ヘビークライマー”きん”のクライミング日記

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2014年 10月 06日

ブログ十周年

「10年の回顧」

 このブログを始めてから10年が経ちました。たまに過去の記事を読むと恥ずかしいばかりです。12aを登れ出したころでしょうか。そのころがクライミングへの純粋な熱意が最もあったような気がします。当時としては当時の価値観があったのでしょう。12aを4日ぐらいで登ることをやたら意識していて、自分を追い詰めながら登っていたような気がします。そして、12bを何本か登れて、次に選んだのがカサメリ沢の大物「ナイト・ディジィ・ダンス(NDD)」でした。NDDは短いながらも、ずっと核心セクションが続き、簡単なムーブが出てこない。そして、本当の核心が最後に出てくる。当時の自分としては、とても難しかったです。今触っても難しいのでしょう。2年越しで苦労して、ようやくRPできたNDDでした。このルートは、自分にとっては特別なルートでした。今は12cになっていますが、当時は12bでした。自分としては、随分背伸びをしてトライしていました。クライミングに対して、すごく素朴で、とにかく登りたい。このルートを登れれば、次の世界が待っているような気がしました。とても熱い気持ちを持って、毎週のように、カサメリ沢へ通いました。その思い出は今も懐かしいです。そして、これを機会に、12後半をトライし始めたのですが、どれもこれも難しかったです。二子の持久系ルートは自分にとっては特に難しかったです。それらの持久系ルートを登れないまま、持久系ではない自分の得意系のルートを触りだしました。その年に、3つの13aに出会いました。出来過ぎな年でした。でも、グレードって言うのは、そんなもんかなぁとも思いました。12cから上は、グレード自体ではなくて、自分との相性の方がインパクトがあるように思います。そして、邪道系?(笑)の13aから、王道へ戻り、またまた苦労しながら、カリスマとエクセレントパワーをトライしたのでした。その前に約200便をついやして、二子の「おいしいよ」を登ってますよ。この持久力がない私が「おいしいよ」を登れるとは凄いことなんです。自分としては、カリスマ(13a)より、おしいよ(12c)の方が全然難しかったです。先シーズンに今シーズンは、こんなおじさんがエンドルフィンをトライしたり。10年間で、こうやって、自分の能力の割には、随分な背伸びをしながら、難しいグレードや難しいルートに挑戦してきました。ブログを通してでしか、私を知らないクラマーには、わからないかもしれませんが、自分としては、フィジカルな力がない割には、随分頑張って、難しいルートを沢山登れてきたと思っています。パートナーに恵まれたことも大きいです。これまで熱くなれて、かつ思い入れが深かったルート達は、次の3本です。

(1) 瑞牆山・カサメリ沢、「ナイト・ディジィ・ダンス(12c)」
(2) 二子山・弓状、「おいしいよ(12c)」
(3) 小川山・マラ岩、「エクセレントパワー(13a)」

 結局、思い入れが深くなるルートとは、持久系で何度も何度もトライしたルートになってしまいました。そのルートと出会うタイミングは、とても大切です。数便で登れてしまうルートは、おもしろかった。楽しかったとは感じるものの、通り過ぎるように出会いが終わってしまいます。その時々の自分のフェーズで、頑張れば登れるルートと出会い、あっ、これ登れるようになりたいと感じて、取りつく。なかなか登れずに、悩み、苦しみ、考えながら、トライを繰り返す。そして、終には登れた。そんなルートが思い出のルートになりました。
 そして、これまで、頑張れてこれたのは、大きな怪我もせず、ずっとクライミングを継続できていたからだと思っています。しかし、一昨年に外岩復帰に3ヶ月を要する大きな怪我をしてしまいました。ようやく、その怪我から復帰して、調子が出てきたところで、今度は、右肩を痛めてしまいました。ジムでもルートでも力を出しきれません。このまま衰えていってしまうのか、そんな不安がつきまといます。歳とともにフィジカルな力はどんどん落ちてきているような感覚。よく頑張った。こんなもんかなぁという思いもあります。
 いやいや、まだ目標は達成できていません。以前の記事にも書きましたが、そのグレードのルートのお買い得やお買い損、得意系や不得意系、あわせて10本登れれば、そのグレードを登ったと言ってよいのではないかと思っています。「目標、13を10本!そのうち、13bも1本ぐらい登れたらいいなぁ!」あと3本。何とか登りたいです。だけど、その3本を見つけるのが難しいです。と言いながら、次の10年間、まだクライミング継続できるとすれば、10本の13aより、1本の13bの方が、より魅力を感じてしまうのは性格のなのでしょうか。「クライミングの核心は、がんばれば登れるルートと出会うこと!」 今年は、目標ルートが定まらず、岩場も定まらず、フラフラとしてしまいました。一方、少しづつ、肩はよくなってきています。このブログ10周年を機会に、もう一度、帰り咲き?(笑)への決意表明をしたいと思います。まだまだ頑張ります。

〇 ナイト・ディジィ・ダンス、核心の一手
・穴スローパー、マッチ、左手遠いアンダーへのムーブが印象的ですが、それは始まりです。核心は上部の右手アンダー取りです。
・めずらしい、RP写真です。
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きん

by Climber-Kin | 2014-10-06 23:34 | 目標と成果 | Comments(6)
Commented by JILL@ at 2014-10-07 20:53 x
祝10周年です。いつも拝読させていただいています。たくさんの刺激と様々な情報をありがとうございます。今後もよろしくお願いします。
Commented by Climber-Kin at 2014-10-07 23:53
JILL師匠、ありがとうございます。20周年目指して、頑張ります。こちらこそ、今後とも宜しくお願い致します。
Commented by こーたろー at 2014-10-08 08:18 x
きんのアニキ 10周年おめでとうだぜ。
10年前、ネットにあるクライミングの情報といやぁ「ふらふら日記」と「変身前のぜのアニキのページ」それに「ひらじいのページ」と「Jinのアニキの日記」しかなかったように記憶してるぜ。その後にきんのアニキやおいら達がブログで情報発信し始めたんだっけなぁ。

あれから10年、国内にはクライミングジムが3桁もあるってぇ話しだし、当時にくらべりゃクライミングが大いに盛り上がってきたじゃねぇの。

10周年記念の茶色い酒は何にするんだい?

これからもどうぞよろしく。
じゃ、またな。
Commented by climber-kin at 2014-10-08 09:02
こーたろーの兄弟、そうだな。それと、FBの出現で、クライミングのブログ自体は減ってるような気がするぜ。10年で、随分変わったよな。
Commented by 無名のK at 2014-10-10 20:41 x
きんのアニキ、登る情熱もさることながら、書く情熱が途切れないのが凄いぜ。おいらも見習いたいぜ。
Commented by Climber-Kin at 2014-10-13 00:59
k師、ブログは楽しく書きましょう!
自分への記録ですよ。


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