ヘビークライマー”きん”のクライミング日記

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カテゴリ:沢登り( 31 )


2018年 07月 16日

2018年7月14~16日、只見川・恋ノ岐川〜平ヶ岳

「恋ノ岐橋~恋ノ岐川~池ノ岳~(平ヶ岳ピストン(時間切れ断念))~玉子石~中ノ岐林道~雨宮橋~恋ノ岐橋」

 好天が見込まれる三連休でした。しかも、めちゃくちゃ暑くなる天気予報でした。こんな状況で沢登りへ行かないわけにはいきません。しかし、どこへ行くか、なかなか良い案が生まれませんでした。どこか記憶の奥にあった、あの沢。難しくなく、ただ、行くまでの距離が遠い。1泊2日は難しそうな。今回は3連休だし、行ってみますかと決めたのが、平ヶ岳・恋ノ岐(こいのまた)川でした。
 しかし、この沢は中途半端な長さでした。かつ、鷹ノ巣登山口まで下山するには結構な時間があり、その途中にある水場は夏は殆ど涸れているようでした。それに、鷹ノ巣登山口から入渓ポイントの恋ノ岐橋までは10kmあります。会社にある折り畳み自転車を持って帰り、これを鷹ノ巣登山口にデポするかとも検討したのですが、そのチャリを電車で運ぶにはケースがない。こいで自宅まで持って帰るには、あまりに暑すぎるし、凄い労力です。2日目に池ノ岳から時間があれば平ヶ岳往復して、中ノ岐林道入り口へ降りれば、平ヶ岳沢渡渉ポイントで水がありそうです。よくよく調べてみると、平ヶ岳渡渉ポイントのすぐ先が中ノ岐林道登山口で、水もトイレもあるらしいという情報を得たのでした。
 金曜日は、2030に前夜発したのでした。恋ノ岐橋に到着したのは、25時過ぎでした。いつもの通り、1日目は寝不足でスタートです。毎度のことながら、どうなることやらです。

〇 装備とコースタイム
・メンバー、パートナーさま、きん、計2名。
・共同装備、8mm×20mロープ(使わず)、テープ、補助ロープ12m、カラビナ、ハーケン5枚(使わず)、ツェルト、タープ、EPIヘッド1、EPI缶1。
・コース時間
◇ 1日目
7:50、恋ノ岐橋
16:00、オホコ沢出合
16:30、BP(ビバーグポイント)着
◇ 2日目
6:50、幕場出発
14:30、稜線
15:00、池ノ岳
17:00、中ノ岐登山口
◇ 3日目
6:50、中の岐登山口出発
10:00、雨宮橋(荷物デポ)
11:30、恋ノ岐橋着

◇ 7/14(1日目)
 出発時に雨がパラパラと降ってきて心配しましたが、午前中早めの時間は曇り気味ながらも10時ごろからは炎天下となりました。釣り屋さんが先行していましたが、追い抜かせてもらいました。先行パーティはいないと思っていたのですが、先行パーティが一組いてオホコ沢出合で幕営していました。我々はその先のあるともないとも、わからないビバーグ地を探すことになったのでした。かなり焦りました。その30分後になんとか止まれそうなBPを見つけて、ホットしました。しかし、焚き木もなければ、狭くて焚火ができるスペースではなかったです。やることもなく、疲れ切っていて暗くなる前には就寝したのでした。しかし、簡易ツェルトテントの下には岩があって、エビぞり状態で一晩を過ごすこととなりました。夜中に何度も目が覚めては、声を出して寝返るという苦しい夜になりました。

〇 恋ノ岐橋手前の駐車スペース
・10台ぐらい停められそうですが、釣り師も沢山はいるので、前夜のうちに入っておいた方が無難そうです。
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〇 入渓直後の様子
・沢幅は狭くて、結構水は多いです。
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〇 ヘツリで超える
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〇 一見悪そうなトラバース
・見た目ほど難しくありません。
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〇 2段10mの美滝
・右側を登れます。
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〇 美しい平ナメ
・デコボコしてますが、長いナメを気持ちよく進みます。
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〇 ポットホール、ナメ滝8m
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〇 幅広2条6m滝
・陽に照らされて眩しい滝
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◇ 7/15(2日目)
 前日、オホコ沢を超えてから30分ほどで、唯一見つけたBP(ビバーグポイント)でした。オホコ沢手前には何カ所もビバーグ適地があったのですが、オホコ沢から先は全く見当たりませんでした。「奥利根・谷川連峰の沢」の遡行図に記載されている1個目のBPとC2(キャンプポイント)は見当たりませんでした。我々がビバーグしたのは、2つ目のBPと記載されているところだった思われます。
 出発する前、最後の最後にテンカラ持っていくか迷ったのですが、多分余裕がないからと持っていかなかったのです。しかし、BPの少し高台からイワナの影が沢山見えました。しまった!竿持ってくるなら今回だったか!と思いながらも、ここ狭すぎて、焚木も見当たらないし、焚火するスペースもないじゃん。釣りを楽しむなら、オホコ沢にテントを張り、上流で釣りを楽しみ、テントへ戻り、翌日オホコ沢を登って帰るってのがよいのかもしれませんね。魚留の滝の上でも魚影が沢山ありました。どれも30cm未満ぐらいだったでしょうか。一匹だけ30cm越えぐらいのを見かけました。
 2日目はすぐに稜線へ出られるものと思っていたのですが、攀じって登る小滝がこれでもかって現れて、途中でお助けロープを出すこと数回でした。50mの大滝を超えても、お助けロープを出すところが2回も出てきました。ヌメヌメ登りたくない黄色い滝がでてきて、その巻き道っぽい水溝を上がったのですが、パートナーさまがこのまま左へ上がれば10分で稜線へ出られると言いだしたのでした。そう? 行ってみますか。としばらく登ると、激しい藪漕ぎになりました。すぐにやめればよかったのですが、あと10分というなら頑張ろうと猛烈な藪漕ぎを泳ぎ続けました。笹は竹のように立派に育ち、蔓のような切れない草に足を取られ、10分の藪漕ぎのはずが1時間20分の猛烈な藪漕ぎの末、ようやく稜線にたどり着くことができたのでした。これで、平ヶ岳往復はなくなりました。私は25年前に利根川本流遡行した時に平ヶ岳は踏んでます。パートナーさまも登っているとのことで、池ノ岳から中ノ岐登山口へ降りていきました。

〇 オホコ沢出合30分先のBP
・この沢は多勢のパーティで入るとビバーグ地に困りそうです。
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〇 続く攀じる小滝たち
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〇 幻想的な光景
・源頭が近くなってきました。まだ、イワナの魚影があります。
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〇 青空に稜線
・今日も10時を過ぎると、雲一つない青空になりました。
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〇 50m大滝手前の3段10m滝
・50m大滝は意外と悪い。ヌルヌルのツルツルでした。まけば簡単なのか?水際登るなら、ロープ持って行った方がよいように思いました。
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〇 猛烈な藪漕ぎの後稜線へ
・きんブログ誌上、かつてないほどに酷い藪漕ぎでした。竹のような熊笹に体中傷だらけです。
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〇 池ノ岳・姫ノ池
・山頂に、こんな池があるとは、癒されます。
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〇 平ヶ岳
・すでに、15:00を過ぎていました。ここから平ヶ岳往復は1時間半か。今回は無理だね。
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〇 玉子石
・本当は来る気なかったのですけど、中ノ岐林道への分岐を通りすぎてしまって、玉子石まで来てしまいました。
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〇 中ノ岐登山口到着
・ウォッカが50ccぐらいしか残っていなくて寂しかったところでした。
・平ヶ岳沢を登ってきて、これから下山するという4人パーティさまから余りもののジムビームを頂いちゃいました。ありがとうございます。
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◇ 7/16(3日目)
 昨日1700に到着した中ノ岐登山口は、水も引かれていて、トイレも3器もある平な快適なテント場でした。しかし、それはテン場ではなくて、マイクロバスの停留所でした。朝4:50に目覚めて、ゆっくり朝ごはんを食べようとしていたところにエンジン音がしてきました。マイクロバスが5:00に上がってきました。「バス4台来るから、すぐにテント撤収してください。」と言われました。どけとは言われなかったので、テント(ツェルト)たたんで、脇の方に移動しました。停まったバスの横でご飯食べてました。バス4台とワゴン2台でした。ワゴン2台はガイドさんつきで、バス4台は送迎のみのようでした。バス運転手さん達に挨拶して林道を降りていきました。銀山平に泊まって、ここまでバスで来て、平ヶ岳を登山するツアーみたいです。たまに来る沢登りへ横柄な口をきく人たちではなかったです。沢登りかいって聞かれました。熊に気をつけてなと。声をかけられました。
 中ノ岐林道はいったい何時間で雨宮橋まで到達できるのか、推測できませんでしたが、我々の遅い足で3時間でした。雨宮橋から恋ノ岐橋までは、行きの車で測ってみて、6kmぐらいかなぁとおもっていたのですが、6.5kmありました。空身で歩いて、1時間20分でした。恋ノ岐川遡行下山ルートとしては、中ノ岐林道経由で正解だったような気がします。ご参考までです。

