ヘビークライマー”きん”のクライミング日記:沢登り
2022-10-30T10:50:41+09:00
Climber-Kin
弱いわりには頑張っている、還暦を迎えた初老クライマー。体力と気力の衰えを感じながらも、13を10本!を登りたいなぁ。12以上100本も達成したいな。を目標にがんばっている日々を綴るクライミング日記。でも、最近はハイキングと沢登りばかりです。
Excite Blog
2022年7月2-3日、沢から登る百名山、楢俣川・ヘイズル沢左俣右沢~小至仏山~至仏山
http://kinclimb.exblog.jp/31979157/
2022-07-04T09:57:00+09:00
2022-07-05T05:27:31+09:00
2022-07-04T09:57:30+09:00
Climber-Kin
沢登り
楢俣ダムゲートからヘイズル沢出合までは、2時間半弱ぐらい林道を歩きます。猛暑の土曜日のこのアプローチは結構きつかったです。久々の泊りの荷物が重くて、いきなり体幹がよれました。マウンテンバイクで軽快に下山してくるパーティとすれ違いました。今朝降りてきたのでしょう。何人もの釣り師バイクが停めてありました。残置してあるチャリもありました。まだ入渓している沢屋さんのでしょう。ヘイズル沢出合の橋から入渓しました。入渓するとすぐにヘツリが始まります。ヘイズル沢は、へつって遡行するからヘイズル沢と名付けたそうです。ナメが多くて癒し系のデート沢だとかも言われているようですが、登攀する滝が多くて、どれもヌメッていました。高度感も十分で突破するたびに緊張しました。最後の30mの滝はカムでランナーを取れるし、ヌメっていないので、この滝の方が気が楽でした。初日は、ナメで癒されながら、適度に現れる滝をこなしていく感じです。ナメは素晴らしいです。東北の赤木沢と呼ばれているようです。同じ花崗岩です。赤木沢ほどは開いているわけではないですが、確かに、気持ちのよい沢です。間違えなく、茗渓のひとつでしょう。
最後の30m大滝の手前、3mナメ滝の左上のビバーグ地は岡山ナンバーだけど今は関東とのことの先行パーティが泊まるようなので、我々は大滝が見える滝見のビバーグ地で泊まることにしました。この日は暑くて、焚火で暖を取ろうとは全く思いませんでした。それに、焚き木が見当たりませんでしたが、丁度、熊笹の枯れ茎が大量に溜まっていたので、それで少しだけ焚火をすることにしました。ここを超えると、第二堰堤の上にビバーグ適地がありました。
二日目は、鳩待峠に1630なら遅めスタートでよかったのですが、午後から雨との予報で、5:00出しました。最後の30m大滝を超えた後は、大きな滝はありません。いつ、どうやって作ったのか、大きな堰堤が三つあります。最後の二俣は、左へ行くと、小至仏山バットレスにぶち当たるとのことで、右へ行きました。その後、水が枯れた後、高度300mほどガレを登って、小至仏山手前の登山道へ出られました。11時ごろだったような記憶があります。空身で雨がポツポツしている間に、小至仏山~至仏山をピストンして、荷物をデポしたところへ戻ってきたころに雨が本降りになりました。結構な雨の中、鳩待峠へ降りていきました。今日は雨でお客さんが少ないのか、まだピーク時間ではなかったのかもしれません。人が少なかったです。個別タクシーは16:30以降と言われていたのですが、同じく鳩待峠へ入ってきている片品観光タクシーさんがタクシー乗り場に停まっていたので、交渉してみたところ、即OKとのことで、予定より3時間早く、13:30には楢俣ダムへ向かって出発することができました。タクシー料金は¥12,300円でした。
以前から計画していた通り、沢から登る百名山、至仏山を登ってきました。「楢股川・ヘイズル沢・左俣・右沢」は、素晴らしい沢でした。沢中はガレはほとんどなくて、ずっとナメと小ゴルジュが続きます。3個ぐらい巻きましたが、登攀可能な滝も多くて充実できます。花崗岩の沢らしい良い沢でした。花崗岩なので、カムがとても有効でした。下山に狩小屋沢か笠ヶ岳経由で下山すれば、もっと充実するのでしょうけど、我々は遠慮しました。笑。下山用に別のシューズを持っていくと荷物が重くなることもあり、下山兼用でモンベルのゴム底シューズで入りましたが、確かにヌメリが酷いところもあるものの、水の中や乾いている岩ならゴム底の方がフリクションがあるので、まぁ、フェルト底でもどちらでも大丈夫かと思います。
〇 ナメが多いヘイズル沢・左俣右沢
・癒されるナメ沢なのですが、ヌメり気味の滝には緊張しました。
・東北の赤木沢と言われるだけある、美しく、期待を裏切らない沢です。アプローチと下山に課題がありますが、超お薦めな沢です。
〇 楢俣ダムゲート
・トイレがありません。注意です。宝台樹スキー場の手前の路中にトイレがありました。
〇 楢俣ダム湖
・凄く山奥な感じで静かです。
〇 ヘイズル沢出合
・林道で、まだ先まで行けるだろうと通り過ぎましたが、この後林道はヘイズル沢から離れて行ってしまいます。しばらく歩いた後に気づいて戻りました。ここが入渓ポイントでした。
〇 ヘイズル沢の始まり
・入渓すると、すぐにヘツリが始まります。
〇 小ゴルジュ
・それほど、水は多くない感じの沢です。しかし、支流が少ないようで、進んでも、水は減っていきません。
〇 ナメ天国
・すばらしいナメが続きます。他の沢だと、ゴーロがあって、ナメが出るって感じなんですが、ここは、ナメを進むと、ヘツリがあって、滝があるみたいな感じです。
・多分、固い花崗岩で岩質が安定していて、崩壊によるガレが少ないからだと思います。
〇 逆さくの字滝10m
・右側のバンドを登ります。出口のところで外傾していて、少しいやらしいですが、問題ないです。
〇 後ろから別パーティ
・楢俣ダムゲートで我々がチンタラ準備していたら、岡山ナンバーの軽がやって来ました。関東の方へ引っ越してきたけど、ナンバーはそのままとのことの、我々より20歳ぐらい若そうなパーティでした。
・翌日、大雨になっちゃってた笠ヶ岳から楢股ダムへ戻ると言ってたけど、無事帰れたかな。ちょっと心配してます。鳩待峠から一緒に割勘タクシーを誘えばよかったと後悔してます。
〇 続くナメ滝
・これほど、ナメが続くのは珍しい気がします。
〇 10mの滝
・右バンドに上がり水流をくぐって、左側を登るともあるが、水流が多く、最初から左よりを水をかぶりながら登った。
・終始ヌメヌメだったら、高度感あるし嫌だなぁと思いながら取り付いたら、水流沿いは推測通り、フリクションがあってよかった。途中でカムでランナー取れます。私は、12mお助けロープでリードしたので、中段でカムでアンカーしてピッチ切りました。
〇 みなが巻く15m魚留の滝
・少し手前、左岸を登り巻きました。踏み痕は、はっきりしませんが、あまり、上がらず、横へ横へトラバースしていくと、滝の落ち口へ出ます。
〇 続くナメ
・癒されますが、そろそろ疲れてきます。
〇 まだまだ続くナメ
・足は冷えるのだけれど、灼熱の天気で、頭はアッチッチです。汗だくです。
〇 とい状
・飽きません。
〇 2段20m
・最後の大滝です。今日はこのあたりでビバーグです。
〇 滝見のテン場
・みながビバーグしたと言う、3mナメ滝左上のビバーグ地は岡山ナンバーパーティが泊まるとのことで、我々は滝の目の前にあった、滝見のビバーグ地にしました。増水した場合に緊急避難が必要そうな高さですが、快適でした。
〇 まじかで見る2段30m
・全部濡れてるといやらしそうですが、今日は乾いたところを登っていけば大丈夫です。カムでランナー取れるので、高度感はあるけれど、昨日登った傾斜はないけどヌメヌメでランナーとれない滝より、むしろ安心して登れます。
〇 第一堰堤
・土砂が満杯です。もう、何十年も経過している感じです。楢俣ダム作ったころに作ったんですかね。部材はどうやって運んだんだろう? 知っている方、教えてください。
