梅雨明けの週末でした。冷たい寒気が残っていて毎日雷雨続きでしたが、土日の天気は安定しそうなので、久々かつ今年最初の沢登りを計画しました。ここ4週ほど、毎週ハイキングで少しぐらいは歩けるようになっただろうと、いきなり、泊まりの沢で足慣らしと泊まりにも慣れておこうと、優しいけど美しい沢、釜の沢から甲武信か?東黒沢から丸山乗越を超えウツボギ沢で登り返して白毛門を通って下山か?と迷っていました。前者は下りの徳ちゃん新道が核心で(笑)、後者は白毛門の下りが核心になるだろうと想像していました。結局後者の東黒沢・ウツボギ沢にしたのでした。
梅雨明け最初の週末とあって、山も混んでいました。土合の駐車場は最後の1台ぐらいで、ギリギリセーフでした。数年前にも増水気味の白毛門沢を登った時も「はなげの滝」は結構な迫力だったのですが、今回は、それよりもさらに2倍ぐらいの水量です。TY野さんのガイド本にある写真の5倍ぐらいの水量が流れていました。しかし、そのぐらいの水量でも楽しく登れるのが、この沢のよいところです。難しい滝や巻きや藪漕ぎもなく、とにかく、ナメ歩きに癒されます。ナルミズ沢出合のビバーグ地は先行の大パーティの方々がいて、ウツボギ沢の小さなかわらの上に天幕を張りました。今日は雷雨大丈夫だろう。こちらの方が日陰で涼しく快適でした。
翌日のウツボギ沢も、最初のゴルジュまで少しゴーロ歩きですが、ゴルジュが現れたかと思うとすぐに大滝です。その後もナメと小さな登れる滝がずっと続いている、こちらも癒される沢です。増水していたせいかもしれませんが、結構ヌルヌルで最後の方の小滝はちょっといやらしかったです。気を付けて登りました。ゴム底よりフェルトシューズの方がよいかもしれません。なんとなく、来るたびに、徐々にヌルヌルになってきていると感じるは、勘違いではないような気がします。
シーズン初めの沢は失敗が多いです。今回は、靴下に失敗しました。以前同様なことをしてNGにしていた靴下をまた使ってしまったのです。緩すぎて足が遊んでしまって、ぬれた皮膚のせいで足の指皮がずれてしまいました。下山したころには、右足親指皮は1.5cm径でズル剥けでした。左足親指皮は1.5cm径の血豆ができていました。あ~。来週の4連休までに治るとよいのですが。次回は、1mm厚のフェルト靴下にします。下山用に乾いた靴下とローカットのトレッキングシューズを持っていきます。
〇 コースタイム&装備
・土合橋P~東黒沢~ナルミズ沢出合:7:40~15:00、7時間半
・ナルミズ沢出合~ウツボギ沢~笠ヶ岳稜線~白毛門~土合橋P:5:30~15:00、9時間半
・ヌルヌルで普通に歩けませんでした(特にパートナサーさま)。ヌルヌルのせいで疲れてしまいました。
・私は、ズルむけ足指が痛くて、下山が地獄でした。
・30mロープ(ウツボギ沢大滝で使用)、12mお助けロープ、カム類(使わず)、テープ、カラビナ
〇 はなげの滝
・いつ来ても増水気味なのですが、今回が一番増水していました。
〇 たまご岩
・いつもは左側をくぐりますが、頭から水を浴びて溺れちゃいそうです。右側から登りました。黒光りしてて、もちろんヌルヌルです。
〇 白毛門沢出合
・水流が脇へ回りこんでいました。このあたりは昨夜も雷雨があったのかしら?
〇 癒されるナメ
・気持ちいいナメが続きます。
〇 丸山乗越・ここはクマさんとばったり、お会いしそうな感じのところなので、大きな声を出しながら、激しく鈴を鳴らしながら通過しました。〇 ナルミズ沢出合・最初は疲れて、焚火をする気にもならなかったのですが、お酒飲んでいたら、少し元気になりました。・近くの小さな焚き木を集めて、焚火しました。〇 ウツボギ沢最初のゴルジュ帯・こちらも増水していましたが、大丈夫でした。〇 大滝・右側を上がって、空白のヌルヌルセクションを抜けて灌木から右側を巻きます。〇 癒されるナメ・ウツボギ沢もナメが多いです。結構最後までナメと小滝が続いて楽しめます。〇 稜線へ ・稜線に出ると一の倉沢が出迎えてくれます。〇 白毛門・ここからの下山が長いです。しかも急傾斜で歩き辛いんですよねぇ。・予想通り、白毛門からの下りが核心でした。〇 爺岩・稜線は暑!きん