〇 中ノ岐林道
・途中、凄い、平ヶ岳沢の磨かれた沢底が見れます。
・登れそうな、ルート作れそうな岩壁が沢山あります。
・凄い勢いで落ちてくる滝沢とかが沢山見られるので、あきることはありませんでした。
・ただ、疲れた足は最初の1時間しかもたず、2時間目以降はつらかったです。
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〇 滝の沢
・中ノ岐林道ゲートのちょっと手前。花崗岩の、このえぐれ具合は、なかなかすごい。
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〇 恋ノ岐乗越
・ここまで来たら、あとは下り。
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 昨シーズンは、徐々に高度を上げていったのですが、今年は2回目の沢で、いきなり、体力的にハードは2泊3日の沢を決行しました。疲れ切りましたが、まー、何とかなるものです。夏休みまで、一か月切ってしまいました。間髪いれずに、また沢登りで体をつくっていなかいといけません。頑張ります。

きん


by Climber-Kin | 2018-07-16 21:55 | 沢登り | Comments(0)
2018年 07月 08日

2018年7月8日、困った時の水根沢

 関東方面は北の方ほど天気が不安定なようです。奥多摩あたりは終日曇りの天気でしたが、午後から、いつ雨が降ってもおかしくないような天気でした。当初は上越方面の日帰りの沢のつもりだったのですが、この状況ではどうしたものか。とは言ってもクライミングへ行く気もしない。ましてやクライミングジムへ行く気も全然しませんでした。少しでも、歩いて体を慣らしておきたい。あ~、それなら午前中で帰ってこられる水根沢でも行きますかってことで、今シーズンは、よき練習の沢、水根沢から今シーズンの沢登りがスタートしたのでした。

〇 装備とコースタイム
・メンバー、パートナーさま、きん、計2名。
・共同装備、テープ10本ぐらい。小さめカム(4個)、ハーケン3本。ロープ20m(使わなかった)。補助ロープ(10m)。
・コース時間
08:15、水根沢駐車場出発

08:40、水根沢キャンプ場先から入渓

09:40、10m大滝

10:40、半月の滝

11:50、水根沢駐車場着

〇 沢山の小滝
・小滝を超えていきます。水根沢のよいところは、全ての滝が登れることです。あー、10mの大滝だけは右側登っちゃいますけどね。

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〇 CSトイ状4m
・今回は、半円の滝より、こっちの方が難しかったような気がします。
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〇 半月の滝
・今年は水量が少なかったので、比較的簡単でした。
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 今年も半月の滝で切り上げてしまいました。二俣まで行く日はいつか?4時間足らずの歩きで、トレーニングになるのか? 先週の瑞牆山ハイキングの方がよっぽど、トレーニングにはなりました。来週からペースを上げないと夏休みまでに体力調整が間に合わない。

きん



by Climber-Kin | 2018-07-08 20:56 | 沢登り | Comments(0)
2017年 08月 17日

2017年8月12日~15日、北アルプス・金木戸川~小倉谷~笠ヶ岳山荘・笠ヶ岳~新穂高温泉

 10日(木)の夜に出張先(神戸)から戻り、11日(山の日、金)の午前中に慌てて準備して、午後に沢の下調べして15:00に出発して、金木戸川ゲートへ前夜入りしました。夏休みは3年連続で今年も北アルプスの沢登りです。
 7月末から、毎週神戸へ出張してました。暑い神戸から週末に戻って、また神戸へ。ずっと猛暑でした。しかし、東京はずっと雨だったのですね。天気の全体像などわからず。飛騨地方の天気ばかり気にしていたのですが、入渓日の12日(土)は午前中雨ですが、午後から晴れ。翌日13日(日)は晴れ。14日(月)は曇り時々晴れ。下山予定日の15日(火)は午後から雨の予報でした。このタイミングしかない!みたいな予報でした。当然決行でした。
 11日(金)の15:00に出発したものの、目的地は遠いです。結局6時間の運転でした。金木戸川ゲートに到着すると、7台?ほどの車がありました。結構入渓してるなぁと思いながら、空いている場所に縦列駐車して、みじかい宴会をして、すぐに就寝したのでした。暑苦しくてよく眠れず翌朝を迎えました。

〇 装備とコースタイム
・メンバー、パートナーさま、きん、計2名。
・共同装備、8mm×30mロープ、テープ、補助ロープ12m(必須)、カラビナ、カム5個(1日目のCS4mを登るなら必須、0.75、0.5あたり)、ハーケン5枚(使わず)、アブミ(CS4mで使用)、ナッツ(使わず)。ツェルト。タープ。
・ライフジャケット(リーフツアラー)各。
・コース時間
◇ 1日目
6:40、金木戸川ゲート
10:00、小倉谷出合
16:30、広河原
◇ 2日目
6:30、幕場出発
16:30、標高1710mの先、白けたゴーロ
◇ 3日目
6:40、幕場出発
16:00、笠ヶ岳山荘着
◇ 4日目
4:30、笠ヶ岳山荘発
5:10、笠ヶ岳登頂後笠ヶ岳山荘戻り
6:20、笠ヶ岳山荘発
14:30、新穂高温泉着