〇 後半の詰め前半
・ガレは少なく、歩きやすいです。二日目はシューズを濡らさずに登れました。
〇 第二堰堤
・この上にビバーグ適地がありました。
〇 第三堰堤
・まだある。
〇 朝日岳をバックにもくもくと食べるパートナーさま
・シャリ切れとのことです。ヒーコラ言ってましたが、この後、元気になりました。
〇 谷川の山々
・谷川の山と同じぐらいの高さです。尾瀬の山は標高高いんですね。
〇 小至仏山下の登山道に到着
・多勢の登山者が歩いていました。登山ガイドさんから、登山道以外に立ち入らないでくださいと注意されました。こっちから登って来たんです~。
〇 至仏山山頂
・ゴロゴロなりだしていて、ゆっくりできませんでした。
・計画通り、沢から登って、百名山、至仏山を登頂しました。
きん
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2022年6月25日、神流川・橋倉川本谷
http://kinclimb.exblog.jp/31917559/
2022-06-27T11:24:00+09:00
2022-07-04T03:13:50+09:00
2022-06-27T11:24:40+09:00
Climber-Kin
沢登り
第1ゴルジュの出口の4mの滝が難しく、そこが核心という噂もあったので、水が多かったら無理しないで巻こうと思っていましたが、実際に目の当たりにしたら、今日は水量が多くて、どうするか迷うようなことはありませんでした。全く登れるような雰囲気はありませんでした。ガイドブックには最難ピッチグレードⅢ級とあるのに、この第1ゴルジュの出口の滝はⅣ級とか書いてあるので、巻くのが普通のようでもありました。「登ったら、これが核心」ってのが終わったので、スリットゴルジュと呼ばれる第2ゴルジュは、そんなに難しくないのだろうと思いこんでいました。しかし、この日の水量は結構な増水だったようで、スリットゴルジュは凄い迫力でした。しかも、巻きも悪いとガイドブックに記載されていました。行くのかぁ~と、かなりビビリながらゴルジュへ突入したのでした。出口の滝は平水ならば、きっと楽しいシャワークライムが味わえるのでしょうけど、今日は、ちと迫力があり過ぎました。巻きが簡単だったら、迷わず巻くんでしょうけど。落ち口へ出るところで水流にもっていかれそうで恐ろしかったですが、思ったよりガバが沢山ありました。よかった~。途中カムでプロテクション取れそうでしたが、あまりに水流がうざくて、早く、この場を去りたい一心で、カムもとらずに、そのまま登ってしまいました。円形劇場風第3ゴルジュはヌルヌルで、どこを登るのか少し迷いました。いや~、やはり増水した沢は難しいですね。二級の沢なのですが、充実感あり過ぎました。
下山は、登谷山山頂の脇を通るトレランコースを下ったのですが、トレースが自然に帰っていて、何度も迷うというおまけつきでした。
〇 スリットゴルジュ
・これが噂?のスリットゴルジュ。
〇 入渓
・最初から道に迷ってしまいました。仕事道に導かれて右側からまこうとしたら失敗でした。すぐに入渓しないで、ずっと左側の仕事道をたどればよかったようです。
〇 第1ゴルジュ入口
・ここが第1ゴルジュの入り口だったようです。
〇 第1ゴルジュ・トイ状
・またいでいけば、濡れないのに、わざわざ濡れたいようです。
〇 第1ゴルジュ出口の滝
・奥に見えるのが、第1ゴルジュ最後の4m滝です。右側と水際の間を登ようですが、この水量じゃ登れないんじゃない。
・巻きは手前の滝の右岸を上がります。ヌルヌル、ボロボロ、苔苔でちょっと嫌です。
〇 第2ゴルジュのスリットゴルジュ
・岩に横縞状のスリットのようになっているからスリットゴルジュと勘違いしていました(笑)。縦のスリットなんですね。当たり前か。
〇 スリットゴルジュ・トイ状
・マスターカムの緑#6は回収されず、残置してしまいました。すいません。後続パーティの方、回収してください。
・ラストじゃない、2nd、3rdがリアのロープをランナーにかけないなら、その時点で回収すべき。そう指導しなかったリーダーの責任です。
〇 スリットゴルジュ・最後の滝
・えー、これ、フリーで登るの~。やばくね。仕方ないなぁ~。行くか~。
〇 円形劇場型・第3ゴルジュ
・二段目、最初から右脇登ろうとしたら、ヌルヌルで戻ってきました。流水しているところを上がって、それから右脇を這い上がった方がよいです。
〇 二俣
・左側の滝を登って、しばらく歩いたあとに道路へ上がりました。
きん
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2022年6月18日、草津・毒水沢
http://kinclimb.exblog.jp/31834679/
2022-06-20T13:30:00+09:00
2022-10-30T10:50:41+09:00
2022-06-20T13:30:57+09:00
Climber-Kin
沢登り
草津白根山は噴火警戒レベル1が出ているので、噴火口から500m以内は立ち入り禁止かと思ったら、1000m以内で規制されているようでした。毒水沢は登山道から登山道までの行程ですが、ちょっとだけ、入山禁止エリアに入ってしまいます。しかし、ちょっとだけということでご勘弁ください。
草津スキー場、天狗山第5駐車場がアプローチが一番近くなるのですが、車泊専用駐車場でした。次に近い第4駐車場はスキー場のアトラクション施設の駐車場でトイレもなくこちらもNGでした。次の第2駐車場も施設関係者専用で、結局、第1駐車場(6:30~20:30)からの出発でした。
沢水は、口に含むと鉄分たっぷりで凄い味でした(笑)。鉄分のせいで茶色い岩が多いのですが、苔ではないのでフリクションはよいです。硫化水素ガスのせいでしょうか。草木が少なく荒涼とした雰囲気を味わえて、殆どの滝は登れるし、ナメ底も多く、なかなか良い沢でした。途中で自然の温泉を期待したのですが、今は火山活動が控えめなのでしょうか、どれもぬるくて、お湯につかれるようなところは、今回はなくて残念でした。帰りに芳ヶ平ヒュッテによりました。パスタは予約制とのことで食せませんでしたが、おいしい珈琲を頂きました。裏の湿原にはワタスゲが咲き始めていました。怖いところはなくて、殆どの滝は登れるし、一カ所巻きに失敗しましたけど、とても楽しめる沢でした。癒されました。
〇 毒水沢
・硫黄で独特の色の沢底です。いたるところで湯気が出ています。
〇 草津スキー場からスタート
・天狗山第1駐車場からアプローチしても大して変わりません。
・BanZip? 空中に架線したワイヤーで滑空するアトラクションみたいです。第4駐車場のところでやっていました。
〇 毒水沢遡行開始
・入渓ポイントから少し歩くと、ナメ底が続きます。
・茶色いですが、滑りません(笑)。
〇 大滝
・これが一番大きな滝でした。少し手前から簡単に巻けます。
〇 黄色い沢底
・このあたりが硫黄が強いです。そろそろ温泉でるかなぁ~。
〇 温泉か!
・滝の下に湯舟があるのでは?水でした。
〇 巻き失敗
・滝の右側を登るのかなぁ?と思いながら、少しもろそうだったので、簡単に巻けるだろうと左岸を巻いたのですが、笹が滑ります。毒ガスのせいか、掴まれる大きな枝が少なくて、失敗すると滑落しそうです。しかし、ルートファインディングして、なんとか安全に抜けられました。
〇 毒水だ!
・緑色の水が流れ込んでます。毒水だ~と思ったら、藻が生えていて緑色だったのでした。
〇 ゴルジュ
・ちょっとしたゴルジュが現れました。
・沢水がますます茶色くなってきました。
〇 登山道下の粘土帯
・チッピングすれば登れるかも(笑)。
・ここを左から巻いたら登山道でした。
〇 白根山・湯釜
・登山道へ出たら、荒涼とした湯釜が目の前でした。
〇 芳ヶ平ヒュッテ裏
・ワタスゲが咲き始めていました。咲くというのかは正しいのか?
