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2008年5月31日、有笠山

5/31、有笠山、強雨

まさか、こんな日に登りに来るのは自分達だけだろうと思っていたら、先週も来ていたお二人組パーティが上がってきた。弱雨ぐらいだろうと期待していたのだが、終日強雨。途中雷まで鳴り出す天気だった。雨の日はアプローチがうっとおしい。途中、何度も足を滑らしながら、今週もヘルケーブへやってきたのだった。

(1) ルンルンしんすけ(12b)、ヌンチャクがけ
いつもの10aはびしょ濡れ。いきなり登るとやられてしまうので、インチキ棒を使って、ムーブをおこさずにヌンチャクがけをする。ゴボウ登りで結構疲れる。

(2) ルンルンしんすけ(12b)、ムーブ確認
先週、ムーブは決まったつもりなのだが、いきなり体が動くはずもないので、細かいところを確認しながら各停で登る。やはり、3-4p間がいやらしい。そして、4p目クリップのニーバが決まりずらい。さらに、5p目直下のクリップホールドへの左トラバース。最初の右手が抜けてくる。少し右側を持つといいようだ。他の穴ホールドは全て内側でジャミング気味に効かせるのだが、このホールドだけ外側が効くようだ。内側だと指が浅くなってしまう。

(3) ルンルンしんすけ(12b)、初本気トライ、5p目直下で大フォール
今週は引越作業も週前半に一段落。自分自身のコンディションは一ヶ月ぶりにいつもの感じにはなってきた。結構元気だ。水曜日の登り過ぎで指が疲れていることを除いてだが。3-4p間のいやらしいムーブもスムーズに決まる。4p目クリップ。左足ニーバも一発できまる。スムーズ4-5p間へ突入。そして、5p目直下の左トラバース。最初の右手、リハーサルと違ってキョン足気味に取る。先便で確認した外側よりを保持したのはよいのだが、やっていなかったキョン足体勢から取ってしまったので、右足を切って重心を下げることを忘れて、そのままクリップポイントへの左手を出してしまった。右手がスッポ抜ける。ドヒャー。1p目あたりまで落ちていった。壁に戻れず。

(4) ルンルンしんすけ(12b)、3テン
前便で結構いいところまでいけた。しかもムーブミスで落ちたので少し期待してしまった。実際は5p目クリップ後のレストがまだできていないのだが。ところが、何故か今度は3-4p間で左手持ち損ねたままムーブを起こしてしまった。フォール。そのまま降りるか迷ったがまだまだムーブをやっておいた方がよいだろうと、トップアウトすることにする。ニーバがなかなか決まらず。4p目でテンション。5p目クリップして、レスト。うーん。レスト方法を確認する。5p目から終了点まではいけた。

(5) ルンルンしんすけ(12b)、回収便、3テン
2-3p間で指を消耗する。3p目クリップ、ステミングできるのかも。改良した方がよいかもしれない。次回の1便目に考えよう。3-4p間のいやらしいムーブはこなすが、ニーバが決まらず。抜けてきてしまい、テンション。うーん。3-4p間の成功率が低いなぁ。5p目クリップして、突っ込む勇気がなく、テンション。5p目から終了点までは続けていけた。

ルンルンしんすけは難しいぞ。やはり、ポイントは3-4p間と5p目レストだ。次回は1テンに持ち込みたい。このルート、指の負担が大きいので3便目以降のRPは難しいような気がする。RPするには日数かかりそうだ。M代っちのBlast-offは、ついに5-6p間の核心?ムーブを見つけたようだ。しかも結構楽に登れるようだ。6p-終了点間は今日は濡れていたので、ムーブ解析できず。最後もわかれば難しくないので、次回あたりいけちゃったりして、二子以外の12aゲットだ。ガンバ。

