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2016年7月30日、笛吹川水系・東沢・ホラの貝ゴルジュ・同ルート/ウォータースライダー下降

 突然、Shuntaro君からメールが来た。一緒に沢に行きたい。しかも、ホラの貝ゴルジュ指定。そう、私もチャンスがあれば、挑戦してみたいとは思っていた関東一のゴルジュだ。しかも、13クライマー3名参加。渡りに船とはこのことかもしれない。この楽しそうな計画に、トスコ兄貴も即便乗を決め込み、合計5人でホラの貝ゴルジュへ向かったのだった。

〇 出だしの核心トラバース(ハイライト)
・クライミングシューズで、しかも乾いていれば、確かに比較的容易かもしれない。しかし、午前中は濡れている。
・Shuntaro君はマスターオンサイト。ハマちゃんは、下降時にフリーソロでRP。おみごとです。
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〇 メンバー、装備及びコースタイム
・メンバー、Shuntaro、サッチン、ハマちゃん、トスコ、きん(合計5名)
・装備、8mm×40mロープ、8mm×30、カムC4、カムC3、ナッツ、テープ、カラビナ、ハーケン。
・コース時間
7:30、西沢渓谷駐車場出発
8:30、鶏冠谷出合あたりから入渓
10:30、ホラの貝ゴルジュ入り口
13:40、山の神あたり到着
14:30、下降開始
16:30、西沢渓谷駐車場着

 鶏冠谷出合からすぐの6m滝と、ホラの貝ゴルジュ最初のトラバース核心はいやらしかったです。その他ではめちゃくちゃ極端な困難さはなかったです。しかし、増水していたら、どれも太刀打ちできないような感じです。増水してなくて、とてもラッキーだったと思います。そして、ウォータースライダーしながらの下降は新鮮でした。滑って降りること前提で水の中を下っていくと、あれっ?全然滑らない。平気で立てる。登りは慎重に慎重に登るので、難しく感じるのですが、実はそれほど難しくないって?びっくりでした。
 楽しかったです。みなさん、こんなチャンスを作ってくださって、ありがとうございました。また沢へ行きましょう。

(1) 鶏冠谷出合~ホラの貝ゴルジュ入口
・最初の6mの滝が悪い。
・左側のクラックを登ったが、ヌメヌメでガバがガバじゃない。フットホールドも悪い。
・今日、ここが一番悪かったような気がする。
・途中、小さなチョックストーンに残地テープがある釜+二流小滝は、右側を登るが、水流の中のフットホールドとステミングにプッシュをうまくつかって登る。
・その他は河原歩きなので、前半はパスして、登山道使って、ホラの貝ゴルジュ入り口へ直接行ってもよいかもしれません。

〇 鶏冠谷出合で出発準備
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〇 怪しい人達が2名
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〇 最初の6mの滝
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〇 二条小滝の少し難しいところ(追記)
・水の中のフットホールドを広い、左側へトラバースする感じから、プッシュとステミング使って超えられました。
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・ハマちゃんは、さらに難しい右クラックから上がってた。
・写真by shuntaro。(追記)

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(2) ホラの貝ゴルジュ
・最初の泳ぎは、増水していないおかげで、押し戻しが弱く楽に抜けられました。
・核心のスラブトラバースは、ゴムソールでもそれほど易しくないです。落ちたら死ぬかもってビビリながらトライすると難しくて、落ちたらドボンだって気楽にトライするのがよいようです。
・そこから先は、水流多くて大変ですが、ヘビーな私には危険を感じるようなところは少なく、楽しく突破できてしまいました。

〇 いよいよホラの貝ゴルジュ

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〇 噂の核心(追記、8/1)
・最近登った、濡れていたマラ岩「屋根の上のタジヤン(9)」。さらに、先々週濡れているのに無理やり登った、瑞牆富士岩の10c(濡れていて11bぐらいに感じた)と比較して、多分、フットホールドとハンドホールドが完全に乾いていれば、クライミングシューズで登れば、5.9ぐらいではないでしょうか。
・しかし、実際は、どちらもびしょ濡れ状態です。多分、びしょ濡れの5.9を登る感じで、体感10cぐらいではないでしょうか。フェルトシューズではフリーでは登れないでしょう。
・私は、FiveTenウォーターテニーで登りました。ウォーターテニーのソールはアクアステルスです。しかし、それは靴の構造的にはクライミングシューズからは、ほど遠いです。ウォーターテニーはアプローチシューズ以上にゆるゆるです。だって、これ一日履いてるんだから。ウォーターテニーでもトラバースできますが、かなり難しかったです。だから、ここだけは緩めのクライミングシューズでも、その方が登り易いでしょう。どう考えても、ウォーターテニーで、できなくはないですが、10cの濡れたスラブは難しいでしょう。
・Shuntaro君がFiveTenのアプローチシューズのキャンプ4のツルツルで登っていましたが、その方が靴が固い故に登り易いのでしょうか。まー、彼はセンスがあるので、なんともわかりません。
・それ以外の場所では、ウォーターテニーはよかったです。よって、ホラの貝ゴルジュは、ウォーターテニー+核心用クライミングシューズがベストな気がしました。
・また、今回は水が少なかったので、核心以降は困難ではありませんでした。水量はおいらん淵の方が多いのかな? おいらん淵の水量がこの幅のゴルジュだったら、誰も登れないか。
・ということで、核心後半は、水量次第です。
・このゴルジュは難しいですが、失敗しても危険度は低いです。敗退もウォータースライダーです。楽しいので、ぜひチャレンジしてください。私も、もう一度いくと思います。
・テクニカル的な面をギアとからめて解析してみました。ホラの貝を狙っている方へ、ご参考までです。
・(追記2)プロテクションですが、この時は、抜けそうなハーケンが1.5m置きにありました。抜けそうというのは、どれも、あまり深くはいってないです。そっとテンションなら大丈夫ですが、大きな墜落だと抜けるかも。でも抜けても水にドボンです。出だしに、C3の小さ目(トスコ談)とC4の赤#1あたりが出だしのクラックにはまりそうでした(目視)。フリーでは、ハーケン打ちながら進めません。全員フリーソロなら問題ないですが、フォロワーがいる際は問題です。Fix張れば、滝の中をゴボウで登ってこれるような気もします。ラインをフォローする場合で、二人組なら、30mロープで大丈夫ですが、3人以上の場合は50mが必要です。それと、右側にアンカー作るために、カムとハーケン&ハンマーが必要です。
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〇 水を得た魚のshuntaro君(追記)
・ホラの貝ゴルジュへの飛び込み回数、ギネスブック更新、間違えなし。
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〇 核心のトラバース下からみた図(追記)
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・この写真が、ホラの貝ゴルジュ核心の臨場感を一番表現できているような気がします。登るのはハマちゃん。他の写真は、ホラの貝ゴルジュって、何だか楽しそう。って誤解を与える写真ばかりですよね(笑)。(追記)
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〇 核心超えた後もこんな感じ
・水量が少なくてラッキーでした。楽しく超えられるレベルでした。
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〇 もうそろそろ終わり?
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〇 降りてくる人がいる?
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〇 これが噂のウォータースライダー
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(3) ホラの貝ゴルジュ・ウォータースライダー下降
・眼鏡から度付きゴーグルへ変えました。
・最初はおっかなびっくり降りて行きますが、段々慣れてきて、どんどん大胆になっていきます(笑)。
・それでも、ホラの貝ゴルジュ出だしの滝への飛び込みは恐かった。飛び込んで水に沈んでいる間、ゴーグルから釜の中が見えました。

〇 下降開始
・(追記)、ウォータースライダーは気持ちよいのですが、ザックは崩壊、チーシャツに穴があく、ハーネスは壊れる。金銭的なご覚悟を。
・まー、ここ以外の沢でしないでしょう。
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〇 やりたい放題?
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〇 下りは楽ちん
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〇 このダイブは勇気がいる
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〇 最初6mの滝、やっぱり飛び込むの?
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〇 キャー
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〇 無事帰着
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きん

by Climber-Kin | 2016-07-30 23:42 | 沢登り | Comments(0)

2016年7月23-24日、湯檜曽川流域・東黒沢~ウツボギ沢~宝川・ナルミズ沢(再挑戦)

 昨年の「あまりに早過ぎた沢登り」の再挑戦です。今年は、雪が少なくて、沢の水量が少ないようです。利根川水系も渇水状態が続いています。そして、夏の大きな沢に向けての体力作りもかねて、普通なら秋がシーズンのようなナルミズ沢へ行ってみようとミニ夏休みの「海の日三連休」に計画したのでした。しかし、先週は台風からの湿った空気と上空への寒気とかで、ゲリラ豪雨が続いて、金曜日の24時間積算降水量が100mmを超えていたので、延期しました。そして、今週は朝晩は雨に降られるかもしれませんが、天気は安定している予報でした。行ってきました。