〇 芳ヶ平ヒュッテ
・通年営業だそうです。
・パスタを食べたい場合は、登山前に電話で予約してくれとのことです。
・庭にスノーモービルが置いてありました。壁にスキー板が沢山飾ってありました。
きん
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昔むかし、ある日のこと、笛吹川・東沢・釜の沢・東俣
http://kinclimb.exblog.jp/30648497/
2021-08-21T12:00:00+09:00
2021-08-26T08:04:41+09:00
2021-08-23T13:49:35+09:00
Climber-Kin
沢登り
友人のM下家とジョイント登山をしようと計画していました。週末の一泊二日。なかなか、いい案が浮かばずに、じゃぁ、沢登りでもどうってことで、釜の沢を提案したのでした。体力的な心配があったので、魚留の滝あたりまで行って、引き返して、下部の豊富なビバーグ地でどこかでキャンプして帰ろうと計画していました。
ここ最近の天候不安定で雨が多かったのでしょう。水量はかなり多かったです。午後から雷雨かもと心配要素は多かったのですが、下部は開けた沢で、いくらでもビバーグ地があるし、広河原まで行けば安全圏です。魚留の滝から広河原までの3時間がポイントでした。やはり、千畳のナメは歩いてもらいたいし、広河原で焚火も楽しい。メンバーの疲れ具合と沢歩きの慣れ具合を見ながら。一番危ういチコちゃんは、登山経験が豊富でクライミングもしていることもあり、歩きがうまいです。すぐに順応できたようです。まだ、雨降ってこないような空模様だしということで、広河原まで行っちゃえーと行ってしまったのでした。
夕方から結構な雨が降ったようですが、広河原から上部は、増水の影響は殆どないです。順調に?平均時間+1時間ぐらいで甲武信小屋に到着できました。よかった。よかった。
〇 東沢の吊橋
〇 東のナメ沢
・写真ポイント通り過ぎてしまった。水線が木で見えない。
〇 千畳のナメ
・通常の10倍ぐらい水が多い感じ。日頃水が流れていないところに水が流れていて、そこはヌルヌル。
・水流強いけど、真ん中の方が歩きやすいです。
〇 ド迫力の両門の滝
・増水していて、巻いてから滝の落ち口へ降りるところが、めちゃ怖いです。
〇 広河原から出発
・翌朝の出発風景です。
〇 水師沢出合前のナメ滝
・多分?
〇 最後のフィナーレ、ナメ
〇 相変わらず味のある甲武信小屋
きん
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2021年8月1日、楽しい水根沢
http://kinclimb.exblog.jp/30627347/
2021-08-01T23:45:00+09:00
2021-08-04T15:11:25+09:00
2021-08-04T14:57:48+09:00
Climber-Kin
沢登り
〇 苦戦中のパートナーさま
・足が短いと水流をまたぐのが難しいらしいです。
〇 4mトイ状
・ここは、まだ、一度も巻いたことがありません。巻くと怖そうです。白泡たっていて、取り付けるかなぁと心配でしたが、全然、大丈夫でした。
・でも、長い時間、水に浸かって体が冷え切りました。
〇 半円の滝
・こちらは、左壁にガバがあるので、ステミングへの入りが簡単です。4mトイ状の方が難しいですね。
きん
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2021年7月17-18日、湯檜曾川・東黒沢~ウツボギ沢ナルミズ沢出合~ウツボギ沢~笠ヶ岳稜線~白毛門~土合橋
http://kinclimb.exblog.jp/30612042/
2021-07-18T23:33:00+09:00
2021-07-21T16:51:25+09:00
2021-07-19T14:04:49+09:00
Climber-Kin
沢登り
翌日のウツボギ沢も、最初のゴルジュまで少しゴーロ歩きですが、ゴルジュが現れたかと思うとすぐに大滝です。その後もナメと小さな登れる滝がずっと続いている、こちらも癒される沢です。増水していたせいかもしれませんが、結構ヌルヌルで最後の方の小滝はちょっといやらしかったです。気を付けて登りました。ゴム底よりフェルトシューズの方がよいかもしれません。なんとなく、来るたびに、徐々にヌルヌルになってきていると感じるは、勘違いではないような気がします。
シーズン初めの沢は失敗が多いです。今回は、靴下に失敗しました。以前同様なことをしてNGにしていた靴下をまた使ってしまったのです。緩すぎて足が遊んでしまって、ぬれた皮膚のせいで足の指皮がずれてしまいました。下山したころには、右足親指皮は1.5cm径でズル剥けでした。左足親指皮は1.5cm径の血豆ができていました。あ~。来週の4連休までに治るとよいのですが。次回は、1mm厚のフェルト靴下にします。下山用に乾いた靴下とローカットのトレッキングシューズを持っていきます。
〇 コースタイム&装備
・土合橋P~東黒沢~ナルミズ沢出合:7:40~15:00、7時間半
・ナルミズ沢出合~ウツボギ沢~笠ヶ岳稜線~白毛門~土合橋P:5:30~15:00、9時間半
・ヌルヌルで普通に歩けませんでした(特にパートナサーさま)。ヌルヌルのせいで疲れてしまいました。
・私は、ズルむけ足指が痛くて、下山が地獄でした。
・30mロープ(ウツボギ沢大滝で使用)、12mお助けロープ、カム類(使わず)、テープ、カラビナ
〇 はなげの滝
・いつ来ても増水気味なのですが、今回が一番増水していました。
〇 たまご岩
・いつもは左側をくぐりますが、頭から水を浴びて溺れちゃいそうです。右側から登りました。黒光りしてて、もちろんヌルヌルです。
〇 白毛門沢出合
・水流が脇へ回りこんでいました。このあたりは昨夜も雷雨があったのかしら?
〇 癒されるナメ
・気持ちいいナメが続きます。
〇 丸山乗越・ここはクマさんとばったり、お会いしそうな感じのところなので、大きな声を出しながら、激しく鈴を鳴らしながら通過しました。〇 ナルミズ沢出合・最初は疲れて、焚火をする気にもならなかったのですが、お酒飲んでいたら、少し元気になりました。・近くの小さな焚き木を集めて、焚火しました。〇 ウツボギ沢最初のゴルジュ帯・こちらも増水していましたが、大丈夫でした。〇 大滝・右側を上がって、空白のヌルヌルセクションを抜けて灌木から右側を巻きます。〇 癒されるナメ・ウツボギ沢もナメが多いです。結構最後までナメと小滝が続いて楽しめます。〇 稜線へ ・稜線に出ると一の倉沢が出迎えてくれます。〇 白毛門・ここからの下山が長いです。しかも急傾斜で歩き辛いんですよねぇ。・予想通り、白毛門からの下りが核心でした。〇 爺岩・稜線は暑!きん
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2020年8月2日、多摩川水系・泉水谷・大黒茂谷 with 増水
http://kinclimb.exblog.jp/30166524/
2020-08-04T06:24:00+09:00
2020-08-07T09:10:31+09:00
2020-08-04T06:24:33+09:00
Climber-Kin
沢登り
沢の入渓まで林道歩き1時間。丸山峠経由で下山に3時間半。結局10時間行動になってしまいました。
長かった梅雨で、山がすごく保水しています。しばらく増水が続きそうです。夏休みは沢ではなく縦走になりそうです。しかし、縦走は小屋はいっぱい、テン場が混乱しそうですね。(27.8km@iphone)
〇 核心だった最初の巨岩ゴーロ・トンネル滝の手前
・右下は落ちていて、ここを超えるのに、かなりビビった。普通はここを登らないような。
・水が少なかったら、左側の水流を簡単に登れるのこもしれません。それともこの岩の右側から登るのか?
