホールドへ、指の感覚がない。なんとか、右手をダンゴ2個ホールド、スプーン穴ホールド。そして、アンダー気味サイドカチフレークへ、指がかかるが、とまらず。

(4) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、×
1時ぐらいに本気2便目。まだ岩が冷たい。動きが固くなってしまう。6p目超えて、左手おにぎりホールド取って、右手中継して、アンダー気味サイドカチフレークへ。先便よりは指がかかったが、やっぱり止らず。うーん。今シーズン終わりか?

(5) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、×
3時半。4便目にして遅すぎるチャンスがやってきた。岩が冷たくない。冷えた岩は気温とはずれて暖まるようだ。気温が下がりだした時間帯なのだが、岩が一番暖かかった。だが、今度は自分の方がよれている。6p目超えて、左手おにぎりホールド。指はよれ気味だが、今度は感覚がある。右手、アンダー気味サイドカチフレーク。はがされそうになったが、持ち直す。そして、左足、右足とステップして、左手チビ穴中継で、右手アンダーを少しだけ持ち直そうと試みる。右指がよれよれだ。先週よりよれてる。しかも、このホールド、いつも濡れてるし。左手終了点リップ右端のガバへ。あーー。先週と同じだー。フォール。

今週も登れなかった。最後の最後のアンダー気味サイドフレークとってから終了点までの手順。最初にトップアウトした時から、全く変えていない。強引なムーブで気にはなっていたのだが、右手アンダー気味サイドフレークさえ止れば行けると思っていた。だが、その時点で指はかなりよれていて、強引なムーブでは落されてしまう。先週と今週、アンダーフレーク取ったのに、2度とも落ちてしまった。最後の手順を次回ヌン掛け1便目に検討しよう。tmbさんが使っているホールド(私が中継に使っているミニ穴ホールドより上の穴ホールド)を私のリーチで、体上げる前の左足掻き込み状態で取れるなら、かなり楽になるだろう。もし届かず、今のムーブのままだと、今シーズンのRPは厳しいかもしれない。あいかわらず、つめが甘い私だった。3便目でもアンダー気味サイドフレークが止らなかったし、岩も冷たくなっちゃったし、今シーズンこれで終了の雰囲気が一時漂ったのだが、4便目。疲れているのにアンダー気味サイドフレークが止った。もうちょっとがんばりますか。「NDDおじさん」、つづく。

〇 「神の手」をトライする箸も氏
・「ゴッドハンドおじさん」も、つづく。
・おっと失礼、「ゴッドハンドおにいさん」でした。
・難しいルートを何シーズンも使って何本も登ってきた箸も氏。登れても、登れなくても、どうどうとしている。増えすぎたトライ日数に焦りながら、その都度、一喜一憂していている私。ここまで、一つのルートにエネルギーを費やしてみると、また、ちょっと違う心境というか違う世界が見えてくる。
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〇 こせ・ど・どん(11c)を探るM代っち
・普通のルートのようです。5-6p間が核心。
・ビレイしてたら、ホールド欠けて、頭の上に降ってきた。10cm角ぐらいのひらたいホールド。飛びよけた。セーフ。
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〇 今日のNDDをトライするtmbさん
・1テン?来週はどちらへ。来週もカサメリですよね。
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きん
by climber-kin | 2008-10-04 23:46 | カサメリ沢・不動沢 | Comments(10)

2008年9月27日、カサメリ沢

9/27、カサメリ沢

「NDDおじさん」は今日もカサメリ沢へ行く。植樹祭公園に到着すると気温が3度。トイレへ行く木の階段に霜がはっていた。急に寒くなり過ぎだ。ダウンが必要な温度だ。今日は真実の口の前に陣取ったのだが、ここは特に寒かった。

(1) トータルリコール(10b)、アップ
このルート何回登っているのだろう。30回ぐらいは登っているのではないだろうか。

(2) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、ヌン掛け
左スローパトラバースができる。この時間帯にできるということは、朝だけど湿度が結構低い。だけど、上部核心のアンダー気味サイドカチはびしょ濡れだった。ルート整備しながら下りる。

(3) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、1テン
11時に出す。今日のフリクションは今シーズンで一番いい。核心トラバースが楽にこなせる。6p目まで順調にくる。ただ、指が冷たいのが気になる。前回気づいた対策。右足に荷重をかけてから、左手おにぎりホールドへ。右手だんご2個ホールド。さらに、ミニ穴ホールド中継して、デッド体勢へ。いまひとつのまま右手をアンダー気味サイドカチへ出す。とどいたと同時に指が抜けてフォール。とりあえず、「腰を捻って」作戦で一手伸ばす。