〇 ナルミズ沢のつめは美しい
・開放感あふれる源頭。緑に光る稜線へ向かって上がっていきます。その後は地獄の下山が待ってます。


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・東黒沢は、素晴らしい沢です。特に難しところもないのがよいです。その上で素晴らしい沢です。長いナメに小滝が連続します。かなり気持ちがよい沢です。東黒沢~ウツボギ沢(泊)~白毛門岳ってのも、体力的には緩めだし、楽しめそうです。
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〇 装備とコースタイム
・共同装備、20mロープ(一か所使った)、12m補助ロープ(ビバーグ地で活躍)、テープ、カラビナ、ハーケン(ビバーグ地で活躍)、テント、タープ(使えず)、着火剤。
・コース時間
-1日目
8:05、土合橋駐車場出発
13:00、武能岳のコル
14:00、ウツボギ沢出合
15:30、大石沢出合
-2日目
5:40、ビバーグ地出発
8:50、稜線大烏帽子山への踏跡
10:50、ジャンクションピーク
11:30、朝日岳
12:40、笠ヶ岳
13:50、白毛門岳
17:30、土合橋駐車場着

 雪に埋もれていない東黒沢は新鮮でした。東黒沢は、コンパクトにまとまった、すばらしい沢でした。後半の長いナメ歩きが印象的です。普通の下山道があれば、多くの人が訪れそうな気がしますが、日帰りでの取付きにくさで、人数少なめが丁度よいのかもしれません。いくつかのパーティが、東黒沢~ウツボギ沢(泊)~白毛門岳のウツボ木沢出合で昼から宴会のようでした。それも楽しそうでした。
 ナルミズ沢に入って、最初の7mの滝は、手前の淵を超えて、滝の手前でロープだせるような場所がなさそうだったのと、手前からは状況がよく見えなかった。それと、ガスってきて弱気になってしまいました。少し戻って、登山道から巻いてしまいました。ガイド本には登れるようなことが書いてあったのですけど、怖くないのかしら?
 ナルミズ沢は、東黒沢とは違い、スケールが大きいです。水量が多くて傾斜が弱いので大きな淵を持って釜滝が多かったです。水に浸るので、寒い時期はつらそうでした。大石沢出合のビバーグ地はあまり、よい場所が見当たりませんでした。帰着してウォーターウォーキングをのガイドを読んでみると、大石沢出合より5分手前にビバーグ地があるような記載がありました。足立区の沢に魅せられてしまったクライマーの方と同じ場所でビバーグしました。イワナを一匹ごちそうになりました。ごちそうさまでした。
 翌日、大石沢出合から稜線までは3時間で到達できます。開放感があって、気持ちがよいです。さらに、最後の詰めも、ナメが草原にかわって、癒されます。
 しかし、そこからが二日目のメインです。楽しかった沢登りが…辛い縦走に替わります。今回は足の親指の皮がむけてしまって、指先が痛くて一歩一歩が苦痛でした。でも、景色は素晴らしいです。マゾ系であれば大丈夫です(笑)。
 行動時間は、1日目が8時間。2日目が12時間。楽しかったのですが、今回も疲れ切りました。

(1) 土合駐車場~武能岳のコル(東黒沢)
・昨年も東黒沢は遡行したと言っても、前半殆どは雪にうまっていたので、今回も新鮮でした。
・白毛門沢から別れてからの、長いナメ底が印象的です。初めての沢がこの沢だったら、やみつきになっちゃうでしょうねぇ。
・武能岳のコルへは、忠実に水の多い方を選んでいけば、間違えないと思います。昨年は雪で埋まっていたので、右へ上がってしまいました。今回は、ピタリとコルに出ました。
・コルからは、下降方向へ向かっていくと、うっすらと人の通ってる跡があって、少し下降すると、すぐに水がでてきます。途中クライムダウンする箇所が数カ所ありますが、ロープを出さなくても大丈夫です。ウツボギ沢まですぐです。

〇 入渓するとすぐに小滝
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〇 ハナゲの滝の手前
・左側をトラバースしますが、滑りそうでちょっと緊張します。
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〇 ハナゲの滝
・傾斜はないですが、立派な滝です。
・キャニオニングツアーでは、ウォータースライダーをするのでしょうか?滑落してころがっちゃったりしないのかしら?
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〇 トイ状
・気持ちよい景観が続きます。
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〇 たまご岩
・昨年はここも、雪の上をトラバースしました。
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〇 気持ちE、ナメが続きます
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〇 まだまだ続くナメ
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(2) 武能岳のコル~大石沢出合ビバーグ
・こじんまりとまとまった東黒沢に比べて、ナルミズ沢はスケールが大きいです。水量も多いです。

〇 ウツボギ沢出合
・あっけなくウツボギ沢に合流して、すぐにナルミズ沢のウツボギ沢出合に出ます。
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〇 最初の7m滝手前の淵
・うっ、どうしよう。
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〇 最初の7m滝
・右壁上がって、奥を覗いていたですが、様子がよく見えません。
・登るのは左側ってガイドに書いてありましたが、よく見えません。
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〇 双六谷を彷彿させる釜
・ガスってきて、弱気になりますが、水に浸りました。
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〇 ガスの中を進む
・右側から簡単に超えられました。あー、よかった。
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〇 釜が続く
・こんなんじゃ、ウツボギ沢出合から大石沢出合まで、とても1時間じゃいけないじゃん。
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〇 ビバーグ地
・左岸だと増水時に逃げ道がなさそうで(右岸なら登山道側へ上がれるはず)、ちょっと気になりましたが、30mぐらいは上がって待機はできそうなので、沢底から5mぐらい高台の左岸を選びました。
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〇 イワナの塩焼き
・同じ場所に、足立区のクライマーさんもビバーグしましたが、沢好き、釣好きのようで、一匹イワナをおすそ分け頂きました。イワナの塩焼きはうまく焼けました。
・我々も、大石沢出合の淵に竿を下したのですが、全然釣れる雰囲気はありませんでした。
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(3) 大石沢出合ビバーグ~稜線大烏帽子山への踏跡
・ガイドブックからS字状が難しそうでしたが、水量が少なければ問題ないようです。
・いつも思うのですが、初級の沢とはいえ、ある程度クライミング技術がないと、やはり沢登りは大変だよねぇって感じます。

〇 2日目出発
・少しづつ水は減ってきてましたが、まだ勢いが残ります。
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〇 朝から冷たい
・朝一番の水が嫌なんですよねぇ。
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〇 稜線が見えてきた
・ガスが薄くなってきて朝日岳?いや大烏帽子山?が見えます
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〇 S字状?
・沢底が埋まっているのか?深くない。
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〇 S字状の抜け口?
・これが抜け口だっけ?すいません。記憶がないです。
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〇 まだまだ
・ まだ深い釜が続きます
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〇 8mの魚止めの滝
・右側を登ります。最後の方は高度が出て、少しいやらしいです。
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〇 同じような滝が続きます
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〇 二股
・大烏帽子山へ方へ向かいます。
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〇最後のいやらしい滝
・ヌルヌルでした。
・パートナーさま確保に、ここで初めてロープを出しました。
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〇 天国への道?
・これは秋に来ると、金色の絨毯だろうなぁ。
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〇 今度は地獄への道
・稜線へ出ると、いきなり深い熊笹の不明瞭な踏み跡になります。
・これ登り切ればジャンクションピークかと勘違いしてました。大烏帽子から右へ下降して登り返してジャンクションピークでした。
・稜線でたら、すぐに、フェルトシューズからアプローチシューズへ変えた方がよいです。
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(4) 大烏帽子山への踏跡~ジャンクションピーク~朝日岳~笠ヶ岳~白毛門岳~土合橋駐車場
・長いです。
・各ピッチはコースタイムぐらいなのですが、足が疲れて、各休憩時間が長くなってしまいます。
・これは、去年の双六谷からの下山ぐらい辛かったです。でも、今回は景色が見えたので、よかったです。

〇 ジャンクションピークから朝日岳へ
・登山道は凄い!整備されている。
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〇 朝日岳から笠ヶ岳へ
・遥か彼方に見えるのですが、意外と1時間とかで到着します。
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〇 癒される光景でも暑い
・降りてきて、荷物を片づけるのがおっくうです。疲れ切りました。でも、また行くんですよねぇ。今年も夏休みに大きな沢へ入ります。今年も頑張ります。
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きん

by Climber-Kin | 2016-07-25 07:54 | 沢登り | Comments(0)

