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2007年10月31日、B-PUMP

10/31、B-PUMP、3時間

3日目のボルダー、BP。いつものパターンだが、今週は特にダメダメだった。先週2回二子行ったからだろうか。一つだけ小さな進歩があった。1階で久々に富士山ホールド1級をトライする。最高到達地点2cm程向上。あと2cmぐらい指が回り込めば登れたのだけれど。この課題、たいちくんもトライしたのだが、リーチあるとやはり最後のムーブが狭くて苦しいみたいだ。自分だけでなくてよかった。3級を2本ほど再登して、2階へいざ出陣。取りこぼしている2級残り3本。だが、今日はムズイ2級をやるレベルではなかった。途中から3級の再登に方針を変えるが、結局2本しか登れなかった。2階のムズメ3級は簡単じゃないなぁ。帰り際に階段登った正面に新しい2級を発見。うーん、2階の2級は残り4本か。がんばろう。自分以外はみんな元気でうらやましかった。元気なときにBPに来てみたいって、3日目にBPを当ててるのは自分なんだからしかたないんだけど。

きん
by climber-kin | 2007-10-31 23:42 | B-PUMP | Comments(0)

2007年10月30日、T-WALL東村山

10/30、T-WALL東村山、1時間半

大壁右、5級2本を今日も慎重にオブザベして1撃する。オッシー4級は何度も足踏み替えで滑って落ちる。最初から左足上げればよかった。先週からの課題オッシー3級は右足ニーバーすると簡単に右手止まるが、その後のマッチはできず。ムーブ違うんじゃないかなぁ。時間切れで、Tomさんにバトンタッチ。ムーブ解析宜しくです。

きん
by climber-kin | 2007-10-30 21:43 | T-WALL東村山 | Comments(2)

2007年10月29日、T-WALL東村山

10/29、T-WALL東村山、1時間半

めずらしく、長手ものをやってみた。11aと11c。どちらも登れず、少し熱くなって、時間もないので間髪いれず何度かトライした。その後、我に返りボルダー課題をやるが以前登ったM代っちがトライしていた黄色テープすら登れない状態になっていた。こういうトレーニング方法ではただ乳酸でトラウマを作ってしまうだけなのだろうか。ムーブが起こせないような状態にならないようにムーブを洗練することが重要なのだろう。最後、一手が出なくなるような長手ものトレーニングは充実感は感じるのだが、そのような状態になってしまうこと自体は意味がないのかも。単なる筋持久力トレーニングならメニュー組んでマシンでやったほうが効率がよいのだろうし、よれた状態でめちゃくちゃなムーブで取りに行ってては学習系にもよくないだろう。長手ものを使った効果的なトレーニング方法は検討する必要があると感じた。今は、アイデアなし。

きん
by climber-kin | 2007-10-29 22:19 | T-WALL東村山 | Comments(0)

2007年10月27日、二子山

10/27、二子山、大雨

本当は、有笠へ行く予定だったのだが、前線通過に突然の台風。大雨の予報だ。こんな日に登れるところは。それは二子しかない。たいちくんとM代っちと大雨が降る中、ダメだったら、どこのジムへ行こうかとそんな話で盛り上がりながら、二子へ向かったのだった。弓状に到着すると、滝もできていないし、まだ染み出しが始まっていない。おまけにSVPには残置ヌンチャクがかっていた。後でわかったことだが、昨年からある残置ヌンチャクをT内さんがかけてくれたようだ。ありがとうございます。我々が一番乗りだったが、その後、大勢の二子クライマーが上がってきた。にぎやかな一日だった。

(1) SVP(12b)、×××、途中まで
下部コルネの裏側はびしょ濡れ。近づいてみると状態は、それほどよくない。アップもせずいきなりだったせいもあって、前腕があっという間にボーリングのピンになってしまった。ムーブ解析する余裕もなく、前回のムーブから何の進歩もなく、各駅で上がっていく。前回にみつけた、ヒールフックでのクリップも、左足がずれてくる感覚があって、たまらずヌンチャクをつかんでしまった。