◇ 1日目(8/12)
 12日(土)入渓日です。4:30に起床しました。まったくパッキングしていませんでした。のんびりパッキングしていると、元秀峰のKN子さんパーティがやってきました。びっくりしました。双六谷へ入るとのことです。また豊田ナンバーの4人パーティ(山岳同人RST)もやってきました。こちらのパーティとは小倉谷で何度もお世話になりました。何とか準備を済ませ6:40、一番に出発しました。ザックを背負って、あっ重い! 何も考えず、いきなりパッキングしただけでした。もう少し荷物減らすべきだった。これは苦労しそうだなぁと、嫌な予感を持ちながらの出発でした。小倉谷出合へ向かう途中に3パーティが戻ってきていました。いつの間に、こんなに人が入っていたんだろう? 停めてあった車には誰もいなかったのに。昨日のうちに入ったのか? 双六谷、打込谷へ入るパーティが打込谷出合の渡渉を断念して戻ってきたとのことでした。確かに、この上に取り水口が二カ所もあるにも関わらず、沢は結構な増水で第一取り水口は凄い水量を放出していました。結構な不安をもって、先に進みます。第2取り水口を過ぎて、小倉谷出合で、KN子さんパーティと再び出会いました。あれっ?索道跡はもっと手前なのに?と思ったのは後からでした。無事索道跡を見つけられたのでしょうか?
 さて、小倉谷出合は、水量は多いようですが、流れは穏やかです。泳いで渡れそうです。早々に遡行の準備をして入渓しました。空身で泳いで渡渉して、パートナーさまにザックをビート版にして来てねと助言しました。
 いよいよ、遡行開始でした。しかし、結構遡行したのに、TY野さんの北ア沢・ガイドブックにある4m斜ナメが全然出て来ません。そこまで到達するまででも結構苦戦しました。本流から分かれて、やはり支流は水が少ないなぁと感じたのですが、傾斜が強い沢なので、増水で、どこもかしこも時間がかかりました。4m斜ナメの次の10mトイ状も進んでも進んでも全然出て来ません。初日の核心と思っていた「4m直、右のクラックをカム+人工」に到着したのは、15:00過ぎだったような気がします。ここは突破しないと、とんでもない高巻が待っていると思っていたのですが、左から巻けるようです。後続パーティが巻いてました。RSTパーティも巻いたようでした。そう、ここは巻いた方がよいです。カム+人工は簡単なのですが、そこから落ち口へのトラバースが悪いです。落ちたらただではすみません。空身+ザック引き上げは時間がかかりました。巻いた方が全然早いです。横からの滝15mを巻いて、その先のガイド本に広河原と書かれている1,350mぐらいのポイントで初日ビバーグしました。行動時間10時間でした。

〇 長いアプローチ開始
・林道4時間?相変わらず、長い!
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〇 橋が崩落
・なんと橋が崩落していました。これで終わり? 
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・よかった。迂回路がありました。
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〇 小倉谷出合
・水量は多いですが、上流側から泳げば簡単そうでした。
・パートナーさまに、ザックの頭を水につけるなと散々お願いしたのですが、意味がわかっていなかったようで、難なく渡渉は終了したのですが、渡渉後のザックの重さは、明らかに3kgぐらい増加してました。
・このぐらいの水量だったら、ザックを自分で背負って泳げばよかったと後悔したのでした。
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〇 入渓した小倉谷は増水気味
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〇 ようやく、丸いトイ状10m
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〇 ぎりぎり行ける
・胸までつかる。行けた! 気持ちヒヤヒヤです。
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〇 ゴルジュ帯
・緊張した遡行が続きます。
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〇 怖かった4m直、カム+アブミ+フリートラバース
・ここは突破しないといけないと思い込んでました。なんと他パーティは巻いてました。オーマイガー!
・カム+アブミは、キャメロット0.5ぐらい(今回メトリウス使った)がはまります。アブミ上段に立てば簡単にバンドに立てます。
・しかし、問題はそこからの滝落ち口へのトラバースが難いです。ランナーは足元で、落ちたら無事では、すまないです。
・5mm径の枝にプルージックして、気持ちランナー?飾りランナー?取りました。フルテンションかけなければ持つかも?
・ここは巻きましょう!

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〇 初日ビバーグ地到着
・沢から10cm高。この沢に所謂ビバーグ適地はないようです。
・焚き木も豊富ではありませんでした。火が付いて安堵したところです。
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◇ 2日目(8/13)
 昨夜は、興奮のせいか、なかなか寝付けませんでした。寝付けたと思ったら、すぐに目が覚めてしまって、時計を見たらまだ23:30でした。あきらめて、寝袋の中でペットボトルを股に挟んだり腿の裏にしたりして張った足をほぐしているうちに再び寝付けました。
 緊張の核心の2日目です。明るくなり始める4:30に起床して、焚火をつけました。固形燃料で昨夜の残りの焚き木にすぐに火がつきました。多分沢中では落ち着かないので、あまり食べられないでしょうから、しっかり朝食をとりました。昨日のペースでわかったのですが、この沢は長いです。もしかしたら、1泊増えるかも?今日どこまで行けるかだ? 出発です。途中、RSTの方々に追い越され、追い越し。ガイドブックにない難しい滝や巻きが、次から次への現れました。泳ぎで取りつく15m淵+3mチョックストーンや残置のある左側バンドをトラバースして滝左脇を登る大ゴルジュ帯の核心。ようやく抜けて、ナメ滝を進むも、二俣は全然見えてきません。二俣手前の白けたゴーロと記載されているところで2日目のビバーグすることにしました。沢から10cmもない沢の中で、整地して何とか寝られました。全くビバーグ適地ではないのですが、これ以上歩くと明日動けなくなりそうなぐらい疲れてました。雨降ったら逃げるってことでなるべく荷物はまとめて就寝しました。山岳同人RSTの方々はもう少し上でビバーグしたようでした。

〇 緊張して出発
・いよいよ、2日目。この沢の核心セクションの始まりです。1日目にして、もう十分に難しかったので、さらに緊張です。
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〇 核心の一つ、3mのCS
・到着すると、山岳同人RSTが突破しているところでした。
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・空身で泳いで取りついて突破しました。30mロープに12mの補助ロープを繋いで、ザックを荷揚げしました。
・泳いで取りつけるほど、水流は弱くありませんでした。壁のホールドを頼りに水中へつりでした。簡単ではなかったです。空身でよかったです。
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・30mロープでは、ザック持ち上げに足りません。40mロープが必要でした。我々は30mロープだったので、12m補助ロープを繋いで、ザックを引き上げました。
・そして、この時もパートナーさまは、ロープを連結する間中、私のザックを嫌がらせのように水に浸けるのでした。
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・登り自体は難しくないです。ただ、ザック背負っていると、水から上がれないかも。
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〇 2日目2つ目の核心、釜を持った6m滝
・ガイドブックにある、赤く長いスリング残置、滝の水流に僅かに触れて登る、核心。
・赤く長いスリングではなかったが残置あり、左手バンドをトラバースして流水の横へ入ると残置ハーケンがあった。
・安心して、もう一段あがると、もう一つ残置ハーケンがあった。
・滝の左側テラスに登ぼってアンカーを取る。30mロープ側はランニングビレイを取っているので、補助ロープ12mでザックを上げた。(ここをザック背負って突破できるなら補助ロープは不要だが、空身で登る場合は補助ロープが必須になる。)
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・さらに左側を巻いて進むが、懸垂下降で沢底へ降りる。
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〇 安堵できない遡行が続く
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〇 ようやく安堵できるナメ
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〇 40mの滝
・圧巻の40mの滝。しばし見とれる。
・しかし、この巻きも?ガイドブックには15分?実際は1時間級でした。
・左のガレ沢沿いに登っていけば、もう少し早かったのかも?でもいくらなんでも15分はないだろう。TY野さん!
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〇 今晩のビバーグ地
・40mの滝を超えても、二俣はまだまだです。沢が右へ曲がり、白けたゴーロと記載されているところで、今日は力つきました。もう動けません。
・全くビバーグ適地ではないのですが、整地して無理やり泊まりました。
・今日も火がついてよかった。
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◇ 3日目(8/14)
 明日は天気が崩れる。今日のうちに笠ヶ岳まで抜けたい。しかし、予定よりかなり低いところでの3日目を迎えました。まずは、手前の二俣でした。出合の右俣は登れないので、左俣のナメ滝をいくつか登ってからの巻きでした。その支尾根を超える巻きの入り口には散々迷いました。ここだろうと決めて入ってみたら、踏み跡があり当たり!と喜んでいるうちに、どんどん熊笹が濃くなり、笹のトンネルじょうたいになり、もう踏み跡などありません。適当なところで支尾根を目指し、笹やぶを尻セイドーで降りながら右俣へ戻れました。巻きは奥多摩や奥秩父の巻きと違って、圧倒的に入る人数が少ないので自力突破ですねぇ。巻きのたびに迷路クイズでした。2段40mの下段は左側、上段は右巻きも、水流多くて水際は登れません。その左側を空身で登ってザックを上げました。フリーソロ5.7、5mって感じでした。もう安堵できるだろうと思っていたのに、全然安堵できません。ようやく奥の二俣に到着し、もうこれでロープ使うことはないだろうと思ってたら、さらに30mロープめいっぱり出したり、もうないだろうと思ったら、最後の最後、いやらしい3mのクラックが。もうお腹いっぱいでした。ようやく、安堵してどこでも登れるナメ滝を超えて、水がなくなりました。しばらくは、ガレを順調に登って行ったのですが、笠ヶ岳に向かって、どんどん傾斜が強くなっていきました。笠ヶ岳頂上から200mぐらい下あたりで、廃道を見つけました。廃道は超快適でした。そこから20分ほどで笠ヶ岳小屋に到着しました。