〇 今日のルンルンしんすけ
・湿っぽい以外は問題なかった。
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〇 今日のBlast-off
・中段核心抜けたガバから濡れ濡れ。終了点直下の傾斜が緩くなるあたりはヌルヌルのようだ。
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〇 Blast-off、ナイストライ
・最後濡れ濡れなのに、果敢にRPトライ。お二方ともナイストライでした。濡れてなければ、問題なくRPでしたね。
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〇 ルンルンしんすけ
・3p目クリップから5p目まで、5p目でのレスト。5p目から終了点と分けて攻略する必要がある。私にとってのテクニカルなポイントは4p目クリップ方法と5p目クリップしてからのレスト方法だ。
・3-4p間のムーブは力が必要で、その後4p目クリップが悪い。私は、左足ニーバで安定させてクリップを試みているが、このニーバのコツをいまひとつつかめていない。多分、膝をもっとたてにさす感じなのではないだろうか。4-5p間では小まめにシェークしながら、力をセーブすることになる。1個所右足ヒールフックで、右手チョークアップできるかもしれない。さらに左手へのトラバース、ここでフォールするとかなり落ちるので、思わず力が入ってしまう。5p目レストまでは、殆ど休むことができないストレニな区間。5p目レストと言っても、ガバではない。右手は指4本入れてジャムっぽく持つことで少しだけよい。このレストで戻すには、5p目までいかに力を使わず疲れずに登るかということになる。
・5p目レストポイントからは、右手アンダー持って、一手で右手サイドガバの6p目クリップホールドへ行ける。ここから最後の核心。左手をシカーで固めたホールドで右足高く上げて、右手水平カチを持って、右足そのまま右手右足軸で左手マッチ、これがはがれそうになり辛い。下から繋げてここまで来ても、ここで何度も落されるだろう。マッチできれば、そのまま右手カンテのホールド、左足上げて、左手高い位置にあるガバ持ってからステップしてから終了点のガバに到達できる。
・最後に6p-終了点の厳しいマッチをこなす。それには、5p目レストでかなり戻す必要がある。それには、5p目までいかに楽に登るかということになる。
・今の感覚としては、5p目レストポイントまでで、ストレニな11dぐらい。そこから、4-5級(BP)ぐらいのボルダーと言った感じだ。
・そして、問題は、このルートは指への負荷が高いということ、秋葉大権現、NDDと同じタイプである。このタイプのルートはその日の後半の指がよれてきてからでは、RPは難しい。ヘビークライマーにとっては、試練になりそうだ。
・とりあえずの戦略は、ムーブが固まったところで、フォールしたらトップアウトせず、すぐに降りて、次便のトライにかける。そんなトライになりそうだ。

きん
by climber-kin | 2008-05-31 23:10 | 有笠山 | Comments(10)

2008年5月28日、T-WALL東村山

5/28、T-WALL東村山、3時間弱

適当にアップした後、薄被り右のオッシー課題6級は結構難しい。あぶない。あぶない。同じファイル課題5級は狭すぎるのでパスして、薄被り左のハラダ氏課題。

〇 ハラダ氏課題
・ピンク4Qは、2撃できる。
・緑4-5Qは、一撃。
・ノリノリさんがやってた青4Qにはまる。珍しく来ていた〇べちゃんに先に持っていかれる。何度も落ちて、M代っちの助言で核心は左足ヒールフックから左手出しで止った。右手出ししてたら、登れなかっただろう。
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〇 オカノ氏課題、レオマワールド
・kのさんお勧め課題。
・赤3Qは、ムーブ固めるのが大変だったが、何とか登れる。
・青3Qの方が登り易い。こちらは2撃できた。
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そして、M代っちがやっていた、薄被り右のテクニカルな、これもkのさんお勧めのオッシー課題4級を4便?だして何とか登れる。よれたー。最後に黒テープ10cを登って終了。今日はたくさん登れて充実。

きん
by climber-kin | 2008-05-28 23:27 | T-WALL東村山 | Comments(0)

2008年5月26日、B-PUMP

5/26、B-PUMP、2時間半のんびり再登

今日から引越の整理。荷物の山だ。朝の9時からフルパワーで倉庫番ゲーム開始。疲れた。というわけで、全然ダメ。1階、2階の3級までを再登しながら、調整モード。最後はよれてしまいました。GWあたりからボルダー力が落ちる一方。まずいぞ。

きん
by climber-kin | 2008-05-26 23:59 | B-PUMP | Comments(2)

