登れないから岩が冷たい?

岩が冷たくて指の感覚がなくなるから登れない。という論理はとても普通だ。だけど、ちょっと考えてみると、同じ寒い日でもRPしている人はいるし、とてもよいトライをしている人も多い。昨日もそうである。昨日はウォーミングアップした時は、あっ、今日はそんなに冷たくないと思った。私自身も昨シーズンとても寒い1月のある日に火の鳥をRPした。その際に、よくこの寒いのに登れますねぇとか。指冷たくないんですかと言われたことがある。耐えられる寒さ冷たさの限度はあるとは思うのだが。RPする時やもうそのルートを登れそうな状態というのは、ムーブも決まり、何度も同じムーブを繰り返していて、ムーブが洗練されており、力が入ってない登りになっていると思う。むしろ、力が入らないように細心の注意を払いながらトライをしていると思う。だから指にも血が回り、そんなに冷えてこないのだと思う。反対にRPにはまだまだ遠い。ムーブに迷いがある。あるいは決まっていない。まだまだ恐怖心が抜けていない。そんな状態だと、岩が冷たいとますます不安になり、とても力が入るし、ホールドも必要以上に強く握り締めてしまう。すると、当然血が通わなくなる。指先の感覚は薄くなっていく。そして、ますます力が入るという相乗悪循環状態に陥り、冷めてぇ-。テンションということになる。「岩が冷たいから登れない。」もあるのだが、ルートや状況にもよるが、「登れないから岩が冷たい!」というのは結構あたっているのではないだろうか。昨日のSVPは冷たかったなぁ。まだまだRPは遠いようだ。

きん
Commented by よねひこ at 2007-12-23 15:08 x
極寒の中まったく感服いたします!私は土日の予報みて、すぐ24日に変更してしまいました。結果はどうだか、まだわかりませんが…。手指のかじかみは、技量のあるクライマーがあまり関係なさそうに登っているのをみると確かに保持の仕方なんでしょうね。神経の構造はそれほど違いがあると思えませんから。北川「秋葉」でも、私が3ピン目過ぎたところで手の痛さに泣いているのを尻目に、すでに2人の方がケロッとしてRPして行きました。必要最小限の力で、ホールドをつまむように(?)持つということなんですかね~。
Commented by おまき at 2007-12-23 15:30 x
おぉぉぉぉぉぉぉ・・・・・太刀岡で寒さのあまりラットを封印した私には耳の痛いブログじゃっ。

私は指がうんぬん・・・・というより体が動かなくなって、嫌になっちゃうんですけどね。

ちなみに、夏にある人のアドバイスで、今まで痛い、痛いと思ってちゃんともてなかったホールドが、まったく痛くなく持てるようになって驚いたことがありました。

きっと私が言ってる様々な言い訳はぜーんぶ下手だからだろうなぁ・・・・・

結論「私は下手だから登れないっ!」

↑ 早くうまくなりたーい
Commented by climber-kin at 2007-12-23 16:25
よねひこさん、とても強くて余裕があれば、秋葉だって大丈夫なんでしょうねぇ。秋葉の場合、それを登れる力があるとしても、力の余裕の量でシナリオが変わるのなぁと思います。余裕が殆どない場合、指がつめたいくて我慢できないのと指がよれて力が入らなくなるのは殆ど同じタイミングなんだと思います。同じ力を使っていれば岩が暖かくても同じ結果なのかなぁとは思います。そして、やはり岩の冷た過ぎは力を入れやすくするマイナス要因ですよね。特に秋葉のようなルートは影響力大だと思います。だから、少し余裕があるだけの人だと、岩の冷たさがその少しの余裕を消してしまうのでしょう。秋葉のようなルートをこの時期に登るには、力にかなり余裕がないと難しいと感じました。ルンルン登れているよねひこさんは指がお強いからいけますよ。慣れてくれば力が抜けてくるはずです。明日がんばってください。
Commented by climber-kin at 2007-12-23 16:43
まっきーさん、寒いと体が動かない。それ言えると思います。二子でも春になって寒さが緩むと厳冬の時期に比べると、これまでなんだったんだろうってぐらいに体が動くようになります。え?それもいい訳?
私も早く強くなりたーい!
by climber-kin | 2007-12-23 13:39 | クライミングの研究 | Comments(4)

 弱いわりには頑張っている、還暦を迎えた初老クライマー。体力と気力の衰えを感じながらも、13を10本!を登りたいなぁ。12以上100本も達成したいな。を目標にがんばっている日々を綴るクライミング日記。でも、最近はハイキングと沢登りばかりです。


by ヘビークライマーきん