(4) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、×、
13時に出す。2便目よりさらにスムーズに左トラバースをこなす。5p目ガバアンダーから右トラバースも無難にこなし、6p目をクリップ。三角形ホールドを左手でラップ持ちして、右手を穴へ深く入れなおしてから、左手出し。そして例の新対策、腰を少し捻り右足に荷重して、左手おにぎりホールドへ。しっかり持てた。右手をだんご2個ホールドへ。さらにミニ穴中継。体を上げて、デッド体勢。今度は十分だ。右手アンダー気味サイドカチへ。止っちゃったぞ。だけど、まだ心の準備が。そこから次の左手一手出すための仕事が多い。左足、チビカチにかけて、右足を三角形マッチホールドへ上げる。左足をマッチしなくなったマッチホールドにつま先をかけて、左手一本指穴へ中継。左足すぐ右横のチビエッジにのせて、右手アンダーのまま体勢を上げて右足をダンゴ2個ホールドまで上がる。そして、左手を終了点テラス右端のガバへデッド。あちゃー。3cmはずしてしまった。止まらなかった。ビレイヤーもギャラリーも、みな登ったと思っただろう。だけど、そこで落ちてしまうのがいかにも私らしい。「チキチー!」。

(5) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、1テン
このルート、4便目はないようだ。2便目と3便目のインターバルを長くして、3便目に向けてのレスト時間を長くした方が得策のようだ。

前回思いついた終盤でのポイント。最後の鍵になってほしいと願っていたのだが、甘かったようだ。そこの鍵はとけたのだが、その次のリップガバへの一手で落ちてしまった。もう、ちょっと余裕があって、目標を見定められる時間があったら止ったのかもしれない。だけど、次回こそ。次回こそ。

〇 真実の口でアップするtmbさん
・M代っちのヌンチャクでアップするtmbさん。
・M代っちは2便目で真実の口をRP。
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〇神の手(13c)をトライする箸も氏
・今日のコロッセオには、箸も氏、tmbさん、こぐまさんペアの合計6人。
・コセロックで登っていたムラトンさん達もコロッセオへ遊びにきいていた。来週から小川山だそうだ。
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〇 NDDをトライするtmbさん
・ムーブがだいたい固まってきたようだ。さすが、強い人は早い。
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〇 トップガン(13a)をトライするこぐまさん
・ガバに水溜りがあって、指が濡れてしまって困っていた。
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きん
by climber-kin | 2008-09-28 00:08 | カサメリ沢・不動沢 | Comments(10)

2008年9月23日、カサメリ沢

9/23、カサメリ沢

今日もカサメリ。先々日の体のダメージが気になりながらも、今日は最高のコンディションかと期待してやってきたのだが、今朝がた、結構な雨が降ったような様子だ。乾いた岩もあるのだが、水が垂れてきていて登れないルートが多かった。NDDの核心サイドカチからは、いつもの鼻水どころではなく、その周辺がびしょ濡れ状態だった。リップには垂れてきている水が溜まっているし。それでも、トライするごとに、いろいろな対策がなされて、最後はそれなりのコンディションだったのだが。

(1) トータルリコール(10b)、再登、アップ
げっ。溝状、ガバ状ホールドが全てびしょ濡れ。オランジュ岩は全滅っぽい。

(2) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、ヌンチャクがけ
トレビの泉からヌンチャク掛けすると、感触掴むために、結局1便無駄にしてしまう。下からヌンチャク掛けして触っておけば、所謂思い出しのための1便が省ける。そこで、今日は下からヌンチャクがけする。6p目まで来て、うーん。終盤の核心アンダーサイドがびしょ濡れだ。最後のムーブがいまひとつ決まらず。ルート整備して降りる。

(3) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、1テン
いい感じでスローパートラバースが決まる。6p目まで順調にいくが、左手おにぎりホールド取った瞬間からおかしくなる。左手ダンゴ2個ホールドつかみそこねてフォール。あれ、左手はもう少し左よりだ。悪いところを狙っていることに気づいた。今度は1発で、6p目からトップアウトできた。濡れたアンダーサイドカチと水が溜まっていたリップが恐かった。

(4) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、6p目から核心でフォール
今度もいい感じでスローパートラバースが決まる。今度も6p目まで順調。左手おにぎりホールドを今度はいいところを持つ。今度はダンゴ2個ホールド右手で止める。もう一手右手中継して、次にアンダー気味サイドカチへの一手へ。だが、デッド体勢に持っていけずにフォール。うーん。それでも、最高到達地点を一手進めた。