2008年5月24日、有笠山、Blast-offをRP

5/24、有笠山、曇り時々雨帰りは大雨

今週は会社の引越。機材関連が多いので月曜日から梱包作業で背筋と足、そして指にかなり疲労が溜まっている。週末は搬出搬入の立会いがあるので登りにいけないと思っていたのだが、私の分担は日曜日の立会いだけになった。よっしゃー。今週も有笠山へ行くことができたのだった。金曜夜寝る時とても蒸し暑かった。それとRP期待への興奮のためか夜中に何度も目をさましてしまった。おまけに変な夢まで見てしまう。夢の中で頭をつついている鳥を握って投げつけた。痛っ。目がさめた。サッシの縁に思いっきり手の甲をぶつけて、またまた目がさえてしまった。天気予報は朝から雨だったが、朝になって、少し好転して昼過ぎから雨の予報に変わった。実際の天気は午前中は薄日もさすような天気で午後からたまに弱雨が降ってきた。登りには問題はなかったが、帰るころから本降りとなり、下山は傘にヘッドランプということになってしまった。帰りに尻餅ついた。岩のコンディションは雨でも登れるとは言え、湿度が高く、指が抜けてくる感覚があった。ヘルケーブに到着すると、今週は一足先にMっちさんとミポリンが来ていた。後からお二人組パーティ。全部で6人。今日も静かなヘルケーブを楽しむことができた。

(1) 始めの一歩(10a)、再登
なんだか、めちゃくちゃな登りになる。それに指が最初から疲れている感覚が。大丈夫か?

(2) Blast-off(12a)、ヌンチャク掛け
調子がよければ、そのまま本気トライなのだが、とは言っても、これまで1便目にRPできた実績はない。最初から何だか力が入る。5p目クリップの際に右手持ち損ねたまま、クリップ。本気トライはやめた。ヌンチャクかけながら、2テンで登る。保持力が弱ってるのか。ホールドが滑るのかよくわからないが、不安を感じる。

(3) Blast-off(12a)、RP
本日2便目、指が疲れているのかコンディションが悪いのか、いずれにしてもチャンスは多くないだろう。だけど、2便目は以外にも落ち着いて登れる。砂礫のようなサイド引きホールドから左手穴ホールド取ってスタートする。右足上げて、ガバへ右手をクロス。左手マッチ。交互にシェークして、左手で2p目クリップ。そのままの左手で右手をみんな使っている下引きできるホールドへ、左足をハング下のフレークにかけて、右足切って状態安定させて、左手チビカチに中継。さらに真っ白なみんなが使っている下引きホールドを中継して、その20cm左のサイドカチガバを取る。このサイドカチガバはあまり使われていないようだ。右足上げて、右手はまたまた下引き小さな棚。左足上げて、左手シェーク。ゆっくり、左手をガバを持って、3p目を右手でクリップ。右手穴の右端に突っ込んで左手レスト。ここで少しだけ戻せる。右手、水平ホールド出して、左足上げて、左を一つ上のホールドへ、右手握りホールド。ステップして、左足を大きな穴にヒール&トゥで左手ガバへ。ここで4p目クリップ直ぐ右上のガバで交互にレスト。実はここもいまひとつなのだが贅沢は言ってられない。ここから核心セクション。右手手前に引けるガバを持って、左足高く上げて、右足スメアで、ちょっとだけ左手シェーク。左手ガストン取って、右足を上げて、右手ガバへ。左足サイドステップに乗って、身体張力きかせて、5p目をクリップ。右足をヒールして、左手悪いところにマッチして、すかさず流れるように右手カンテ向こう側ガバへ。ここが一番疲れるところだが、落ち着いてこなせた。交互のシェークしてから、左手ピナクルでデッドで出す。左足ステップして、右足を手に足でヒールフックして、ピナクルの奥のスリット状ホールドを右手で持つ。左足上げて、左手ガバへ。核心は越えたのだが、ここも私には狭い。すかさず、よいせよいせと左へトラバースして、左足を5p目ボルト少し上に決めて、右足をヒール&トゥでロック。右手をハング上のガバカチへ出す。左足上げて6p目クリップ、左手ガバ取って終了点クリップ。あー、よかった。

(4) ルンルンしんすけ(12b)、初トライ
今年の目標ルートの一つ。ようやく触ることができた。ヌンチャクはMっちさんが既にかけている。3-4p目間で力がいる。しかも一番ホールドが悪い。ここがポイントとなりそうだ。途中、2度ほどMっちさんからアドバイスをもらって、何とかトップアウトできる。