〇 トンネル滝
・よかった。ここは難しくなかった。
〇 5m+4×6m
・増水してて、迫力でビビります。
・倒木を渡って、左壁を登り、奥の滝は右壁に移って超えられました。
〇 右岸を岩壁に守られたナメ床〇 ヌルヌル滝・傾斜は緩いけど。黒光りしてる。登る気しないよねぇ。〇 緑の絨毯状になった沢・渓相が一変する。しかし、ここから長かった。きん
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2020年7月19日、碓氷川水系・墓場尻川(湯ノ沢) with 蛭
http://kinclimb.exblog.jp/30149618/
2020-07-21T07:49:00+09:00
2020-09-25T07:34:48+09:00
2020-07-21T07:49:32+09:00
Climber-Kin
沢登り
下山が一番の課題でした。旧中山道で坂本宿側へ下山して県道で車に戻りましたが、3時間以上かかりました。中俣か右俣で下降して、本流に戻って、林道に上がるか。旧中山道、栗ヶ原の909mとポイントから、墓場尻川出合へショートカットする方法もあるようです。後者は少し降りてみてました。突撃するか迷ったのですが、藪漕ぎでヒルまみれになる予感がしてやめました。沢の中、下山道の旧中山道でも、随分ヒルを拾ったみたいで、何匹も体にまとわりついていました。ハッカ水は苦手なようで、もったいないけれどハッカスプレーをヒルにかけると嫌がって、まるまったところを弾いて落としました。ほとんどは血を吸われていませんでしたが、後から腰が痒くなりました。どうもヒルに血を吸われたようです。with コロナではないけれど、with ヒルな沢でした。(24.6km@iphone)
〇 心地よいナメ
・ナメが多いです。時々見かける赤いナメが印象的です。
〇 滝登攀の核心になる6mナメ滝
・III級だと思っていたら、他のガイドブックだと、IV+がついてる。どうりで。ヒヤッとしました。上のツルツルのスラブで落ちるとヤバイです。スラブへの一歩が悩ましい。
・カムで二ヶ所ランナー取りましたが、ジャリジャリで簡単に抜けそうでした。
〇 三俣の左俣
・夏なら登れるかものようなことがガイドブックに書かれていましたが、今日の水量では不可能に見えました。
〇 雌滝
・立派な滝です。
〇 雄滝
・おー。こちらは、凸状になっていて、滝幅が広く、凄い迫力です。
〇 旧中山道
・あれっ。自動販売機は?
〇 ヒル(追伸)
・結構入り込んでいます。ウレタンの繊維や化繊は突き破れないようです。
・靴下のつなぎ目とかズボンの上の背中とか、隙があると必ずやられてます。
・血を吸ってないと小さいのですけど、これが血を吸うと、1cm径とか2cm径ぐらいまで膨らみます。
・一度、血を吸えると必ず産卵して、その後1年ぐらいは生きていられるとのことです。血を吸われたヒルをみつけたら、必ず殺すようにすることが重要のようです。
・とはいえ、鹿で繁殖してるんですよねぇ。人を介してではなくて鹿を介して繁殖してるんですよね。蛭の楽園「有笠山」も鹿が多い。この山域も、鹿が多いです。丹沢も鹿だらけ。この沢沿いにも、鹿の糞がいたるところにありました。帰りの旧中山道の下山時も鹿が走っていきました。ヒルが多いはずです。
・新しく出版された東京100沢では、ヒルが活動する5月中から10月までが適期じゃなくなってる!
きん
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2019年8月10日~15日、黒部川上ノ廊下(扇沢駅~黒部湖~奥黒部ヒュッテ~上ノ廊下~薬師沢小屋~雲ノ平山荘~北アルプス裏銀座~野口五郎小屋~烏帽子小屋~高瀬ダム)
http://kinclimb.exblog.jp/29585497/
2019-08-17T10:23:00+09:00
2019-08-19T06:54:59+09:00
2019-08-17T10:23:20+09:00
Climber-Kin
沢登り
8/9(金)のうちに扇沢入りしました。4時間ぐらいは睡眠を取ることができました。
8/10(土)、今年は昨年の反省を生かして、事前にパッキングをしておいたお陰で、起床後すぐに出発することができて、臨時始発の06:30の電気バス(トロリーバスはなくなり、今年から電気バスになった)に乗ることができました。針ノ木雪渓は全く雪がありませんでした。もしかしたら、渇水かも?と期待したのですが、それは、後ほど期待はずれだったことがわかるのでした。今年は昨年より体調がよかったせいか、少しだけ楽にアプローチできたようです。今年も奥黒部ヒュッテのお風呂をもらって体を緩めることができました。上ノ廊下入りするパーティが多いようです。8パーティは登山届出していったと受付で聞きました。そろそろ、晩御飯でも食べようかとしていると、緊急ヘリがやってくるので、テントを片付けるように奥黒部ヒュッテのスタッフから指示されました。下の黒ビンガで腕を骨折してしまったそうです。ヘリは着陸せず、ホバーリングで怪我人と、そのパートナーをつり上げて去っていきました。気を付けよう。気持ちが引き締まりました。
8/11(日)、入渓です。あっ、去年より水量が多い! 前回の増水敗退して再チャレンジで来ているパーティは、水が少ないと言っていましたが、増水で敗退した際の水量と比較しているので、当てにはならないと思っていたのですが、やはり、今シーズンの他の沢と同様で上ノ廊下も増水気味でした。まずは、最初の難所の「下の黒ビンガ」の右岸から左岸への渡渉です。昨年は簡単に突破できたのですが、今年は増水分だけ沢幅が広く15mのフローティングロープの長さが不足して、ロープに引っ張られて、1回目の泳ぎは失敗してしまいました。2回目は、ロープが足りなくならないように、パートナーさまに少し沢の中に入ってもらい、再びザックを背負って泳ぎだしました。しかし、またしても、フローティングロープで引っ張られました。だけど、今度はなんと足がつくところまでたどり着いたのです。ぎりぎりでフローティングロープに引っ張られて、岸に上がれません。流されそうでした。あわてて、パートナーにすぐにこいと指示して、なんとか岸に上がることができました。すぐに上流方向へ歩いて、流されていくパートナーさまを釣り上げました。ザックを背負ったまま、突破はできたものの、疲れました。体は冷えきりました。ガクガク震えて歩けません。少しの間、陽に当たって体が温かくなるのを待っていました。最初から40mロープを使って、空身で渡って、ザックとパートナーさまをひっぱればよかったと後悔したのでした。 すると、単独の男性が下ってきました。口元のタルの核心は単独では厳しく、あきらめるそうです。この水量だと、口元のタルの核心は相当難しいだろう。我々も敗退するかもしれない。そんな不安を持ちながら、最初の核心、口元のタルのゴルジュへ向かったのでした。大阪から来ている、とても沢馴れた5人のパーティが突破中でした。若者が右岸をへつって、突破できたようです。歓喜の雄叫びが聞こえてきました。これまで、この核心は、足の着く間は沢の中央を進み、足がつかなくなったところで、左岸へ移り、右壁をへつって突破してきたのですが、今年は沢の真ん中はゴーゴーと水が流れ、左岸へ移れる感じは全くありませんでした。私も左壁をそのまま、へつってみることにしました。ザックは置いて、空身でトライしました。足は全くつきませんが、最初のうちは、なんとかホールドがあるので、進むことができました。しかし、あと少しというところで、ホールドがなくなりました。最後のホールドから、次のホールドを一生懸命探すのですが、流されそうになり、また、最後のホールドへ戻ることを何度も繰り返しました。まずい!このままだと、力尽きる。次のホールドを探しに行った時、足が何かを触りました。とっさに、その岩に足ジャムすることができました。その水中の岩に乗り込み、ギリギリで突破することができました。自分のザックとパートナーを引き上げました。激流に逆らって、引っ張り上げるので全力でロープを引きます。その都度、前腕がパンプしてしまいます。その後も、ゴルジュ帯の中での渡渉があり、体力をかなり奪われました。この難関を超えると、広河原帯が続き、少し安堵できました。とはいえ、半分流されながら、バランス崩したら、そのまま流されてしまうような緊張する渡渉は、体も精神心も疲労させられます。口元のタルの核心を突破できれば、上の黒ビンガまで行くことができます。上の黒ビンガは相変わらず素晴らしい景色です。絶景を見ながら大休止しました。次の核心は金作谷先のS字ゴルジュです。
金作谷には、まだ5mぐらいの雪渓がびっしり残っていました。これでは水量が多いはずです。金作谷出合左側の高台で、4人パーティがビバーグするようです。我々は、もう一つ核心を超えてからビバーグします。その2つ目の核心の金作谷S字状ゴルジュも昨年の様相とは違っていました。とりあえず、昨年と同様にザックを背負って、フローティングロープを引いて右壁を進んでみましたが、すぐに足がつかなくなり、戻って来ました。ザックを置いて、40mロープを引いて空身でトライしました。アイスバイルを使って、へつりました。しかし、水流が強いです。ホールドがありません。ここまで来て敗退か?と頭をよぎりました。もがいていると左前の水中に足が届きそうな岩を見つけました。少し先から、真ん中が浅瀬になっていることがわかりました。よかった! 20mほどロープを引いて、ロープを置けそうな岩をみつけて、自分のザックとパートナーさまを引き上げます。そこから、再び足のつかないヘツリと泳ぎで見覚えのある岩に上がります。右岸へ渡るポイントです。ハーケンが打ってあります。ザックを上げて、ロープを整理して、対岸に向かって飛び込みます。ジャンプして流芯を超えます。頭の先まで水に沈みましたが、すぐに浮かんで対岸へ泳ぎつきました。あ~、よかった。少しだけ緊張が続くゴルジュ帯を超えたところで、大阪のエキスパート5人パーティがビバーグの準備をしていました。挨拶をして、我々は、その先200mほど行ったところにある、いつものビバーグ地に泊まれました。
8/12(月)、まだ、3つ目の核心の「スゴの淵」が残っています。昨年は簡単に左岸へ移れましたが、今年は水が多いから苦戦するかもと、心配で夜中に何度も目を覚ましてしまいました。やはり、水量をみて、空身で左岸へ移ることにしました。雪渓のつまった金作谷を超えると、少しだけ増水加減が減ったような感じでした。スラブのトラバースもゴム底シューズなら安心です。昨年は雨で、沢中の2日目に増水して大変だったので、今年はむしろ後半は昨年より易しく感じました。スゴの淵から先は、ずっと左岸ぞいが正解のようです。昨年は、途中から右岸へ渡って、増水で高い場所に追い詰められて苦戦したのですが、左岸で通した方が全然早かったです。最後の5mの懸垂下降を下ると、大東新道を登る登山パーティが歩いていました。大東新道が大きくそれて、再び沢沿いになったところで、遡行を終了し、大東新道で薬師沢小屋へ向かいました。
増水で敗退して再挑戦のパーティにとっては、水量が少ないと感じるのかもしれませんが、今年の水量は多めでした。薬師沢小屋でも、水量多いみたいですと言われました。25年前に遡行した時と同じぐらいかなぁと思います。前回、前々回よりも、かなり難しかったのですが、その分、充実できました。前回、前々回は、黒部川上ノ廊下を遡行してから、赤木沢、奥ノ廊下を上がりました。そして、今年は登山道で雲ノ平へ向かいます。
翌朝、毎年落ちていく体力を感じながら、また「上ノ廊下」へ来られるかなぁ?と しみじみと上ノ廊下を振り返りながら、雲ノ平へ向かったのでした。
〇 2019年の「上の黒ビンガ」
・今年は天気がよかったです。明るい!
