ヘビークライマー”きん”のクライミング日記

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2019年 01月 06日

2018年12月28日~2019年1月6日、タイ、プラナーン

 タイ、プラナーンは22-3年前?ぐらいに行ったのですが、記憶の彼方です。当時、「岩と雪」にYS江さんとT植さんがプラナーンを紹介して、その年の正月に行ったような気がします。その年は、カサメリ沢が発表されていた年だったような覚えがありますが、正しい? 当時はインターネットもなく、飛行機ぐらいは旅行会社で予約できたのですが、その他のタイの現地についていは予約システムが存在していなくて、いきあたりばったりでした。一応、ホテルには泊まりにいくよと葉書をだしてはおいたのですが、結局、それは何の意味もありませんでした。マレー鉄道の夜行電車でクラビへ行くつもりだったのです。ドンムアン空港駅から激混みのローカル線で地元民と混じりながら、タイ中央駅へ何とかたどりついたのでした。しかし、時期は年末、切符売り場へ行ってマレー鉄道の急行券を聞いてみると「Sold out!」。と言われました。え~!いきなり路頭に迷いました。そこへ、やってきたのが白タクのおじさんでした。夜行バスがあるよ。俺が連れて行ってやるよ。だけど白タクだよ、いい?っていうようなことを話してきました。こちらは多勢、とりあえずバスターミナルまで連れて行ってくれるなら、そうしよう。1人で大勢を襲わないだろう。バスターミナルへ向かう白タクの中で、その運転手は、やたら、行先を聞いてきます。チェンマイか? いいから、前向いて運転してくれよ!危なっかしくてたまらない。その当時、所謂、日本人??ツアーがまだ盛んだったころです。俺たちはクラビへ行くとようやく理解したようで、バスターミナルに到着すると、その運転手は切符売り場へ走っていったのでした。そして、戻ってくると、ここも売り切れだ。俺の仲間がクラビまで連れて行ってやるよと言い出したのです。怪しい! 我々は運転手の手を振り切って、切符売り場へ行ったのですが、まだ、バスは発車していませんでした。少しづつ、巻き上げていく、そんな手口なのでしょう。そのまま、ついていったら、メコン川に日本人の死体が上がっていたのか? そこまでの悪人ではなさそうな。まだ、最低限のルールがあるような、そんな時代ではありました。そして、夜行バスで14時間かけて、クラビへ到着できたのでした。その夜行バスでも、その先でも、いろいろなアクシデントが待ち受けていたのですが。その話は、また次の機会にでも書き下したいと思います。
 まぁ、そんな過去を持つ自分だったのですが、タイ料理は好きだし、いつか、またタイへ行ってみようとずっと思っていたのでした。そんな背景があるなか、今回、N海家がかなり遅い時期に、タイ行の計画を立てていました。誘われましましたが、もう時期遅しで、フライトも宿もとれまいと思っていたのです。ところが手ごろな値段で、どちらも予約できたようでした。それで、切れたパスポートを取り直して、久々に海外旅行へいくことになったのでした。
 海外クライミングには慣れていないので、いろいろと失敗してしまいました。使っていたぼろぼろのザックから、このツアーを機会に新規で購入したのですが、容量が仕様(70L)の割に小さすぎました。一番の失敗は、プレクリップ棒をもっていかなかったことでしょうか。下地に関係なく一本目が高いです。下地がよい浜辺ならまだよいのですが、少し歩いたエリアでは、落ちたらただで済まない下地でした。あと、トポを購入したのも、中盤だったのですが、見慣れないエリアと見慣れない英語のトポで、登るルートと実際のルートを見つけるのに効率が悪かったです。下調べ不足でした。次回は、もう少し、効率よく登れるでしょう。もう一つ誤算だったのが、観光客もまばら、クライマーなんて数人しかいないプラナーンではなくて、今のプラナーンは観光客とクライマーであふれていました。5台のアップルートはガイドに占拠され、6台のルートはヨーロッパ人でめちゃくちゃ混んでいるのです。前半は、アオナンマオからボートで毎日行き来したのですが、遅い時間にクライミングエリアに到着すると、もうアップルートは一つも残っていませんでした。同じパーティがずっと占拠してました。そして、同じルートを交互にトライするという概念は、ここにはありませんでした。そんな譲り合いのトライをするのは、日本人と台湾人だけでした。前半は、待ち時間で、半分ぐらいロストした感じでした。

◇ 12/29(土)、トンサイ
(1) Dum's Kitchen、Schlingel Max(6b)、×
・アオナンマオから船で渡ってきて、トンサイまであるいていくと、もう結構な時間になってしまいます。クライマーはアップ中で、しかもルートがあいていません。アップに向いていると教えてもらったルートをトポでみつけて、実際に見つけるのに手間と時間がかかりまます。そんなんで、登り辛いみたいな、このルート登ってみたのですが、最後がめちゃくちゃ遠いです。
・右手ワルメのフリクションホールドもって、足上げて、右手飛ばしで穴ホールドか?いきなりはまりました。
(2) Tonsai Roof、Babes in Thiland(7a)、×
・となりの6cを触りたかったのですが、ここしか空いていなくて、初トライ。
・しかし、すでに陽が背中に当たっていました。汗だくで、ムーブ探りも何もできないような状態でした。あ~、宿題作ってしましました。
・核心は出だしです。一本指穴使って、少し下から右へトラバースするのか?少し上から、コルネをデッドデッド?