(5) ルンルンしんすけ(12b)、4テン
やはり3-4p間でフォールしてしまった。4p目クリップを左足ニーバーでやってみる。長ヌンの方がよさそうだ。5p目クリップ後のレストが勝敗を分けることは間違えないだろう。6p目クリップから右足上げて、右手出しとマッチが下から来ると核心になるのでないだろうか。

Blast-offは5p目あたりを直上して登ったが、かなり難しいと思います。弱点をつくラインでジムでは体験できない立体的なムーブ。総合的な力が必要ないいルートだと思います。12a/bぐらいに感じました。初トライの「ルンルンしんすけ」は、それぞれのムーブはそれほど難しくないのですが、繋ぐとなるとかなり厳しいのではないだろうか感じました。3-4p間と5p目レストがキーになるのでしょう。M代っちのBlast-offは、5p目クリップまでノーテン。5-6p間のムーブで苦戦。怒涛のトライでいろいろなムーブを試していたが、どれも決めてにかけるようだ。がんばれー!

〇 正対引付師(12c?)を探るミポリン
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〇 ルンルンしんすけ(12b)、正面から
・一見、ホールドがたくさんあって、登り易いルートに見えるのですが...
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〇 ルンルンしんすけ(12b)、右下から
・実はかなり被っていて、どのホールドもいま一つの上に、どこもあまり休めません。ムーブは全然違いますが、秋葉大権現とかNDDと同じ系統のストレニ系持久力ルートです。
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きん
by climber-kin | 2008-05-24 23:32 | 有笠山 | Comments(8)

2008年5月21日、T-WALL

5/21、T-WALL東村山、3時間弱

薄被り右で6級と5級を何本か登る。ノリノリさんがやっていたK野さん課題、岩ヒバに混ぜてもらう。ノリノリさんはサクサク登っちゃったんだけど、残されたM代っちと二人で、しつこくトライする。

〇 岩ヒバ、5級、4級、3-4級
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5級は途中足見失ったが力づくで一撃。先に3-4級をトライするが、右足ヒールが正解と思われるムーブが狭くてできない。ヒールしないで、いきなりデッドでカンテ右の青ホールドへ手を出してみる。できそうだが、なかなか止らない。先に4級。こちらは出だしのヒールフックをはずすところが核心のようだ。4便ぐらい出してなんとか登れる。3-4級に戻って、左手穴ホールドに3本指入れれば、右手デッドが止ることがわかる。さらに、俵持ちの工夫する。設定とは違うムーブで無理やり登る。最初から指3本使えば、右足ヒールフックも足上がったかもしれない。大壁正面で新しいファイル課題3級、2級あたり物色するが、どれもムーブがわからん。M代っちが触っていたポチ3級を再登する。右穴ホールドの保持が厳しいようだ。この穴ホールド、タンデュラーは全然普通で平気なんだけどね。最後に10cの長手課題を登って上がる。

きん
by climber-kin | 2008-05-21 23:17 | T-WALL東村山 | Comments(2)

2008年5月19日、B-PUMP

5/19、B-PUMP、3時間

キネシオテープをバッテン状に貼る。1階でアップと再登。2級まで再登できる。2階で前回敗退した階段正面の茶棒3級をトライする。2便ほどで登れた。肩伸ばせれば、大丈夫。ちょっと痛かったけど。右奥の壁のキッズ2級を触るが、これ難しい。しかも、大人ムーブ限定だそうだ。2本とも敗退。昔登った2級を何度もトライするが登れず。うーん。強くなっているのか弱くなっているのかわからない。

きん
by climber-kin | 2008-05-19 23:53 | B-PUMP | Comments(0)

持久力について再考(4)、最終回

「ルートにおいて伝播する疲労」

典型的な持久力ルートSVPのトライを機会に、「持久力とはなにか」をいろいろな面から考察してきたのだが、まとめていなかった。最終回は、実際の持久力系ルートにおける経験をケーススタディにして、今感じている自分の感覚をまとめてみた。12前半の持久力系ルート、ストレニ系ルートと言われる課題を振り返ってみる。ムーブ解析のフェーズが終了し、ある程度ムーブが固まってきて、所謂RPトライフェーズと入っていく。自分を含め殆どの人は次の状況になるのではないだろうか。それぞれの課題には、レストポイントがいくつか存在し、核心や小核心と言われる箇所が何箇所か存在する。