2016年7月2~3日、笛吹川水系・東沢・釜ノ沢東俣

 昨年は、釜ノ沢西俣を遡行した。増水で落ち着かなかった。今年は水が少ないようです。今年の梅雨は九州や北海道とかで大雨が降っているようですが、甲信あたりは、空梅雨になっているような感じです。しかし、湿度は高く、気温も高いので、楽しむには、やはり沢登りが最高な状態が続いてます。そこで、体力つけることと癒しを求めて、今年は釜ノ沢の東俣を登ってみました。

〇 釜ノ沢のハイライト、千畳のナメ
・昨年の釜ノ沢は大増水していて、このナメも幅いっぱいに水が溢れ、怖くて端の方で足を取られないように必死に上がっていきました。これが平水?少な目はわかりませんが、のんびりと真ん中を自分の好きなように登っていけました。
・200mぐらい続きます。まさに千畳です。美しく、癒されます。
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〇 装備とコースタイム
・共同装備、30mロープ(使わず)、12m補助ロープ(大活躍)、テープ、カラビナ、簡易テント、タープ、着火剤。
・コース時間
-1日目
7:30、西沢渓谷駐車場出発
12:30(?)、両門ノ滝
14:40、ビバーグ地着
-2日目
6:30、ビバーグ地出発
9:30、甲武信小屋着
10:10、甲武信小屋発
13:40、西沢渓谷駐車場着

(1) 西沢渓谷駐車場(7:30)~ビバーグ地(14:40)
・昨年は、ホラの貝ゴルジュを巻くところで迷ってしまい、時間を浪費した。今年は、慎重に道を確認しながら進んだ。
・ホラの貝ゴルジュから山の神の間の元登山道が随分崩壊したような気がする。
・昨年より、水が随分少なかった。昨年は、いたるところで、難儀したが、今年は全て、すいすい歩けた。

〇 二俣吊り橋
・ここを通るのも3回目か。
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〇 ホラの貝ゴルジュの入り口
・ゴム底シューズなら突破可能?
・そういえば、スーさんが計画していたような。行くようなら便乗したいなぁ。
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〇 乙女の滝かな
・これは登るの難しそう。
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〇 逆層の岩
・開拓すれば、難しそうなルートが沢山できそう。でも、少し脆そう。
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〇 東のナメ沢
・昔昔、水線を直登する、「ゼフィルス山の会ルート」を登った。左壁を右往左往して登るノーマルルートは崩壊して、今は登れないらしい。
・かといって、「ゼフィルス山の会ルート」リングボルトが未だに残ってるような気もしない。私が登った時は、30mおきにリングボルトがあったのだが。
・クライミングシューズ履いて登りました。30mのランナウトに耐えられる、5.6か5.7ぐらいかなぁ。5.8って、RCC5級でしょ。途中、フレンズもわずかに取れたような記憶が。いや、そんなクラックはさすがになかったかも?記憶なし。
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〇 フェルトシューズだと?
・この先行けません。水の中を横断しました。ゴム底沢シューズの方はトラバースできていました。実は、私もウォーターテニー買ったのですが、今回は何となく不安で履いてきませんでした。
・昨年は反対側をトラバースしています。
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〇 魚止めの滝
・迫力のある滝がいく手を阻みます。
・左壁を一歩スメアでガバカチ掴んで、登ります。これはリーチがないと厳しいかも。本当は、もう少し右から段差をトラバースしてくると簡単らしいです。
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〇 千畳のナメ
・これは気持ちいい。
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〇 両門ノ滝
・先日行った、豆焼沢にも、「両門ノ滝」ありましたね。でも、こちらの両門ノ滝は直登できません。
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〇 ヤゲンの滝
・赤テープに導かれて、右側から巻きです。
・マジで、これ、昔登山道だったのかよ? 信じられん。
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〇 ビバーグ地
・広河原を結構進んで、真ん中あたりだと思います。いいところ見つけました。
・広河原は赤テープに従って、元登山道を歩いた方が楽なようです。
・乾いている焚き木が多くて、簡単に火がつきました。
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(2) ビバーグ地'(6:30)~甲武信小屋(9:30)
・ミズシ沢出合いがわかり辛かった。50ルートのコピーしかもっていなくて、高巻くのか滝脇を登るのか迷った。帰ってから120ルート見ると、しっかり書いてあった。
・同様に、木賊沢出合いも迷ったが、右から高巻いて、木賊沢をトラバースして、元登山道の赤テープに戻った。
・両日で、この2つが技術的な一番のハイライトだったかもしれない。

〇 ミズシ沢出合い下の滝
・先行パーティが慎重に登って行った。
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〇 何やら音が聞こえてくる甲武信小屋到着
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 昨年増水の釜ノ沢西俣を登っていたので、東俣は元登山道だし、もっと簡単なのだろうと思っていたのですが、そこは1級上の沢で、初めて行くには、ルートファインディングとか、そうは簡単でなくて、沢登りって簡単じゃないんだなぁと実感しました。
 西俣は小滝を直登して詰めていくという感じでしたが、東俣は大きな滝を何度か巻いて、最後はナメ滝の廊下を詰めていくという感じで、なかなか良かったです。それと、西俣はビバーグ地が限られる気味なのですが、東俣は広河原、広大なビバーグ地って感じでした。
 年老いて、沢登りが懐かしくなって、また来ることはあるだろうか?そんなことを考えながら、長~い、徳ちゃん新道を降りて行きました。あー、もしかしたら、ホラの貝ゴルジュ突破に来るかも。あー、その場合は、徳ちゃん新道まで行かないか。

きん

by Climber-Kin | 2016-07-03 21:26 | 沢登り | Comments(0)

2016年6月18日、滝川・豆焼沢

 真夏並みの暑さが続く、今年の梅雨シーズン。しかも雨が少ない。この日も梅雨時とは思えない晴天だった。今年は5月から例年以上に暑くなってしまった気がします。GWの終わりあたりから、気温が急激に上がって、既に、難しいクライミングルートには、シーズンアウトだったようです。それなのに、昨年以上に可能性のないトライを引っ張ってしまいました。そのために、沢登りのスタートが昨年よりも遅れてしまいました。さて、シーズン最初はどこへ行くか?なかなか、いいアイデアが思い浮かびません。本当は、釜ノ沢東俣(昨年は西俣へ行っている)でも、のんびり?登ろうかとも思っていたのですが、パートナーさまが日帰りがよいということで、随分以前(25年前)から気になっていた豆焼沢を日帰りで行ってみることにしました。
 しかし、この豆焼沢、日帰りで行くには、時間的にかなり厳しそうです。ヤマレコの記録を見ると、トウの滝までの仕事道を使って、ショートカットできるらしい。下山の登山道はトレランができるぐらい、歩きやすいらしい。と、これらの情報を信じて、日帰りで行ってみることにしたのでした。

〇 豆焼沢のハイライト、両門の滝
・美しい両門状の出合。
・スダレ状50m。最初が一番傾斜があって、緊張しますが、徐々に傾斜が緩くなっていきます。
・傾斜が緩くなっても、ヌルヌルの岩は、やはり緊張します。
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(1) 出会いの丘(7:00)~トウの滝(9:30)
・いきなりやってしまった。下調べ不足だった。
・仕事道を通り過ぎて、東京大学の演習林に入ってしまった。仕事道を見つけるのに、時間をロスしてしまった。時間のロスの上に、滑落しそうな斜面で疲労してしまいました。
〇 出会いの丘
・トイレがとても綺麗です。
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〇 仕事道は、そっちじゃな~い
・仕事道は、しっかりした踏み跡です。入り口を間違えて、思わぬ時間ロスと余計な疲労をもらう。
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(2) トウの滝~4段50m(12:00)
・大滝まで結構かかりました。沢山の小滝が続きます。
・奥秩父のヌルヌル岩は、足元に気を使って疲れます。

〇 続く滝
・大滝までガイドブックには記載がない滝が連続します。
・都度、直登するのか、巻くのか判断します。
・巻きは、比較的明瞭でしたが、2回ほど間違えて懸垂下降で沢底へ降りました。降りたら、対岸に踏み跡しっかりあったり(笑)。
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〇 大滝(4段50m)
・立派な滝です。迷うことなく、高巻きです。
・50mの滝は結構高いです。滝をのぞき込んでは、まだまだ、また滝を覗きこんでは、まだまだ。しかし、この手の滝が連続する場面では、降りどころがピンポイントなので、面倒でも慎重に降り口のようなところを一カ所づつ確認しながら巻きました。
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(3) 4段50m~両門の滝(14:00)
・標高差1100mの行程。やはり、ガイドブックに記載のない、簡単でない滝が続きます。
・登れそうな滝は、できる限り直登しましたが、岩がヌルヌルなので、うかつには直登できません。容易に巻けそうなら、迷わず巻きました。

