2008年 10月 13日
2008年10月12日、有笠山
「NDDのRP」の余韻冷めあらぬうちに140km移動する。日曜朝のカサメリはきっと氷点下だろう。長い間向かい続けた目標がなくなり、魂が抜けた体でなにげなく、一日岩場で過ごすには、あまりにも寒い。それに、残り短いベストシーズン。次のルートに向かって、疲れた体に鞭打って移動した。NDDのRPと運転で興奮したのか、なかなか寝付けなかった。朝も早くに目がさめてしまった。朝少し寒かったが、ここはカサメリよりは標高が1,000mは低い。凍えるような寒さは全くない。移動してきてよかったと思った。
(1) 始めの一歩(10a)、再登アップ
おー。ガバだ。久々のガバの感触を楽しむ。
(2) ルンルンしんすけ(12b)、ムーブ確認、2テン
スーさん達が昨日から入っていて、ヌンチャクがかかっている。まずは、ムーブ思い出し便。4p目クリップ体勢の左足ニーバ。何か変だ。思わず、ヌンチャクを握ってしまった。5p目までは6月に最後に修正した手順を試す。6p目から終了点へ。記憶より少しづつ遠いホールドへ一手づつ躊躇しながら、トップアウトする。
(3) ルンルンしんすけ(12b)、1テン
岩場で初めてお会いしたJILL師匠が一発でRP。力強い登りでした。おめでとうございます。私もがんばらなくては、だが、下から繋げると一手一手が記憶より悪い。ついつい力が入ってしまうが、それでも、5p目まではノーテンで行けた。レスト?がレストにならない。やっぱり前と一緒だ。次のムーブへいけずにテンション。やっぱり繋ぐのは難しいなぁ、このルート。
(4) ルンルンしんすけ(12b)、2テン
4p目クリップするが、左足ニーバがはずれてきてしまった。もう、よれよれだ。テンションしてから、4-5p間のムーブ修正を試みる。直接、5p目の水平クラックへ取りに行く前に右足ヒールフックで小レストしてみる。おっ、これはいいかも。一旦右側へよると、左手穴のききもいい。そのまま、5p目クリップして、今度は1度づつシェークしただけで、最後の核心セクションへ突入してみる。うっ、遠い。右手がマッチホールドへ全然届かない。
のんびりしたいところだが、ベストシーズンの終わりは近い。二子の前に登っておきたいルートがまだたくさんある。一日でも無駄にしないように、がんばって有笠へ移動した。気温も丁度よく、コンディションも最高だった。そして、「ルンルンしんすけ」は相変わらず、難しかった。このルート、核心は6p目クリップから、遠い右手取りと足そのままで左手ニ軸マッチの2手なのだが、鍵は3p目クリップしてから、5p目までをいかにセーブしてこなすかだ。このルートも手強い。
〇 ルンルンしんすけ(12b)を危なげなくRPするJILL師匠
・完璧で余裕のRP。朝からいい登りを見せてもらいました。おめでとうございます。
〇 ルンルンしんすけをトライする私
・手順をかえたムーブで5p目までは到達。だけど、ここまでで力を使いすぎたようだ。
・とりあえず、6月時点の感じへ戻すことはできたと思う。
〇 ルンルンしんすけをトライするスーさん
・雪が降るまで、がんばりましょう。
きん