失敗シナリオ(1)
小核心を越えてレストポイントに到着するが、あまりレストできない。疲労を取りきれず、レストしていても並行状態またはどんどん疲れてくる。そのまま核心へ突入するが、余力なく核心ムーブをこなせずフォール。

失敗シナリオ(2)
いい感じで小核心を越えてレストポイントに到着。それなりにレストできてから、核心部分へ突入。ぎりぎりでムーブをこなせるが、その後余力がない。疲れていなければ何でもない簡単な最終セクションで指が開いてフォールしてしまう。

実際のルートにおいて、RPできなかったシナリオとRPできた時のシナリオから整理するとテクニカルな持久力とは何かを非常に簡単に整理できることに気づく。それでは、RPできた時のシナリオは?

成功シナリオ(1)
いい感じで小核心を越えてレスポイントに到着。まだまだ余力があり、レストも決まり。呼吸も整う。核心部分へ突入するが、疲れていないので余裕でムーブをこなせる。核心以降のちょっとストレニなセクションも小まめなレストができて、やがて終了点に到着する。

失敗シナリオでは、レストポイントで回復できず、疲労を次のセクションへ伝播してしまっているのである。成功シナリオでは、パワーをセーブできたのでレストポイントで回復させることができて、次のセクションを楽にこなせて、疲労を蓄積させず次のセクションへ入っていくことになる。Negative feedforwardなるのかPositive feedforwardになるのか。そのThreshold(閾値)はとても微妙だ。そして、テクニカルな持久力とは次のとても単純な二つの項目に帰着する。

i) 疲れないムーブで登る。
ii) レストポイントで回復する。

後者は、レストポイントで使うフットホールドの位置とか、バランスの取り方。持つホールドの位置。方向、重心や体軸の使い方等々。ルートごとにで慎重に探るしかないだろう。特殊なニーバーとかは誰かのレスト方法を参考にしないとなかなかわからないことも多いと思う。こればかりは現場でのいろいろな経験が必要だと思う。そして、前者の「疲れないムーブで登る。」ということ。当たり前のことである。だが、この当たり前のことができないので、RPに失敗するのである。それでは、疲れるムーブとは何だろうか。典型的な失敗例として次の3つの項目を感じている。

[1] 力を入れている時間が長い
・手順足順、ホールドが決まっていない。忘れてしまった。そんな時、バランスの悪い状態で長時間保持したまま、その場でホールドを捜してしまう。
・初動負荷ではなく、終動負荷ムーブになってしまっている。

[2] 引きつけながら動作する
・力が入りすぎている場合に、ホールドを引き付けて、手を出してしまっている。ホールドの引きつけはバランスを崩し、足への荷重を減らしてしまい、いいことはあまりない。
・また、引きつけムーブは、力を消費してしまい、疲労してしまう殆どの原因であると思っている。

[3] 最大筋力に近い力を使ってしまう
・無理なムーブで次のホールドを取りに行く際に、非常に強い力を使ってしまう。非常に強い力を使ってしまうと、もう回復できないことが多い。
・フットホールドが低すぎるとか、バランスの悪さを足とのオポジションで解決しているムーブを使っているケース等。
・ムーブを改良する必要があるだろう。自分に取って、どうしても最大筋力に近い力がいるムーブになってしまうとしたら、そのルートはまだ早すぎるかもしれない。もっとフィジカルなパワーをつけてから再トライがよいのだろう。

これらは当たり前のガイドラインで、誰でも知っていることだろう。だが、知っているのと自分がやれると言うのは全く異なるのである。実際に実行できるようになるには、常日頃からこれらを意識して、同じムーブでも何度でも繰り返し、力をいれずに登れるムーブを学習していないと実践できないのである。私もこれまで、ブログの中で何度も「力が抜けた。」と表現しているが、これは、力を抜いて登れたということより、力のいらない動作で登ったと言うことなのである。最近登ったSVP、かぶとむし、用心棒で持久力とムーブが一致したと感じることができた。私が思う疲れないムーブとは、次のようなムーブだ。