〇 続く滝
・もう、高巻くような滝は出てこないのかと思ったら、小難しい滝が次から次へと現れました。

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・潅木が出ていてよかった。
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〇 両門の滝
・スダレ状滝が合流してます。
・右俣、右側を登りますが、思っていたより傾斜が強い! 岩も思っていたよりヌルヌルでちょっと心配。
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〇 両門の滝右俣
・真ん中沿いを登れそうにも見えますが、ここで滑ってはシャレにもならないので、一番安全そうなラインを選びます。
・50mぐらい続きます。長!
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(4) 両門の滝~雁坂小屋(15:40)
・もう、しんどい滝の直登はないだろうと思っていたら、最後の小滝の連続帯がしょっぱかったです。ここにきて、全身ずぶ濡れのシャワーになるとは。水が冷たいです。
・標高1930mのあたりから、左側から来てる、少しだけ水が流れているガレ沢を詰めて登山道へのショートカットをしてみました。最初は、その50mぐらい手前の踏み跡がある小尾根沿いっぽいところを上げっていきましたが、途中で踏み跡がなくなっていたので、戻りましたが、こちらの方が登り易かったのかもしれません。
・ガレ沢は10mぐらい、足元が崩壊してしまう登り辛い箇所がありましたが、そこを抜けると、灌木が生えていて、登山道まで這い上がることができました。
・30分ほどで雁坂小屋に到着しました。

〇 小滝の連続帯
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(6) 雁坂小屋(16:20)~出会いの丘(19:30)
・雁坂小屋の小屋番の方は、非常に気さくで、腰も低く、超好印象の方でした。山小屋ブログがあるのかしら?
・ここのテン場は段々畑みたいでおもしろいです。この日のテン場は凄く混んでいました。
・そして、なんと、ここで、荻パン元常連の883さんとばったりお会いしました。昨年は、釜ノ沢遡行の後、甲武信岳山頂でアヤちゃんと偶然出くわしたのですが、今回も知り合いと出会うとは。世の中意外と狭いです。
・豆焼橋まで、8.2kmの下山は、疲れ切った我々の足だと、予想通り3時間コースでした。靴下はくのに、足がつり、靴はくのに足がつりました。そして、途中で太腿がつってしまいました。

 豆焼沢を遡行してきました。大きくて、立派な滝が何個もある、所謂、名渓です。大滝、小滝、滝が多く、巻きも多かったです。
 気さくな雁坂小屋で管理人さんから、次は古礼沢だねってことです。それにしても、シーズン初の沢でのいきなりの12時間行動は疲れ切りました。やはり、沢の中で一泊して、ゆっくり登るのがよい沢のようです。
 気になったのが、沢の中に、3cm径ぐらいの鉄のワイヤーがいたるところに落ちていました。トンネルからはかなり離れてるし、大昔、何か大工事?鉱山?施設があったのかしら? 謎です。

きん

by Climber-Kin | 2016-06-19 10:01 | 沢登り | Comments(4)

2015年9月21日、大田切川水系西横川

 シルバーウィークの中日。パートナーさまの希望で、再び沢登りへ行ってきました。千畳敷カールへ登る西横川は何年か前にも計画しましたが、台風で中止した沢でした。5連休となったシルバーウィークの中日に、瑞牆山植樹祭公園から日帰りで行ってきました。

〇 ハイライト、奥の二俣30m滝
・ヌルヌルでした。
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〇 記録
・主な装備、ザイル8mm×30m、カム5本、ナッツ、他通常登攀道具。
・5:10、黒川平駐車場着
・6:30、しらび平バス停着、黒川平のバス停は既に100mの列だった。しかも、来るバスはすべて満員に近く、10人ぐらいづつしか乗れない。下って来るタクシーがいた。列から離れ反対車線側で待って、降りてきたタクシーを呼んでみた。ラッキー!載せてくれた!バス待ってたら、タイムオーバーで遡行中止だった。黒川平~しらび平、タクシー、3,600円
・6:50、入渓
・12:40、長谷部新道着
・14:10、ロープウェイ駅着
・17:07、ロープウェイ駅出発
・17:50、駐車場戻り

〇 入渓直後の沢の様子
・ガレ場に巨岩も多いが、ナメ滝も多い。

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〇 トイ状滝
・傾斜強いなぁ。どこから登る?
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〇 ロープはいらないぐらいの微妙な滝の連続
・平均斜度45度か?
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〇 午前中は快晴
・午前中は晴れていたのですが、11時前あたりから雲が上がってきて、寒かったです。
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〇 30mの大滝?違う?
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〇 ヌルヌル滝の始まり
・花崗岩の沢、お決まりの茶色のヌルヌル岩の登場です。
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〇 奥の大滝30m
・ヌルヌル過ぎ。最後の5mでロープ出すみたいですけど、その前からヌルヌル過ぎて、早々にロープだしました。カムでランナー取れました。
・その最後の5mは、ヌルヌル過ぎて挫折しました。でっ、巻いたのですが、もっと後悔しました。
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〇 上部で一見ドキリとする滝
・だけど、簡単に直登できたり、巻けたりで困難なところはありません。
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〇 少しだけ紅葉
・長谷部新道は、想像していたよりは全く快適でした。快適と言うのは言い過ぎか?
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 これって初級者向けの沢? ロープを出さないぐらいの微妙な滝が連続します。微妙な滝は、どれも高度感を感じます。落ちたら終わりじゃん。難しめだけどランナー取れる(取れないこと多いんだけど)と微妙な滝をフリーで登るのと、どっちが危険? まぁ、危険度じゃなくて、技術度で沢のグレードが付いているのでしょう。ロープは殆ど出さなかったので、珍しくコースタイムに近い時間で遡行できました。紅葉まっさかりは、もう2週ぐらい後ぐらいだったのでしょうか。ちょっとだけ紅葉していました。帰りのロープウェイ待ちは2時間半でした。さすがのシルバーウィークは、観光客で溢れていました。

きん

by Climber-Kin | 2015-09-23 22:28 | 沢登り | Comments(0)

2015年8月10日~13日、双六谷~蓮華谷~九郎右衛門沢~黒部五郎小屋~(中止、五郎沢~黒部川上ノ廊下~赤木沢~黒部五郎小屋)~三俣蓮華~双六岳~新穂高温泉

 ここ数年、ちびちびと沢登りを再開した。そろそろ大きな沢も登りたい。そんな計画を去年から立てていた。体力と沢登りの感覚を取り戻すために、今年は6月から沢へ通いだした。そして、待ちに待った夏休みがやってきた。
 夏休みの2日ほどを所要に費やし、2日目の夕方に出発した。以前、山スキーで双六岳へ行って以来の安房峠越えだった。そのころにはなかった、安房トンネルができていた。22:00には金木戸川第1ゲートに到着できたのだが、長時間運転の興奮と久々の大きな沢への不安、それに暑苦しさで殆ど眠れなかった。明日の長いアプローチは厳しそうだ。

〇 双六谷2日目
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〇 記録
・メンバー、トスコさま、マーさま、きん、以上3名。
・主な装備、ザイル30m×8、フローティングロープ15m、カム7本、ライフジャケット、ナッツ、他通常登攀道具。
□1日目(8/10)
・06:00、金木戸川第1ゲート出発
・08:30、ヘリポート
・12:00、広河原
・13:00、打込沢出合
□2日目(8/11)
・05:30、打込沢出合出発
・10:00、センズ谷出合
・14:30、蓮華谷出合
□3日目(8/12)
・05:20、蓮華谷出発
・06:00、九郎衛門沢出合
・09:30、F1高巻から沢へ戻り
・12:10、黒部五郎小屋
□4日目(8/13)
・05:20、黒部五郎小屋出発
・07:00、三俣蓮華岳
・09:10、双六谷小屋
・12:00、鏡平小屋
・14:50、わさび小屋
・16:15、新穂高温泉着

