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2006年7月29日、カサメリ沢

7/29、カサメリ沢

梅雨明け前の大雨を懸念していたのだが、天気予報では朝のうち小雨。土曜日か日曜日か迷ったのだが、みんな土曜日でOKということで、久々のT助さんといつものM代っちさんでカサメリ沢へ向かう。行き先も小川山とカサメリ沢で迷ったのだが、一時雨の予報もあったので、カサメリ沢を選択した。また、お二人にとってカサメリは初めてだったので、とても新鮮だったようだ。結局天候は、朝ウォーミングアップではまっているころに雨が降り出し、モツランドへ移動。たまに雨が降る中。モツランド近辺で少々湿っぽいのではあるが快適にクライミングを楽しむことができた。モツランドではシュクラさんのグループがいらしていた。レーザーエッジの部分のヌンチャクありがとうございました。そして、カサメリ沢に来ていたクライマーが雨のためモツランドに全員集合といったところだ。昨年黒山聖人岩でM堀さんのお仲間でごいっしょしたE藤さんとも出会う。

(1) トータルリコール(10b)、RP、再登
このルートがカサメリで一番、ウォーミングアップに向いていると思うのだが。お二人は不評だった。

(2) 無名(10b)★二つのルート、×
出だしが難しい。しかも、クラック部分が湿っていて、ここだけで11aぐらいに感じてしまったのだが、ここは何とか通過。さらにダイクのところでは、ねばりにねばるが、ついにムーブを見出せずテンション。ここはヒール乗り込みだった。しかし、メンタル的な本当の核心は、その次のセクションだった。スタンスはボルト上すでに50cm。さらに一歩微妙な立ちこみをしないとクリップできない。墜落するラインにはいかにも足を打ちつけそうなダイクが見える。そして、ガバはない。私は男の子になれませんでした。いんちきして、クリップ。その上は特に問題はないのだが。このルート、とても恐かったので、ヌンチャクがかかっているうちにRPしておきたかったのだが、雨が。「おおー、なんてこった!」。これ、精神的にとてもムズイ。ということは、私は逃げる、いやいや私は逃げないシリーズに登録?それにしても、これで10bかよ。

(3) ミルクミルク(10a)、FL
M代っちさんがトライした後、登らせてもらう。うわさ通りに、結構難しい。核心は終了点直下に感じたのだが。グレードは10a?、うーん。

(4) オリーブ(11d)、×
このルート、昨年2便ほど出しているのだが、核心部分でのクリップが解決できていない。ヌンチャクかけながら、ムーブを解析する。だが、ムーブ解決ならず。クリップ飛ばすのかなぁ。だけど、デッドっぽいきわどい核心最後の一手は、クリップなしでは恐すぎる。困った。

(5) オリーブ(11d)、×
結局、核心でクリップできず。テンション。右カチから悪い左カチで立ちこみ右手カチをとった後に左手をガストンに持ちかえるとクリップできることが判明。核心手前のレスト方法も確立できた。もしかしたら、いけるかなぁ。

(6) オリーブ(11d)、×
核心最後の一手まで迫り、左手小さな穴ホールドから棚へのデッドのところ、右足の置き場にこまる、テンション。フォール覚悟で一手出さなかったことを後悔する。

(7) オリーブ(11d)、×
久々に4便出すが、すでに指がよれていた。ヘビークライマーはカチに弱いのであった。今から考えると、3便目が最後のチャンスだったのか。次回に持ち越しだ。RPはできなかったが、それにしても、この緊張感と疲労感、久久に味わうことができて充実。

7月最後の成果を持ち帰れなたかったのは残念だった。久々外岩のT助さんは本数を出せなかったけど、相変わらず軽快な登りだった。M代っちさんも今回は他のルートに浮気せずミルクミルクをRP。M代っちさんは、雰囲気とか静けさ、山深さ等々、たいそう、カサメリが気に入ってしまったようだ。私の方は成果は出なかったけど、ロングルートの4便と10bスラブのはまりで、またしても充実のトレーニング日となった。今日はとても長く、いろいろなことがあり、思い出深い一日になったことだろう。