[1] 引き付けるのではなく、腕を伸ばしながら登る。
・腕を伸ばして登るという意味ではない。腕を伸ばしていく。
・何度も繰り返すが、最初に動エネルギーを作り、そのエネルギーを止めないように次のホールドへ移動していく。腕を伸ばしながら反対の手を伸ばしていく。引き付けの反対の動作。
[2] バランスの取れているポジションまたはホールドを一番効かせられるポジションで、動エネルギーを作り、動きだした後は、その動きを失速させないように補正しながら体をコントロールしていく動き。
・[1]を行うための初動。最初の動エネルギーを作る意識のこと。
[3] ホールドが悪い場面でも、力を入れず、ホールドが効く方向に体のバランスを移動させていき、バランスの取れた状態へ遷移させる動き。

簡単な表現だと、ガツッガツッとした動きではなく、フワーフワーとした動き。常日ごろから、これらの意識を持ってムーブをより力のいらない完成された成熟させたムーブを学習していく。それがテクニカルな持久力向上へのプロセスであろう。紆余曲折しながら、たどり着いた結論はとても簡単で当たり前のことだった。だけど、それを実践するには、それを意識したトレーニングを繰り返さないと実践できないとても本質的な課題。うまくなる。それだけだ。フィジカルな持久力向上はそれを習得してからのテーマになると思う。

きん
by climber-kin | 2008-05-18 16:18 | クライミングの研究 | Comments(0)

2008年5月17日、有笠山

5/17、有笠山、曇り時々雨

「Blast-off登れませんでした。今日も暗い顔して帰途」

今週も天候が不安定。迷わず有笠。東口登山口に到着すると、Mっちさんとミポリンが出発するところだった。お二人がヘルケーブへ行くことは、水曜日にBPでミポリンから聞いていた。ヘルケーブ混むかもと思ったら、我々4人に、途中、北海道青年、元気?さん達。M月さんとU2呑屋さんがやってきたぐらいで、落ち着いたヘルケーブだった。今日は、肩の骨を中心にバッテン状にキネシオテープを貼ってみる。今回の症状に一番いいみたいだ。今週は展示会があって、足腰ボロボロ。睡眠不足。だけど、がんばってやってきたのだった。

(1) 始めの一歩(10a)、再登
10cの方をやってみようかと思ったのだが、ヌンチャクがけもあるし、肩も痛いので、先週登ったこちらのルートでアップ。

(2) Blast-off(12a)、ヌンチャク掛け
3p目までをしたからヌンチャクかけておく、調子次第では、そのまま本気便のつもりだったが、動きが固い。下部力づくでこなして、4p目をクリップまで行ったところで、ムーブ確認便に変更。実は、ムーブを全然詰めていないことが後のトライで判明するのだった。

(3) Blast-off(12a)、5-6p間でフォール
まだまだ、力が入る。それでも2便目は力がある。4p目クリップして、核心へ。右トラバースしてレストして戻ってくるラインもあるようだが、私は直上でムーブを固めてしまったので、そのまま直上。5p目クリップで力を結構吸い取られる。そこから右足ヒール決めて、左手マッチして、右手を壁右面のサイドへ。そこからデッドっぽく、左手でピナクル取って、右足を手に足で右手壁際の溝へ。だが、何故かピナクル左手が抜けてきてしまい。フォール。このルート傾斜があるので、フォールすると壁に戻れない。そのまま降りる。

(4) Blast-off(12a)、1テン
下部も力が徐々に抜けてきた。順調に3p目と4p目をクリップして直上ラインの核心へ。今度はうまく決まって核心を抜ける。前腕結構張ってきて、6p目下で早々にヒール&トゥフックでシェークするが、狭いぞ。あまり休まらない。6p目クリップしてから、ハング上のガバへ右手を出すが、アレッ遠い。戻って、もう一度交互にシェーク。もう一度。ダメだー。フォール。ムーブ固めていたつもりだったのに。左足上げてから右足ヒール&トゥロックで右手出しだった。何てこったい。まだ余力あったのに。