◇ 1日目、金木戸川第1ゲート(06:00)~打込谷出合(13:00)
・今日は打込沢出合までの予定でスタートする。
・小型バイクに乗ったおじさんがゲートをくぐって進んでいた。てっきり違法釣り師かと思っていたら、第2ゲートの先まで行っていたので、仕事のようだ。お前ら、遅い!遅い!とまくし立てられた(笑)。
・単調な林道歩きが終わり、広河原から仕事道へ入る。途中、索道へ上がらず、沢へ降りる道を進んでしまったが、途中で気が付き、分岐まで戻り、赤テープのところを上がる。50mほど登ると索道跡に出た。
・途中、崩れてはいるが、ほぼ水平の道を多少藪こぎ気味に進むと、やがて打込沢出合手前の壊れた吊り橋に出た。
・記録によると、増水時はこの入渓ポイントから打込沢出合まで2時間かかったとあったが、今日は平水かちょっと増水気味ぐらいなのだろう。苦労なく打込沢出合へ到着することができた。

〇 第1ゲートでの出発準備
・4台ほど車があった。土曜日からのパーティだろう。
・今日入渓するのは我々だけだろうと思っていたら、タクシーがやってきて、神戸から来た、ご夫妻が先にスタートしていった。我々と同じく双六谷から九郎衛門沢、さらに赤木沢の予定とのことだった。
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〇 泳ぎたくなるようなエメラルドグリーンのプール
・中俣谷手前のダム。泳ぐと気持ちよさそうなプールが、林道から望めた。
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〇 ひたすら歩く林道
・重いザックが辛い。
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〇 広河原からの仕事道
・取り水口からいきなり林道から山道になります。
・索道跡へは、途中から左へ50mほど登りますが、分岐ポイントに目印がないので、そのまま沢へ入ってしまうパーティが多いようです。朝であった神戸のご夫婦も、そのまま沢へ入ってしまったようです。
・左側をよく観察して歩くと左側へ登って行く赤テープがあります。
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〇 打込谷手前500mの壊れた索道橋
・ようやく入渓しました。ここから500mぐらいで打込谷出合でした。
・25,000の地図の橋の位置は間違っているようです。
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〇 エメラルドグリーンの沢
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〇 打込谷出合のBP
・大増水には耐えられない高さです。
・平なところは少ないです。
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◇ 2日目、打込谷出合(05:30)~蓮華谷出合(14:30)
・双六谷の核心セクションの始まり。巨岩帯突破と渡渉の連続。
・ザックを下して、巨岩を登り、ザックを引き上げる。
・どこを渡渉するか、作戦を練る。
・センズ谷出合までが結構時間がかかってしまった。
・高巻きすると、奥多摩や奥秩父の沢と違って、入っている人の絶対数は断然少ないので、踏み跡が全く不明瞭で自分達だけでルートファインディングが必要になり、時間がかかった。
・キンチジミの悪場は、取りつき部分がジャリが埋まり、泳がずに取りつけた。2mのボルダー5級課題だった。

〇 巨岩超&渡渉の連続
・途中、トスコさまが溺れそうになった。
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〇 まだまだ、深い沢
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〇 深い釜
・こんな釜が沢山あります。どの釜も、それを超えるところが難しいです。
・高巻くと、踏み跡は不明瞭で、とても時間がかかります。
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〇 沢山の支流が滝となって出合う
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〇 キンチジミの悪場
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〇 蓮華谷出合BP
・出合から蓮華谷を100mほど登った右側に草の生えた平坦地がありました。ビバーグには快適でした。
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◇ 3日目、蓮華谷出合(05:06)~黒部五郎小屋(12:10)
・七つ釜の一つ目の釜は左から巻こうとしましたが、これ違う!右側から巻きました。残りの釜は全て水際で登れました。
・九郎右衛門沢は、最初のF1を超えれば、あとは快適?
・そのF1の高巻きですが、高巻きすぎました。下から見て、滝の落ち口へ走るバンド帯を行くのか?でも恐そうと思っていたのですが、気がついたら、はるか上まで登ってしまったようです。
・こうなったら仕方ありません。とにかく、結構登り辛いルンゼをどんどん上がり、左へ出れそうなところを探しました。
・ようやく九郎右衛門沢が見える尾根を回りガレ地に出ました。
・一見、ロープなしでも降りられそうに見えましたが、危険に思えました。最初から懸垂下降で降りて行きました。ビビリながら下るより、懸垂下降の方が早いでしょう。
・結局、30mのロープで4回懸垂下降して沢へ戻れました。途中、支点がないのでは、とても不安でしたが、先人も同じ灌木で懸垂したようでした。40mロープだったら、もっと楽だったでしょう。
・その上は、全てロープなしでも行けそうでしたが、念のため、2か所ほどでロープを出しました。
・最後の最後まで水が消えませんでした。ついに水が消えた、その30m先がキャンプ場でした。

〇 七つ釜と九郎右衛門沢F1
・蓮華谷に入った直後から、急に傾斜が強まります。
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〇 F1は右側から巻き
・蓮華谷を30mほど登ったところのルンゼから巻きました。
・5mほどのところが悪く、ザックを下して登りました。
・ここを登ったら、すぐに左へトラバースしていくのが1時間コースの正解だったようです。
・我々はルンゼを詰め切ってしまい、その後、4回の懸垂下降で3時間半コースになってしまいました。
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〇 高巻き過ぎの結末
・4回の懸垂下降で、ついに捨て縄が足りなくなり、ダイマーニのシュリンゲ投入!高くつきました(笑)。
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〇 九郎右衛門沢上部の滝
・お決まりで、花崗岩の沢の上部はヌルヌルでした。
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〇 九郎右衛門沢上部の様子
・スタスタ、花崗岩を歩く。
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〇 黒部五郎小屋キャンプ場に到着
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〇 醤油ラーメン、黒部五郎小屋、8/13
・天気予報を確認して、赤木沢は断念。
・即座に、山小屋でビー&ラーに。
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◇ 4日目、黒部五郎小屋(05:20)~新穂高温泉(16:15)
・風と雨が強く、稜線はとても寒かったです。
・途中、山小屋に泊まろうと散々迷いましたが、どうせ泊まるなら温泉がいい!
・お盆休みで宿空いてるのか?と不安を持ちながら、頑張って、一気に新穂高温泉まで下山しました。
・探しに探し、一部屋開いていました。ラッキー!

〇 新穂高温泉・宝岳館
・晩御飯が間に合うわけない時間に到着。
・いい宿でした。飯もなかろうと、有り合わせで作っていただけました。しかし、その有り合わせとは、とっても、ご馳走でした。
・翌朝も、タクシーの時間に合わせて、0630の早朝飯まで対応してくれました。
・飛騨牛がうまかった。展望風呂が風情あふれていて、よかったです。登山者に優しい宿でした。
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 20年ぶりに本格的な沢を登ってきました。技術的には、シーズン早すぎた雪渓の東黒沢。ライン間違えて死にそうになった鶏冠谷。大増水だった滝川本流とおいらん淵。それらはオーバートレーニングだった(笑)ようで、そんなに難しいところはありませんでした。だけど、山深い沢。エメラルドグリーンの水。ビバークごとの安堵感。大高巻での苦笑いしながらの手強い根曲がり竹で苦戦した藪漕ぎ。沢を詰めた後の北アルプスの大パノラマと解放感。びしょ濡れになりながら、重い足をひきづっての長い下山。ようやく下山しての、おもてなしあふれた温泉宿。夏休みを満喫できました。
 来年も大きな沢へ挑戦したいと思います。そして、秋に向けて、Back to the クライミングです。山へ入るという理由でカーボローディングし過ぎました。今年の夏は暑すぎて、ビール飲み過ぎました。お腹がぽっこりです。

きん

by Climber-Kin | 2015-08-16 20:07 | 沢登り | Comments(6)

2015年8月1日、日原川・倉沢本谷

 梅雨明け前から暑い日が続きます。久々に岩登りへ行くかなぁとも思いながら、ここまで来たら、岩登りは盆明けから再開と決め込んで、沢登りへ行くことにしました。ここ数日はめちゃくちゃ暑くて、毎日どこかしらでゲリラ豪雨が発生しています。近場で短い沢からなぁと検討していたのですが、時間切れで情報収集は間に合わず、前からマークしていた倉沢本谷へ行ってみることにしました。早く上がれるだろうから、帰りに瑞穂のコージツで夏休みの沢の買い物でもしよう。

〇 倉沢本谷
・小さな沢の割には水量は豊富で、小滝の連続でした。
・難しい滝はなく、初級者の練習には最適な沢でした。

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(1) 入渓(8:30)
・倉沢林道へ入ったところに駐車スペースがあるとなっていたのですが、既に4台ほどの車が停まっていました。少し倉沢林道を入っていくと、ポツポツと駐車スペースがありました。
・林道から沢底を覗くと、凄い水量に見えて、今日も増水か?やめるかとも一瞬おもったのですが、とりあえず、沢にはってみようと準備して入渓です。
・そこからの降り路が妙に踏み跡しっかりしているなぁと思ったら、そこはキャニオニング業者さんの入渓ポイントだったのでした。戻ってきた時にわかりました。
・沢に入ってみると、それほど増水しているわけではなさそうです。

〇 林道から覗いた倉沢本谷
・連日のゲリラ豪雨だもんなぁ。増水しててもおかしくないか。
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〇 入渓
・これが平水なのかは不明ですが、左側にはいつでも逃げられる林道が走っているので、そのまま遡行開始しました。
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(2) 入渓~魚留めの滝(13:30)
・全て水際で登れました。
・一つだけ、残置シュリンゲがある、右側を登る滝が一番難しかったのかな?