(2) SVP(12b)、××、途中まで
T内さんが登るとのことで、ムーブを参考にさせてもらうことにした。ニーバーレストあたりとその上がかなり濡れているので、アップには不適だと途中でやめられてしまわれたのだが、ビレイしていたY子姉さんとH野さんからムーブを丁寧に教えて頂けた。その方法だとニーバーレストから6手省けて、その上のガバクラック取りにいくムーブも右手と左手が逆ということが判明。私はなんてバカだったんだろう。どうりで厳しい上にキワドイムーブだったはずだ。早速に試してみると、ニーバーから、確かにいきなりガバアンダーがとれて、さらに上のガバクラックへのムーブも力はいるが普通のバランスで取れる。なるほど。そして、そのガバクラックにヒールフックでのクリップする部分だが、よれよれのドラゴンではなく、VERDEを使ってみた。これだと、クリップできた。このルート、後半は性格ががらりと変わる。少しエッジが強い靴でないと辛い。だが、VERDEは全体が硬いので、それ以外のムーブでは、とても使い辛い。新しいドラゴンレース下ろすかなぁ。そして、問題は、そこから2p間のセクション。たぶん、ここが実質の核心になるのだろう。キョンを使いたいのだが、まだ力づくムーブのままだ。このセクションをよれた状態で登りきるには、かなりの改良が必要だ。今日もかなりの時間をかけて、ムーブを探ったのだが、なかなかよいムーブがみつからない。次回もこのあたりを探ることが優先になりそうだ。終了点あたりはビショ濡れ状態。あと2p残して降りる。

こんな大雨の日でも、登ることができた。二子はすごい。それにしても、石灰岩はなんと多彩なムーブがあることか。自分だけの発想では、なかなか簡単なムーブが見つけられない。SVP、前回は難しいムーブばかりで登れるのかなぁという印象だったが、まだまだいいムーブが隠れていそうだ。たいちくんは、モダンラブを初トライして、本日大雨の中RP。モダン焼きの核心部分も2回ぐらいの探りでムーブ解決していた。結構おもしろかったようだ。M代っちは、下部の核心ムーブを発見。テラスから大穴、そして中段核心のデッドも成功させていた。大きな進歩。しかしながら、やはりこの大雨、徐々にコンディションも悪くなっていき、最後はどのルートも厳しくなっていた。ホテル二子上部滝のようになっている中、回収されていた方、絵になってなぁ。

〇 今日の朝
・この大雨の中、染み出すまでのタイムラグの間だけ登れる。
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〇 モダンラブ(12a)をトライするたいちくん
・あまりムーブを固めることもなくRP。おもしろかったようだ。
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〇 モダンラブをトライするM代っち
・ムズイムズイを連発。
・そう、このルート、ムーブはムズイです。間にレストがあるから12a。12aの中でも、ムーブ自体はかなり悪い方だと思います。
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きん
by climber-kin | 2007-10-27 22:00 | 二子山'07-'08 | Comments(4)

2007年10月24日、二子山

10/24、二子山、偵察

今年は夏も一部登れたらしい。乾燥した天気が続いていたので、二子シーズン前に、平日を使って、M代っちとたいちくんと偵察に行ってみた。今日の弓状は、我々の他はユージ大先生とT-WALLスタッフの方?のパーティとO野さんとM嶋パパの合計7人。あと奥の右壁エリアに二人パーティが来ていた。祠の方は不明。高気圧に覆われて最高の天気だったが日影でじっとしていると肌寒く感じた。O野さんから聞いた情報だが、岩の状態は先週土曜日から急激によくなったとのこと。今日は弱冠コルネに染み出しが見られるが、ほぼ全ルートがトライ可能な状態だったのではないだろうか。