〇 装備とコースタイム
・メンバー、パートナーさま、きん、計2名。
・共同装備、8mm×40mロープ、15mフローティングロープ、テープ、カラビナ、カム小さめ5個、ハーケン、タープ、ツェルト、着火剤。
・個人装備、ライフジャケット、アイスハンマー、雨具、着替え、ハーネス等々。
・コース時間
- 8/10(土)(アプローチ)
5:40、扇沢駅切符売り場(始発の40分前から販売だが、既に長蛇の列)
6:30、扇沢駅発(電気バス)
6:45、黒部湖着
11:10、平の小屋着
12:10、平の渡し(黒四側)出発
12:20、平の渡し(針の木側)出発
14:30、奥黒部ヒュッテ・テント場着
- 8/11(日)
5:30、奥黒部ヒュッテ・テント場出発
15:30、金作谷出合先1692mの出合手前のビバーグ地着
- 8/12(月)
5:40、ビバーグ地出発
14:00、薬師沢小屋着
〇 扇沢駅切符売り場
・毎度の長蛇の列です。
・臨時始発便は6:30で、その40分前から当日券発売開始です。5:40には来たのですが、既に30mは並んでました。
・始発便に乗れました。
〇 黒四ダムの放水
・観光放水らしいです。
〇 ロッジクロヨン
・もう1時間も歩いたのに、ロッジクロヨンが、まだあんな近くにあります。そうなんです、湖岸道はいりくんでいるので、歩いても歩いても、なかなか進みません。
〇 黒部湖
・ダム湖の水は少なそう。しかし、ダム湖の水量と現在の沢の水量とは関係ない。
〇 平の渡し
・2艘使っていました。我々は2番目の舟だったので、途中で戻って来る一艘目とすれ違いました。
〇 見え始めた上ノ廊下
・奥に見えるのは、五色ヶ原かしら?方向的に違う。スゴの頭?
〇 奥黒部ヒュッテに到着
・行動時間が意外と長い初日、疲れました。さらに入渓して、沢を少し上がれる時間はあったのですが、ここには、ビールとお風呂があるので...
〇 2日目、出発
・先行の東京パーティ。下の黒ビンガで抜きましたが、その後会いませんでした。
・最初は平凡な河原歩きになります。しかし、今年は少し水が多く、このあたりの渡渉も油断できません。
〇 見えてきた「下の黒ビンガ」
・これが見えてくると、最初の核心が近くです。
〇 下の黒ビンガの渡渉
・一発目、フローティングロープに引っ張られて、岸に届かず流される。必死に泳いで、失敗すると徒労感に襲われて、メンタル的にすごく消耗します。。
〇 第1の核心、口元のタルのゴルジュ・昨年のその前は対岸に渡って、へつって突破したのですが、今年は対岸に渡るのは無理そうです。
・左側をへつって突破しました。
・ぎりぎりセーフ! 突破できました。あと10cmも増水してたら、無理でした。
〇 「口元のタル」先の安堵
・「口元のタル」の最初の核心を過ぎると、しばし、安堵できます。
〇 上の黒ビンガ
・今年もここまで来られました。しかし、まだ、ゴルジュが2つ残っています。緊張は緩みません。
〇 続く癒しのセクション
〇 金作谷
・随分、雪渓が残っていました。水量が多いはずですね。
〇 見えてきた金作谷先S字ゴルジュ
〇 第2の核心、金作谷S字ゴルジュ
・まずは、ザックおろさず挑戦してみるも返される。
・写真見ると、もしかしたら、最初から真ん中いけば、容易だったのかも?
・今度は空身で。抜けられました。
・前半部分抜けられました。
・さらに進みます。
・対岸へわたります。飛び込みました。ドボン!