(5) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、1テン
今度もスローパー左トラバースが完璧に決まる。そして、右トラバースも今までになく力が抜けて三角形スローパホールドへ。右手少しシェーク。右手穴ホールド刺して、クリップ。左手も2度シェークできる。これまでで一番楽にここまで来ることができた。そして、最後の核心ムーブへ。左手おにぎりホールドつかんで、右手ダンゴ2個ホールドへ。あれー、一瞬で左手が固まってしまった。うーん。何故だろう。そこまで、左手はよれていないと思うのだが、左手おにぎりホールド掴んだ直後にガチガチになってしまう。6p目テンションかけてからだと何故か問題なく通過できてしまう。そうか、行ける時は、右腰を右足にのせてから、左手おにぎりホールド取りにいっているのだ。失敗する時は右足にのれていないので、はがれる体を左手で力一杯抑えて、それでガチガチになってしまうのか。そういえば、ムーブこなせる時は、少し腰を捻って、右足に荷重した状態で左手をおにぎりホールドへ出している。右足にのっているので次の右手中継も出やすいわけだ。右足にのらずに左手おにぎりホールドだけの指力だけで、ひきはがされないようにするから一瞬でガチガチになってしまうのだ。きっとそうだ。対策は「腰を捻って重心を右足にのせること! 手で引こうとするな!」だ。

6p目までは、かなりスムーズに行けるようになったのだが、最後の核心入った瞬間に左手がガチガチになってしまう。一応、問題点と対策らしきものを見つけることができた。次回は、この対策案でトライしてみたい。シーズンも残り1ヶ月。登れても登れなくても結果を恐れず、がんばりたい。

〇 今日のNDD
・今朝は寒かった。この勢いで気温が下がっていくとなると、あっという間に秋も終わってしまうだろう。陽のあたらないNDDは、金色にそまる紅葉のころが限度だろう。
・最後の核心、アンダー気味サイドカチ周辺はびしょ濡れ。だけど、今日も、下から、そこまでたどりつけなかった。
・アンディさんが、水が垂れてくるところにティッシュで詰めものしてくれたおかげか、最後の便は乾いていた。
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〇 今日の神の手
・トライしているのは、N田さん。
・箸も氏は、上部水が垂れているので、早々にトライをやめてしまった。その後、登るルートがなくて、ルート難民になっていた。
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〇 今日の真実の口
・M代っちは、Trでトレーニングモード。フォールなしで2回登っていた。
・このルート、3p、4pあたりがランナウトしてて恐そうだ。
・帰り際に、ムラトンさん達のお連れの方がマスターでトライされていた。登り慣れた感じの方だった。たぶん、オンサイトされたでしょう。
・そして、ケロちゃんさんは、十手持ちをみごとにRPされたとのこと。おめでとうございます。ムラトンさんは、ムーランドラ、どうするのかな?
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きん
by climber-kin | 2008-09-23 23:24 | カサメリ沢・不動沢 | Comments(3)

2008年9月21日、カサメリ沢

9/21、カサメリ沢

土曜日の予定だったが、台風は土曜の明け方に関東南海上を通過するようだ。土日とも同じような天気なら、日曜日の方がいいだろうと変更したのだが、裏目にでてしまったようだ。日曜日は、大気不安定でカサメリは終日、濃い霧に包まれた。2時ぐらいからは本降りになってしまった。そんな天気でも、ムラトンさん&ケロちゃんさん達やスポーレさん達がカサメリへやってきていた。午後からはみなさん、モツランドへ避難されたのかな?

(1) トータルリコール(10b)、再登
濡れてはいるが、岩がガサガサなので登れる。

(2) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、ヌンチャクがけ
午後から雨の予報、時間もないので、下からヌンチャクかけながら、ムーブを流して確認するが、湿気湿気でスローパートラバース止りません。各停で進むが、6p目からの最後の核心も1度落されてしまった。

(3) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、3テン
朝の1便目から1時間半ほど後に2便目を出す。どうせ止らないだろうとスローパーに手を出し、クロスマッチするがやっぱり落される。4p目からやり直すとなんとか通過できた。少しは湿度が下がったようだ。5p目、6p目と各停で少し曖昧な箇所。細かいところを確認する。4p目スローパーの左手位置に角度、ホールドを抑える場所の指のタッチ。ガバアンダーから、左手ガストンへ取る時のフットホールドを変更する。中段右トラバースのイメージを確認する。力抜いて抜いて、腰を入れてから、グッだ。6p目おにぎりホールド左手出す際の右足の位置を微妙に調整する。これまで3度ほど、その後の右手2個ダンゴホールド取ってから、次の一手で足を滑らせている。この微妙な足位置が問題だったかも。それと、左手おにぎりホールドの持ち方を確認する。横引き気味なのか下引きなのか曖昧だったが、下引きだ。

(4) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、4p目まで
雨がポツポツ降ってきた。またまた状態が悪くなってきてしまった。スローパートラバースがヌメヌメで止らなくなる。一旦下りて、状態を見るが、この後本降りになってしまった。力余っていたM代っちがヌンチャク回収してくれた。ありがとう。

コンディション悪くても、何とかなるかもと甘い期待を持ってきたのだが、今日のカサメリのコンディションは今シーズンで一番最低だった。それでも細かいムーブ修正とかできたのでよしとしよう。もう9月末だ。今日は日中、16度だった。10月になると、今度は岩が急激に冷たくなってくる。NDDのベストシーズンは来るのだろうか。来週と再来週ぐらい。2週間だけ?

