2014年 08月 26日
昔の記録、1990年8月11-15日、黒部川上ノ廊下
このころ、沢登りと言えば、地下足袋+ワラジだった。カモシカでも、ワラジを売っていた。一方で、渓流シューズと言うのが売られだしていた。そして、この黒部上ノ廊下から渓流シューズに換えた。何故なら、この長い行程の沢へワラジを持って行ったら、ザックの中の半分ぐらいが替えと予備のワラジになってしまうから(笑)。この沢は水量によって、困難度が大きく変わる。増水した時は逃げ場なし。沢登りと言うよりも、川登りと言いたいぐらい水量が多い。そして、滝はない。渡渉の連続だった。パーティの中の誰かひとりが渡渉に成功すれば、あとはロープで引っ張ってもらうとかで。逆に、泳ぎにすぐれたリーダがいれば、楽できるというか、誰でも?行けるのかも(笑)。ラッキーなことに、この年は水量が少なかったので敗退せず、遡行できました。池塘の別天地、祖父平あたりの草原で最後にビバーグ(本当は幕営禁止だが、緊急事態と言う、言い訳にして)をして、黒部源流をついて、北アルプスの登山道へ抜ける。水晶小屋を経由して、東沢谷を途中一泊(もう1回ビバーグでした)しながら下降して、奥黒部ヒュッテへ降りました。確か。
〇 黒部川・上ノ廊下・上の黒ビンガ
・お決まりの撮影ポイント。逆相の両岸。
・水量少なければ、楽しい沢登りでしょうけど、水量多いと命掛けでしょう。
・最近は、異常気象で夏に雨が多いから、実は遡行したくても、なかなかできない沢になっているのかもしれません。
・両脇の岩壁は、アプローチが近いなら、沢山のクライミングルートができるでしょうけどねぇ。
645を持って沢や山だったとのこと。気合が感じられます。
マミヤでしょうか、いやフジ?さておき、35ミリフィルムだったらデータ化は面倒くさくなってたかもですね。