〇 小滝の連続
・水際沿いにガンガン登れます。
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〇 ちょっとしたゴルジュ
・最初のうちは積極的(わざと)に、水に浸っていたのですが、さすがに寒くなりました。
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〇 釜は意外と深い
・深いといっても、滝の下には足場があるのが殆どで、苦労はしません。
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〇 立ち入り禁止の倉沢鍾乳洞入口
・大きな石灰岩の岩の中のようです。
・左側には、ボルトが打ってありました。かなり上部から残置ロープが垂れていました。以前登られていたのか?開拓されたことがあるのか?
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〇 魚留滝手前のスーパー倒木帯
・凄い倒木帯。これ超えるのは…ここで林道に上がりました。

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〇 魚留の滝
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〇 倉沢鍾乳洞の岩場
・かなり大きな岩です。ちょっと、もろそうかなぁ。
・残置ロープがむなしそうにぶら下がっていました。
・下部の方で、ルートになりそうなラインもありました。林道からアプローチが近い。
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〇 キャニオニング
・群馬県の水上でラフティングと並んで、成功した観光の一つ、キャニオニング。奥多摩でも観光レジャーを増やそうとしているとのことです。
・すぐそこに、結構、迫力凄めのトイ状滝があったので、そこも降りていくのか興味深々にみていたら、巻いていました。さすがに、今日初めての初心者にあの滝は滑らせないだろうなぁ。
・ウェットスーツにライフジャケット、ヘルメット。ユニホームみたいに統一されている。女性受けするかもなぁ。3時間、8,000円?
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〇 御前岩
・トラウカントリを超えたあたりで車停めて眺めました。
・覆ってるのは、広葉樹でしょう。冬はすっきりするのでしょう。
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 倉沢本谷は、初心者を連れてきて、沢に慣れてもらうには丁度よい沢かもしれません。海沢下部もこんな感じなのかしら? 水根沢の方が楽しいかもしれません。激しい沢登が続いていたので、たまには、こんな癒しの沢で避暑するのも、よいかもしれません。丁度沢から上がったら、ポツポツきていました。奥多摩のどこか近くで、100mmのゲリラ豪雨が降っていたようです。
 次回は夏休み、いよいよ、去年から計画を温めてきた北アルプスの沢です。全ては天候次第。水量も気になります。6日間山に入ります。20数年ぶりの大山行です。体力がとっても心配ですけど、楽しみです。

きん



by Climber-Kin | 2015-08-02 12:23 | 沢登り | Comments(4)

2015年7月25日、三条新橋~おいらん淵、3度目+3度目

「増水のおいらん淵はとってもエキサイティング!」

 暑い日が続きます。こんな暑い日は泳ぐ沢に行きたくなります。寝苦しくて睡眠不足気味なので、近くて行程が短い沢がいい。となると、ここしかありません。昔は大きな沢へ入る前に必ず来ていました。そして、沢登りを再開してからも3度目になります。合計6度目になります。今年は、時間に余裕があれば一之瀬本流へも入ってみようと甘い考えを持って、丹波川へ向かったのでした。しかし…

〇 今日のハイライト、手取淵と胴木滝
・メインな核心は、手取淵、胴木滝、丸山入道の3ヶ所ですが、手取淵と胴木滝はそうとうな増水でも何とか登れます。
・マジ?これ行くの?頭おかしくないですか?と背中で声を聴きながら、突撃です。
・絶対に落ちたくないシーン。みな、鬼の形相でトラバースしてきます。
・写真byトスコさま。
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・今日の胴木滝は、これまでで一番迫力がありました。マジで?これも行くんですかという声を背中で聞きながら、当然直登!巻いてたら、この沢へ来る意味ないよ~。
・我々の登っている間に、沢山のパーティが左側を巻いていきました。直登している我々へ拍手していました。
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(1) 三条新橋到着、入渓(8:00)
・今日は私がリードすると張り切っています。
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〇 はりきってリード
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〇 やはり増水か?
・このあたりから、苦戦する場面が多数出てきました。
・いつのまにか、リーダー交代。
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(2) 手取淵
・平水だと、簡単なのですが、増水していると難度があがります。
・増水しているほど、絶対に落ちたくないところです。

〇 今日は難しかった手取淵
・水中フットホールドを拾おうとすると水流が強くて、浮かせた足が水の中でブンブン流されます。
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〇 うれしそうにトラばるトスコさま
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〇 白泡が凄い
・びびって、やばいんじゃないかと心配しましたが、大丈夫でした。
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(3) 胴木滝
・手取淵を通過してから、すぐに現れました。記憶違いか。
・水通しは左側からと右側からと、どちらからも行けるんですね。今日、別パーティさんが右側から登っていました。

〇 まずは釜の手前にある駐屯地へ
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〇 釜を泳げ~
・いつもより必死です。泳いでいると、悲壮感漂います。
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〇 滝の左にある第2駐屯地
・水しぶきがすごくて、落ち着きません。
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〇 第2駐屯地から見た胴木滝
・ヌルヌル感、満載でした。
・少し水側に入って登るとフットホールドがあるのですが、今日は水が多すぎて、左よりのフットホールドがあまりないラインを登るはめになりました。
・滑りそ~。あ~、よかった。
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〇 落ち口から見た胴木滝
・写真byトスコさま。
・そんなところから写真撮って、落ちないでよ~。
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〇 左側からも登れるんだ!
・倒木使えてたけど、倒木なくても大丈夫?
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〇 何級?
・丹波川の中にあるボルダー課題?
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(4) 丸山入道、敗退、高巻
・一番の核心は、丸山入道淵です。前回は平水で突破できていますが、前々回は増水で、やはり、あと少しのところで敗退しています。
・2度トライしました。2度目はマーさまのアイスハンマーも借りて、ダブルアックスでトライしました。右側の流水を超えるところまで行けました。そこから、いつものように、左側へキックターン。この時、ハンマーを腰に戻し、素手でホールド掴もうとしましたが、流水が強すぎて、これが失敗。振出しへ戻されてしまいました。
・ハンマー握ったまま左側へ移るべきだったか? それとも、そのまま右側を泳げば足がつくところまで行けたのか?悔しい!
・そして、巻きですが、これが大失敗。大高巻になってしまいました。2時間ぐらいかかってしまいました。小さく巻いて、左側バンド帯へ懸垂で降りるのが正解なのでしょうか?
・とりあえず、丸山入道を高巻きで超えて、もう安心と思ったのは間違えでした。
・水が濁り始め、さらに増水し始めました。上流で雷雨が降り出したのでしょう。
・そこからも時間がかかりました。手強い箇所が何度も出てきました。


〇 カモの会の方のトライ
・芋虫泳法。後ろの人が前の人を押す。沢本に紹介されていたが、果たして実践的なテクニックなのか?
・楽しそうでしたが、残念ながら突破ならず(笑)。
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〇 高巻き過ぎ
・この大高巻で大きな時間をロスしてしまいました。
・沢底へ戻ってきた時には、まー、これで終わりでしょうと、まだ悲壮感は漂っていませんでした。
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(5) 旧青梅街道(廃道)到着(19:15)
・ようやく、一之瀬川出合に到着したのが18:00過ぎでした。
・ここでもさらに問題が。増水しすぎていて、銚子滝を登れる気がしません。以前使ったことのある一之瀬川側の巻道を登ろうということにしました。ところが、それを登ったところにある橋がありません!撤去されていました。
・一之瀬川を少し奥へ入らないと旧国道への登り口に出られません。トラバースが嫌で手前から登っていけば、取りつけるだろうと思い、まずは悪い泥壁を登ったのですが、目の前には橋げたがそびえていました。無理やりガレた崖をトラバースすれば行けるかなとも思いましたが、ここは冷静な判断で再度懸垂下降で一之瀬川奥へ降りて、逃げ道へ行くことにしました。ようやく、旧国道へ上がれました。19:00を過ぎてしまいました。