〇 今日のNDD
・今日のカサメリは一日ガスに包まれていた。
・2時ごろからは土砂降り。今シーズン最悪のコンディションだった。
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きん
by climber-kin | 2008-09-21 21:56 | カサメリ沢・不動沢 | Comments(2)

2008年9月13-14日、カサメリ沢

9/13-14、カサメリ沢

塚小屋のお世話になり、二日間カサメリ沢で登る。さすが三連休だけあって、カサメリもお盆以来の混雑となる。日曜の朝に雨が降ったらしいが、まずまずのコンディションだった。ようやくムーブが固まり、先シーズンの奇跡の1テンから、前回は、今シーズン初の現実的な1テンまで持ち込んだNDD。今週はかなりの期待をしてやってきたのだが。やはり、簡単には登らせてくれなかった。

(1) トータルリコール(10b)、再登
(2) トレビの泉(10a)、フォロー、NDDヌン掛け
(3) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、×
いつまでも不安が残る最初の核心スローパー左トラバース。一発できまった。ただ、まだ、体の動きが悪い。何箇所もムーブを失敗しながらも、やはり1便目元気がいいので、6p目クリップまでノーテンで到達する。左手おにぎりホールドへ。苦しいが、なんとか止った。右手出そうとしたが、左手がガチガチで動けない。張ったー。フォール。6p目から、やり直し。もう一度落されて、トップアウトする。丁寧にブラッシングしながら降りる。

(4) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、1テン
今度も、スローパー左トラバースが決まる。だが、左手ガストンが指3本しかかからなかった。なんとか、4本にして、5p目ガバアンダーへ。右トラバース。今回は少しスムーズにできる。6p目クリップ。今度は左手おにぎりホールドから次の中継の右手一手が出せて、止る。やはり、ここで左手ガチガチで右足に乗り込めない。フォール。

(5) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、1テン
今回は、いい感じで左トラバース。そうなると不思議で5p目ガバアンダーも少し戻せたような気がする。中段右トラバース。腰が入って、今までになく楽にこなせる。6p目クリップ。いけるかも。そんな期待が頭をよぎる。しっかり、左手おにぎりホールド握って、右手中継ダンゴ2個ホールド。さらに、右手穴中継ホールドへ。右手に力が入りすぎた。右足の荷重がなくなってしまって、右足がツルリ。せっかくのチャンスをやってしまった。

4便目出したいところだが、明日もあるからここは我慢我慢。ぐっと我慢して塚小屋へ向かったのだった。tsukaさんは、ずっと風邪を引いていて調子が悪かったようだ。なんとか、今日から調子が戻ってきたようだ。話が弾んだ。

(6) ムーラン・ドラ・ギャレット7p目まで、アップ
M代っちがトライ始めて、ヌンチャクかかっていたので、核心手前まで登って、アップにする。もう2pほどヌンチャクつかみながら、登ってみた。うーん、難しそう。

(7) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、1テン
まだ、湿っぽいだろうなと思いながらも、2便目をいい時間帯にあてるため1便出す。あー、やっぱり、二日目はダメか。ゴリゴリの背中が。中段右トラバースが厳しい!

(8) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、1テン
かなり時間を空けたが、やっぱりダメ。1便目より1手下がる。

(9) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、回収便
当然ダメダメ。先便よりさらに1手高度が下がる。

NDD厳しい。やはり、1テンになったからといって、すぐには登らせてくれない。だけど、前回よりは、進歩は感じることができた。2日間で6回とも最初の核心スローパー左トラバースが決まった。先週より、2手進んだ。前進だ。やはり、いつもの私らしく、1テンからが勝負。もう、ちょっとかかるかな。今シーズン中に登れるといいのだが。めげずに前向きな気持ちでがんばりたい。M代っちは、ムーラン・ドラ・ギャレットを二日間トライしたが、苦戦。このルート、私も登れる気がしない。めげずに前へ進もう。苦しかったけど、二日間、自分の力を出し切ってトライできて気持ちよかった。次回もがんばりたい。

〇 NDD(12b)をトライするMっちさん
・今週はたくさんの方々がNDDをトライした。
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〇 神の手(13c)のヌンチャク掛けをするH森氏
・なぜか、私がトライしてフォールし、右を見ると、いつもH森氏がこのルートをトライしている。テンションして休んでいる時に見ていると、今度は行ったかなぁと思うと、H森氏が核心からフォールしてくるシーンを何度も見た。とっても難しいみたいです。
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〇 ムーラン・ドラ・ギャレット(12b?)
・パンプのトポには12bって書いてあります。
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〇 NDDをRPするムラトン@ZCCさん
・先週もトライされていた13クライマーのムラトンさん。
・ポテンシャルの高い人はやはり違います。できてなかった上部の手順わかったら、簡単に登ってしまいました。
・RP、おめでとうございます。
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〇 NDDをトライするtmbさん
・tmbさんも、いきなり登場。左トラバースは楽々な感じ。上部核心がいまひとつのようでした。
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きん
by climber-kin | 2008-09-15 01:44 | カサメリ沢・不動沢 | Comments(16)