〇 まだ、泳ぐのか
〇 ビバーグ地到着
・前回、前々回と同じビバーグ地です。
・このすぐ先にもビバーグ適地があります。
〇 3日目、出発
・まだ、3つ目の核心の「スゴの淵」が残っています。すぐそこです。緊張の出発です。
〇 スゴの淵
・やはり、水が多そうです。念のため、空身で取り付きました。
・対岸のヌルヌルホールドへ泳ぎます。
・ビレイには、カムが良く効きます。
・ザックとパートナーさまを引っ張ります。
・スラブは、ゴム底シューズなら難しくありません。
・トラバースが続きます。
・しばらく左岸をトラバース。
・ずっと左岸です。・ここも左岸です。前回は、右岸に渡ってしまって、高い所へ追い詰められて、降りるのに苦労しました。
〇 岩苔小谷の先の小ゴルジュ帯
・流れが少し緩やかになり、ここまでくれば、難しくありません。
〇 大阪のエキスパート5人パーティ
・殆どロープを出していませんでした。しかも、トレランのように凄い速さで進んでました。
〇 立石奇岩
・登りたーいという気持ちになる奇岩ではなく、本当に、変な形という意味で、奇岩です。
〇 大東新道と合流
・ここまで来れば、もう安心です。
〇 薬師沢小屋に到着
・小屋を見つけると、ほっとします。今年も突破できました。
きん
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2019年8月3日-4日、笛吹川水系・東沢・釜ノ沢東俣(2回目)
http://kinclimb.exblog.jp/29557061/
2019-08-04T22:18:00+09:00
2019-08-06T09:51:49+09:00
2019-08-04T22:18:49+09:00
Climber-Kin
沢登り
心配していた増水ですが、前回よりは増水していますが、前々回よりは、はるかにすくない増水量でした。よかった。しかし、昼から激しい雷雨が降るかもと天気予報がでていて、凄く湿度が高いのと、朝から空の様子が曇ったり、晴れたりを繰り返す怪しい感じでした。案の定、昼ぐらいから雨が降り出し。また止んで。ビバーグ地に到着してタープを張った直後に激しい雷鳴がとどろきだしたのでした。セーフ!焚火をしようとしていたところで、焚火は中断でした。まだ時間は早いし、やることもなく、ウィスキーのんでいたら、あっという間に酒がなくなってしまいました。2時間ぐらいしたところで雨がやみ、焚火再開しました。着火剤の威力は協力で、濡れてしまった焚き木でも、なんとか火をつけることができました。酒もなくなり、やることもなく、19時には就寝でした。早く寝たので、翌日は、早起きでした。5:30にはビバーグ地を出発して、ルートには殆ど迷うことなく、8:30には甲武信小屋に到着できました。
釜ノ沢は相変わらず美しかったです。大増水していなければ、苦労は少ないです。易しめの沢なのに、こんなに見どころ満載で美しい沢は、なかなかありません。開放感、快適なビバーグ地、そして、体力的にめちゃくちゃ充実する激しい下山道は期待を裏切りません(笑)。
しかし、何年か前に千畳のナメのすぐ上部で大規模な崩壊がありました。もう千畳のナメへ土砂が流れ込んでしまっているかもと心配していたのですが、まだ流れ込んでいませんでした。しかし、土砂は目と鼻の先です。大雨が降ると、すぐに流れ込んでしまうかもしれません。千畳のナメが見れなくなるまえに、また来たいです。
〇 装備とコースタイム
・8mm×20mロープ(使わず)、8mm×12m補助ロープ、アイスハンマー各、ハーケン4枚、カム小さめ4個、テープ類10本、簡易テント、タープ。
・コース時間
-1日目
7:30、西沢渓谷駐車場
8:30、ネトリ橋、かつてあった登山届ポストがなくなっていた。西沢渓谷ゲートまで戻って登山届をポストした。
12:00、釜ノ沢出合
13:00、両門の滝
14:00、ビバーグ地着
-2日目
5:30、ビバーグ地出発
8:30、甲武信山荘着
9:15、甲武信山荘出発
13:00、西沢渓谷駐車場
〇 東沢つり橋から見える鶏冠山と甲武信ヶ岳
・多分、正面が鶏冠山で、その右肩に見えるのが、甲武信岳ではないだろうか。
・もしかして、右肩に見えるのは木賊山で、甲武信は見えないのか。
・午後から雷かも?の天気予報。霞がかかっている。降らないとよいのだけれど。
〇 鶏冠谷出合
・今日の水量だと、濡れずに渡渉できなさそうなので、ここで沢支度です。
・沢登りの姿の2パーティほどが、鶏冠尾根に向けて登りだしていましたが?もしかして釜の沢? 山の神までの旧登山道の入り口がわからないのか?近くにいるのだから、声をかえて聞いてくれればよいのに?その後、そのパーティは見なかったのですが、どうしたのかな?
〇 ホラの貝ゴルジュの入り口
・少し水量多いかな?今日は難しそうです。
・翌日、西沢渓谷駐車場でホラの貝ゴルジュを登ってきたパーティがいたので、聞いてみました。やはり、水が多かったそうです。
〇 乙女の滝
・凍っていれば、登れるのでしょうけど、夏だとヌルヌルで登れる雰囲気がしない。なぜ、乙女なんだろう?
〇 ビンガ
・ビンガ!ビンガ!ビンガ!と口ずさみながら通過します。そう言えば、ビンガって、スペイン語か何かのスラングだったような。
・日本では岩壁の意味だよ~。
〇 東のナメ沢
・この東のナメ沢、かつて登っているのですが、ブログ記事に昔の写真をアップしています。
・今日の濡れ具合だと怖くて登らないよね。
〇 スラブトラバース
・東のナメ沢のすぐ先にある、スラブトラバース。
・ゴム靴だと、全然大丈夫なのですが、フェルトシューズだと、結構厳しいです。全面濡れていたら、まずドボンです。過去に私も2回ともドボンしてます。私はゴム靴なので、軽く突破できました。
・パートナーさまはフェルトシューズです。しかし、お~!突破してきました。写真は、核心のヌルヌル部分をにらんでいるところ。
〇 西のナメ沢
・こちらは、乙女の滝より傾斜が緩い。乾いていれば登れそうな?プロテクションないか。
〇 魚止めの滝
・釜ノ沢出合から釜ノ沢に入るとすぐに魚止めの滝です。
・左側を登りますが、そこは簡単です。落ち口付近へ行って、落ち口で沢を横切るところが、ヌルヌルで、ゴム底だと、滑りそうで怖いです。
・全般的に全体が前回よりヌルヌルな気がいます。雨が多かったせいでしょうか?
〇 千畳のナメ
・魚止めの滝を超えると、千畳のナメが続きます。釜ノ沢の一番癒されるところです。
・ここも、ゴム底で流れの中をあるいていると、ヌルヌルで、ツリツリと少し滑ります。
・水がいつも流れているところは、あまりヌルヌルなことはないので、今日は、やはり少し増水気味で、いつもは水が流れていないところを水が流れていて、そこがヌルヌルなのだと思います。
〇 千畳のナメ上の崩壊現場
・何年か前に千畳のナメのすぐ上で崩壊があって、千畳のナメはそのうち、この土砂に埋もれてしまうだろうと言われていました。
・確かにすごい量の土砂が左側の崩壊から流れ込んでいました。確かに大雨ごとに、この土砂が千畳のナメへ流れていくような気がします。埋まる前にまた、行きますかね。
〇 両門の滝
〇 今日のビバーグ地
・両門の滝を超えて、1時間ぐらい歩いたところ、広河原の真ん中あたりでビバーグしました。
・午後3時ぐらいから雷が降り出して、焚き木が濡れてしまいました。午後5時から焚火を再開。着火剤のお陰でなんとか火がついてくれました。
〇 木賊谷出合30mのナメ滝?
・今回は迷いませんでした。
〇 最後のつめのナメ滝
・ここも、ヌルヌルでした。
〇 甲武信小屋
・あいかわらず、いい味だしています。
〇 徳ちゃん新道
・急で長~い、徳ちゃん新道を降りていきました。
・日曜日は空気が乾燥していて、今日は雷大丈夫かもね。そのかわり、日が照っていて、めちゃくちゃ暑いです。
きん
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2019年7月28日、奥多摩・増水の水根沢はスリル満点
http://kinclimb.exblog.jp/29541907/
2019-07-27T20:13:00+09:00
2019-07-27T20:39:29+09:00
2019-07-27T20:13:32+09:00
Climber-Kin
沢登り
水根沢には何度も来ているのですが、誰とも会わなかったのは今回が初めてでした。今日の水根沢は、これまでで一番難しく、エキサイティングでした。午前中だけで満足しました。空模様も怪しいので、今回も途中の半月の滝までで切り上げて、早々に下山して、珍しく、とても空いている「もえぎの湯」経由で帰着しました。
〇 装備とコースタイム
・8mm×20mロープ、12m補助ロープ、ハーケン4枚、カム小さめ4個、アイスハンマー各、テープ10本ぐらい、カラビナ10本ぐらい、エイト冠。
・コース時間
8:30、水根沢駐車場出発
11:00、半月の滝
11:40、半月の滝出発
12:20、水根沢駐車場着
〇 最初の難所
・ゲゲチチ! 入渓ポイントの増水加減より、ずっと増水している。
〇 やば~
・しかし、巻きはもっと悪そう。いくか~。
・サラシに吸い込まれそうで怖い。足届いた!