(1) 高く登れ(10b)、再登
久々の石灰岩。足が滑る~。

(2) SVP(12b)、初トライ、マスター、各駅、なんとかトップアウト
SVPは染み出しているという情報だったが、今日はトライ可能。下部のコルネの裏側が濡れている程度。がんばって、初トライ、しかも、うれしいかな悲しいかなマスター。恐いと言われるこのルート。マスターで初トライ。これまで、殆ど気にしていなかったので、ムーブ情報も殆どなし。いやというほど、その意味がわかりました。核心と思われるセクション、ヒールフックでデッドして、さらにデッドしてガバとって・・・、クリップができない。何度も大フォール。右手でガバ持って、無理やりクロスでヌンチャクをかけて、クリップ掴んでセーフ。いやー、ボルト足下で、微妙なところからロープが来ていて、ヒールフックのこのムーブなの。しかも、クリップ方法がわからん。まぁ、とにかく、初トライはトップアウトすることが目標なので、ムーブ解析は二の次だ。途中、何度もめげそうになったが、リングボルトの垂直部分をブランクセクションにして、がんばってトップアウト。疲れた~。

(3) SVP(12b)、×××、回収便
ニーバーレストして、微妙なクラックガバまで行くぞと意気込みはあったのだが、濡れたコルネは手順が全然定まらず、しょっぱなから各駅になってしまった。それでも2便目なので、例のヒールの手前までは比較的スムーズにいける。そして、クリップムーブブランクセクション、やはり、わからん。クロスでヌンチャク掴む。散々探って、ようやく、ガバ手前で右足ヒールでクリップすることがわかった。ガバまで行っちゃだめなわけね。そして、リングボルト近辺の1便目にムーブを探らなかったセクション。とりあえず、右手ダンゴホールドアンダーで持ってコルネへのムーブで解決。よれよれでクリップ、何度もロープを落してしまうぐらい前腕が張りまくってしまった。言うことの聞かない前腕に耐えながらなんとかトップアウト。疲れた~。

恐るべしSVP。とにかく恐くて、マージン300%の力で登ってしまう。恐怖心を取るだけで、結構かかりそうだ。これ、毎回マスターでヌンチャクがけは辛いなぁ。とりあえず、今シーズン二子初日。力づくムーブだけど全部こなせて、トップアウト2回できて、そして疲れ果てて、とりあえず満足できました。シーズン初日にいきなりSVPは、ちょっと刺激が強すぎた。やっぱり二子の12bはおもいっきり難しい。たいちくんは、好色トライ。M代っちはモダンラブをトライ。それぞれ、みんな宿題作って、暗くなった弓状を後にしたのでした。

〇 モダンラブ(12a)をトライするM代っち
・出だしが遠くて苦戦。
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〇 流れx3の大先生
・見事完成。
・大先生曰く、テクニカルな要素があるので厳しい。唐獅子は13cで、流れが13dでいいのではないかとのことだが。
・いっしょにいらしていた方も、おいしいよRP。おめでとうございます。
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〇 好色一代男(13a)をトライするたいちくん
・難しいようだ。
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〇 SVP(12b)のニーバーレストの私
・ニーバーレスト方法は、あまり悩まないかも。
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〇 SVP(12b)をトライする私
・核心一つ前、ここも結構微妙です。
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きん
by climber-kin | 2007-10-24 22:24 | 二子山'07-'08 | Comments(8)

2007年10月22日、T-WALL東村山

10/22、T-WALL東村山、1時間半

大壁右、オッシー5級を慎重に慎重にオブザベして、2本一撃できた。その後、同じくオッシー課題、大壁正面あたりの4級をトライする。狭いなーと思ってると、kのさんがオッシー3級コーヒータイム?を勧めてくれた。オッシー課題にしては登り易いとのことだ。オッシー課題って登りずらいんだ。知らなかった。この課題結構おもしろい。間髪いれずに、トライしまくって、最後の最後に登れた。出だしの穴ホールドは指4本俵持ちして、なるべく下へ引く。最後の方のチビカチは、指立てずに関節伸ばして指腹で引っ掛ける感じ。持ち方覚えた。そのために随分かかった。後半の同じホールド使うオッシー3級課題続けてトライ。これも何とかなりそうな感じ。最後が核心じゃなければだけど。久々にAO山さんともお会いした。T-WALLは難しいと言われたので、ブログにBPとのグレード比較表書いてますよと答えたら、すいません見てませんって恐縮されてしまった。いやいや、別にそんなつもりじゃなかったですけど。もっと登りたかったが、後ろ髪引かれながら、20:50にジムを後にした。