○ トータルリコール(10b)を登るT助さん
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○ トータルリコールをトライするM代っちさん
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○ 無名10bではまる私
・写真の部分はムーブがわかれば問題ないが、その後がマスターだと恐怖のセクションが待っている。
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○ ミルクミルク(10a)を登るT助さん
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○ オリーブ(11d)をトライする私
・全体的にはホールドは大きいのだけど、核心だけが細かい。
・カチ苦手の私にとっては、当然苦手ルートとなる。
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○ 今週のスコッチ
・BOWMORE ISLAY Single Malt Scotch Whisky、12年。
・過ぎ去った12年は早いが、これからの12年は長い。最初にカサメリを訪れたのも、たぶんそれぐらい前だろう。これからの12年、どんなクライミングになるのだろうか。ちょっとスリリングな場面もあったが今週もクライミングを安全に楽しむことができた。とても幸せだ。とりあえず、パートナーに乾杯。
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きん
by climber-kin | 2006-07-30 08:32 | カサメリ沢・不動沢 | Comments(10)

2006年5月4日、カサメリ沢

5/4、カサメリ沢

6日間の修行の最後はカサメリ沢。急遽FJさんも参加で、Y中さん、tsukaさんの4人でカサメリ沢へ行く。目的はギャラクシアン(11d)のはずだったのだが。

(1) レディバグ(11a)、×
核心がハングだと思って取り付いたのだが、核心はとても恐いスラブだった!なんてこった。こんな高いところで、ボルト足元で、そんなことできないよ~。

(2) ちちくりマンボウ(10c)、MS/OS
ボルト13本。ロープで長さ32m。左に右に、たぶん実際に登る距離は40mぐらいだろう。長い。とにかく長い。そして、最後まで同じぐらいの難しさ(多分10bぐらい)のムーブが何度(多分10回ぐらい)も出てくる。その都度、考え、解決していく。途中、足指が痛さに耐えられなくなりそうになったが、負けなかった。登れてよかった。充実し過ぎな一本。疲れた~。だけど6日間の中での最高の一本だった。カサメリ沢は、まずはこのルートからなのかもしれない。すばらしいルート。だけど、もう登りたくない。

(3) 飛鳥(11b)、×
ギャラクシアン(11d)のはずだったが、同じ長さのちちくりマンボウ(10c)であの疲労度。今日はとてもトライする気になれない。それで、11bにトライしたのだが。これ11bじゃないよ。二手だけが異常に悪い。薄いカチホールドの保持。今の自分にはできない。これ登れないや。核心をA0でこなして終了点へ。

昨日の十石で指先が真っ赤に。今日は朝からホールド拒否症。ちちくりマンボウでの奮闘で、痛めている右手中指に、さらに深爪で出血してしまった。キーボードを打つのが不快でたまらない。カサメリは、とても難しい。今日トライしたルートはこれまでに全くないタイプのルートばかりだった。登りがとても立体的で、弱点を捜しながら登っていくアルパインクライミングのようだった。たぶん岩の風化が小川山より進んでいるので、そのような特徴になるのであろう。ここのグレーディングをどうとらえるかはその人しだい。小川山とは比較しない方がよさそうなのは確かだ。あまり行く機会は少ないが、一本づつ登って行きたいと思う。ちょっとワイルドなルートにはすぐに腰が引けてしまい、たじたじになってしまう自分に対して、「温室育ちクライマー」という言葉が思いついた。カサメリ沢にたくさんあるようなワイルドなルートでも、淡々とにこなせる逞しいクライマーになりたいものだ。次回は勇気を出して、ギャラクシアンをトライしたい。

なんとか最終日まで登れた6日間(1日だけ雨でレスト)の修行。お世話になったクライマー仲間にあらためて感謝いたします。そして、いろいろな岩でいろいろなグレードをトライしたのだが、クライミングの奥は深い。そして広い。極めて限定されているタイプの岩場しか登れない自分の未熟さを痛感した6日間だった。けれども、3本の12aを触ることができた。そのうち2本は可能性がありそうだ。カブトムシは努力次第といったところだろう。いろいろなルートを体験してみるという当初の目的は実行できたと思う。最近少々モチ低下気味だったのだが、リセットして、また、がんばりたいと思う。


○ ちちくりマンボウ(10c)を登るtsukaさん
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○ 飛鳥(11b)とはるな(11b)
・写真中央のラインの「はるな」をトライすればよかった。
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きん
by climber-kin | 2006-05-04 23:28 | カサメリ沢・不動沢 | Comments(10)

2005年10月10日、カサメリ沢

10/10、雨のカサメリ沢(10/9-10)、2日目

今日は、さらに秋雨前線が北上してしまった。きょうも、カサメリ沢。さすがに今日は我々パーティだけだ。tsukaさん、Y中さん、FJさん。遅れて廻り目平テントチーム、I藤くん、K田さん、K野さんがやってくる。