〇 昨年と比較
・昨年の写真と比べると、めちゃくちゃ増水しているのがわかります。
・昨年(2018年7月8日)の同じ場所
〇 あ~、なんとか突破
〇 あ~、斜瀑のところ
・行くてを阻まれたと思ったのですが、ここは多分斜瀑のところ少し水際を進むと、右上へ逃げられるところに行けました。
きん
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2019年7月21日、湯檜曽川・白毛門沢
http://kinclimb.exblog.jp/29533109/
2019-07-22T08:55:00+09:00
2019-07-22T09:35:22+09:00
2019-07-22T08:55:27+09:00
Climber-Kin
沢登り
上越の沢は美しく、すばらしいです。磨かれたスラビーな沢底。癒されるナメ滝。今日の天気ではそこまでは言えないですが、自然へ解き放されたような解放感。それと、おっかないヌルヌル岩(笑)。白毛門沢は2級か1級上の難易度がついてますが、リーダーがいれば、初級者を導いてくれるでしょうけど、初心者だけでは厳しい感じでした。巻くか巻かないか、巻いた時のルートファインディング力とか。他の沢と比べて、2級はあるような気がしました。増水気味で岩が濡れていたからかもしれませんけど。そして、標高差は1,000mで、2級の沢とはいえ、ところどころ時間がかかって、お疲れの10時間行動でした。しかし、沢登りは疲れます。同じ標高差のハイキングの2倍はありそうな活動量で、予想以上に疲れて、下山はヘロヘロになってしまいました。こんなにヘロヘロになるのは、昨シーズンの沢登り以来です。ハイキングへ行って、帰りに、あ~疲れたと蕎麦屋で酒飲んで喜んでいてはだめですね(笑)。来週は梅雨明けの猛暑でしょう。体力トレ兼ビバーグ練習の予定です。
〇 装備とコースルート
・共同装備、8mm×20m(30mの方がよかった)、テープ、補助ロープ12m、カラビナ、ハーケン(5枚)、ツェルト、EPIセット。
7:40、白毛門登山口駐車場出発
8:30、ハナゲの滝
10:45、タラタラのセン(多分)
14:00~14:40、白毛門山
17:00、白毛門登山口
〇 ハナゲの滝
・何度見ても、堂々とした滝です。今日は水量が多くて、迫力を感じます。
・上がり過ぎました。中段あたりで左の巻き道に入った方が楽です。
〇 タラタラのセンの下段
・写真は先行パーティ。
・巻くと大変そうなので、右側を登りました。
・二ヶ所、残置ハーケンがありました。滝の落ち口に出るところで少し考えました。
・30mロープだったら、落ち口から反対側へ移れて、後続者も目視できて、ビレイがしやすいです。
〇 タラタラのセン
・iPhoneケースが濡れて、ぼけちゃいました。
・左から巻きました。途中で急な支沢がでてきました。そのまま登っていったら、大高巻きになりそうで、上がらず、トラバースして沢へ戻る感じでした。
〇 目印の大岩手前の20m大ナメ滝
・登れそうな感じではあったのですが、水量多くて、ヌルヌルっぽいので右側を巻きました。
〇 最後のつめのスラブ帯?
〇 松の木沢の頭からみる源頭付近
・ガスの中登っていたので、どのあたりを登ってきたかすら、よくわかりませんが、まぁ、頂上へ向かっていく溝を登ってきたのでしょう。
きん
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2018年8月15-16日、北アルプス裏銀座経由下山((扇沢駅~黒部湖~奥黒部ヒュッテ~黒部川上ノ廊下~薬師沢小屋~黒部川奥ノ廊下~三俣山荘~北アルプス裏銀座~野口五郎小屋~烏帽子小屋~高瀬ダム)
http://kinclimb.exblog.jp/28597838/
2018-08-20T21:08:00+09:00
2022-10-30T10:49:30+09:00
2018-08-20T21:08:38+09:00
Climber-Kin
沢登り
8/15(水)、翌日は、野口五郎小屋まで予定でしたが、余裕があれば、烏帽子小屋までと思いながら、のんびり、裏銀座を縦走していたのでした。水晶小屋へ到着して地図を見たのですが、28年前上ノ廊下から水晶岳を登って東沢へ下った記憶だったのですが、その東沢乗越の位置から、28年前に水晶岳へ行っているわけがないと理解しました。時間調整も兼ねて、水晶岳をピストンしました。しかし、この1時間のせいで後ほど酷い目にあったのでした。突如暴風雨と化して、1時間ほど、大雨に打たれながら野口五郎小屋に到着しました。
8/16(木)、下山の日も激しい風雨でした。途中動けないぐらいの暴風にあいながらも、6時間の下山なので、行ってしまおうと下山しました。途中、登ってくるパーティが何パーティもいました。大丈夫かなぁと思いながらすれ違いました。高瀬ダムへ到着したのは、12:30ごろでした。トンネルを超えるとタクシーが待っていてくれました。扇沢まで乗せてもらいました。8200円でした。
〇 鷲羽岳から見る三俣山荘
〇 これから行く先
〇 水晶小屋
〇 水晶岳へ向かう途中から見える黒部川奥ノ廊下
〇 裏銀座方面
・昼頃までは天気よかったのですけどね。
〇 ところが午後から暴風雨
・14時ごろから雲がもくもく上がってきて、天気は急変しました。稜線は風で動けない時があるくらい荒れました。
・これ以降写真を撮る余裕もありませんでした。
〇 最終日はひどい天気
きん
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2018年8月14日、黒部川奥ノ廊下(扇沢駅~黒部湖~奥黒部ヒュッテ~黒部川上ノ廊下~薬師沢小屋~黒部川奥ノ廊下~三俣山荘~北アルプス裏銀座~野口五郎小屋~烏帽子小屋~高瀬ダム)
http://kinclimb.exblog.jp/28596013/
2018-08-19T22:16:00+09:00
2018-08-21T18:49:28+09:00
2018-08-19T22:16:17+09:00
Climber-Kin
沢登り
奥ノ廊下は赤木沢出合までにゴルジュが一つありますが、それも巻けて(2年前は巻かずに登って時間かかった)、あとは平穏な河原が続きます。沢登りするなら、後半は赤木沢の方が断然おもしろいと思います。魚影は最後の最後までありました。源流は三俣蓮華の手前で左へ向かって水晶岳の方へ向かいます。徐々に北アルプスの稜線が見えてきて、後ろにはでっかい薬師岳の全貌が見えます。登山道と交差するところで遡行は終了です。これ以上入るなと訴えているトラテープが引いてありました。沢道は登山道と並行するので、もう入るなと言うことでしょう。三俣山荘へ向かう道に入ると、黒部源流の碑がありました。ここで黒部源流の旅は終了のようです。ここから、雨の登山道を三俣山荘まで登って行きました。
はっきり言って、奥ノ廊下は上ノ廊下に比べて、なんでもない平凡は流れです。黒部の源流をつめる以外は意味はありません。こだわりがないなら、これまた、完成された赤木沢を遡行して折立へ降りた方が楽しいと思います。次回上ノ廊下を再び挑戦して突破できた時は、大道新道から最後の楽園、雲の平へ上がりますかねぇ。
〇 薬師沢小屋出発
・雨、雨、雨で登山者からは雨への文句が多かったです。
・夜中に雨が降っていて、増水してそうでしたが、奥ノ廊下は大丈夫でしょう。赤木沢へ登るパーティの後から出発です。
〇 最後のゴルジュ
・奥ノ廊下、多分最後のゴルジュだと思います。この後な平凡な河原歩きが最後まで続きます。
〇 赤木沢出合
・赤木沢の出合は狭いです。その奥は、とてつもなく広がっています。だから、雨が降ると、ここで、せき止められるように増水してしまうのですかね?
〇 最初で最後の滝
・黒部川上ノ廊下、奥ノ廊下を通して、唯一の滝?