2008年9月6日、カサメリ沢

9/6、カサメリ沢

朝7時に植樹祭公園に到着すると山の方は厚いガスに覆われていた。ガスは徐々に晴れてきて、お昼ごろには青空も少し見えたりしたが、ほぼ天気予報どおり、ポツポツ降ったり、やんだり。4時から土砂降りの天気だった。朝と雨が降り出してきてからは湿気湿気だったが、2時ぐらいに、風が吹いた。その間だけ、コンディションは少しだけよくなったかなぁ。コンディションは来週から期待したい。

(1) トータルリコール(10b)、再登
ルートは意外に濡れていない。いつもなら出だしびしょ濡れのワニワニあたりも、濡れていなかった。昨日は、強い雨までは降らなかったのだろう。

(2) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、ヌンチャクがけ
下から4p目まで登って、5pと6p目はインチキ棒でヌンチャクをかけて、ルート整備した。最後の核心、アンダー気味サイドカチは結構な鼻水がたれてきている。

(3) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、×××
10時30分ごろ、1便目をだす。うーん、下から繋げると、スローパーマッチがとまらない。というか、湿気っぽい。マッチだけ3回ほどやってみて、ようやく右手止まり、左手ガストン刺して、トラバースしようとするところでフォールする。指皮もってかれてしまった。5p、6p各停でトップアウトする。

(4) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、3テン
12時30分ごろ、2便目をだす。スローパーマッチ、1便目で決めた左手の決め場所に慎重にあてる。クロスマッチは止るが持ち直しでフォールしてしまう。4p目から5p目クリップ。アンダーガバのところで疲れて、またテンションしてしまう。ここから、トップアウトしようとスタートする。6p目クリップ、そのまま後半の核心セクションへ突入するが、左手おにぎりホールド掴んで、右手一手だして、もう一手送ろうとしたところで、右手に力入りすぎて、体を持ち上げてしまった。右足の荷重がなくなり。右足が滑ってフォール。うーん。これはいかん。5p目のアンダーガバまで戻って、ここから、もう一度、終了点まで繋いで登ろうとスタートする。力のいる右トラバースから、最後の核心セクションへ、そして、アンダー気味サイドカチへ、止った!だが、指が入りきっていない。我慢しながら、いつ落ちてもおかしくないなぁと、ヒヤヒヤしながらも、5p目から終了点までノーテンで行けた。これは進歩だ。ムーブ改良して本当によかった。

(5) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、1テン
14時30分。空は明るくなり。少し風が吹いてきた。風のおかげで少しだけフリクションがいい。スローパーマッチ、いまひとつだったが、なんとか右手止まる。まだ、持ち損ねているので、ホイっと持ち直す。これが疲れる。左手ガストン刺すが、深く持てていない。そのまま足クロスで足を体の下へ運んできたところで、持ち直せた。右手ガバアンダーへ。うーん、でかいホールドの裏はやはり湿気湿気だ。抜けそうなのを我慢しながら、左足右足と上げて、もう一度左足決めて、5p目をクリップ。前便で少しはっきりした左足フットホールドの押さえ方を確認しながら、3回ぐらいずつ、チョークアップして左右をシェーク。そして、真ん中の核心、右トラバース。「うー!」とめずらしく声を出してしまった。なんとか落ちずに、三角形岩マッチして、右手を少しだけシェークして穴に刺して、6p目クリップ。ここで、一手戻して右手シェークは前便でNGなことがわかったので、左手シェークして、最後の核心セクションへ、そのまま突入する。一手、一二の三と足決めて、左手をおにぎりホールドへ出そうとする前に右手がぬけてきた。だめかー。フォール。6p目から、一発で抜けられてトップアウト。とりあえず、今シーズン、初の1テン。

(6) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、回収便
16時ごろ。登り出す前に土砂降りになってしまった。雨でも登れるNDDだが、やはり雨が降り出しては、湿気湿気で本当に触れるだけ。スローパーマッチは当然とまらず。それでも各停で6p目まではクリップできた。そこから、最後の核心セクションなのだが、雨が吹き込んでいてホールドが濡れてしまった。抜けられない。インチキ棒を下から引き上げ、なんとか回収。チョークバックが濡れてしまった。

1便目ではどうなることかと思ったが、2便目は、5p目から終了点まで繋げることができた。3便目では、ようやく今シーズン初の1テンまで持ち込むことができた。おにぎりホールド取れれば、アンダー気味サイドカチへ手を出すところまでは行けるだろう。アンダー気味サイドカチ止められれば!その後も股が涼しいムーブが続くのだが、少しだけ厳しさはやわらぐ。まだまだ、RPは近くはないのだけれど、元気が出てきたぞ。がんばるぜ。M代っちは本日2便目のすばらしい登りで「十手持ち(11d)」をみごとRP。いい登りでした。おめでとう。今日もタープが大活躍しました。タープたたんだ後が辛かった。土砂降りで沢の増水が気になったが、まだ大増水はしておらず、車まで戻って、一安心。