(1) オリーブ(11d)、×
途中から各停になってしまう。迫力に負けてしまい、めちゃくちゃ力が入ってしまった。核心部分のムーブとクリップがグレイのまま降りる。

(2) オリーブ(11d)、×
やはり、核心部分のクリップが解決できない。ムーブは一応固められる。形ばかりの1テンだ。まだ数便はかかりそうだ。最初は、これは私には無理かなと思ったが、難しいのは核心部分のみ。何とかなるかもしれない。今日もう1便出して、クリップの手順を固めるべきだったのだが、モチ切れである。

Y中さん、tsukaさんは手堅く2便でRP。FJさん、I藤くんと私は×。次回雨の日にまたがんばろう。K野さんは、めでたくプラチナムRP。私より、全然うまいと思う。途中バーミヤンで夕食を取り、須玉ICから高速へ。中央道はそれほど渋滞していなかったが、いつものごとく大月ICから甲州街道へ。上野原から県道33号。武蔵五日市を通り、O本さんを自宅まで送り、21:40に帰着する。

Heavy Climber-Kin
by Climber-Kin | 2005-10-10 22:54 | カサメリ沢・不動沢 | Comments(4)

2005年10月9日、カサメリ沢、プラチナムRP

10/9、雨のカサメリ沢(10/9-10)、1日目

「プラチナム、ようやくRP」

10/8-10の3日間小川山の予定だった。だが、天候が。10/8朝の出発は取りやめ、夜にtsuka小屋に入る。一時は、10/9-10の予報がよくなったのだが、二日とも前線が北上し最悪の天気となる。そして、二週前と同様に雨でも登れるカサメリ沢モツランドへ向かうことになる。今回は、tsukaさん、Y中さん、O本さん。そして、廻り目平でテントを張るI藤くん、K田さん、K野さんと二日とも、モツランドで登る。二日目はFJさんも合流。そしてカサメリ沢モツランドといえば、前回同じく雨の日、5便出してRPできなかったプラチナムである。

(1) プラチナム(11c)、×
3人組のパーティの先客がいた。我々のパーティからもレーザーズエッジをトライするので、なかなか、そちらを登れる機会が回ってこない。あいているプラチナムをヌンチャクかけがてら、ウォーミングがてら登ることにする。3p目取りに行くところで、いきなり足が滑りフォールする。

(2) プラチナム(11c)、×
前回と同じムーブでいくか迷うが、まずは1便は同じムーブでトライすることにする。4p目クリップした後核心へ。うーん、カンテがばから足が抜ける。少しもがいて、キョン気味で足をかけていたのを正対で乗り込むようにしてみると、なんと次のホールドが楽に取れるではないか。もらいと思うが、最後のテラスへの一手。力尽きてフォールしてしまった。おぉ、なんてこった。うーん、途中のテラスであまり休まずに突っ込んでしまったなぁと後悔する。

(3) プラチナム(11c)、RP
今度は、いけると確信して取り付く。カンテで落ち着いてレストする。順調に最後のホールドも取り、終了店のテラスへ手を伸ばす。そしてRP。10年越しの課題をクリア。うれしいですね。

(4) レーザーズエッジ(10c/d)、10年ぶり再登
今日はオリーブ(11d)を登る時間はないが、その前半部分であるレーザーズエッジ、登って確認しておく方がよいだろう。また、この部分だけでも、非常によいルートだ。だが、力ずくで登ってしまった。楽にレーザーズエッジ部分をこなすためには、かなり手順の改良が必要そうだ。

Y中さんはプラチナムを軽くFL。そのまま上部へつなくポパイ(12a)をトライしていた。tsukaさんは、11cに3便は不本意ながらプラチナムをRP。I藤くんも3便でプラチナムをRP。O村さんとK田さんはレイザーズエッジで苦戦。K野さんはレイザーズエッジを2便で片付け、プラチナムへ参戦。1テンRPトライ態勢へ持ち込んでいた。

帰りにナナーズ経由でtsuka小屋へ戻る。20:30ごろ、野辺山駅へFJさんをtsukaさんと迎えに行く。FJさん合流。秋の夜長。久々の成果。ついつい酒が進んでしまった。

Heavy Climber-Kin
by Climber-Kin | 2005-10-10 22:39 | カサメリ沢・不動沢 | Comments(0)