〇 二俣
・大迫力の二俣です。右俣は登れません。左俣を登って、ナメ滝3つぐらい超えたあたりで右の藪に入って巻きます。入り口に明瞭な踏み跡はなく、かなり悩みます。
・ザレザレを超すと、最初は踏み跡があるのですが、ここは北アルプスの沢、すぐに踏み跡らしきはなくなり、自力でルートファインディングです。
・立派な熊笹です。熊笹の屋根をくぐりながら、降り口を探ります。
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・左俣のナメです。
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・左俣この滝を前に右手の藪に入りました。
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〇 左から巻く30mの滝
・ガイドブックには巻きは簡単とありましたが、巻き、左のガレの登りは悪かったです。崩壊中のガレで50cm級のガレ岩を何個も落として登りました。
・その後は踏み跡っぽい熊笹のジャングルを結構上がりました。上がり過ぎたかな?と思ったあたりで、右へトラバースして尾根を越えて、またまた尻セードーで笹を降りて行くと、展望台一枚岩の少し上に出ました。
・ある記録では、ここでビバーグしたような。確かに、焚火跡がありました。
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・ここでビバーグすると気持ちよいでしょう。しかし、2日目にここまで来るのは難しいような。水量が普通なら、来れるのか?
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〇 しばし安堵
・歩きやすいナメ底が出ると安堵します。
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〇 奥の二俣から安堵のはずが?
・もう怖いのはないはずが?
・高度感あるのでロープだしました。
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〇 ようやく稜線が
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〇 笠ヶ岳直下のガレガレ?
・いえいえ、まだまだ直下ではないです。
・遠く見える、白いY字形が見えるあたりが直下です。ここから、さらに3時間ぐらいかかります。
・こんなガレがずっとずっと続きます。どんどん傾斜が強くなっていきます。
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・3日目、もう足が上がりません。
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〇 廃道見っけ!
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〇 笠ヶ岳山荘着
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・少しだけ北アルプスの絶景
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◇ 4日目(8/15、下山)
 朝4時に起きて、空身で笠ヶ岳ピストンしました。山荘に戻って、山岳同人RSTの方々に挨拶をして下山しました。毎度のことながら、疲れ切った上の標高差1700mの下山は地獄でした。コースタイム+1時間ぐらいで新穂高温泉に下山しました。疲れ切りました。

〇 下山途中
・雷鳥ファミリーが癒してくれました。
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 素晴らしい沢でした。増水しているからかもしれませんが、難しかったです。少し、難しい沢に慣れていないと突破できなさそうな箇所がいくつもありました。双六谷の支流ってことから、地味な沢ではないかって想像していましたが、全く違っていて、北アルプスの沢の代表する一つではないかと思います。これは茗渓です。40m級のうっとりする滝がいくつあったのでしょう?数え切れませんでした。必死になって突破した釜+滝。何度も苦戦しながら巻いたジャングルのような笹藪。空身でないと登れなかった、小滝や大岩。そして、最後にナメ滝に癒されながら、最後の最後まで緊張させられて、やがて、笠ヶ岳を前にガレを詰めていく。充実過ぎる夏休みでした。
 最後に、山岳同人RSTさんには、先行してもらって、2回Fixロープ張ってもらって助けてもらいました。ありがとうございました。

きん



by Climber-Kin | 2017-08-17 18:52 | 沢登り | Comments(6)
2017年 08月 05日

2017年8月5日、奥多摩水系・水根沢(半円の滝まで)

「雷雨の前に水遊び」

 先週の日曜日から仕事で神戸入りしていたのですが、食べ物が合わなかったのか?暴飲暴食か? どうも胃の調子がわるくなって不調でした。それでも、金曜日の夜に帰着して、土曜日は頑張って、少しだけ早起きして、近くの短い沢で遊べたのでした。
 水根沢は過去に何度も行っていて、ここ数年に沢登りを再開してからも2回目になります。全ての滝が登攀可能で楽しいです。2時間半ぐらいで、半円の滝まで行けるので、午後から雷とか朝遅めにしたい時に行くのに丁度良い沢です。初級者向けとはいえ、全く簡単ってわけでなく、豪快にウォータークライミングを楽しめます。新しいフェルトシューズを購入したのですが、夏休み前に足慣らししたかったので、そんな意味でも頑張って沢へ向かったのでした。しかし、結局雷雨はこなかったようで、もっと上まで登ればよかったかな。

〇 今日のハイライト、半円の滝
・ツリツリで足が滑りそうなステミング。
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〇 装備とコースタイム
・メンバー、パートナーさま、きん、計2名。
・共同装備、8mm×20mロープ、テープ、お助けロープ12m、カラビナ、カム5個、ハーケン5枚。
・コース時間
8:40、水根沢バス停出発
11:00、半月の滝上
12:00、水根沢バス停着。

〇 水根沢バス停駐車場
・トイレあります。
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〇 小さな滝にも大きな釜
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〇 登るラインが違うよ~
・少し手前から上がって、トラバースする。力いりました。
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〇 先行パーティを抜く
・遠慮がちな女性パーティで、抜かさせてもらいました。
・写真の滝は、さらに1m右側から登りました。
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〇 意外に深い!
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〇 水際は難しいか
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〇 指の力が入る!
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〇 半円の滝
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きん


by Climber-Kin | 2017-08-05 23:10 | 沢登り | Comments(0)
2017年 07月 22日

2017年7月22日、尾白川林道終点~尾白川・鞍掛沢・乗越沢~日向山

「やはり10時間行動は辛い!」

 今週も泊まりで沢登りがよかったのですが、パートナーさまの都合で土曜日日帰りになりました。そして、またまた、案がでませんでした。どこで調べてきたか、尾白川(オジラガワ)・鞍掛沢という記録がフォワードされてきました。かつて秋冬冬と3回通った黄連谷、その下流部か。行程の標高差は1,000mあるようです。難しいところは、あまりないようで、ナメ底を楽しめるようです。本谷も少しだけ遡行するみたいで、気分が盛り上がりました。結果論で言えば、この週は土曜日日帰りが正解でした。甲信方面は大気不安定で夕方から凄い雷でした。他パーティの記録を参考に行動時間を見積もってみると、10時間ぐらいになりそうでした。午後からの雷が気になります。3時起きの3時半出発で、6時半スタートぐらいでしょう。そして、予定に近く、6:40分に日向山登山口を出発することができたのでした。
 通行止めとなっている尾白川林道は錦滝へのハイキング道となっています。その先も問題なく通過できました。林道終点まで1時間ちょっとぐらいでした。本谷への下降にはロープが残置されていて、壺足状になっているので危険ではありませんでした。そして本谷に入ると、すぐに大きな釜をもった4mのナメ滝が現れました。その次に出てきた女夫の滝は左側が登れそうですが、ヌルヌルっぽいです。右側を巻いたのですが、これは失敗でした。滝口で左側へトラバースとなってしまって、ロープを出す羽目になりました。後で調べてみると、ここは左側に渓谷道の跡があるらしく、そちらの方が正解のようでした。凄い迫力でいく手を阻む尾白川本谷の梯子滝を見て、鞍掛沢へ入りました。ここからナメ底がそこそこ続きます。ヌルヌル気味でゴム底のウォーターテニーだと、いきなり足を取られたりします。ヌルヌルの黄色い滝は登りたくありませんでした。巻きが大変そうな滝意外は無理して登る気がしませんでした。一カ所ヌメヌメクラックが走る滝だけは登りました。
 乗越沢出合いは通り過ぎてしまいました。まさか、滝となって落ちてくるところが出合いとは思っていませんでした。150mほど行き過ぎて気が付きました。乗越沢へ入ってから傾斜が強くなります。岩はますますヌルヌルになってきます。登れる滝は慎重に登り、巻きも慎重にルートを選んで高度を稼ぎます。このころから、雨がザーと降り出しました。焦りながら稜線を目指しました。稜線にでるころには、雨はやんでくれました。
 鞍掛山鞍部から日向山までも登山道は明瞭で歩きやすかったです。駒岩から日向山の間で見えた甲斐駒ヶ岳は、黄連谷右俣左俣ともびっしり残雪が残っていました。今シーズンは厳しいかもしれません。雷が鳴りだして、日向山から慌てて降りました。間一髪で雷雨の激しい雨からは助かりました。