きん
by climber-kin | 2007-10-22 22:01 | T-WALL東村山 | Comments(4)

2007年10月20日、カサメリ沢

10/20、カサメリ沢

今年は随分カサメリへ通った。多分我々が一番通ったのではないだろうか。私の今シーズンのカサメリはポパイから始まり、NDDに手を出し、途中金のわらじと小川山に浮気しながら、また、NDDトライに戻るというシーズンだった。NDDは前回ようやく1テンになった。まだまだ、登れる気はしないのだが、どの程度の1テンなのか、まだまだかかる1テンなのか、RPが近づいている1テンなのか?シーズンは終わりに近い。それを確かめるためにも、もう一度だけカサメリを訪れたのだった。金曜夜にM代っちと植樹祭記念公園駐車場へ向かう。小川山で登っていたエクセレントなたいちくんと夜のうちに合流する予定だったが、夕方から夜半まで強い雨が降っていたので、たいちくんは野辺山駅で泊まり、土曜朝にやってきた。今日はたいち号で林道中まで入ることができて、とても楽だった。

(1) トレビの泉経由NDDヌンチャクがけ
まだまだ岩が冷たいので、上の10aをヌンチャク回収しながらトップロープで登り、NDDにヌンチャクがけする。

(2) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、×
まだ、岩が冷たいが、午前中に一便出す。やはり、指の感覚がおかしい。最初の核心トラバース、左手ガストンは止まったのだが、その後の足さばきで失敗して落ちてしまった。上部はやらずに降りた。

(3) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、×
やはり、核心トラバースがいまひとつだが、今度はなんとか成功。だが、左手ガストンしっかり持てず、もたついたので。めちゃくちゃ力をつかってしまう。5p目クリップ、ガバアンダーのレストもしっくりこない。そのまま、6p目へ突入するが、ヌンチャクを目の前にして、指がよれよれで危ないので自らフォール。

(4) ナイト・ディジィ・ダンス(12b)、×、回収
今度は、核心トラバースがうまくいく。不思議なもので、そうなると5p目クリップ後のガバアンダーレストもうまくいく。ただ、このレストは大レストにはならない。呼吸を整え、両腕をシェークするぐらいだ。順調に6p目もクリップ。自分でも一瞬もしやという期待が頭をよぎる。左手三角ホールド、左足上げて、右足ヒールフックでマッチ。前回気がついた注意点、左足インサイドで乗って、腰が離れないようにとやったつもりが、今日は何故かフットホールドに乗れていないのか、右手三角ホールドにマッチして左手をおにぎり形ホールドへだそうとしたのだが、あっという間に力を吸い取られてしまった。フォール。前回の1テンより2手進んだ。実質核心終了のアンダー気味サイドカチまで、あと2手。そして、カサメリの今シーズンが終わった。8日間23便、登れず。ああー、この便の前半中盤の後、前回1テンだった時の後半の動きが同時にできていたら。

NDDは、うわさ通りに難しかった。とにかくトラバース開始してから終了点まで全てが核心だ。例えるなら、BPムズメ2級(T-WALL東村山なら3級ぐらい)をクリップしながら、3本連続こなすぐらいのストレニさだ。特に最後の核心は調子が悪いと、よれていないくてもこなせない。ようやくトラバースはほぼ成功できるようになったのだが、前半中盤をこなした状態で最後の核心をこなすには、まだまだトライ日数が必要そうだ。トライしてトライして、どのムーブも洗練させないとRPできる確率はとても低いのだろう。調子がよくてひょっとしたら登れてしまうかもという感じを確信のもとにRPできるようにするには、多分、今の私のボルダー力を最低でも0.5級ぐらい、できれば1つポテンシャルを底上げする必要があると感じた。いい目標ルート。来シーズンもトライして、今度は登りたい。M代っちは、隠れた好ルート、十手もち(11d)を果敢にトライ。一手づつムーブはほぼできていた。たいちくんは、疲れていながらも十手もちを2撃。来週はいずこへ。決まってるって?

