2010年 05月 29日
2010年5月29日、二子山、ビッグモモRP
週初めの週間天気予報はみごとに外れた。朝家から出ると既に霧雨が降っていた。埼玉に入るとさらに激しく降り始めた。二子のコンディションは、結露でもない限りは、当日の天気より前日までの雨の量に左右される。とは言え、平日随分、雨が降っていた。あまり期待はしていなかったのだが、予想を上回る見事な染み出しだった。先週日曜から、随分降ったものなぁ。雨で濡れているわけではない。染み出しだ。弓状では、ビッグモモぐらいしか登れそうになかった。広場は、セリーヌの出出しが濡れていたが、他のルートは多少染み出しているものの登れる状態だった。右壁も、染み出しのないルートは登攀可能なコンディションだった。転戦も考えたのだが、埼玉方面は既に雨、このあたりの岩場は、みな石灰岩。このまま二子かジムしかないだろう。登れるルートで遊んで、夕方ぐらいに、濡れたおいしいよで練習でもするかなぁと、二子に残ったのだった。だが、ガスはどんどん濃くなり、昼過ぎからは弓状のルートで結露が始まったしまった。ガスで全てのものが湿気湿気だ。しかも寒い。終日10度ぐらいだった。
(1) 高く登れ(10b)、再登
(2) バイパス(10a)、再登
出だし2-3p間のガバに水が溜まってる。
(3) ビッグモモ(11c)、マスター、ムーブ探り
3p目クリップまで行けたが、テンション。出出しのガバには水が溜まってるし、濡れてて使えないフットホールドが多いし、足裏が濡れて、うっとおしかった。そして、4-5p間難しく、ラインとムーブを決めるのに少々時間がかった。5p-終了点間は、ここが核心だろう。ムーブを見つけるのに結構かかってしまった。難しいじゃん、このルート。
(4) ビッグモモ(11c)、RP
3p目までが曖昧だが、とりあえず、全て、手順は決めて、ゴー。やっぱり、アドリブで4p目まで、行ったが、4p目クリップが不安定で消耗した。次の左手水平カチを取ってからクリップだったか?4-5p間遠い右手は指先がなんとかかかり、ギリギリで5p目に到着。ここで疲れを戻せないと登れないぞー。だが、あんまり戻らない。右手アンダーは何だかしっくりこなくて、左手を下向き穴で左足が上げられない。一か八かで右手を水平クラックのようなスローパーへ出したら止まった。左足上げて、左方にあるガバへ。右手が抜けそう!何とか抜けずに耐えた。登れた。よかったー! たまには、こういう奮闘するトライもいいものだ。前腕がパンパンに張ってしまった。
(5) 大バカ犬(11d)、ムーブ探り
みんながやってるNSRに参戦しようかとも思ったのだが、M代っちが何を思ってか、触りだしたこちらのルートに参戦した。うっ。難しい。いや、このルート、フィジカルだ。核心ムーブは何とかわかったのだが、リップ取りで両足ブラになってしまって進退窮まり、落ちる。
(6) 大バカ犬(11d)、ムーブ探り
リップ取りムーブ不明だが、とりあえずRPトライのつもりで取り付くかが、3p目クリップしてからの狭足、左足アウトサイドエッヂでの遠い左手出しで落とされる。終了点までのムーブを決める。このルート、おもしろい。
(7) 大バカ犬(11d)、×
登るぜと鼻息荒く登り出す。今度は3p目クリップからの左手出しは止まって、右足ヒールは!決まりが悪い。右足ヒールで右手届かず。あー!ヒール決まってれば登れたかも。勝負弱い。
(8) 大バカ犬(11d)、×
ホールド湿気湿気だし。もう、よれていました。
結局、昼から結露まで始まって、おいしいよは触れず。誰もが登っているビッグモモはプレッシャーばかりで、なかなか触ることがなかったのだが、何とか2便で登れて、ほっとした。そして、大バカ犬は、意外にもおもしろいルートでした。今日は登れませんでしたが、いつかチャンスを作って登っておきたいです。
〇 今日の二子
・甲府幕岩予定から二子へやってきた、コータロー氏、M師匠、鈴木牧えさんパーティ。予定通りのk藤先生&S田さんペア。後から、SN崎さんペアがやってきていた。
・鈴木牧えさんとM師匠が「NSR(11b)」をRP。K藤先生も「二子においでよチャーリー(11c)」をまさか?の二撃。
きん