 いろんな方の記録には、難しいところはないと感想がありますが、そこは、やはり沢登りで、尾白川本流を少し味わい、鞍掛沢に入いるとナメ滝を楽しむ。それなりの難しさを感じ、程よい?高度差で、体力的な充実感を感じた。そんな沢登りでした。乗越沢は滝となって出合うので通り過ぎてしまわないよう注意が必要です。乗越沢に入るとどこを登るのか迷いますが、よく見れば踏み跡は明瞭なので、それを間違えなければ大丈夫でした。日向山に到着した時は、今日は荷物が軽いし、楽だったと感じたのですが、そこからの下りで一挙に疲れがきました。やはり、一日の行動時間が8時間を超えてしまうと体に残るダメージがいきなり大きくなることを再認識したのでした。
そして、今年は雪多いからパスだけど、来シーズンは尾白川本谷行ってみますかね〜。

〇 装備とコースタイム
・メンバー、パートナーさま、きん、計2名。
・共同装備、8mm×20mロープ(使わなかった)、テープ、お助けロープ12m(よく使った)、カラビナ、カム小さ目4個、ハーケン5枚、ツェルト。
・コース時間
6:40、矢立石、日向山登山口スタート
8:30、尾白川林道終点
9:30、鞍掛沢出合
11:30、乗越沢出合
13:30、鞍掛山鞍部
15:30、日向山
16:40、矢立石駐車場着

〇 尾白川本流を少しだけ遡行
・甲斐駒は大きな山だけに、本谷の水量は多いです。
・花崗岩の沢は明るいですね。
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〇 現ハイキング道、元林道に残るトンネル
・橋が落ちても、なんとかなりますが、さすがに、トンネルがつぶれたらアプローチできないですね。
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〇 尾白川本流へ下降
・ドキドキしながら降りて行きます。
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〇 尾白川本流の最初に出てくる4mナメ滝
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〇 女夫の滝(2段)
・右側から巻いたが旧道の踏み跡が残る左側からが正解らしい。
・右側から巻いたら、ヌルヌルの落ち口をトラバースする羽目になりました。恐かったです。
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○ 鞍掛沢へ
・水量はかなり減ります。気持ちのよいナメ底が続きます。
・少し崩壊しているようです。ガレがなければ、めちゃくちゃ美しいと思うのですが、ガレは目にいれず、ひたすらナメを歩きます。
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〇 結局巻いた
・この黄色い滝は、ゴム底はダメです。滑り落ちてドボンだとよいのですが、下部が曲がっているので、もしも滑って落ちたら、ちとリスク高い。
・左側を簡単に巻けました。
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〇 ヌメヌメクラック滝
・ここは、登らないと。巻きが大変そうでした。ヌメヌメだけど登るか~。
・滑って落ちると、水が流れているクラックに頭をチョックしてしまうかも?足がチョックして折れちゃうかも?余計な想像が頭の中をめぐります。
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〇 オーバーハング滝
・水がなければ、面白そうなボルダーなんですけどね。手前右側から二つとも巻きました。
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〇 乗越沢上部
・乗越沢に入ると、傾斜がきつくなります。
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・登れない滝と登れる滝を慎重に判別しながら高度を上げます。
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・しかし、巻きにはあざみが激しく生えています。痛いです!
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・巻きから登り?どうしよう?近づいてみると傾斜は強くありませんでした。ヌルヌルなので慎重に登りました。
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〇 詰め
・踏み跡は明瞭です。あいかわらず、あざみの棘が痛いです。
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・鞍掛山と駒岩の間の鞍部にでます。甲府市街が見えました。
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〇 日向山
・最後の砂道が辛い。蟻地獄みたいです。
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きん


by Climber-Kin | 2017-07-22 23:24 | 沢登り | Comments(0)
2017年 07月 17日

2017年7月15-16日、秩父湖雲取林道入口~和名倉沢~和名倉山(白石山)~二瀬尾根~帰着

「ど根性の沢」

 北陸側は大気不安定で大荒れのようでした。上越方面の沢は無理そうでした。どこへ行くか、なかなか決まりません。最近仕事が小忙しく、ゆっくり調べる時間もなく、行ったことのない沢の下調べができずにいました。だったら、行ったら絶対に気持ちいい「釜の沢」でいいんじゃないかと思っていました。そして、次から次への未知の沢を誘ってくるパートナーさまですが、上越じゃダメだろうとそんな中で、和名倉沢?って案が3回ぐらい出て来ました。うーん地味そうな沢だなぁ。しかも、標高差が1,400m以上もある。また奥秩父か?と思いながらも、具体的な対抗案がないのと、何だかきつそうな感じで体力トレーニングにはよいかもしれないと、和名倉沢へ行くことになったのでした。