◇ 12/30(日)、123、ムエタイ、ブラナンビーチ
(3) 123、Make A Way(6a+)、〇、MS/OS
・長いルートでした。最後のホールド探しが核心でした。
(4) 123、King Cobra(5)、〇、OS
・足元えぐれている出だしが核心のようです。そこを越せれば快適でした。
(5) Muay Thai、Bad Boy(6b)、〇、MS/OS
・だんだん被ってくるルート。最後はスリングだし、落ちたくな~い!でも、思い切って、モジモジしないで、素早くいかないとパンプしてしまいします。
(6) Pra-Nang Beach、Little Shit(6c)、〇、OS
・1-2p間は、左足を思い切って水平ぐらいまで上げてしまうと力使ったけど、意外とバランスがよかったです。2-3p間の乗越が核心ですが、遠いヌルヌルの右手とって、左足リップまで上げてしまえば、何しても落ちないです。

◇ 12/31(月)、プラナンビーチ
(7) Pra-Nang Beach、Cave(5)、〇、MS/OS
・出だしの1-2p間が意外と遠い。
(8) Pra-Nang Beach、Monkey Maker(6a)、〇、MS/OS
・下部、ツルツルのじゃりじゃりの濡れ濡れ。中段以降はクライミングっぽくなるが、意外に悪い!フットホールドがツルツルで閉口する。
(9) Pra-Nang Beach、Tales Of Power(7a)、×
・3-4p間のムーブがわからず。
(10) Pra-Nang Beach、Tales Of Power(7a)、×、ムーブ解析、ワンテン
・3-4p間は、何種類もあるようです。上気味の10cm径の穴ホールド取りは、ホールドが奥に深いので、何度やっても失敗してしまいNG。手前のスローパ―を右手でもって、左手マッチで右手コルネへポン!で解決できました。そこからは、ステミングできるので、なんとかなるようです。
(11) Pra-Nang Beach、Tales Of Power(7a)、RP
・指が開いてきて、3p目クリップが少しやばかったのですが、そのままムーブ成功でRPできました。

◇ 1/1(火)、レスト&移動
 アオナンマオからライレイのホテルへ、レストも兼ねてゆっくり移動しました。午前中はタイガーケーブテンプルへ観光へ行ってきたのですが、これが、1,237段の急登な階段を登るハードなお寺でした。朝から酔っ払いには、レストになりませんでした(笑)。

◇ 1/2(水)、トンサイ、タイワンウオール
(12) Dum's Kitchen、Schlingel Moritz(6a)、〇、OS
・これは登りやすい。
(13) Tonsi Roof、Stalagasaurus(6c)、〇、FL
・ヌンチャクの持ち主が核心ムーブを右側コルネを使って登っていた。なるほど。
・パートナーさまも、それみて、RP。私も、少し手順違ったがアドリブムーブで完登。
(14) Tyrolean Wall、Missing Snow(6b+)、〇、FL
・HIR門さんおすすめルート。これも待ち時間40分以上でいらいらした。この傾斜で、ホールド探しながら登るのは、前腕張ります!何とか時間ないでムーブ見つけてセーフ!
(15) Thaiwand Wall-Single Pitches、Primal Scream(6a+)、〇、MS/OS
・ここも混んでいました。
・日本人パーティが登り終わったところで、先にこちらを登って、隣のルートのプレクリップをすることした。
・しかし、このルートの核心も結構遠い。手を先でなくて、足のステミングを先に体を上げていかないとはまる。
(16) Thaiwand Wall-Single Pitches、Solution(6b+)、〇、MS/OS
・見た通り、1-2p間が核心だった。これはプレクリップしないと、足場が悪いので非常に危険でした。
・めちゃくちゃ汗をかきながら、石灰岩垂直ワールド! もうテンションかけようと何度も心が折れそうになりながらも頑張りました。会心の登りでした。

◇ 1/3(木)、プラナンビーチ
(17) Pra-Nang Beach、Lek Kai(5)、〇、MS/OS
・最後はまっすぐ行くと、ピンチに陥る。左側から登るのでしょう。
(18) Pra-Nang Beach、Don't Buy Toys(7a+)、×
・右手2本指穴から、左手指サイド持ちホールドで右手水平ホールド取りが核心。
(19) Pra-Nang Beach、Don't Buy Toys(7a+)、×
・右指が疲れているのか、反り返ってしまったので、やめた。来年また触ります。