2005年9月24日、カサメリ沢

9/24、カサメリ沢

悔しすぎる久々のカサメリ。

当初は河又の予定だったが、台風が接近し秋雨前線を刺激して天気予報は朝から雨の予報。雨の降り出しが遅れる甲信越地方へ変更する。さらに、雨でも登れるカサメリ沢にした。FJさんとFJさんの知り合いシロクロさんとパピノコさんの4人で西国分寺を6:00に出発する。すでに雨が降り出している。中央道を山梨方面へ進むが一向に雨がやまない。笹子トンネルを越えたところでようやく、曇り空に変わる。これは午前中から振り出すかもしれないと予感がする。10年ぶりぐらいのカサメリ沢だ。以前使っていた林道は通行止め。そういえば、すごい立派な駐車場ができたと聞いたことがある。たしか植樹祭とか。それをたよりに舗装路まで戻り林道を登っていくと、確かに植樹祭とあり、立派な駐車場が現れた。ここで車を止めて歩くものなのか、さっぱり見当がつかない。道なりに車を進めると、未舗装路になってきた。なにやら記憶にある道の悪さ。そのまま、さらに進むと記憶にある駐車スペース。そしてテントが張られていた。ここだ。雨を予想して、モツランドへ行くつもりだったが、既に満員御礼。奥へ進む。FJさんと私は、トータルリコールで、シロクロさんとパピノコさんはネコの手でウォーミングアップをすることに、だが、二人目が登るころには早くも雨が降り始めた。雨が激しくなる前になんとか終了点に到達した。ザックをまとめたころにはルートは滝とかしていた。モツランドへ戻ることに。このエリアは上部がめちゃくちゃ被っているので、雨でも登れるのだ。こうなることは、折込済み。そして、今日の目標はプラチナム。予定通りのことの運びとなる。

(1) トータルリコール(10b)、10年ぶり再登
いいルートだ。弱点を登ると10bだが、このルート、ラインを間違えると難しくなるだろう。

(2) プラチナム(11c)、×
10年ぶりに、この課題に再び取り付く。各駅停車になってしまった。だが、一応ムーブは解決。FJさんとは全く異なる手順とムーブで解決する。

(3) プラチナム(11c)、×
1便目の各停からいっきに1テンまで持ち込む。内心ひそかに今日はもらいと思う。だが、甘くなかった。

(4) プラチナム(11c)、×
おしい、やはり最後のクリップしてから、最後の核心で足が決まらず落ちてしまう。

(5) プラチナム(11c)、×
なんてこった。4便まで来てしまった。FJさんは4便で見事RP。いつものパターンでここでRPしておきたい。そして、ムーブもこなれてきた。最後のムーブをこなすのみ。だが、足が決まらない。テンションかけてからだと簡単にいくのだが。もう1便だすことに。

(6) プラチナム(11c)、×
5便目、核心までのムーブもスムーズ。これまでになく、腕に余裕がある。こんどこそ、足も決まった。さぁ、右手を出そうとすると、足が緩んでしまいはずれてしまう。もう一度足を決めるが今ひとつだが、そのまま右手を出す。指2本がかかった。が、そのままはがされてフォール。おぉ---。悔しすぎる。これが止まれば終わりなのに。

雨が降ってきて、プラチナムをトライするところまでは全て筋書き通りだったのに。なんてことだ。BLOGを書いている今でも悔しさがこみ上げてくる。指がホールドからはがされている感覚がまだ残っている。悔しい。10年前に比べれば、確率は高くなっていると思う。次回の機会には絶対に落したい。FJさん、プラチナムRPおみごとです。FJさんにしては便数かかりましたね。やはり、このルート難しいですね。シロクロさんもレーザーズエッジRPおめでとうございます。パピノコさんも次回はいけそうですね。

18:00ごろカサメリを後にする。いつもの通り、上野原から五日市へ、途中”ぼん天”という中華料理屋で夕食をとる。3人を小川駅と新小平駅まで送り、22:00少しすぎに帰着。

○ プラチナム(11c)、最初のムーブ
・結局、ヒールフックはしなかった。次のホールドが、とても遠い。
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○ プラチナム(11c)、ここから最後のムーブへ
・ここまで来れば、あと1ムーブのみ。だが、今日は駄目だった。
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○ レーザーズエッジ(10c/d)を登るシロクロさん
・レーザーズエッジはオリーブ(11d)へ続く。被っている分ガバとのこと。プラチナムの次はトライしたい。
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Heavy Climber-Kin
by Climber-Kin | 2005-09-24 22:48 | カサメリ沢・不動沢 | Comments(6)