 雲取山林道入口駐車場から県道を戻って300mぐらいのところにある「警告」の看板のあるところから踏み跡を下降していくと、通行禁止の吊り橋がありました。これを渡らないと沢底に降りてわたって、超急傾斜な斜面を登り返すことになります。踏み抜かないよう気を付けて渡ることにしました。炭焼き場跡へ続く仕事道を通って右側の尾根を越えて入渓しました。
 奥秩父らしい平凡な雰囲気からスタートすると、弁天滝が現れました。その後、ナメ滝が続きます。この沢は奥が深く、長いです。なかなか、通称「通らず」につきません。そして、ようやく、「通らず」に到着します。一つ目の滝は何だか登れそうだけど、その上は傾斜がきつく登れそうもありません。ガイド通りに右岸を巻きました。赤テープに案内されて、大滝2段40mに出ます。これは迫力でした。その右のルンゼから巻くとあるので、登って行ったのですが、このルンゼが悪かったです。途中から右側の尾根へ渡るところで、お助けロープを出しました。尾根側に赤テープがありました。ルンゼの手前から上がるとよいのかもしれません。
 大滝を超えてからも長かったです。登れそうもない滝が続きます。これでもかってくらいに巻きが続きます。そろそろビバーグ地が出てくるかなってところに、トイ状滝が出てきて、最後にこれは登ってみるかなとアプローチすると釜が深くて泳ぐことになりそうで、やっぱり巻きました。
 この巻きがまたまた悪かったです。降り口は親切に細い残置ロープがかかっていて、必死に握りながら下しました。ロープで懸垂した方がよいかもしれません。降りると先行パーティが既にツェルトを張っていました。整備すれば何とか泊まれそうスペースを見つけて、1,320mのポイントでビバーグすることにしました。
 二日目も巻きからスタートです。これでもかってくらいに何度も何度も大きな滝がでてきて、その都度巻きます。登れる滝が出てくると安心します。それでも徐々に巻きが少なくなって来て、ようやく二俣に到着しました。右か左か?迷いました。疲れているけど、2度と来るとは思えないので、100名山?の和名倉山を登っていこうと左を選んだのでした。パートナーさまも100名山?と何だかおかしいとおもっていたようですが、200名山でした(笑)。稜線までの高度と距離がとても気になります。何度も高度計を見てしまいました。もう足が上がりません。帰りの下りを心配しながら、全てが牛歩の一歩、でもなんとか稜線へ抜けることができました。和名倉山まではすぐのところでした。
 山頂で40分ほどの大休止のお昼休みを取って、いよいよ下山です。1,400mの下降です。二瀬尾根は風がなく汗だくでした。ただ、段差が少なく、降りやすい道だったのは救いでした。最後のきつい傾斜では、踏ん張りがきかず、もう限界ってころに秩父湖に到着しました。しかし、ここから、さらに3kmほど上りの車道を歯を食いしばって登って、ようやく車にたどり着きました。とにかく「ど根性の沢」でした。
 和名倉沢~和名倉山は、山深い奥秩父を深い沢をジリジリと登っていく。なんとも地味ですが、奥秩父を代表するような沢なのかもしれません。大きな滝が多くて巻きが多いのは、豆焼沢に似ているかもしれませんが、滝のスケールはこちらの方が大きいような気がします。安全なビバーグ地は少ないので天候には注意が必要かもしれません。下山した夕方に秩父市でゲリラ豪雨に会いました。この大雨、あ~昨日でなくて、よかった。
 先々週は標高差600m程度の日帰りで、先週は標高差1,200m。今週は標高差1,400m。とにかく体力トレーニングとしては、よかったのですが、今回も疲れ切りました。心肺能力不足で息が上がるというよりは、足に筋肉の弱いのと体幹も弱くて重いザックにやられているような気がします。荷物を少し工夫したいのですが、なかなか減らすことができません。しばらく、泊まりの沢はできないので、今度の泊まりの沢は夏休みになりそうです。そして、今年も北アルプスの沢を計画しています。体力的に大丈夫か?とても不安です。

〇 追伸、沢に残る金属ワイヤー(3cm径)の謎?
・これついにわかりました。多分、真実だと思います。
・沢登りで何故か源頭近くまで見る金属ワイヤーの謎?豆焼沢とか凄い量の金属ワイヤーロープが落ちてます。
・東沢の西のナメ沢とかにも残ってますよねぇ。何故?何故?以前から疑問でした。こんな山奥に昔施設があったのか?違います。
・これが沢に金属ワイヤーがやたら残っているシナリオだと思います。
・ここ数年、冬に二子山で伐採作業があったのですが、ワイヤーロープのロープウェイを作って、切った木材を凄い勢いで数100mを空中移動させていました。あっ、これだ!と思いました。
・そう、高度成長時代、木材が高く売れた時代に山奥まで伐採作業が進んだのでしょう。今回の二瀬尾根の下山途中に見た、造林所跡、索道跡などです。
・木材を山奥まで求めて、重機をヘリコプターで上げて、ワイヤーロープウェイや索道を作って伐採して木を売る。それほどの投資をしても、見合った、そんな時代があったのでしょう。そして、木材も輸入の時代に移って行って、これらの施設は採算が取れなくなって不要になりました。いくつかの重機は再利用できるから撤収するのでしょう。しかし、その木材ロープウェイに使ったワイヤーの回収が難しいとは容易に推定できます。難しいというより再利用不可能ですから、きっと、当時の業者さん、やっちゃってもわからないことですから、確信犯で谷底に落としたこと間違えありません。回収する気なく、そのまま残置でしょう。自然の摂理で、沢底に落ちていき、今に至るです。辻褄があいます。多分あっていると思います。
・奥秩父の沢に残るワイヤー残置の理由はこれだと確信したのでした。

〇 装備とコースタイム
・メンバー、パートナーさま、きん、計2名。
・共同装備、8mm×30mロープ(使わなかった)、テープ、お助けロープ12m(よく使った)、カラビナ、カム小さ目4個、ハーケン5枚、ツェルト。
・コース時間
◇初日
8:00、雲取山林道入口駐車場スタート
12:30、2段40m大滝上
16:00、1,320mのビバーグポイント
◇2日目
6:00、ビバーグ地出発
10:30、和名倉山着
11:10、和名倉山出発
17:00、雲取山林道入口駐車場着。

〇 危険渡るな!アプローチの吊橋
・真ん中は踏み抜きそうなので、両端を踏みながら進みます。もし踏み抜いても大丈夫なように両手はワイヤーから放しません。
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〇 平凡な雰囲気からスタート
・あまり水量が多くなかった印象でしたが、登っても登っても水量が減らない感じでした。
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〇 最初の大き目の滝、弁天滝
・くねっと曲がっているので弁天なのかな?
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〇 ナメ滝が続きます
・ナメ滝は歩きやすくてよいです。ずっとこれだとよいのですが、そうはいきません。
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〇 これは登れたかな?
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〇 通らず
・1段目は登れそうな雰囲気ですが、すぐ上に傾斜の強い2段目が見えてます。
・右側から赤テープに誘導されながら巻きます。途中で沢の全貌が見えました。
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〇 通らずのすぐ上の大滝2段40m
・凄い迫力でした。風圧が強かったです。
・しかし、この巻きは悪かったです。右側のガレガレのルンゼから登ったのですが、赤テープはその右側の尾根から上がってきていました。間違えた?
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〇 まだまだ登れない滝が続きます
・そろそろ、巻きにうんざりです。赤テープのお導きもありません。
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〇 これは登れるのかなぁ?
・取りつければ簡単そうだったのですが、しかし、滝つぼが深くて泳ぐことになりそうで、戻って巻きました。
・しかし、その巻きの下りが悪かったです。残地ロープを頼りに降りたのですが、細い残置ロープ頼りは少し危険でした。ロープだして懸垂した方がよいような感じでした。
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〇 1320mあたりでビバーグ
・16:00になってしまいました。この先のビバーグ地(1420m)までは、まだかかりそうです。
・先行パーティは既にツェルト張っていましたが、場所がないかなと見渡すと、整地すれば何とかなる場所を見つけました。安堵しました。
・今回も火がついてよかった。よかった。
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◇ 16日
〇 巻きから始まり
・左から巻く、この巻きも悪かったです。残置ロープと最後の倒木がなかったら、かなり苦戦しそうでした。
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〇 登れる滝もチラホラ
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〇 やはり二日目も登れない滝が多い
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〇 最後の詰めの小滝群は登れます
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〇 最後のガレを詰めて稜線へ
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〇 和名倉山
・100名山ではくて、200名山だそうです。
・パートナーさま曰く、こんな地味な山は200名山でも、埼玉200名山じゃねぇの?
・ここから、1,400mの下降です。泣きの下降でした。
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〇 二瀬吊り橋
・あ~、しんどかったけど戻ってこられた。
・しかし、ここから、さらに車道3kmの歩きがまっていたのでした。
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きん


by Climber-Kin | 2017-07-17 00:00 | 沢登り | Comments(0)
2017年 07月 10日

2017年7月8-9日、滝川本流・釣小屋跡から入渓・古礼沢遡行

 今シーズン2回目の沢登りに行ってきました。先週は630m程度の標高差で日帰りで足慣らしでした。その次は?標高差1200mを2日だったら、丁度良いのではと言う、甘い思いは全くハズレでした。出発前日は暑くて眠れなかったり、いきなりアプローチは間違えて、30分のロス。釣り小屋跡までのアプローチで、もうヘロヘロでした。初日は9時間行動でした。残置ロープで楽に越えられると思っていたブドウ沢手前の悪場は、何これ~?でした。個人的には、沢登りって何だっけって疑問に残ってしまいました。古礼沢出合いのビバーグは快適でした。しかし、耳栓忘れたのは最大の失敗でした。あまり眠れない2日間の夜は最悪でした。寝袋の中で寝がえりしようと足裏で地面を押すたびに、ハムストリングを何度もツリました。二日目の朝は、最初は快調だったのですが、すぐに足の疲れがでました。途中、怖~い滝があって、精魂つきながら、ようやく稜線に出たころは、息絶え絶え。そこから、1200mの下山は、もう拷問でした。結局、2日目は10時間行動でした。その日のうちの下山途中で筋肉痛が発症のいつものシーズン始まりでした。

