2011年4月30日、GW二日目、小川山マラ岩

29日は、その日のうちに太刀岡山から植樹祭公園へ移動した。植樹祭公園にはカンマンボロンに通っているp-chan&あやちゃん達がいた。わかっていはいるのだが、GWの瑞牆は寒かった。会話も早々に切り上げて初日の疲れを取るためにすぐに就寝した。そして、GW二日目は、あのルートを触るために小川山へ向かったのだった。

(1) 屋根の上のタジヤン(9)、再登
久々のスラブは緊張する。しかもこのルートは結構ランアウトする。岩が冷たく焼石をした。リソールミウラーは、しっかり岩に張り付いてくれた。気持ちよく再登できた。

〇 シルクロード(12b/c)、ヌンチャク掛け
本当は誰か勝手知ったる人と一緒に来たかったのだが。このルートは初見マスターでは、まず抜けられないらしい。上からヌンチャク掛けを試みる。考えて、ロッキーロード1p目を取って、そこからローワーダウンしてヌンチャク掛けしてみた。ロッキーロード1p目はヌンチャク掛けられたのだから後から回収できるだろう。

(2) シルクロード(12b/c)、初トライ
スキゾフレニー(11c)の1本目を取ってから登る?だけど、スキゾフレニー1本目からシルクロードへは入れないぞ?後で気づいたのだが、一度クライムダウンするのね。そして、1-2p間はいきなりランナウトしていて恐ろしい。落ちるとあまりよくないことが起きるそうで、慎重にかつ大胆に登って2p目をクリップできた。その次は、ハイステップをバックステップ気味へ切り替えて、思いっきり伸びてアンダーは届いた。ここでは、足指が我慢できる限りはレストできそうだ。3p目はガバ穴ホールドで簡単にクリップできたのだが、そこからのムーブは少し難しそうだ。とりあえず全体像を掴むこと。気にせず、上へ向かう。二段になったアンダーが続き、4p目クリップ。そこから6pめまでは遠いが比較的大きなホールドを繋げられる。ちょっとフットホールドがいまひとつよい場所にないのが気になる。6p目まで行って、ここで急にホールドが細かくなった。そして、その次のホールドがはるか上にある。核心はここか。持ちにくい右手ホールドとさらに持ち辛い小さな左手ホールド、左足小さなホールドと右足いかにも滑りそうな方向のフットホールドではるか上のホールドへの一手が核心っぽい。とりあえず、全体を通してみようと、あまり核心ムーブは試みず、上へ進む。右トラバースの入り口も無視して、8p目のヌンチャクを掴んで上がる。そして、恐怖の最終セクションは。何度も振られ大フォールを繰り返したが、トップアウトできず。恐ぇー。

(3) シルクロード(12b/c)、ムーブ解析便
雨が降り出してしまった。しばらく様子を見ていたが、雨は上がって登れそうだ。最後の右トラバースは怖すぎるので、とりあえず、核心セクションまでの直線部分のムーブを探ろう。出だしは1p目クリップしてクライムダウンは辛いなぁ。クライムダウンしてから、2p目までのムーブはなんとかできた。先便でこなさなかった、2-3p間の小核心は解析に時間がかかった。右手アンダーは悪いところまで送ってから、左足上の穴に乗り込み立ちこめば次のホールドが取れることがわかった。4-5p間はホールドは大きいのだが、フットホールドがほしいところにない。かなり強引なムーブだが、とりあえずの仮ムーブとして、6p目まで行く。そして核心ムーブは難しい。結局できずに力つきて、ヌンチャク回収した。8p目ヌンチャクは落ち回収。後からブルースパワー取りつきからヌンチャク2本回収した。

触ってみましたシルクロード(12b/c)。これは手ごたえ十分です。核心ムーブ、右トラバース、最後の最後のカンテ処理はできず。このルート、傾斜がないのに、二子の任侠道以上にランナウトしています。しかもダイクのトラバースから見えないカンテを回こんで、テラスに立って終了。怖すぎです。

〇 今日のマラ岩
・マラ岩南面には誰もいませんでした。自力で知恵を絞って、何とかシルクロードのヌンチャク掛け&回収することができました。疲れました。
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きん
by climber-kin | 2011-05-05 21:04 | 小川山2011~2012 | Comments(0)

 弱いわりには頑張っている、還暦を迎えた初老クライマー。体力と気力の衰えを感じながらも、13を10本!を登りたいなぁ。12以上100本も達成したいな。を目標にがんばっている日々を綴るクライミング日記。でも、最近はハイキングと沢登りばかりです。


by ヘビークライマーきん