2004年 10月 10日
2004年10月9日、ランナウト
10/9、ランナウト、3時間
今日は台風。仕事のほうが、かなりせっぱつまっているのだが、ランナウトで登ってから、会社へ行くことにする。K寄さんと合流する。
K寄さんが来る前に、オートビレイ機で、10a、10a、9、10c、10dを登る。リードでないので、少々手順に迷っても、登れる。とはいえ、やはり、10cぐらいからは、しっかりとオブザーベーションしておかないと、一撃で登るのは私には難しい。それにしても、同じようなテープだらけで、それを探しながら、オブザベーションするのは、まったくもって、めんどうである。そこで、かわいらしい女性が、登っているの見て、ホールドを覚えてから10dを登る。ボルダーでも、よくやるのだが、見られて、そのあと、登られるのは、跡をつけられているいるようで、あまりよい気分ではないだろう。雪山で言えば、トレース泥棒に近い。この年になると、時間と体力の節約ということで許してもらいたい。
K寄さんが大雨の中やってくる、アップに自分で作った10cを登る。天王岩「涅槃の風(10b)」を登れない友人がいるとのことで、そのかたように、よく似たムーブを設定したとのこと。ムーブが大きく面白そうである。取り付くことにする。
(6) ピンク壁、テープ忘れた(10c)、フラッシュ
トラバースするところで、フットホールドを見失い、10秒ほど凍りつくが、下からの声で見つけて、終了点にたどり着く。
K寄さんが、ピンク壁11b緑■をトライする。核心と思われるところでテンション。ホールドを覚えたところで、私もトライする。
(7) ピンク壁、緑■(11b)、×
K寄さんのムーブを参考に、自分用に頭でアレンジし、トライするも、やはり同じ核心部分でテンション。結局、左手アンダー気味のホールド、右足を右手が持っている黄色いでかいホールドにヒールフック、右手であまりよくない、黒ホールドを取り、右足を同じ黄色ホールドの上に置きなおし、右手、右足の状態で、左手を白ホールドへ出すというムーブで落ち着く。
設定者のS川氏によると、左手アンダーから、右手、壁のエッジを取り、右足を上げ、左足は張りぼてまで上げて、ステテミングの状態から、右手を黒ホールド、白ホールドへ飛ばすそうな。
(8) ピンク壁、緑■(11b)、×
設定者のムーブを無視して、先ほどのムーブで核心をこなすつもりで、トライする。どうも、クリップで疲れる。工夫したつもりが、一回目より、クリップで消耗する。結局、核心のところへくるまでに、かなり、張ってきて、やはりテンション。
(9) ピンク壁、緑■(11b)、×
水色矢印の11dをさわろうか、3便だして11bが登れなかったら、さぞ悔しいだろうなと、迷うが、一日一成果。もう一度トライすることにする。何箇所かクリップポイントを改良し、核心まで省エネ作戦を練る。しかしながら、核心で止まらず、かなりフォールする。時間切れ。S川氏らしい、まったくもっての正対ルート。核心ムーブは、ボルダーで言えば、5aか5bぐらいのムーブだろう。やはり、リードクライミングでは、手が張ってきたところで、これぐらいのムーブをこなせるか否かで、完登の成功率を決めていると思う。
結局、3便だしても、登れず。不甲斐ない自分に頭にくる。一日一成果を目指しているのだが、簡単ではない。9本目は、11dをさわっておけば、よかったと後悔。台風の風と大雨のなか、会社へ向かう。
一日一成果の定義、
(1) 自然壁ルートでの、11a以上のRP。
(2) B-PUMPでの、3級以上(難しい4級含む)の成功。
(3) ランナウトボルダーでの6a以上の成功。
(4) ジムリードでの、11b(ランナウト)以上または11c(エナジー)以上RP
他のジムは行っていないので、その都度。
Heavy Climber-Kin