〇 NDD今日の進歩
確実に、トラバースやレストは改良されている。だが、RPを確実にするには、まだまだ。来シーズンは、確信を持ってRPできるぐらいに強くなって、カサメリに帰ってきたい。

〇 十手もち(11d)をトライするM代っち
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〇 NDDをトライする私
・トラバースが成功して、アンダーガバへ。
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〇 十手もちを2撃するたいちくん
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○ NDDの反省、そして次回は(10/22追記)
翌日は、まさに運動会日和の最高の天気だった。私は、校庭の中で、暇があると、頭の中でだが、NDDをトライしていた。力がないから登れない。強くないから登れなかったと言うのは簡単だ。だが、それが本当の理由なのだろうか。ようやく核心トラバースのポイントはつかめたのだが、最後の核心のポイントが未だつかめていたない。このムーブ、できる時は簡単にできてしまうし、できない時は不可能に感じるぐらいホールドを悪く感じてしまう。それは体調や指のよれ具合と言ってしまうには、短絡すぎる。前回、腰が落ちてしまうのを防ぐために、インサイドエッジで小さなフットホールドに乗ることがポイントだと思った。ただ、それは形だけのことだ。インサイドエッジで乗ることはうわべだけの改良であって、重要なポイントはそこに、しっかり体重をあずけることなのだ。足に体重がのっていない状態でむりやりヒールフックして、右手をマッチした。左足に乗っていない状態で右足フットホールドを変えようとした。指の力で全てを解決しようとした。最後の1便はそれなりに余裕があったのに、あっと言う間に指のパワーが吸い取られた。今にして思えば、あたりまえの結果だ。いつも足に乗れ、足で上がれとM代っちにアドバイスしているのに、自分ができていなかった。どんなに余裕で6p目まで来ても、足にのらずに指力にたよった動きでは、絶対に最後の核心をこなすことはできないだ。それは、これまでのムーブ探り便で証明済みだ。テンションかけた状態からでも成功率が低い。その理由は足で立つ意識の低さが原因だったのだ。NDDを登るには、強さではなく、とても基本的なこと、足に乗る。それが必要なのだ。もっと早く気づくべきだった。

きん
by climber-kin | 2007-10-20 23:25 | カサメリ沢・不動沢 | Comments(8)