 滝川本流下部(釣り小屋跡まで)は、2年前に遡行しています。今回の上部遡行ではっきりわかりました。前回は、とっても増水していました。今回よりも多分1.5倍から2倍ぐらいは増水していたような気がします。前回は釣小屋跡から仕事道で戻ったのですが、今回は、その道を使って、釣り小屋跡まで入ったのです。しかし、コージツ山荘さんの沢屋さんの記録を参照して、そのちょっと手前の尾根から下降して滝川本流へ降りました。あっ、ここは!そう、ここは前回苦戦した箱淵の手前です。見覚えがあります。しまった~! しかし、水が少ないからか、簡単そうに見えます。ザックをしょったままパートナーさまを下から押して登ってもらいました。水量が少なかったから簡単だったのか?沢底があがったからなのかは不明です。
 もう一つ、この沢のいわくを説明しておかないといけません。2010年に起きた、4重遭難事件です。ブドウ沢手前の悪場での遭難のために現場へ向かったヘリ「あらかわ1」が墜落。その後、山岳ブロガーが遭難。さらに、テレビ局取材人が遭難という事件です。そんな事件があってから、古礼沢には、あまり人が入らなくなったのかもしれません。古礼沢を事前に調べてると、そんな記事に出合ったり。そして、その現場のブドウ沢手前の悪場をじかに通ってきました。今回の沢登りで、もう一つ感じたのが、沢登りってなんだっけ?でした。私にとって、沢登りの魅力って、とっても自由な登りであることだと思っています。クライミングって、すごく決められたルールで、初登者の意思で、ここを登れって。実はフリーでなくて、限定登攀だろうって感覚で、それに比べて、沢登りって、とにかく、道なき道を進み、稜線へ出る。とても自由な登攀スタイルという位置付けでした。しかし、滝川本流後半を遡行してみて、大きな疑問がわいてしまいました。
 沢登りって、確かに尊敬する先人たちの情報を元に登るのですが、残置ハーケンがあったらラッキー! でも行ってみたら、もうなくなってるかも。プロテクションに関しては、たとえ使うことはないかもしれないけど、いざと言う時のために、重いし使わないかもしれないけど、ハーケン、ナッツ、カムをもっていっています。そのぐらいの感覚だったのですが、今回の滝川後半部分も見て、かなりショックでした。残地ロープ頼りありきで登る沢登りって? 最初に書いた、ブドウ沢多重遭難事故の最初のきっかけの、ブドウ沢手前悪場の事故ですが、調べてみると、沢登り講習だったような??? いろいろ考えても、この沢って、沢登りの中でも、かなり特殊のように感じたのです。
 こんなゴボウ登りありきのこんなところで講習を開いて、遭難して、救助を読んで、ヘリが墜落。さらに… 理解できない遭難が続く。残置がないなら登れない。なら、もっと難しい沢と定義して、普通では登れない沢と紹介すればよいと思うは自分だけでしょうか。
 今回の古礼沢で滝川シリーズは終了です。古礼沢は苔むした奥秩父らしい、すばらいい沢でした。しかし、なんとも、すっきりしない沢登りでした。いずれ、あの残置ロープは何年かすれば、朽ち果てるでしょう。そうなれば、誰もいけない沢に戻るのでしょう。
 そうなったら、O西くんが開拓してくれるかも?笑。

〇 装備とコースタイム
・メンバー、パートナーさま、きん、計2名。
・共同装備、8mm×30mロープ、テープ、カラビナ、カム小さ目3個、ハーケン、ナッツ少々、ツェルト。
・コース時間
◇初日
7:30、出会いの丘、出発
8:00、間違えて、トンネルを超えてしまって、戻って林道へ
11:30、釣り小屋跡手前300mぐらい、箱淵手前で入渓
16:30、古礼沢出合手前ビバーグポイント到着
◇2日目
7:00、古礼沢出合出発
12:30、稜線
17:30、出合いの丘帰着

〇 安らぐ古礼沢出合のビバーグ
・てんから持っていたのですが、疲れ切って何もできませんでした。
・しかし、焚火がついて、ほっと一息。束の間の幸せ。
・初日は、予想通りとは言え、滝川本流後半は難しかったです。
・そして、その翌日も、稜線までも苦しく、地獄の下山があったのでした。
・奥秩父は奥が深いです。ガイドブックの解説より、全然難しくて、ガイドブック記載のコースタイムとは、現実は程遠いです。とても時間がかかります。注意してください。
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〇 釣り小屋跡へ至る分岐
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〇 降りたらびっくり、ここ箱淵じゃん
・パートナーさまプッシュでのぼってもらって、アンカーとって、ゴボウで抜けました。
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〇 ブドウ沢悪場手前の最初の滝
・120沢ルートには、まとめて3つの滝を右側から巻くの手前だと思います。
・これ登れないだろう。って、手前に戻るも、それらしい巻ける場所なし。やっぱり、これ登るのか?
・取りついてみると、簡単だった。よかった。
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〇 安堵できるビバーグ地
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〇 2日目のハイライト
・前記のコージツの沢屋さんの記述では、左側を快適の登れるとあるが、嘘です。めちゃくちゃ悪いです。別の記録みると、手前から大きく巻いてます。
・残置ゴボウは、ある意味それはそれで怖かったけど、落ちたらドボーン的なところがあったのですが、ここは落ちたら死ぬでしょう。
・若くって、登攀能力の高い若者系沢登ラーの意見は、バイアスして読んだ方がよいです。

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〇 奥秩父らしい、苔むしたナメ滝
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〇 まだまだ、ナメ滝は続く
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〇 疲れ切って稜線に抜けて
・疲れ切りましたが稜線に抜けてからの景色に癒されました。
・頑張って、雁坂小屋から8.2kmを歯を食いしばって降りたのでした。
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きん


by Climber-Kin | 2017-07-10 21:23 | 沢登り | Comments(0)
2017年 07月 02日

2017年7月2日、多摩川水系・一之瀬川・竜喰谷

 今年は6月が涼しかったので、クライミングを引っ張ってしまいました。沢のスタートが遅れてしまいました。先週から梅雨っぽい湿気湿気の天気になってきたので、今週から沢を始めました。北陸地方は梅雨前線の影響で記録的な大雨が降っているようですが、奥秩父は明け方雨が降りましたが、昼間は曇りでした。昼から雷雨の危険もありましたが、午前中のうちにも林道へ抜けられそうな沢へ足慣らしに行ってきました。
 竜喰谷、リュウバミ谷と呼びます。奥秩父の茗渓のひとつで、登る気になれば、全滝登れるようです。泳ぐ沢ではありません。結局、足慣らしどころか、全然足が動きませんでした。標高差600mちょっとに帰りも2時間弱という高低差とはいえ、体力が落ちてます。疲れました。去年は結構登ってから北アルプスの大きな沢へ入って行ったのですが、今年は遅めスタートで調整が間に合うのか?かなり不安になってきました。

〇 装備とコースタイム
・メンバー、パートナーさま、きん、計2名。
・共同装備、8mm×30mロープ、テープ、カラビナ、カム小さ目5個、ハーケン、ナッツ少々、ツェルト。
・コース時間
8:30、石楠花橋出発、一之瀬川沿いの林道が工事で閉鎖していたので、30分以上遅くなってしまいました。
12:40、大常木林道着、遡行終了
13:10、下山開始
14:50、石楠花橋着