〇 稜線の山
・沢中から三俣蓮華が見えてきました。
〇 三俣山荘へ行く途中にある黒部川源流の碑
・なぜか三俣山荘へ行く途中にありました。水晶岳方面へ向かったら、これ見ないよ。
〇 三俣山荘から見る鷲羽岳
・三俣山荘に到着して、しばらくすると、雨がやんでくれました。
きん
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2018年8月11日~16日、黒部川上ノ廊下(扇沢駅~黒部湖~奥黒部ヒュッテ~黒部川上ノ廊下~薬師沢小屋~黒部川奥ノ廊下~三俣山荘~北アルプス裏銀座~野口五郎小屋~烏帽子小屋~高瀬ダム)
http://kinclimb.exblog.jp/28594792/
2018-08-19T10:43:00+09:00
2018-08-23T11:20:00+09:00
2018-08-19T10:43:51+09:00
Climber-Kin
沢登り
8/10(金)の20:30に出発して扇沢へ入りました。夜中に現地に到着すると雨でした。天気予報もよくありませんでした。とは言え、別のプランもなく、奥黒部ヒュッテまで入って、場合によっては、東沢谷から裏銀座へ入ろう。さらに場合によっては、気が進まないが読売新道から裏銀座を縦走しようとは思いながら、殆ど寝てないまま、黒部立山アルペンルートの切符売り場に並びました。
8/11(土)、今日は、お盆休み初日の土曜日のアルペンルート、切符発売開始時間前から列ができていました。それでも、2本目の臨時0700便に乗れて黒四ダムへ上がれました。しかし、そこは雨でした。雨の中、平の渡しへ向かいます。アップダウンの激しい湖岸道を1200の渡しに間に合うために、急ぎます。しかし、荷が重くて足が進みません。こんなんで、この先大丈夫か?と不安に思いつつも、何とか1140に平の小屋に到着できました。登山客は多かったです。10人定員の平の渡しの1200便は3回往復していました。そして、さらにアップダウンの激しい、平の渡し~奥黒部ヒュッテの2時間で疲労困憊、既に体中バリバリになってしまったのでした。どうも大汗をかいて水分不足に陥ったようでした。ツェルトを張って、一息ついていると筋肉が冷えだして、下半身を激しく攣ってしまいました。金縛りにあったように動けません。さらに不安がたちこめました。これじゃ明日から入渓なんて無理だよ~と思っていたところ、お風呂があると、隣のテントの方から聞きました。こんなところで風呂に入れるとは助かりました。小さな湯舟ですが、そのお陰で、疲労がとれました。これで何とか明日は入渓できそうです。これ以降、水分不足を気を付けて、まめに水を取ったおかげで、これ以降、足を攣ることはありませんでした。
8/12(日)、いよいよ入渓です。昨夜の雨の影響はなかっのか?平水のようでした。何故平水かと言うと、2年前より水が多いことと、黄色のヌルヌルコケラインと水線が一緒だからです。まずは、広河原を歩きます。先日知り合った、11日のうちに入渓していた浜松の3人パーティへ手を振りながら、そのビバーグ地を通りすぎて、下ノ黒ビンガへ至ります。先行パーティが左側をトラバースしていました。我々の方は、いつものごとく、フローティングロープを引いて、できる限り左手上流側から対岸へ泳ぎました。ストックを握りながら泳ぎ出したのは失敗だったと思いながら、ぎりぎり対岸の岩にしがみついてセーフでした。その次は、第2の核心、口元のタル沢出合先のゴルジュです。2年前はゴルジュ出口のところに直径2m級の石が数個あって、それを利用して突破したのですが、今回は、そんな巨岩が見当たりません。いつかの増水で流れてしまったのでしょう。それでも平水だったので、空身でロープを引きながら、中央の浅瀬から右壁へ移り、壁沿いにへつって、そのまま突破できました。下ノ黒ビンガで追い越したパーティが見当たらなくなり、てっきり高巻したのかと思っていたら、その2日後奥ノ廊下ですれ違いました。口元のタル沢を遡行して、上から上ノ廊下を下降するとのこと奥ノ廊下ですれ違った際に聞きました。
平水だったので、上ノ黒ビンガまで問題なく通過しました。そして、その上ノ黒ビンガですが、なんと、クライマーが取り付いていました!びっくり!30cm級の落石しながら登っていました。自然に帰ってというより、最初から自然の岩でしょうからねぇ。順調に金作谷S字ゴルジュも超えて、2年前にも泊まった、1692mの少し手前のビバーグ地を今夜の宿と決めました。
8/13(月)、夜に結構な雨が降りました。タープに雨水が溜まっていました。起きた時は、まだ雨が降っていました。まだ後半の核心がのこっています。出発するころには雨がやんでくれました。すぐに雨が降ってきそうで、緊張しながら出発したのでした。その予感は当たっていました。泳いで対岸のスラブトラバースあたりで、雨が降ってきました。濡れたスラブはパートナーさまのフェルトシューズには厳しく、雨激しい中、短くピッチを切って、こなしました。そこから増水気味となりました。なんで、あんなところに残置ハーケンがあるのかなぁ? 増水になって、理由がよ~くわかりました。渡渉するところで、増水で渡渉できず、高いところまで追い込まれるのですね。なるほど~。緑茶色に増水した上ノ廊下でした。随分時間が掛かってしまいましたが、何とか逃げ切れて薬師沢小屋に到着できました。今回も、上ノ廊下を突破することができました。当初は天候悪く撤退だろうと思っていたですが、何とか突破できました。よかった!よかった!
今回は工程が長かったので、記事を3つにわけて、「黒部川上ノ廊下」、「黒部川奥ノ廊下」、「北アルプス裏銀座から下山」と記事を分けました。
〇 2018年の上ノ黒ビンガ
・何度来ても、美しい。この光景を見るためにチャレンジしているんだと思う。これほど完成された自然の景色は珍しい。
〇 装備とコースタイム
・メンバー、まーさま、きん、計2名。
・共同装備、8mm×40mロープ、15mフローティングロープ、テープ、カラビナ、カム小さ目4個、ハーケン、テント、タープ、着火剤。ライフジャケット各、アイスハンマー各。その他雨具、着替え、ハーネスなど各。
・コース時間
-1日目(アプローチ)
5:40、扇沢駅切符購入(混雑)
7:00、扇沢駅トロリーバス出発
7:20、黒部湖着
11:40、平の渡し着(小屋でゆっくりしていたら3便目になってしまった)
12:20、平の渡しの出発(船は10人乗りで10人づつピストンしてくれます)
12:30、平の渡しから出発
14:30、東沢出合、奥黒部ヒュッテ着
-2日目
6:00、奥黒部ヒュッテ出発
14:30、金作谷先1692mの出合手前着、ビバーグ
-3日目
5:50、ビバーグ地出発
15:00、薬師沢小屋着
〇 朝の扇沢駐車場
・8/10(金)の24:00ぐらいに到着した時点で、市営無料第一駐車場は既に満車でした。我々は市営無料第二駐車場に車を停めました。こちらはまだ空いていましたが、翌朝出発する時は満車状態でした。やはり、前夜発が正解のようです。
・有料駐車場は06:00ごろでも、また空いていました。上部の第一と第二が12時間1000円。下部の第三と第四が24時間1000円のようです。空いているはずです。
〇 立山黒部アルペンルート扇沢駅6時頃の様子
・始発は6:30で、その40分前から切符販売開始ですが、既に長蛇の列でした。5:50に並んだのですが、購入まで40分ぐらいかかり始発0630には乗れませんでした。臨時の0700便に乗れました。
〇 黒四ダム通過
・少し降ってます。
・「おばさ~ん!ザックが傾いてますよ~!」
〇 黒四ダムの遊覧船
・これ載せて行ってもらって、バックウォーターまで行ってくれないのかなぁ。
〇 平の渡し
〇平の渡し~奥黒部ヒュッテ
・上ノ廊下が見えだしました。
〇 奥黒部ヒュッテ
・いい味出してます。
〇 緊張の出発
〇 広河原
・最初は平穏な河原が続きます。
〇 あっ、下の黒ビンガ
〇 下の黒ビンガ、渡渉後
・先行パーティを追い越しました。先行パーティは泳ぐの嫌いみたいでした。我々は最初から泳ぎました。
〇 口元のタル出合先ゴルジュの突破
・空身でロープを引いて右壁へ移り、ヘツリました。
・ロープで自分のザックとパートナーさまを釣り上げました。・2年前にあった、3m級の巨岩達は、ここから、すっかりなくなっていました。この2年の間に、いったい、どんな大増水があったのか? 想像するだけで恐ろしい!
〇 上ノ黒ビンガ
・美しい! この光景を見るために来たようなものです。
〇 上ノ黒ビンガを登るクライマーパーティ
・古の上ノ黒ビンガの岩場を登攀! 凄い!
〇 金作谷先S字ゴルジュ
・右側をへつって行き詰った後対岸左へ泳ぎます。2年前は岩に立ってから飛び込んだはずですが、今年はその岩はヌルヌルで上がれませんでした。
〇 安堵のビバーグ地
・ここ砂地でよいです。立石までいっちゃうと、ここまで平地で快適なビバーグ地はないでしょう。
〇 一抹の不安を覚えながらスタート
〇 二日目の核心の始まり、スラブトラバース
・泳いで渡るですが、大きな石が沢の中にあって、渡渉は難しくありません。
・このスラブのトラバースはフェルトシューズにとって核心になります。ゴム底だと快適で、全然問題ありません。
〇 美しい沢景
・まだまだ、水は多いです。
〇 4m懸垂
・記憶がない? 前回は沢沿い行ったのか?勘違いか?
〇 薬師沢小屋到着
・あっ、見えた。
きん
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