 増水した、おいらん淵は手強かったですがエキサイティングでした。平水なら簡単に超えられるポイントも足がつかないヘツリになり、容易には突破できない箇所が多数ありました。増水時は遡行時間が大幅に増えます。12時間行動になってしました。結局、前回の2倍ぐらいの時間がかかってしまいました。標高差がないこと、ザックが軽かったこともあって、体力的には、それほど疲れませんでしたが、精神的な消耗が激しかったです。
 当初は一之瀬本流を行ってみようと期待していたのですが、夢のまた夢でした。繋げて遡行するには、水が少ない時をねらわないと難しそうです。

〇 ライフジャケット
・一之瀬川本流入るんなら、ライフジャケットあった方がいいと購入しました。
・しかし、これかさばります。長い沢には向きません。
・空気式のたためるタイプを探してみます。
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きん

by Climber-Kin | 2015-07-26 09:48 | 沢登り | Comments(2)

2015年7月19-20日、笛吹川水系・東沢・釜ノ沢西俣

「増水の釜ノ沢は思いの外手強かった!」

 今年は既に3回、沢へ入っているが、いずれも山頂を踏む山行にはなっていない。それと、沢の中でのビバーグもしていない。最後に沢中で泊まったのは20年前にさかのぼってしまう。そこで、この二つのテーマ、①山頂を踏む(標高差の大きい、体力チェック)、②ビバーグ(生活力チェック)を難しくない沢で試してみようと釜ノ沢西俣へ行ってみることにしたのだった。
 木曜日に台風が四国地方へ上陸した。通過した後は天候が不安定だった。海の日で三連休で当初は土日の予定だったが、土曜日はまだ天候不安定が続く予報だった。増水も気になるし、日月で沢登へ出かけたのだった。登山道のアプローチで増水気味なことは直ぐに気が付いたのだが、釜ノ沢出合いまで行ければ、遡行できるだろと奥へ進んでいったのだった。

〇 増水中の両門ノ滝
・凄い迫力の滝が両側から落ちてきている。
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◇ 7/19(日)
(1) 西沢渓谷P出発(8:10)~山の神(10:30)
・雁坂トンネルが7~11月中無料になっている。秩父経由でアプローチしても、中央道でアプローチしてもたいして時間はかわらないので、もちろん秩父経由の下道でアプローチした。
・三連休中日、登山客が多かった。
・ホラの貝ゴルジュの巻で道に迷った。先行パーティにつられて、旧道へ入ってしまったようだ。途中で上がりきらずに踏み跡を左へトラバースしてしまったからか? なんとか上の方を通っている新道へ出られた。間違って懸垂下降していたら、もっと、タイムロスしていただろう。

〇 登山道から見る沢
・大増水しているように見える。釜ノ沢出合いまで、たどりつけるのだろうか?
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〇 ホラ貝のゴルジュ
・クライミングシューズで取りつけば、突破できると言う噂があるが、今日は、その前に、この出だしの水流を突破できる雰囲気がしない。
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〇 山の神
・安全祈願。
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(2) 山の神到着(10:30)~魚止めの滝~両門の滝(14:30)~ビバーグ地(16:00)
・通常登れそうな滝も、殆ど巻きになった。
・一か所、無理やりスラブトラバースしたところが難しかったがおもしろかった。パートナーさまを確保している最中に、後続パーティは簡単に巻いていった。
・魚止めの滝は濡れていても左側を簡単に登れた。
・両門の滝は、西俣側の滝を巻く。滝の結構近くからジグザグに登り、1.5mほどの垂直の岩壁を超える(クライマーには簡単)と、しっかりと踏まれている巻き道へ上がれて、そのまま歩いて滝の落ち口へ出られた。他のパーティで登り過ぎて懸垂で降りてくるパーティも多いようだが、どちらが正解なのかは不明。
・両門の滝からのゴルジュ帯は、増水で難しくなっているのではないかと気にしていたが、全く、その通りだった。ガイドブックにあるような、水流沿いを歩けるような状況ではなかった。微妙に水の中と傾斜のある斜めなスラブと小さな巻きを考えながら突破した。

〇 乙女の滝
・傾斜が強い。
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〇 東のナメ沢
・こんなところ、よく登ったなぁ。と昔の自分に感心する。
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〇 西のナメ沢手前
・こんなところでも、渡渉にえらく時間がかかってしまった。
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〇 西のナメ沢
・ようやく、西のナメ沢が見えてきた。
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〇 西のナメ沢
・西のナメ沢、出合いの滝は傾斜は弱い。乾いていれば、クライミングシューズで楽に登れそう。ランナーとれればだけど。
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〇 魚止めの滝
・濡れてて、いやらしかったが、滝の左側を5mほどフリーで登って、巻き道のテラスに立てる。
・その上の滝へ登るのも、魚止めの滝の落ち口をトラバースするところで緊張した。滑ったら…、ウォータースライダーで済むのだろうか?
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〇 千畳のナメ
・水流が強くて、油断していると足を取られる。
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〇 千畳のナメの終わりあたり
・しまった!向こう側へ渡り損ねた。
・げっげっ、足を水流に入れると、持ってかれて、そのままウォータースライダーで両門の滝まで滑って行きそう。
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〇 千条のナメの終わり2
・傾斜が緩いとは言え、ここまで水流が強いと一歩一歩に時間がかかる。
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〇 両門の滝
・増水で大迫力。落ち口から水が吹き出すように落ちてきていた。美しい。
・こんなに大きな滝とは思わなかった。
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〇 快適なビパーク地
・先行パーティが4組ほどいたが、いい場所がありました。
・焚き木になかなか火が着きませんでした。
・焚き付けに牛乳パックを持ってきたのですが、サチさんが言っていたように白樺の皮が一番いいようです。今回は現地調達できて、パートナーさまが大活躍。なんとか火が着きました。
・夜中に太腿裏とフクロハギを何度もつってしまいました。
・沢音がうるさくて、何度も眼が覚めてしまいました。耳栓もってこなかったことを後悔しました。
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◇ 7/20(月)
(3) ビバーグ地出発(06:10)~ミズシ左のコル(10:00)
・ガレガレに上の倒木が多くて、歩き辛い。
・直登可能な滝が多かった。
・2100mの奥の二俣で、ガイドブックとは違い、左沢へ入った。記録にあるように、難しい滝はなく、静かに水へ減っていき、しっかりした踏み跡に導かれ、最後に少しだけ藪漕ぎがあったが、登山道に出た。

〇 ガレの倒木帯からスタート
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〇 3m、8mの滝?
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〇右沢左沢の5mの滝
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〇 3m,3mの滝の手前
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〇 多段10m?
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(4) ミズシ左のコル(10:20)~甲武信岳(11:40)~西沢渓谷P到着(16:00)
・ミズシ左コルへ出たたので、ミズシへの登りがあります。
・甲武信岳山頂でのんびりしていたら、私を呼ぶ声がどこからしてくる。ソラミミかと左を向いたら、知った顔が…おー、なんとアヤちゃんが登ってきたのでした。びっくり。こんなところで会うとは。
・3人で徳ちゃん新道を降りて行きました。甲武信岳到着した時は、あれっ、今日は結構元気じゃんと思ったのですが、標高差1,100mの下山は楽ではありませんでした。もう、ヘロヘロでした。
・山縣館の日帰り入浴は15:00まででした。そこで紹介してもらった、500m下右側の白龍館で500円でお風呂をもらいました。結構いいお湯でした。
・帰りも、無料中の雁坂トンネル経由で渋滞なしで帰着しました。

〇 金峰山かな
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 癒しの沢旅を楽しむはずだったのですが、増水していて、あまり、気持ちに余裕を持てませんでした。初日はちょっと時間がかかりましたが、それでも、今回は比較的コースタイムに近い時間で突破できたと思います。今回の失敗は、巻くべきところを無理やりスラブトラバースしてしまったのと、巻き道で右なら簡単に行けるところを一度左側を登ってしまい。間違えと気が付いて、降りたところの2点ぐらいでした。
 しかし、今回も体力的に辛かった。初日の行動時間が8時間。二日目が10時間。ヘトヘトになって降りてきました。甲武信岳に到着した時は、あれっ結構元気じゃんと感じたのですが、標高差1,100mの下りはきつかったです。3日間沢に入る場合、中日の行動時間は7時間ぐらいまでに抑えた方がよさそうです。
 増水した大迫力の滝やナメ、久々(20年ぶり)の沢でのビバーグ、久々(これも20年ぶりか)2,000m峰の登頂、標高差1,100mの下山。充実しました。