〇 幅広5m?
・冷たい。巻こう! 行け!と言われて行きました。
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〇 精鍛場の滝
・簡単に巻けるのに、わざわざ登らないです。

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〇 下駄小屋の滝12m
・右岸から巻いた?
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〇 10mナメ滝
・このぐらいで丁度いいんだけど。岩は、奥秩父らしくヌルヌルです。
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〇 曲がり滝
・ホールドヌルヌルで怖そう!巻きます。
・一つ前の滝から巻くのは、しっかりとした巻き道があるようですが、この滝の下から巻くのはチト、いやらしかったです。念のためロープだしました。過去にこのあたりで死亡事故があったみたいです。確かに落ちたら死にます。
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〇 スダレ状幅広2段8m?
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〇 黒光りする滝
・この後も小滝が続きますが、登ったり巻いたりして、大常木林道へ。
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きん
 


by Climber-Kin | 2017-07-02 21:38 | 沢登り | Comments(0)
2016年 09月 04日

川乗谷本谷パトロール

 先週、大雨のために延期になった川乗谷本谷ですが、その翌日からの台風10号だっけ?11号だっけ?の大雨のせいでしょう。さらに、その大雨から後も天候不順で雨が続きました。大増水は仕方ないですね。ただでさえ、突破できないのに。平水の何倍も水が多くっちゃねぇ。しかも、Shuntaro君はウェットスーツ忘れてきたし(笑)。私は今回のためにウェットスーツを買ったのでした。しかし、その活躍は来シーズンになりそうです。みんなが揃ったところで、車で川乗林道を上がって、偵察してきました。なんと聖滝まで降りることができました。そして、例の25年間の遭難のあった鍾乳洞、聖穴も見つけちゃいました。簡単に上から見れてしまって、何か神秘性がなくなってしまったような… まぁ、元々、すぐ横に林道が走っている、ゲレンデ的(最近の人に意味わかるかなぁ?)な沢なので…
 逆川遡行した時にもあった、謎のキャンプ施設ですが。みんなで議論した結果、多分、商用キャニオニングサービス会社さんが作った施設に違いないと結論しました。ここにお客さんを連れてきて、ウェットスーツに着替えさせてから、キャニオニングへ向かう。そして、終了後は、ここで再び着替える。きっとそうだ!
 パトロール完了! しかし、パトロールが続きます。来週こそパトロールになりませんように! トラウカントリーに停めていた車に張り紙がありました。トラウカントリーの大将に事情を話したら、今日は駐車料金はいらないって言ってくれました。優しい! また来ます! 昨日はベースキャンプで、指皮と腱鞘炎が痛くなるまで登ってしまっていて、今日はやることがありません。サンパルネで走るかなと思っていたのですが、夕方まで昼寝してしまいました。夕方起きたら、雲一つない快晴。オーマイガー! たとえ、突破などできなくても、水と戯れて遊べばよかったね。と後悔するのでした。でも、朝の時点では、雨しとしと降ってて、陰鬱な状態でしたからねぇ。仕方ないでしょう。

〇 聖滝F1とF2
・あー、なるほど。増水してると、F1に取りつくこと自体が難しそうです。
・F2を巻くって、左岸を少し巻く感じでしょうか?苔苔で恐そう。
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〇 聖滝F3
・3本の滝が釜へ流れ込みます。写真の右下の流れは、その1本で聖穴から流れてきてます。
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〇 聖穴
・噂の聖穴です。30cm×60cmぐらいの網の蓋がしてあります。えー! この小さな入口を入ると、25mの地底湖があるの? 狭そう~。
・狭所恐怖症気味の人には不可能だ。もしかして、この奥には広い空間とかが広がっているのかしら?
・人が入ると水の中の土煙で何も見えたくなるようなところみたいなことが書いてあったような記憶が…
・やなり、中は迷路のようになっていて、狭いのでしょうねぇ。想像するだけで恐い。
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〇 聖滝F4
・F4の上は、増水してて自然湖状態でした。
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〇 果敢に突入するパーティ
・川乗谷出合の最初の釜です。聖滝まで到達するのも大変そうでした。まぁ、今日は、それだけでも楽しめるのかもしれません。
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〇 日原川の増水模様
・日原川の支流の一つが川乗谷なのですが、その本流は?
・黒部上の廊下なみの水量です。しかも、こっちは川の傾斜が強い。
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〇 パトロールのご褒美
・嘘です。ハマちゃんが気を使って、マッカランくれました。
・「ホラの貝チーム」は今日で解散。来シーズンは「ホラーの会」でヨロピコ。
・morimitsu君とも初顔合わせ。
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〇 ウェットスーツ
・BeryCOCO、3mm。アマゾンでポチしました。¥6,280-。安~。
・ウェットスーツは、かさばる上に重いから沢登りには不向きと思っていたのですが、3mmは意外と軽く、意外と小さい。2泊3泊の強烈な泳ぎの沢に使えるかも?
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きん


by Climber-Kin | 2016-09-04 19:49 | 沢登り | Comments(0)
2016年 08月 21日

2016年8月20日、三条新橋~おいらん淵(7回目)

「雨天(強行)決行」

 シュンタロウくんとハマちゃんから「おいらん淵」案内を頼まれていた。黒部川上の廊下が予定よりかかると、ちょっと厳しかったのだが、逆に1日早く下山してきた。しかし、天気が芳しくない。前日は全員が悩ましい思いでいた。悲観的な天気予報ははずれるだろうと、とりあえず行ってみて、ザーザー雨でなければ、入渓しましょう。途中増水したら、青梅街道へ逃げましょうということで、決行となったのだった。

〇 核心・丸山入道突破のシュンタロウ
・ハマちゃんもフリーで突破。
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〇 装備とコースタイム
・メンバー、シュンタロウ、ハマちゃん(以上2名は一之瀬川本流へ継続)、まーさま、きん、計4名。
・共同装備、8mm×30m、15mフローティングロープ、カム、ハーケン。
8:10、三条新橋出発。
12:00、一之瀬川本流出合(ここで、私とマーさまは予定通り離脱)
18:00、一之瀬本流隊帰還

 去年よりは、増水量は少ないものの、それでも雨が降っていて、沢は迫力があった。突然の増水に備え、青梅街道へ上がれる場所を確認しながら進んだ。雨があまり、ゆっくりさせてくれなかった。そのせいか、12:00には一之瀬本流出合に到着してしまった。
 核心の丸山入道は、強~い、お二人が勝手に突破してくれて、私は楽ちんでした。

〇 雨のおいらん淵
・青梅街道に変な人がいる!
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・河川情報では、マイナス0.6m水位。
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・しかし、そこは、おいらん淵。最初から泳ぎます。
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〇 手取淵
・みなさん、好き勝手にへつります。
・ハマちゃんのGOPROの画像を追加。なんかリアル。
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〇 胴木滝
・滝つぼへ飛び込むハマちゃん。目測あやまって、サラシへ飛び込んでしまい、その後がやばかった。ひやりとしました。
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・これは、ハマちゃんのGOPROの写真。
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〇 シンクロナイズド・ヘツリを楽しむお二人
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〇 丸山入道
・右からアプローチして。
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・やっぱり左から?
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・やっぱり右から。
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・ハマちゃんも参戦。
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・突破!さすが。
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〇 一之瀬川本流
・ここを水際沿いに突破できるので、まだ、増水はしてない。
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 シュンタロウくんとハマちゃんは、一之瀬川本流を継続。我々は、ここで終了した。しかし、その後、一之瀬川へ向かった二人に事件が起きたのだった...

きん


by Climber-Kin | 2016-08-21 15:07 | 沢登り | Comments(0)