〇 十手持ち(11d)
・ポツポツと降ったりやんだり。ときおり、日が差す天気でした。
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〇 今日のNDD(12b)
・トライしているのはムラトン@ZCCさん。盗撮。無断掲載。
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〇 神の手(13c)をトライ中のH森氏
・今日のコロッセオは、6人。
・タープの下で、H森氏が核心の右手がいかに悪いのか力説してくれました。ルート名の「神の手」というのは、その右手の悪さから名づけたのかもしれないですねぇ。
・フィジカルな持久力トレーニングの助言ありがとうございます。参考にさせて頂きます。
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〇 ムーランドラギャレット(12a)をトライするM代っち
・十手持ちRP、おめでとう。いい登りでした。2便目でRPしたので、まだまだ力が余っていて、このルートにトライしてました。
・トライ中に雨が降り出し、残置ビナで撤退。次回もトライするとのこと。ガンバレー。
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きん
by climber-kin | 2008-09-06 23:43 | カサメリ沢・不動沢 | Comments(4)

2008年8月23日、カサメリ沢

8/23、カサメリ沢、曇り時々雨

天気予報は曇り昼から弱雨。今日はNDDの6p目クリップからの3手を改良することが目的だ。多少のコンディションの悪さはどうでもよい。迷わずカサメリ沢へ向かう。前回のNDDで、最後の厳しい一手(実は、その後も股のあたりが涼しいムーブが何手も続くのだが)、アンダー気味サイドカチへの最後の厳しい一手の手順を改良した。ムーブが成功する可能性は上がったと思う。だが、そのムーブへ入る手前、右手マッチして左手おにぎりホールド取るこの2手で全ての余力を奪われてしまっている。足が高いのだろう胸の前でのマッチになり、リーチのある私にとっては、そこだけならできるのだが、とても苦しいムーブになっている。ここを改良できない限りは、RPは遠いとずっと感じていた。前回のNDDから、ずっと暖めていたアイデアがある。それを確かめたい。そして、少々の雨でもムーブ探りぐらいはできるNDDなのだが、雨が降ると居場所がない。その対策のグッドアイデアも前夜にうかんだのだった。

(1) トレビの泉(10a)、フォロー、NDDヌンチャク掛け
このルートフォローは恐いのであまりやりたくないのだが、アップするルートもないし。ついでにヌンチャク掛けだ。お盆休みに随分多くのクライマーが取り付いたのだろう。NDDのホールドはどれもチョークまみれだった。丁寧に掃除しながら、ヌンチャク掛けする。

(2) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、ムーブ探り
4-5p間のスローパー穴ホールドがヌメル。2、3回触ってみたが、この湿度では厳しい。今日の目的はここのムーブではないので、各駅で6p目までいく。それにしても、相変わらず難いムーブが続くぜ、このルート。そして、6p目クリップからの3手。実はヒールフックして、しっかり乗り込めば、右手休ませることができるはずだ。何故なら、初見トライではその体勢で6p目ヌンチャクかけて、クリップしたからだ。試してみた。確かに、右ヒールして荷重を右足へ寄せると右手余裕で離せるようになる。ところが、体が右側へ寄るため、右手マッチはさらに苦しくなることがわかってしまった。愕然!あの手この手といろいろ試すがどれもNGだ。いいアイデアがうかばない。やはり、今の力では、まだこのルートは登れないのか。ここにきて封印するかなぁと思った。ふと、とっくの昔にNGにしていた手順を思い出す。あれ?もしかしたら、早々に試してみる。取れた!左手おにぎりホールド。そうか、右足先にあげておけばよいのか。しかも、この手順だと前回改良したムーブへそのまま繋げることができる。これだ!2度ほどリハーサル。その後に来る前回改良したアンダー気味右サイドカチ取りで落されるが、ここは、よせてよせてデッドのパターンだ。各ポイントを確認して、もう一度。今度は、前回今回と改良した部分をつなげて、終了点まで繋げることができた。

(3) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、2テン
4p目まで小さな失敗を二つほどやらかす。そして、核心の始まり、穴スローパーマッチの左トラバース。おっ、できた。今シーズン初めて、下から繋いで成功した。左手ガストン取って、右足クロスステップしてるうちに、フットホールドをはずしてしまった。フォール。今日おろしたミウラはまだ固い。そこから、6p目クリップまでも、今シーズンはまだこなれていない。ホールドも湿っぽい。ガチガチのフルパワーでいってしまう。指が痛くなってテンション。今度は、6p目クリップ体勢から改良した後半核心ムーブを試してみる。一発で終了点までいけた。よしよし。