〇 今回の反省点
・長い行程、ビバーグ(ツェルトテント、シュラフ、シュラフカバー、マット)、新兵器(TIBLOC)、厚手のネオプレーンソックス、カム(メトリウス)といろいろいろいろと気づくところがありました。
(1) 今回は夜雨が降らなかったからよかったが、フライもあった方がよいかも。でも、荷物増えるなぁ。考えどころです。
(2) FineTrackのポリゴンレスト4x3とポリゴンシールドを買ってしまった。ポリゴンレスト4x3は暑かったかも。まぁ、北アルプスの沢なら丁度よいかもしれない。
(3) マットも大きくても重さたいしてかわらないからって、全身サイズを持ってきたのだが、ちょっと登るの邪魔でした。2/3ぐらいに切るかなぁ。
(4) 前回からフェルトシューズを新しくしたのですが、ちょっと緩かったので、調整に厚手のネオプレーンソックスにしてみました。初日はシューズの中で足が回って、今一つでしたが、二日目はしっくりきました。履き方の問題でしょうか。
(5) フェルトシューズの紐が取れすぎます。細い紐なので仕方がないのですけど。紐を切って短くする前に、足首に巻いてみるかなぁ。
(6) 今回カムを3本だけ持って行ったのですが、いろいろな場面で使えました。次回は4本持っていくな。これも重さの問題があるのですけどねぇ。
(7) 焚火焚き付け用に牛乳パックを持って行ったのですが、紙が暑くて意外と火が着き辛いです。やはり、白樺の皮か?
(8) 体力的に、もう少し軽量化が必要のようです。いろいろと考えてみます。

・TIBLOC、以前から宙吊り脱出用に買っておこうかなと迷っていたギアーだった。先日の滝川本流でトスコさまがプルージックのかわりに、これ使って、ロープにかけていたのを見て、思わず買ってしまった。
・ビレイにも使ってみたが、ロープ戻すのが難しい。ビレイは、やはりエイトカンか腰確保かな。
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きん

by Climber-Kin | 2015-07-21 09:20 | 沢登り | Comments(2)

2015年7月11日、滝川本流

 諸般の事情やら、梅雨雨やらで6/20の鶏冠谷右俣以来、外で活動できていない。今週も台風が3つもできてしまっていたが、ラッキーなことに週末は晴れる予報になった。こんなに湿度が高くて暑いのなら、当然沢登りへ行こうということになり、前から温めていた日帰りで楽しめそうな泳ぐ沢、滝川本流の下部へ行くことになった。今回はまーさまに加え、ご近所さんになったトスコさまも参加して3名の入渓になった。
 当初、0415車出発、出会いの丘0700着で、0715の駐車場出発、15:00に釣小屋跡着、18:00に出会いの丘戻りの予定で考えていたのだが、やはり、もう少し早くしようと45分繰り上げ、0330東村山出発、出会いの丘0630出発へ変更したのだった。しかし…

〇 今回の一番の迫力シーン
・今日のハイライトは、金山沢出合いの先にあった大滝だった。
・通常は巻くようだ。泳いで右岸側からも登れるようだが、今回は増水していてとりつける雰囲気がしなかった。左岸からの突破を試みたのだった。
・写真は、トスコさま撮影。
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(1) 入渓
・どこから豆焼沢へ下降するか迷う。電波塔っぽい施設の少し先から降りてみた。ガレガレ。
・最後の沢へ降りるところが、さらにガレガレで急だったので、大事をとって懸垂で下降した。
・豆焼沢下降ポイントから滝川本流の豆焼沢出合いはすぐでした。

〇 豆焼沢への下降
・ぐさぐさで、ロープをだすのが無難そうと合意し、さっそくロープをだすことに。
・降りる時に畳半畳ぐらいの板状の岩を落としてしまった。
・この下りで、既に足に疲労を感じてしまいました。今日一日大丈夫か?いやーな予感が。
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(2) 入渓~曲沢出合い
・水量は多いような気がするが、初めて入る沢なのでわからない。
・途中、降りてくる釣り師とすれ違った。釣り師さんがあきらめて降りてくるとは、もしかして、やはり増水気味なのか?

〇 水量は?
・ここは、なんとか足がついたまま、突破できたが、この幅でこの深さと思うと、ちょっと、先が思いやられるなぁと感じたのでした。
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〇 出だしからロープをひっぱってのへつりが多い
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〇 行けるかなぁ?
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〇 木がかかっててよかった

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〇 こんなところが意外と難しかったり
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〇 美しい釜
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・右側をへつって、バンドから簡単に越せます。
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〇 巨大倒木がじゃまをする小滝
・この倒木は何年前からあるんだろう?
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(3) 曲沢出合い~金山沢~槇ノ沢
・このあたりで、コースタイム遅れ気味なことを感じていました。
・殆ど巻かずにロープだしては突破していたら、時間がかかってしまいました。

〇 トポ、ウォーターウォーキングの⑥にあるルンゼ
・トラロープは切れる寸前。ゴボウで登る気がしなかった。
・トラロープにランナーをかけて登った。
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・この一歩が悪かった。
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・葉っぱをどかしながら登る。ツルツル。
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(3) 槇ノ沢~箱淵
・時間はどんどん過ぎていく。みな、まずいなぁ。内心に思いながら進む。
・これ以上遅くなると、ビバーグの可能性もでてきてしまった。

〇 トポ、ウォーターウォーキングの⑦の大滝
・どうしよう?巻く?どこを巻くんだ?
・とりあえず、行ってみよう。
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・途中、壁から引き離されましたが、水流が壁へ向かっているので、何とか壁へ戻り、水中キャンパシングトラバースの連続でした。
・上がれそうなところまで行き着くことも大変でしたが、そこから上がるところも、かなりヤバかったのですが、なんとか突破できました。
・滝を超えたところに、確かに右側からACコードのようなFixロープが下りてきていました。
・(追記)他の人の記録検索してみたら、左側へ泳いでとりついて超えられるようです。だけど、この日は白泡が凄くて、左側へ泳いでいける気がしなかったですねぇ。
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(4) 箱淵~釣小屋跡
・時間がなく、箱淵は巻こうとみなで一旦決めて巻き始めたのですが、降り口に支点らしきものが見当たりません。悪いスラブ状を一段上がると、なんとかなるのかもしれませんが、この高度で落ちると大事故になるので、一旦戻りました。
・水際からの突破を探してみました。トポには、残置ハーケンがない場合は、3級+とあります。
・残置ハーケン?ありません。ここは、ザックプッシュでトスコさまのマントルを助けて、一人が抜けられました。
・残りのメンバーは上からFixロープでゴボウであがりました。足ツルツルでごぼうもきつい。ザックはずして登りました。
・どんどん時間が過ぎていく中、焦りながら仕事道へ入るポイントを探しながら歩くのですが、箱淵からも結構、先でした。途中、巨岩帯があって乗り越えるのが大変だったり。

〇 最後のナメ滝
・これで、もう終わりですぐに釣り小屋が出てくるかと思ったら、ここからも結構歩きました。
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(5) 釣小屋跡~出会いの丘
・ようやく、仕事道への取り付きを見つけました。テーピングが3つつけてありました。そこから、マーキングテープを探しながら、仕事道に到着。
・仕事道スタートが18:00。疲れ切った足での仕事道は辛かったです。落ちたら、間違えなく、ビバーグになるなと慎重にトラバースしていきました。
・殆ど真っ暗になったしまったころでしたが、登山道に到着しました。あー、よかった。ぎりぎりセーフ!
・出会いの丘到着が20:00でした。

 いや~、めちゃくちゃ楽しかったのですが、めちゃくちゃ疲れました。13時間行動になってしまいました。時間がかかってしまった理由は沢山あるのですが、帰ってきて他の方々の記録の写真と比較すると、やはり今回は水量が多かったようです。それと、メインなポイントは殆ど巻かず?、いや巻けずか?水際沿いに突破して、都度ロープを出していたことが一番の要因のような気がします。丹波川本流おいらん淵を長さ3倍ぐらいにしたような感じの難しさでした。
 トポにあるコースタイムは、その沢を知り尽くした人のタイムなのでしょう。自分達の技量の問題でもあるのでしょうけど、状況次第では、トポにあるコースタイムに+3時間ぐらいは見ておいた方がよいように思いました。
 前回の鶏冠谷右俣より、積極的に突破を試みることができました。泳ぎ系は、おちてもドボン的なところがあるので、結構果敢にチャレンジできます。やはり、課題は体力です。下山の途中から腿が筋肉痛でした。当日から体がバキバキです。次回、古礼沢とか入る時は、迷わず仕事道から入ります。本流下部を突破してたら、山頂までたどり着くまでの体力がもちません。

きん

by Climber-Kin | 2015-07-12 09:48 | 沢登り | Comments(6)