重きものクラブ

「重きものクラブ」と「重きもの」のトレーニング方法

T-WALL東村山で、ノリノリさんやだんご姉ぇさんたちがご自身達を「小さきものクラブ」と言っているようだ。そのネタにのると、私は「重きもの」、「重きものクラブ」ということなる。「小さきもの」とは、たぶんリーチが短くて、普通のリーチの人なら簡単に取れるホールドなのに、それを取るために、難しいムーブを強いられる。その不利な条件(ディスアドバンテージ)を共通に持っている者の集まりということなのだろう。その反対の意味だと「リーチ長きもの」になるのだろう。リーチが長いと、有利な点も多いが、狭くてムーブを難しくなる、不可能と言った不利なことも多々あるのだが、一般的にはアドバンテージ的な印象が多い。ディスアドバンテージという意味では、「重きものクラブ」というのが同類になるのだろうか。我々、いやいや、私のような「重きもの」、即ち重系のクライマーは、よく軽系はいいなぁと口にする。重系とは太っている痩せているということではなく、骨太系か骨細系かがあてはまるような気がする。骨太系はどんなに痩せても、骨格までは軽系にはなれない。殆ど遺伝的に決められている運命だ。遺伝的と言えば、クライミングにとって、パフォーマンス上、最も大きなインパクトを持つと言っても過言ではない筋持久力の強さもかなりの部分を遺伝的に決められているようだ。文献によると、それを考慮して種目を選べときている。そんなこと聞きたくなーい。まぁ、レジャーとしてクライミングをやっているので、私はそこまで深刻ではないのだが。話を戻すが、重系がかってに思ってる軽系のアドバンテージは、以下の項目ではないだろうか。
・軽いので、筋力を使わないで済む。
・当然長時間粘れる。長時間壁の中にいられる。
・スタティック動作が多い。言い換えると、長い時間を要するスタティックなムーブに耐えられる。
・指の負担が軽い。
・だから、指の故障が少なそう。
・カチ持ちが強いまたは得意。カチ持ちが似合う。
要は持久力(クライミングにおいて、持久力とはいったい何か、非常に難しくて抽象的なのだが)で有利だと思っていることだろう。軽系でパワーも持ち合わせている人は、とてつもなく強いのだろう。うーん、何人か思いつく。一方、反対の重系は、ディスアドバンテージが実に多い。
・指の負担が大きい。細かいホールドに弱い。
・だから、指をよく故障する。
・長い間、壁にぶら下がっていられない。
・当然持久力系ルートに弱い。
・速筋が多く、筋力と瞬発力があるが(ただ、重さで相殺されてしまうのだが。)、乳酸発生量が多いのでパンプしやすい。

だから、私が思うには重系は、普通に持久力トレーニングしても決して軽系を上回ることができないはずだ。苦手な持久力トレーニングしても、たかがしれてる。だから、そのディスアドバンテージをカバーするために、優位性をさらに伸ばすことの方が効果的ではないかと考えている。そして、次のアプローチが重系には有効なのではないだろうかと私は常日ごろから思っている。重系は、一般的と思われている、軽系(たぶんクライマーはこちらの方が断然多い)の人と同じようなトレーニングを行っても、効果が薄いと思っているし、異なるトレーニングが効果的だと信じているのである。クライミング界のトレーニングの常識は多分、メジャーな軽系の人に適した方法なのだと思っている。そして、私の思う重系のトレーニング方法、いや戦略は、以下になる。
(1) 大きな筋肉でホールドを抑える技術を磨く。
(2) 初速を有効利用する。
・重系は、中ぐらいの力を長くかけるより、強い力を短い時間だけかける方が楽。インバランスで初速をつけて、そのエネルギーで次のホールドまで体を移動させる方が楽だ。血管閉塞時間を短くする戦略だ。だから、軽系の人がやっているように、ゆっくりしたスタティック動きで長手ものをやってると私はあっという間に、前腕が張ってしまう。これも軽系の人の常識ではあっても、重系には当てはまらない典型例ではないだろうか。感情的には、ゆっくりした動作でスタティックに次のホールドを取っていくエレガントなクライミングにあこがれるのだが。
(3) ムーブを速くする。
・アウトバランス状態でのダメ-ジが大きいので、インバランスからインバランスの間のムーブ時間を短くする。これは初速利用とのコンビネーションがとても効果的だと思う。無酸素ムーブ時間の短縮。
(4) 耐乳酸性向上
・乳酸を発生させる最大筋力の60-80%を使うムーブが必要なボルダーをたくさんやる。課題トライの間のインターバルをあまりとらない。毛細血管を発達させる。筋肉肥大を伴わないで最大筋力を上げるには、90%以上の負荷を行う。本当はキャンパシングが有効なのだが、おもしろくないので、やってられん。
(5) 乳酸発生量の軽減
・遅筋を発達させることなのだが、それには50%程度の負荷の課題を長時間行うことになるのだが、トレーニング時間のない我々はそんなことやっている暇はない。それより、他のトレーニングした方が限られた時間でのトレーニングと考えた場合、効果が高いと信じている。(ちなみに、長手もので何周でもできるような課題はムーブ学習系トレーニングにはなるかもしれないが、筋持久力トレーニングにはならない。)。3-4級のボルダー課題をインターバル空けずに続けて、たくさん行う。