(4) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、4p目から各停
ロープを抜いた直後に、また雨が降ってきた。ガスで向かいの岩も見えなくなってしまった。風で雨がルートに吹き込む。なんてこったい。トップアウトできるか心配だ。2便目は結構ホールドの状態よかったのだが、ガスが出てきては、もう湿気湿気だ。4p目から各停で6p目までいく。5-6p間は、いつもロープの上から右足だしていて、フォールするとロープがからみそうで恐かったのだが、ロープの下から右足をフットーホールへ出してみた。これだと恐くない。そして、今回改良したムーブは一発できめたい。早く下山して温泉へ行きたいという気持ちを抑えて、集中する。何とか、今度も一発で6p目から終了点までの一連のムーブをこなせた。改良成功だ。

雨の予報だけど、来てよかった。懸念の6p目クリップ直後のムーブを改良することができた。6p目まで余力を残して行ければ、RPできる可能性がでてきた。だが、その6p目まで余力を残して行くことは簡単ではない。これから状態がよくなるはずだ。通って、通って、恐怖心をなくしてムーブを洗練させていくしかないだろう。がんばるぞ! 今日のM代っちは、十手持ちを3トライ。全ムーブをこなせたようだ。3-4p間のムーブを再現できなかったようだが、次回固められるでしょう。この手のカチルートが得意なんじゃない?

〇 今日のNDD
・お昼過ぎの2便目は少し状態よかったのだが、湿度が高い朝夕はまだまだ湿っぽい。って今日は雨だったし。
・最初のスローパーマッチトラバースが決まるかどうか。いろいろ悩んできたが、湿度の問題だけのような気がしてきた。
・私のムーブだと、4p目クリップから、7手と7足の2-3級をこなして、ガバアンダーで5p目クリップ。左足が悪くてあまり休めない。そこから4手4足、うっと息が止る力のいる4級をこなして、6p目をクリップ。このクリップも指がすっぽ抜けそうで力が入る。そこから、10手10足の2-3級をこなして終了点テラスに立つといったイメージだ。11d、11b、11dの核心をクリップはさんで連続してこなすようなストレニ度に感じる。いかに力をセーブして最後のセクションへ繋ぐかだ。
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〇 タープで雨をしのぐ
・雨が降ると居場所がないコロッセオ。タープの布を持ってきたのだったが、レスト中、くつろげました。大成功。
・だけど、大雨降ったらだめでしょうねぇ。
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〇 十手持ち(11d)を探るM代っち
・本日1便目、トータル2便目にして、リードでトップアウト成功。これまでになく、いい感じじゃん。
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きん
by climber-kin | 2008-08-23 23:15 | カサメリ沢・不動沢 | Comments(14)

2008年7月26日、カサメリ沢、はるなRP

7/26、カサメリ沢

今週もカサメリ沢。当初、コセロックでアップして岩の状態よければコロッセオへ向かい、よくなければオランジュ岩へと考えていたのだが、それなら、午前中はオランジュ岩(午後から陽があたる)。午後からコロッセオと一日で二日分を楽しんでしまえと、夏休み渋滞も気になることだし30分出発を繰り上げ、6:01に韮崎IC出口のセブンイレブンに到着したのだった。セブンイレブンに到着すると間髪いれずに、小川山へ向かうT井さんとM瀬さんがやってきた。考えることは同じようですね。7:30には、コセロックに到着したのだった。オランジュ岩には、先週RPした「あすか」と今週トライする「はるな」の初登者のF田氏が鳳凰をトライされていた。オランジュ岩には後からtsukaさんとY中さんがやってきた。コロッセオにはM月さんW田さんが来ていたのでした。コロッセオへ向かう途中、H田さんダンゴ姉ぇカップルとすれ違う。H田さんはNDDを二撃だそうだ。強い人はコンディション悪くても12bぐらいは軽く登ってしまうんですね。うらやましい。天気は、2時ぐらいにパラパラと来て、また青空が見えてきて、4時ぐらいから本降り。5時半ぐらいにはバケツの水をひっくり返すような大雨が降って来た。

(1) トータルリコール(10b)、再登、アップ

(2) はるな(11b)、MS、探り便
このルート、15年前に触って敗退している。果たして、どうなることやら。途中迷うところがあり1テンして、核心手前のクリップまでやってくる。だが、その核心全くわからん。こがらな人ならこうだろうなと想像できるのだが、私の場合、右足を先に上げると狭くて左足が上がらない。左足を先に上げると、今度は右足が上がらない。散々試行錯誤して、指がよれよれになってしまった。えー封印かと思ってあきらめかけていたのだが、右手右足で上部のホールド探ると、あれ次のホールドに届きそうだ。もう一度やってみると、核心を越えることができた。もう1便出してみますか。

(3) はるな(11b)、1テン
ちょっと動きが固かった。ちょっと強引な登りで核心手前クリップまで行く。さぁ、核心だ。あれ、足上げてから、右手アンダーだった。ズルッ。