◇ 1/4(金)、台風1号のため強制レスト
◇ 1/5(土)、午前中のみビレイ

 あっと言う間にが終わってしまいました。兎に角、ルートが新鮮で楽しかったです。グレード表示は、タイフレンチと呼ぶ独特グレードで、ガイドブックによって違うのですが、5->9、5+->10a、6a->10b、6a+->10c、6b->10d、6b+->11a、6c->11b、6c+->11c、7a->11d、7a+->12a、7b->12b.、7b+->12c、7c->12d、7c+->13aとわかりやすいです。体感グレードは、城山、城ヶ崎と同じぐらいの感じで違和感はないです。とても甘いと言うことは全然ないです。ピン間も適切な感じでした。一本目が高いルートが多いです。経年が長い石灰岩でコルネと鍾乳石の発達が凄まじく、垂壁系と被り系で、ルートの質が全然ちがいます。垂壁壁はホールドが意外と少なく、フットホールドは閉口したくなるほど、ツルツルです。被り系はコルネが発達していて、立体的な登りを楽しめます。レスト方法がポイントになるルートも多いです。二子の12台前半までのルートによく似てます。暑いのとクライマーは多いので、朝早めの行動開始が効率的でした。
 滞在前半はアオナンマオから毎日ボートで行き来したのですが、ライレイへのボートは、朝は0830からで帰りは通常料金の100パーツ@1人だと1830ぐらいまでです。できれば、ライレイに宿泊した方がクライミングの効率はよいのですが、当然ながら、レストランはライレイよりアオナン側の方が安くて美味しいです。到着時間と移動可能時間の関係で検討が必要です。タイ料理OKなクライマーにとっては天国です。あと、酒飲みは少し多めに両替しておく必要があります。酒は高いです。しかし、どこでも日本円をエキスチェンジできます。次回は、もう少し効率よく気楽に行けると思います。また、行くと思います。

〇 トンサイビーチへ
・ライレイウェストを通過して、トンサイビーチへ向かうところです。
・正面に見える、ライレイカンテには2ピッチしかルートがない?
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〇 センター街
・ライレイイーストとライレイウエストを結ぶ繁華街?です。
・我々は、ここをセンター街と呼んでいました。
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〇 123エリア、Make A Way(6a+)
・傾斜が緩くなると、雨がよくしたるのでしょう。壁がめちゃくちゃ滑らでスベスベです。穴があれば、まだよいのですが、穴がない壁は途端に難しくなります。
・被っている方がガビガビしているのは、全世界共通です。
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〇 Muay Thai、Bad Boy(6b)
・だんだん傾斜が強くなってきて、最後はのけぞりムーブをこなします。ゆっくりしてるとヤバイ!
・登っているには、トスコ。
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〇 Pra-Nang Beach、Monkey Maker(6a)
・これ、何気に悪い! 緩い傾斜のツルツル系。ある時期、この部分で染み出しが激しかったのでしょう。その時に垂直に成長した鍾乳石がスベスベです。
・登っているのは、YM川さん。
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〇 Pra-Nang Beach、Tales Of Power(7a)
・少し、リーチーな気がするルート。私も、右手は穴には届かず、手前スローパ―でマッチして、右手ガストンガバコルネ取りでした。
・登っているのは、タイ人?いや、ヨッシーでした。
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〇 レストにならなかった「タイガーケーブ・テンプル」訪問
・レストということで、前日飲み過ぎの上に朝から飲んでいた。
・お寺で飼っている象のようです。象をみたのは、今回これが最初で最後でした。象は減ったのでしょうか?
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〇 Pra-Nang Beach、Mekong Haze(8a) by Todd Skinner
・台風明け?中の最終日にRPしていました。ゲンキくん、おみごとです。
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〇 タイワンウォール
・下部の洞穴の周りにシングルピッチルートが沢山あります。
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きん





by Climber-Kin | 2019-01-06 19:09 | 海外クライミング | Comments(2)
Commented by JILL@ at 2019-01-07 21:54 x
 勝手に観光旅行だと思い込んでいました。おなかは大丈夫でしたか?

タイは楽しいですよね。しかし、常夏から極寒の二子に戻るのは大変ですよ。
Commented by Climber-Kin at 2019-01-07 23:07
JILL師匠、明けましておめでとうございます。お腹の方ですが、以前訪問した際より、水関連は、かなり改良されていました。以前はシャワーが雨水の貯水でしたからねぇ。料理も気をつけるポイントは知っているので大丈夫でした。下痢もせず、食べ過ぎで太ってしまいました(笑)。タイで開ききった毛穴が寒い日本で徐々に閉じてきてます。週末までに閉じる予定です(笑)が、日本は寒いです。


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