とりあえず、今回はこれくらいで、異論反論あるでしょうが。ご意見ください。私は重きものクラブを開設し、ヘビークライマー代表として、上記の仮説を実証するために、短いボルダ-中心にトレーニングを積んでいます。その結果はいかに。答えは数年後に。

そして、がんばれ、「重きもの」たち、「小さきもの」たち。


○ 筋持久力を決める要因 (http://www.kentai.co.jp/column/physiology.htmlより)
 筋持久力を決める生理学的要因は、筋線維組成と筋内循環と考えられています。筋には大きく分けて速筋線維(FT)と遅筋線維(ST)がありますが、これらの割合を筋線維組成と呼び、通常遅筋線維の割合(%ST)で表わします。STは、酸素を用いた効率の良いエネルギー生成を行なうため、絶対的パワーは小さいのですが、持久力が高いという性質があります。したがって、%STが高いほど、低強度での持久力が高いことになります。一方、筋内の毛細管が発達していて筋内循環がよければ、速筋線維の収縮に伴って生じる乳酸などの代謝産物をすみやかに除去できる上、遅筋線維にも多くの酸素を供給することが可能です。したがって毛細管の良好な発達は、低~高強度にわたる範囲の筋持久力にとって重要といえます。

○ 運動による筋線維組成の変化:新しい見方 (http://www.kentai.co.jp/column/physiology.htmlより)
筋の発生に関する最近の研究から、およそ次のようなことが分かりました。筋線維のもととなる筋芽細胞は、発生の早い段階で速筋線維になるべきか、遅筋線維になるべきか、遺伝子によって決定されています。しかし、発生の途中で、神経を除いたり、筋の活動を抑制したりすると、誕生時には、本来遅筋線維になるべき筋芽細胞が外見上速筋線維になってしまいます。このことから、「トレーニングによって速筋線維が遅筋線維的になる」というより、「遅筋線維になるべきものの一部が、活動不足などが原因でたまたま速筋線維になっていて、トレーニングによってそれらが本来の発生運命を取り戻す」ことがむしろ正しいと考えられます。

きん
by Climber-Kin | 2007-10-18 09:50 | クライミングの研究 | Comments(8)

2007年10月17日、B-PUMP

10/17、B-PUMP、2時間

荻窪駅のデパ地下で鯛焼きパワーをつけるが、さすがに疲れが、何故かウォーミングアップのつもりの1階5級にはまる。これ狭い。熱くなって再登したけど。3級を2本ほど再登するが簡単なんだけど苦しい。2階へ上がる。先週一便出した右奥の垂壁の、いつわりの2級をトライ。すぐ後ろの1級をトライしたくて、気持ちいれたらすぐに登れた。2階左手の1級はどれも難しい。何本か〇べちゃんと物色するが、可能性が見えない。うーん。M代っちの登れそうな3級のお手本を一本見せられるが、もう1本はよれよれで登れず。今週は疲れた、あー。強くなりたーい。だけど登れるルートがなーい。ホールド替えはいつなんだー。T-WALLへいっちゃうぞ。

きん
by climber-kin | 2007-10-18 00:10 | B-PUMP | Comments(2)

おめでとう!たいちくんがエクセレントパワーをRP!

10/17

たいちくんから、エクセレントパワーを登れちゃいましたと連絡がありました。おめでとう。今シーズン、ずっと小川山に通い、10c(アバタもエクボ)のスラブから徐々にならしていって、最後にエクセレントパワーをRP。すばらしいですね。トップガン、デリウスに続く3本目になるのかな。だけど、このルートはうれしいでしょうね。それにしても、花崗岩1シーズンで3本の13aを登ってしまうとは、すごすぎる。

そして、たいちくんのヌンチャクを使って、WC選手が次々とエクセレントパワーをオンサイトしているそうです。

きん
by Climber-Kin | 2007-10-17 15:11 | クライミング全般 | Comments(2)