2005年1月22日、尾瀬岩鞍

1/22、尾瀬岩鞍

冬型が強いので川場は風でリフトがやばそうである。深雪を期待して、今週も尾瀬岩鞍へ行く。金曜日は、12時前に帰宅できたので、3時間程寝てから、3:30に出発する。大雪のようである。赤城SAからチェーン規制があり、30分ほど渋滞する。昭和ICからの県道、国道はずっと圧雪路である。いつもより時間がかかる。岩鞍に着いたのは7時だった。8時少し前から滑り始める。リフトの除雪作業があるため、動いているのは第3クワッドのみ。茨城県の技術選があり、すごい人だ。技術選用のコース作りに圧雪車が入り、危険ということでパトがリフトを止めてしまった。他のリフトが動き出したのは、10時に近いころになってしまった。深雪を楽しみにりーゼンコースへ入るも、雪が重いので上から下まで直滑降状態である。エキスパートコースの斜度ならこの雪質でも滑れるかもしれないが、茨城の選手達で、第7ロマンスLはリフト待ちがひどいようなので、今日は深雪をあきらめる。強風と雪もひどいので、一回目の休憩時にそのまま、ゆっくりしてしまうことにする。超早昼を10:30に取る。ご飯はまだないので、うどんにする。11:30ごろから再び滑り始めるが、滑るところがない。国体女子コースの茨城技術選で、滑りと点数を見ながら、どんな滑りが高得点が出るのか観察する。やはりスピードが出ないと点数が出ないのは確実のようだ。スキーが走っている滑りはやはり点数が高い。私から見ても、体がつんのめっていたり、スキーがスムーズに切り替わらない小回りは点数が低い。審査員間の点数のばらつきが大きいのも興味深い。どこを滑っても雪が荒れた状態となってきて、練習にはならない。ぶなの木コースのコブへ向かうが、まだコブになっていなかった。再び国体女子へ戻る。国体女子コースは、技術選で、2/3ぐらい閉鎖されており、全ての人が残りの1/3を滑るので、コブが短時間で発達してしまったようだ。チャンピョンコースも同じく大会に半分以上を占拠されているので、同じようにコブ斜になっている。この二つのコースを滑りながら技術選の観戦とコブの練習をする。コブでは忘れていた重要なポイントに気づく。スキー復帰してから3年間なぜ思いつかなかったのだろう。10年前はそうやって滑っていたはずだ。さらに2度程めずらしく、長時間休憩を取りながら、ナイターへ突入。ナイターではノンストップで3時間緩斜面でイメージ固めに専念した。よい感じをつかめたような気がする。20:00に上がる。老神温泉の駐車場があいていなかったので、しゃくなげの湯へ行く。こちらの方が新しくて、きれいで高級感があってよいではないか。今度から、こちらの温泉にしよう。赤城山ふもとの広域農道経由で前橋へ、食事を取った後、高速へ。11:45帰着。

(1) コブ
クローズスタンスで、スキーを一本にして滑ることを強く意識してみた(*1)。よく言われていたし、スキー雑誌にも頻繁に書かれていたが、これまで意識が低かったようだ。すると、なんと全てがスムーズにできるようになる。コントロールがめちゃくちゃ楽になった。体も遅れることが減り、よい位置にも乗れるようになった。まれに見る、突然の進歩である。昔は、整地斜面もクローズで滑っていたので、コブで意識してクローズということはなかったのだが、最近は少々バーンが荒れていたりしても、カービングでナチュラルスタンス、またはワイドスタンスで滑る癖がついていたため、閉じているつもりでも、自然とナチュラルスタンスになってしまっていたようだ。ナチュラルスタンスだと、エッジが立ってしまい。スキーが走り、抜けてしまうという連鎖が発生しやすくなるのだろう。
また、よくある失敗パターンを明記しておこう。縦長にえぐれた溝コブから深いコブというパターン時によく破綻する。これを克服するには、縦長コブで板にうまくのってずれていき、板を送り出さないテクニックが必要のようだ。その他の解決アプローチ(コース取り)も次回検討したい。また、次回は、傾斜が強く、もっと深いコブの検定バーンに近い斜面で今回の進歩を確認してみたい。

*1:昨年、川場のM木さんが、事前講習会で、膝をつけようとすると、板が開くので、膝でクローズする意識より、足首部分で両板をくっつけるイメージがよいと言っていたことを思い出す。

(2) 整地大回り
今回の進歩により、コブであまり疲れなかったので、ナイターで残業する。緩斜面でひたすらオーバークロスのイメージを固めた。今の自分にとってのキーポイントは4つある。
i) ターン前半(谷回り)の腰の内向と内足の畳み込み
・これができないと75点は絶対に出ない。
・切り替え時にカチッとスイッチを入れて、内足の付け根を曲げる。また、板が前へ抜けないように足首を伸ばさないよう気をつける。
・外足を踏む意識でなく、内足は折りたたむこと。この時点で外足を押す意識を持つと、板がずれを伴い早く回りだし、内足はまっすぐ走るので、X脚シルエットが出やすい。また谷回りが短くなってしまう。
ii) フォールラインでの意識
・ここが一番、目立つところで、内傾していて、カッコいいところのはずなので、ピシッと形を決める。
・体は正対、ストックの持ち方、上体の形も戸整える。
iii) ターン後半の意識
・引き続き、膝と股関節 を曲げていくが、エッジは緩めていく。
・自然と板が体の下に戻ってくるようなるのが、よいのだろうが、そこまで、まだ気にしてられない。
iV) ターンの最後
・ターンを終了させる。板は雪面に対してフラットにしないといけない。
・ストレッチしながら、完全にフラットにして、i)へつなげる。

意思としては、
i) カチッ(内足付け根のスイッチ)、
ii) ピシッ(フォールラインでの決め)
iii) ウーン(エネルギーをためながら少し沈み込んでいく感じ)
iV) ピッ(次のターンする方を見ながらストレッチ、エッジがフラットになって体が谷を向く)
ですかね。

(3) その他
・上下動がないと、ただスキーに乗っているレールターンになってしまう。やはり上下動を使った方がいい感じに滑れる。
・外足を踏む感覚から、内足を抜く感覚。昨年、川場で何度も言われたことが、ようやく意味がわかってきたように感じる。
・まだ、内傾角度をコントロールして、ターン弧を調整することは難しい。中回りをしようとする際に、内傾過度となり、内足に乗り切ってしまい、外スキーが回らない失敗を何度も繰り返してしまう。内傾角度と板のたわみをジャストミートさせることは、中回りの課題だ(自転車でもスピードを出しながら小さなカーブをスラロームするのは結構難しい)。大回りだと板のサイドカーブに助けられ、あまり意識しなくてもよいのだが。もしかして、中回りは大回り用の板より小回り用の板の方が楽なのかもしれない。いずれにしろ、小回りでは、同じ課題になるのだろうけど。

Heavy Skier-Kin
by Climber-Kin | 2005-01-23 00:28 | スキー | Comments(0)

 弱いわりには頑張っている、還暦を迎えた初老クライマー。体力と気力の衰えを感じながらも、13を10本!を登りたいなぁ。12以上100本も達成したいな。を目標にがんばっている日々を綴るクライミング日記。でも、最近はハイキングと沢登りばかりです。


by ヘビークライマーきん