(4) はるな(11b)、RP
指よれてきていて、3便目出すか迷ったが、やっぱり出すことに、1時間ごとにトライしてるなぁ。今度は核心までスムーズに登る。そして核心。右足上げて、狭いアンダー右手もって、グイグイグイ。左指先届いた。グワッと、もう5cm左奥へ飛ばす。左足上げてスメア気味。右足上げて、こちらもスメア気味。指がヌルヌルになってきた。抜ける直前に左手デッド。ついでに足が切れてしまったが何とか落ちないでいる。足ブラ状態。結局使わなかった左足チビカチホールドを思い出し、左足のせたら楽になった。クリップ。両手シェークしてから、終了点まで行く。よかった。登れた。15年の時を挟んで、2日4便。このルート、15年前の自分には絶対登れないと思った。あすか(11b)より、あきらかにムーブが難しい。11cでしょう。

(5) トレビの泉(10a)、Tr、NDDヌン掛け
あれ、tmbさんの残置ヌンチャクがない。M代っちがこのルート登ってくれるというので、フォローしてNDDのヌンチャクがけをする。

(6)(7) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)x2、いずれも×
2便出した。最初の核心スローパークロスマッチは、左手いいところ持って、右手を斜めに入れるといいようだ。改良した6p後の本当の核心部分。おにぎりホールド手前のホールドで右手マッチしてから右足ヒールをはずしていたのだが、新ムーブでは同じあたりのフットホールドつかって、右手中継小穴ホールドを取りに行くので、左手おにぎりホールド少し取りずらくなるのだが、ヒールフックのままの方がよいのかもしれない。

15年越しのはるなのRPはうれしい。NDDも、回を重ねるごとにわずかながら前進。それにしても昨シーズン、ワンテンにしたのが嘘のようのダメダメぶりなのだが。秋のチャンスまで地道にちょくちょく触っておきたい。今の私に登れるのかなぁ。このルート。

〇 あすか(11b)とはるな(11b)
・2年前の写真です。
・tsukaさんがF田さんに聞いたところ、F田さんは「はるな」初登時、11cとグレーディングしたそうなのだが、N藤氏が再登して、11bだということで11bで発表されたとのこと。
・核心部分は3-4手と短いが多分BP垂壁の3級ぐらいのムーブ。核心部分まではそれほど難しくないが、ムーブ手順が楽しい。11cでしょう。
・「あすか☆☆」も「はるな☆☆☆」も決してスラビールートではありません。ムーブが楽しい。お奨めルートです。
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〇 あすかを登るtsukaさん
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〇 トップガン(13a)をトライするM月氏
・一発目ランジ止った!
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〇 M月氏トップガン、二つ目のランジの結果は?
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○ 次回のNDDは
・おかしくなっていた4p目クリップは、右足をガバ穴まで上げずに、その下にスメア気味において、左足をガバ穴に刺せばよいことを確認できた。
・4-5p間の左トラバースのマッチは、左手悪目にして右手持ちやすいようにしていたので、右手出す際に落とされることが多かったのだが、左手いいところを持って、左手がずれ落ちてこないようにして、右手を斜めに入れると持ち替えしやすことがわかった。
・最後の核心は、左手おにぎり形ホールドを取ってから、右足を三角形ホールドではなく、右下に乗せて、左足きって、右手ちび穴ホールド中継。あくまで右足荷重のままで左足をチビエッジにスメアして上体を次のホールドへ近づけてから右手アンダー気味サイドカチへデッドに修正した。
・残りは、一瞬で全ての指パワーを吸い取られてしまう、6p目クリップから左手おにぎり形ホールドへの3手を改良したい。
・6p目クリップの穴ホールドから左手マッチホールドを取った後、右足をヒールフックして、左足きればいいのではないかと思ったのだが、まてよ。左足きらなくても、右足ヒールに乗り込む意識を強くすれば、腰が入って、楽になるような気がしてきた。左足はスメアで、もっと右側に押し付けた方がよいのかもしれない。左足荷重している状態で右足ヒールでひっかけているだけなので、腰が落ちたままになってしまい。バランスが悪く、それで無理やりデッド気味に右手マッチしているので左手指パワーが一挙に吸い取られているのではないだろうか。そうか。右足ヒールへしっかり乗り込んで、バランスをとってから、右手マッチだ。バランス取る前に右手マッチを出すというショートカットをしてたいたのか。あくまで右足ヒールに荷重だ。確か、初トライの際は、右足ヒールで6p目をクリップした記憶がある。
・今の6p目クリップ方法も、右手指パワーを吸い取られるので、改良したいところなのだが、上記の対策に効果があれば、右ヒール状態で6p目クリップが可能なのかもしれない。次回確認するのが楽しみだ。盆明けたら山はすぐ秋。がんばるぞー。

きん
by climber-kin | 2008-07-27 00:40 | カサメリ沢・不動沢 | Comments(12)