(5) Blast-off(12a)、5-6p間でフォール
今度もいい感じだ。力がかなり抜けてきた。これまでで一番力が抜けている。順調に核心へ。あれー。また、左手ピナクルが抜けてきてしまった。うーん。何が違うんだろう。右手持つ場所が少し低いのか。

(6) Blast-off(12a)、終了点を目の前にしてフォール
4トライ目終わって、かなり目がすわっていたようだ。短いルートとは言え、被っていて結構パワームーブなのでかなりよれている。今日は登れないのかと暗い気分で取りつく。時間もないので、先便からあまり休めていない。だが、下部、今日の5便目。疲れより、ムーブの小慣れが勝ったのか。一番、いい感じでこなす。3p目もいい感じでレストして、4p目もいいレストができた。5p目クリップはやはり疲れる。そして、核心は指がよれてきていたが、なんとかクリア。3トライ目で確認したムーブでハング上のガバを取る。狭っ苦しいが、6p目クリップ。指が開く。なんとか左手出して、右手上の方の小さなホールドへ。うっ、指開いてきて、持ちこたえられずにフォール。オーマイゴッド!よくよく見ると、落ちた右手出す前の左手ホールドの10cm左横がガバじゃないの!これ持って終了点クリップでいたかも。なんてこったい。

3便目と5便目は登れてもおかしくなかった。チキ・・・、いやいや、今回は詰めの甘さのせいだろう。このルート落ちると壁に戻れないので、ムーブ確認がなかなかできない。終了点手前は、何となくできていたムーブ。まぁここまで来れれば何とかなるでしょみたいな、甘い考えがあったと思う。RPへの執着心とか謙虚さとかが少し足りなかったのかもしれない。気持ちだけは今日登りたかったのだけど。M代っちは、同じくBlast-off。直上核心でピナクルを取れたのだがその後のムーブをおこせず。次回がんばろう。肩が痛ーい!今日も暗い顔して帰途に着く。

〇 正対引付師(12c)を探るミポリン
・かなりムズイみたい。
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〇 ルンルンしんすけ(12b)をRPするU2呑屋さん
・完璧なムーブでRP。おめでとうございます。
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きん
by climber-kin | 2008-05-18 00:06 | 有笠山 | Comments(8)

2008年5月14日、B-PUMP

5/14、B-PUMP、2時間半

今日から金曜日まで展示会。朝から立ちっぱなしで、足がむくむ。腰が痛いぜ。明日からコルセット着用だ。BPに到着して、シューズを履くとむくんだ足が不快この上ない。キネシオテープを左肩に貼るが、腕用37.5mmは細くて弱い。足腰用の50mm幅の方がよいのかもしれない。いまひとつ肩が保護されないまま、前回登れなかった。2F正面のNEW茶棒3級に挑戦。左肘曲がりっぱなしで、動きが変だ。それでも、何度もやっているうちに徐々にスムーズになり、ゴール手前の緑デカホールドまではコンスタントに手をだせるようになった。だが、その一手が左肩痛くて取れない。最後に立て続けに5級を何本か登って終了する。たいしてトライしてないのに、よれていた。こうして、どんどん弱くなっていくのかな。暗い顔して帰途につく。

きん
by climber-kin | 2008-05-14 23:36 | B-PUMP | Comments(2)

2008年5月12日、T-WALL東村山

5/12、T-WALL東村山、3時間弱

「スタティッククライマーきん」

入店して早々、シロクロさんにキネシオロジーテープを張ってもらう。ありがとうございました。アップした後、肩に易しそうなファイル課題、5級を何本か登って、オーハラ4級課題。ダイナミックにしか取れないかなと思ったら、スタティックに取れた。登れた。調子にのって、オーハラ課題ポチ3級。全てのムーブをスタティックにこなす。いつもと全然違う動きだが、何故か一撃できてしまった。やったー!まぁ、お買い得なんだけど。

〇 ポチ
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その後、ppm兄ぃ曰く「愛がある」というkのさんがやっていた2級課題を触ってみるが、これは動的な動きが必要で肩に悪くて、私には愛を感じられないので止め。最後に10cと10dの長手テープ課題登って終了。肩をかばった変な動きを学習してしまいそうだ。

きん
by climber-kin | 2008-05-12 23:05 | T-WALL東村山 | Comments(6)